新日本
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スポーツ 2019年02月14日 06時00分
IWGP新王者ジェイ・ホワイト「NJCで実力を証明してみろ!」と内藤哲也を挑発!
新日本プロレスは12日、都内の事務所で『THE NEW BEGINNING in OSAKA』エディオンアリーナ大阪大会の一夜明け会見を行った。棚橋弘至を破り、第68代IWGPヘビー級王者となった“スイッチブレード”ジェイ・ホワイトが出席した。 「名前のプレートは付け替えたけど、このベルトもだいぶ傷んでいるようなので、しっかり直さなくてはいけないところがあるな」 ジェイは持参したベルトを指差しながら話すと、ベルトにスイッチブレードのネックレスをかけ、サングラス越しに笑みを浮かべた。 それもそのはず。新日本はアメリカの団体ROHと合同で開くマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)大会『G1 SUPERCARD』(日本時間4月7日、ニューヨーク)のメインイベントでIWGPヘビー級選手権試合を開催すると正式に発表。『ニュージャパンカップ2019』(NJC、3月)の優勝者が王者のジェイに挑戦する。今年のNJCの優勝者は、IWGPインターコンチネンタル王座、NEVER無差別級王座への挑戦権がなくなったことで、IWGPヘビー級王座との二冠を狙う内藤哲也のエントリーも可能になったのだ。 「ナイトーがこのベルトにも狙いを定めているとコメントをしたかもしれないが、だとしたら歓迎するよ。NJCでせいぜい頑張ればいい。今からメッセージを言おう。もし、これを内藤が見ていないと言うなら、子分のEVILでもSANADAでもいいから、しっかりとこれを見るように伝えてくれ。もし、このベルトを獲りに来るのなら、NJCで自分の実力を証明して見せるがいい」 ジェイは生配信中のカメラに向かって、覚醒後まだ“触れていない”内藤を挑発した。大阪大会では欠場中の飯伏幸太が登場し、NJCから復帰する考えを明らかにしているが、飯伏に関しても意識している模様だ。 既に勝っているオカダ・カズチカや棚橋は視界に入っていない。棚橋に関しては「もしMSGに来るようであれば、第1試合のタッグマッチか何かで楽しい試合をして、ファンの前に姿を現す。それぐらいでいいんじゃないか?」とロートル呼ばわりした。 しかし、前夜の棚橋戦で見せたインサイドワークについては「もうバカみたいに打ち合ったり、ダメージを与え合うのが、闘いではないと思っている。もう自分の脳にダメージを与え続けることをやっても仕方がない。だからこそダメージが少ない闘い方をした。そして、それが正解であったということが、今、目の前にベルトがあることで証明できたと思う」と持論を展開。皮肉にも棚橋がケニー・オメガと争ったイデオロギー闘争と通じる部分をジェイからも感じた。 「MSGは伝統のある素晴らしい会場だ。そこで俺は、史上初のIWGPヘビー級ベルトを巻いて花道を歩く男になるんだ。そして、史上初のIWGPヘビー級ベルトを防衛する男になる。みんな気に入らないだろうな」 「オレは(客寄せ)パンダにならない」とジェイ。ファンが納得しなくても、支持をしなくても関係ないという。「自分自身がベルトを持って新日本プロレスのフロントマンとして立っている。これだけで絵になるし、新日本プロレスを世界規模の団体に押し上げることは可能だと思う」とまで言い切った。 オカダやケニーが歩んだモンスター街道を順調に歩んでいる26歳の新日本生え抜きの外国人選手だが、ファンの支持はまだ得ていない。内藤がそうだったように、ここからはジェイとファンの我慢比べ。己の力で“望まぬ”支持を得られるかどうかが大きなポイントになるだろう。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年02月13日 06時00分
新日本、棚橋弘至“鬼門”2月の防衛に三たび失敗!ジェイ・ホワイトがIWGP新王者に!
新日本プロレス『THE NEW BEGINNING in OSAKA』▽11日 大阪・エディオンアリーナ大阪 観衆 5,570(札止め) 新日本プロレス1.4東京ドーム大会で、涙のIWGPヘビー級王座8度目の戴冠を達成した棚橋弘至がベルトを明け渡した。自身のチャンピオンロードの中で初めて、1度も防衛することなく昨年秋からモンスター化したジェイ・ホワイトに敗れた。 棚橋人気が高い大阪のファンが静まり返った…。 1.4ドーム大会の大会終了後、棚橋が勝利者インタビューを受けている際に、突然現れ棚橋に挑戦表明したジェイ。ジェイはドーム大会でオカダ・カズチカを“正攻法”で倒しているだけに、棚橋に断る理由はない。「俺とオカダを組ませたんだから新日本のキーパーソンでしょうね」と評価していた。しかし、オカダと組んだ前哨戦では、ジェイのブレードランナーを食らい続け、2.2札幌・北海きたえーる大会では新技TTO(裏足4の字固め)でギブアップ負けを喫している。また椅子を使って棚橋のウィークポイントの膝を徹底攻撃していた。TTOは棚橋の膝にダメージを与えるには効果的な新技だ。 「大丈夫!」 自らそう言い聞かせて臨んだ初防衛戦だったが、試合は一進一退の好勝負に。ジェイの攻撃をスリングブレイドで切り返し続けていく棚橋。マネージャーの外道が巧みなインサイドワークを見せる中、ジェイも棚橋の厳しい攻めを受けまくった。さらにこの数ヶ月で身につけたテクニックで、棚橋に“間”を持たせず、掟破りのドラゴンスクリューを披露。駆け引きの面でも成長を見せつけた。最後もハイフライフローを避けた瞬間を捉えて、ブレードランナー一発で3カウントを奪取。26歳のジェイが外国人選手最年少のIWGPヘビー級王者となった。30分を超える激闘を制したジェイに対し、棚橋は精根尽き果てた様子を見せた。 棚橋は過去、オカダとAJスタイルズに2月、大阪でIWGPヘビー級王座を奪われており、2月の大阪での防衛戦は“鬼門”。今回ジェイに敗れたことで、この印象がより鮮明になった。果たして9度目の戴冠はあるのか?3月に開催される春の最強戦士決定トーナメント『ニュージャパンカップ』への出場も含めて動向が注目される。 ジェイはケニー・オメガ、オカダ、棚橋といった歴代のIWGPヘビー級王者を倒してきた。しかし、まだファンの支持は得られていない。この勢いが本物かどうかを見極めるには「IWGPヘビー級王座とインターコンチネンタル王座の二冠」の偉業を狙う“あの男”との対戦しかないだろう。ジェイと内藤哲也との接触はもう間近だ。文・取材・写真 / どら増田・渡辺潤
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スポーツ 2019年02月12日 22時10分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ジョニー・パワーズ」猪木とNWF王座を争った新日草創期の看板外国人
新日本プロレスの草創期、看板外国人選手の1人として、アントニオ猪木とNWF王座を争ったジョニー・パワーズがいた。自分勝手で試合は“しょっぱい”との評も聞かれたが、外国人招聘のブッカーとして助力するなど初期新日には欠かせない選手であった。※ ※ ※ 一口にチャンピオンベルトと言ってもプロレスとボクシングでは大きな違いがある。ボクシングの世界王座では一般的にベルトは王者の所有物となるため、王座挑戦時に収めるコミッショナーへの承認料には、新規ベルトの制作代金が含まれている(ただし、負けても代金は還ってこない)。 一方、プロレスの場合は基本的に団体もしくはコミッションの管理物で、それを時々の王者が持ち回りで預かるかたちだ。 これはベルトに対する考え方の違いによる。ボクシングのベルトは王者が勝ち取ったもの、プロレスのベルトは興行に箔付けするためのアイテムなのだ。 ボクシングの王者はあくまでも個人の成果で、プロレスは王者が団体の顔として興行を背負う…つまりは王者の人気や能力がベルトの価値とイコールになる。「NWA王座にしても初代王者を“第38代”としたように、その成り立ちは実にいい加減なものでした。これを世界最高峰にまで至らしめたのは、団体の力というよりルー・テーズやハーリー・レイスといった歴代の名王者たちの力によるところが大きい」(プロレスライター) 逆に言えば、WWF(現WWE)に1984年からの世界侵攻を許して、NWAが衰退していったのも、WWF=ハルク・ホーガンとNWA=リック・フレアーの差であったと考えられようか。 新日本プロレスがIWGPを独自で立ち上げる以前にメインタイトルとしたNWF王座も、来歴を振り返るとアメリカ北東部のローカルタイトルにすぎなかった。その価値を日本国内で高めたのは、まさしくアントニオ猪木の力によるものである。 NWFが設立されたのは’70年で、新日旗揚げのわずか2年ほど前のこと。団体創設者でもあるジョニー・パワーズはフレッド・ブラッシーを下して初代王者となり、ジョニー・バレンタインやアブドーラ・ザ・ブッチャーらと抗争を繰り広げた。 しかし、’73年に2度目の王座に返り咲いた後の防衛戦では、猪木の挑戦を受けて敗退。以後、NWFのベルトは新日の管理下に置かれ、’81年にIWGP構想とともに封印されている。「猪木にベルトを奪われたことで、アメリカのNWFが衰退したとする説もまことしやかに流れたが、これは事実ではありません。不動産のサイドビジネスでの負債返済のため、パワーズが新日へNWF王座の権利を譲渡したというのが真相で、この際の売却額は1万ドルといわれています」(同) 70年代中盤は円ドルが固定相場から変動相場へ移行したばかりの頃で、為替レートは1ドル300円前後。物価も現在の3分の1程度だったことから、当時の1万ドルは現在の1000万円程度の価値と推測できる。★日本での評価を覆す実力の片鱗 こうした経緯もあり、パワーズに対しては“猪木にベルトを譲った選手”というぐらいの認識しかない日本のファンは多いだろう。必殺技のパワーズ・ロック(8の字固め)も、うたい文句は“4の字固めの2倍強力”であったが、見た目には4の字と大差がなかった。 後年、猪木自らも「パワーズは下手くそだった」と評している。しかし、パワーズの記録をひも解くと、アメリカにおいてはルー・テーズやジン・キニスキーのNWA、ブルーノ・サンマルチノのWWWF、バーン・ガニアのAWAといった主要タイトルへの挑戦もあり、独立系レスラーとしてはかなり幅広く活躍していた様子もうかがえる。 ’60年のデビュー当時は、金髪のイケメンレスラーで“ブロンドボンバー”とも呼ばれていたようだ。日本ではカーリーヘアのイメージだが、それは壮年期から着用するようになったカツラであり、猪木に卍固めを決められた際には、頭に足がかかってカツラが外れないよう必死に防御していた。すると、その姿がもがき苦しんでいるようにも見え、フィニッシュシーンがより鮮烈になるという副産物もあった。「今になって猪木戦の映像を見ると、上背もパワーもそれなりにあるし、動きはもっさりしているものの、スピニング・トーホールドからパワーズ・ロックにつなぐ脚攻めも理にかなっている。ただ“死神”のニックネームもあったように、とにかく表情が暗い。それでいて攻められたときのリアクションは大げさでわざとらしく、ニヒルな悪役が一転して苦しむ姿に喜ぶのがアメリカ流なのでしょうが、日本のファンには合わなかった」(同) なお、独立欲が強くサイドビジネスに熱心というのは、猪木にも通じるところがあり、仲間内からの批判が多いのも同様。似た者同士だったからこそ、新日とNWFのベルト移譲がうまくいったという側面はあったのかもしれない。ジョニー・パワーズ***************************************PROFILE●1943年3月20日生まれ、カナダ・オンタリオ州出身。身長191㎝、体重117㎏。得意技/パワーズ・ロック(8の字固め)文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年02月12日 06時00分
【追悼】初代タイガーマスクのライバルがまた一人…レス・ソントンさん逝去
元NWA世界ジュニアヘビー級王者で、イギリスのプロレスラー、レス・ソントンさんが1日に亡くなった。84歳だった。 ソントンさんは日本マットにもたびたび登場していたが、初来日は1970年11月の国際プロレスとかなり古い。その後、ヨーロッパからカナダに主戦場を移し、昨年亡くなったダイナマイト・キッドさんら後輩たちがヨーロッパから北米に渡る道筋を作った“先駆者”とも言えるレスラーだった。カナダのスタンピード・レスリングに参戦中、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ビッグ・ジョン・クインといった大物ヘビー級選手を破り、北米ヘビー級王座を2度獲得している。70年代はヘビー級戦線で活躍。タッグ屋としても数々のタイトルを獲得しており、後にニューヨークの帝王となるボブ・バックランドのチームからも勝利を収めている。 当時世界一のプロモーター連盟だったNWAの会員が管轄するテリトリーで活動していたソントンさんは、1980年にNWA世界ジュニアヘビー級王座を獲得。しかしNWAの内部紛争により、ビンス・マクマホン(シニア)、新間寿氏(当時、新日本プロレス営業本部長)ら反主流派がスティーブ・カーンを新王者にもう一つのNWA世界ジュニアヘビー級王者を認定していた。 しかし、最終的にはソントンさんが正式な王者に。カーンの王座はNWAインターナショナルジュニアヘビー級王座と改称され存続したが、チャボ・ゲレロが王者のまま新日本から、NWA主流派だったジャイアント馬場さんの全日本プロレスに引き抜かれたため、全日本はインタージュニア、世界ジュニアと名称を変更し現在に至っている。全日本の世界ジュニア王座は新日本が作ったタイトルが源流なのだ。ちなみにインタージュニアは大仁田厚が巻いて全日本ジュニアの顔になったベルトでもある。 80年の年末には全日本の『世界最強タッグリーグ戦』にビル・ロビンソンとのタッグで参戦。アメリカでは何度か王座から陥落しているが数日で取り返している。81年には新日本に来日。NWA王者のまま藤波辰巳(辰爾)が保持するWWFジュニアヘビー級王座に2度挑戦するも藤波が連続防衛。 そして82年5月に来日した際、当時人気絶頂だった初代タイガーマスクの挑戦を受けるもこの試合に敗れて王座陥落。タイガーはこの後、初代ブラックタイガーを破りWWFジュニア王座も奪還し、史上初のNWAとWWFの二冠王に輝いた。当時、新日本の選手はNWA会員だったにもかかわらず、主流派である全日本を優先し、NWA世界ヘビー級王座に挑戦できかった。タイガーのNWA王座奪取は画期的な出来事として大きく取り上げられた。 その後、IWGPジュニアヘビー級王座を設立するまで、NWA世界ジュニア王座は新日本マットに定着していた。帰国後もソントンさんが王者として活動し続けたことが日本でも報道され、日本のファンからヒートを買っていた。その分、印象に残る名レスラーとして忘れられない存在となっている。晩年はWWEにも参戦し、ミック・フォーリーとのタッグで、後輩のブリティッシュ・ブルドッグスのWWE世界タッグ王座に挑戦するなど、実力派レスラーとして活躍。1986年には全日本の常連レスラーとなるジョニー・スミスから英連邦ミッドヘビー級王座を奪取した。リタイア後はカナダのカルガリーで新人選手の育成に励んでいたようだ。 キッドさんに続いてソントンさんが亡くなり、かつてタイガーマスクの対角線に立ち、ちびっ子たちから敵意を持たれていた名レスラーがまた一人いなくなってしまった。 『ワールドプロレスリング』が金曜夜8時に放送され視聴率が20%を超えていた時代のレスラーは、あの頃プロレスを見ていた人なら必ず思い出す。タイガー対ソントンは今見ても名勝負。NWA世界王者としてソントンさんの「簡単には負けられない」という気持ちが強く感じられる試合だった。心よりご冥福をお祈りしたい。文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年02月11日 21時10分
新日本プロレス、日米でシリーズ同時開催に成功!アメリカ侵攻へAEWとの関係は?
1月26日から2月11日まで『Road to THE NEW BEGINNING』と札幌2連戦&大阪のビッグマッチ『THE NEW BEGINNING』を開催した新日本プロレスが、1月30日から2月2日まで『THE NEW BEGINNING USA』をアメリカで同時開催した。 1月30日はGlobe Theatre Los Angeles大会に観衆531人、2月1日はGrady Cole Center大会に観衆969人、2日はWar Memorial Auditorium大会に観衆618人と、3大会とも満員の盛況ぶりだった。3大会ともオープニングにはLA道場でコーチを務める柴田勝頼が登場し、英語であいさつ。アメリカの政府閉鎖でビザの問題が発生し、日本人選手が出場できないことを謝罪した上で「俺たちは新日本プロレスだ!」と高らかに叫び、新日本プロレスらしさをアピールしている。 アメリカのシリーズにはIWGP USヘビー級王者のジュース・ロビンソンをエースに、デビッド・フィンレー、バレッタ、チャッキーT、ロッキー・ロメロ、ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.、ジェフ・コフ、そして動向が注目されているマーティー・スカルも参戦。海外武者修行中のグレート・オー・カーン、さらにカール・フレドリックスらLA道場のヤングライオンたちも参戦した。 初日にはバレッタ&ロッキーのロッポンギヴァイスが一夜復活するなど、日本では見られないスペシャルなカードが組まれた。2日目にはジュースのUS王座にバレッタが挑戦。1.4東京ドーム大会であのCodyを倒して王座を奪還したジュースは、以前の王者時代とは違い王者としての風格を漂わせていた。バレッタの立体的な技の数々を受け止め、パルプフリクションを決めて王座防衛に成功した。 最終日は、ジュース、フィンレーにトレイシー・ウィリアムズを加えたトリオで、バレッタ、チャッキー、ロッキーのCHAOSとイリミネーションマッチで激突した。この試合もジュースが1人残りで勝利。「タナハシとオカダが組んでいるから、CHAOSはフレンドということだ」とジュースがマイクで語りかけると、6人が手を挙げて大円団。日本人選手(カーンは不明)がいない新日本プロレスのシリーズ最終戦をしっかりと締めた。 4月にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン大会でビッグマッチを、7月にはダラスで『G1クライマックス』の開幕戦をそれぞれ開催することが決定。新日本のアメリカ侵攻は止まらない。4月と7月の大会には新日本の主力選手がフル参戦するのは確実。LA道場がある強みを活かして、日米で同時期にシリーズを開催する機会を今後も増やしていくのだろう。 大資本をバックにCodyとヤングバックスが中心となって旗揚げされる新団体AEWと提携が実現すればWWEを刺激するのは間違いない。現状は提携関係にあるアメリカのROH(AEWに選手を引き抜かれている)、メキシコのCMLL(ROHとも提携中)との兼ね合いから、AEWとの提携は現実的ではないとの声が多い。ただ、AEWと契約したクリス・ジェリコは新日本再参戦をSNSでアピールしている。ジェリコは新日本参戦継続がAEWとの契約条件にあるとされる。ジェリコの存在もあり、両団体の接点はしばらく断ち消えることはなさそうだ。今年は両団体の関係がどうなるかによって、世界のマット界の勢力図が大きく塗り替えられる可能性もあるだけに、注目していきたい。文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2019年02月09日 06時00分
勝てば新日本初のMSG大会メイン濃厚!棚橋弘至“鬼門”2月の大阪でIWGP防衛なるか?
新日本プロレスは11日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で、ビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を開催する。札幌2連戦はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと、鈴木軍の全面対抗戦がメインだった。今大会では新日本本隊&CHAOS連合とバレットクラブの全面対抗戦がメインとなっている。 1.30仙台サンプラザ大会で、真壁刀義、矢野通とのトリオで、バレットクラブのタマ・トンガ、タンガ・ロア、石森太二からNEVER無差別級6人タッグ王座を奪取した田口隆祐。田口はこの試合で、オーマイ&ガーアンクルで石森からギブアップを奪っている。その勢いのまま今大会では、石森が保持しているIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦する。 田口は4年ぶりの戴冠に向けて燃えているが、欠場中の高橋ヒロムが復帰を待つ石森も負けられない。田口の土俵に石森が上がる形で、SNSでは挑発合戦を展開。1.29後楽園ホール大会では、試合後の“銀バエマスク”に殺虫剤で襲撃するなど、王者の石森が仕掛けている印象が強いが、翌日に田口が石森から直接ギブアップを奪取した。久々に田口がジュニアのベルトを巻く姿を見たいが…。 セミファイナルではオカダ・カズチカが、バッドラック・ファレとシングル対決。この2人は節々で対戦をしているが、ノンタイトルマッチではファレの方が強い印象がある。ファレからすれば“後から”入ってきた“後輩”のジェイ・ホワイトがバレットクラブのリーダーを務めている状況をどう思っているのか謎だ。 ファレは初代リーダーのプリンス・デヴィット(フィン・ベイラー)から、歴代のリーダーを支え続けてきたが、かつての最強外国人ビックバン・ベイダーに匹敵するパワーを持つ。そろそろシングルプレーヤーとしても開花させたいところ。ここで完全に叩いておきたいというのが、バレットクラブの総意だろう。 一方のオカダは、3月に開催される春の最強決定戦『ニュージャパンカップ2019』にベストな状態で臨むためにもファレを止めなければならない。ファレに勝って、メインの棚橋弘至にいい形でつなぐことができるのか注目される。 メインでは、IWGPヘビー級王者の棚橋弘至がジェイ・ホワイトとの初防衛戦を行う。棚橋は1.4東京ドーム大会の試合後に挑戦表明され、1.5後楽園大会から試合後に必殺技ブレードランナーを食らい続け、オカダとの最強タッグで望んだ2日の北海きたえーる大会では新技、TTO(裏足4の字固め)で直接ギブアップを奪われた。 ジェイはオカダ対策として、ハーフクラッチスープレックスを開発。大一番の前にフィニッシュ級の大技を次々に披露するなど、モンスター化が止まらない。今シリーズのポスターには、棚橋、オカダ、内藤とともに新日本の4トップの1人として、大きく掲載されている。 対する棚橋は、データを見ると2月の防衛戦で過去2回防衛に失敗している。1度目は2012年のオカダ戦、2度目は2015年のAJスタイルズ戦である。会場はいずれも大阪府立体育会館で、棚橋にとって2月の大阪での防衛戦は“鬼門”と言っていいだろう。これを本人に伝えると「大丈夫です!」と力強く答えてくれたが、ジェイの勢いがなかなか止められないのも事実だ。 ただ、棚橋は“持っている”男。今年は4月の両国国技館大会が開催されず、この試合に勝った場合、次の防衛戦の舞台はいつもと変わるかもしれない。『ニュージャパンカップ2019』の優勝者がIWGPヘビー級王座への挑戦を表明した場合、新日本とアメリカのROHが合同興行を開催する4.6ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデン(MSG)『G1 SUPERCARD』のメインで防衛戦が行われることが濃厚だ。 アメリカでの試合は、現地販売分のチケットがほぼ完売していると言われている。アメリカでも新日本のスター選手として「タナハシ」の知名度は高い。MSGでメインを張った日本人レスラーは、故・ジャイアント馬場さんと、キラー・カーンさん(引退)の2選手のみ。今世紀に入ってからは誰も成し遂げていない。 棚橋はこういうチャンスがあると強さを発揮するだけに、ジェイの勢いを止めるだけではなく、新日本のプロレスをアメリカの殿堂で披露するためにも王座を防衛してもらいたい。ちなみに過去の王者時代に防衛回数が「0」だったことはない。体のキレや動きは落ちていない。1.4ドーム大会のケニー・オメガ戦とは違う意味で、新日本のプロレスを守る闘いを見せてくれるはずだ。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年02月07日 21時10分
WWE王座陥落の中邑真輔がギャローズ&アンダーソンと再会!戸澤陽王座挑戦へ!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間の6日、ワシントン州エバレットのエンジェル・オブ・ザ・ウインド・アリーナで、主力ブランドのスマックダウンを開催した。 オープニングでは、前日のロウでメディカルチェックを拒否して出場停止処分となったベッキー・リンチが、COOのトリプルHと舌戦を展開した。 トリプルHが「お前はもう家に帰れ!処分を終わらせたいなら医者の許可をもらうことだ」と忠告すると、ベッキーは「ステファニーはどうした?医者には行ったのかな?」と昨日襲撃したトリプルHの妻・ステファニーに触れ挑発。するとトリプルHは顔を赤くしながら「レッスルマニアの大舞台でベッキーがロンダ(ラウジー)を恐れていると証明してしまうのが怖いんだろ」と詰め寄ると、ベッキーはトリプルHの顔面に平手打ち。これにはファンも大喜びした。 急遽出場した『ロイヤルランブル』を制して、王座への挑戦権を獲得したベッキーだが、ベッキーはスマックダウン女子王者のアスカではなく、ロウ女子王者のロンダを指名した。ロンダは結果的にアスカの王座奪取を“アシスト”した立場。一方、前王者のベッキーがロンダに抱く憎しみは大きい。ブランドを超えたタイトル挑戦は異例だが、マクマホンファミリーはロウの改革を明言している。これはその布石なのかもしれない。 先週、わずか2日でUS王座から陥落した中邑真輔は、ライバルのルセフがタッグを結成。ルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンの元バレットクラブ勢と再会した。不穏な空気を漂わせる中邑とルセフは試合途中でもめる場面があったものの、いざというときに連携の良さを発揮した。ギャローズ&アンダーソンが、新日本プロレス時代からの必殺連携技マジックキラーをルセフに狙うと、場外で倒れていた中邑がルセフを救出。最後はルセフがマチカキックをアンダーソにヒットさせて3カウント。中邑&ルセフが即席タッグながらギャローズ&アンダーソンを一蹴した。 日本のファンにとってはもう少し再会マッチを楽しみたいところだったが、今週、US王者のRトゥルースと絡むことはなかった。4月に開催される世界最大のプロレスイベント『レッスルマニア』に中邑がどのような立ち位置で出場するのかは不透明だ。 同6日に世界配信された軽量級ブランド205 Liveでは、日本人スーパースター戸澤陽が、クルーザー級王座挑戦権をかけてセドリック・アレクサンダー、リオ・ラッシュ、ウンベルト・カリーヨとエリミネーション形式によるフェイタル4ウェイ戦を行った。 先週、ヒデオ・イタミ(退団)との日本人対決を制した戸澤は、序盤からラッシュにトペ・スイシーダ、カリーヨにはミサイルキックをそれぞれ決め試合を優勢に進めた。試合中盤にはアレクサンダーがランバー・チェックでラッシュを脱落させると、戸澤のダイビング・セントーンでカリーヨも脱落。最後は戸澤とアレクサンダーの一騎打ちとなり、最後は戸澤の必殺ダイビング・セントーンがアレクサンダーに決まり3カウント。3人を撃破して戸澤が見事、王者バディ・マーフィーへの王座挑戦権を獲得した。 試合後、戸澤は「よっしゃ!勝った!次は最後のチャンスだと思って絶対にクルーザー級のチャンピオンになるので、みなさん応援お願いします」と意気込んだ。『ロイヤルランブル』に続き『エリミネーション・チェンバー』と2ヶ月連続のPPVで王座に挑戦するのは異例の出来事。このチャンスを逃すわけにはいかない。今年は新たな軽量級の日本人スーパースターが契約することが確実視されているだけに、王者として迎え撃ちたいところ。『エリミネーション・チェンバー』は同18日に開催される。文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2019年02月06日 17時20分
新日本プロレスが北村克哉の退団を発表「世界にアピールできる自分になって恩返しを」
新日本プロレスは昨年3月から長期欠場を続けていた北村克哉が、今年1月31日付で退団したと発表した。 新日本によると、練習中の怪我で欠場を続けていた北村と、先月末に満期を迎える今年の契約について話し合いを進めてきたが、退団という結論に至ったとしている。新日本は北村の今後について「新しいステージに挑戦するので、ご期待ください」と添えた。「引退」という言葉を使っておらず、次なるステージが何なのか注目されるところだ。 北村は2月5日の23時59分に自身のツイッターを更新。「どんなステージになろうとも、世界にアピールできる自分になって、皆さまに恩返ししていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします」と報告。「次のステージ」での飛躍をファンに誓った。 北村はアマレスの強豪校で、長州力、馳浩(現衆議院議員)、中西学、秋山準らプロレスラーも数多く輩出している専修大学のアマレス部に所属。学生時代からフリースタイル、グレコローマンそれぞれのスタイルで全日本のタイトルを獲得してきた。2015年に格闘技イベント『巌流島』でプロデビューすると、翌2016年1月に同じくアマレスで実績のある岡倫之とともに新日本プロレスに入団。2017年3月に岡とのタッグで、タマ・トンガ&タンガ・ロアのゲリラ・オブ・デスティニー相手にデビューした。デビューから外国人のトップチームと当てられたことからも団体が2人に寄せる期待は大きかったことが分かる。 2人とも筋肉隆々だったこともあり、岡とのタッグは“和製”ロード・ウォリアーズとして、その分かりやすさがファンにも支持されていた。木谷高明オーナーも「あの2人は大きいからいいでしょう」と高く評価していたのを思い出す。 秋から行われた『山本小鉄メモリアル ヤングライオン杯』では、岡、川人拓来、海野翔太、八木哲大(引退)、成田蓮を相手に全勝優勝。昨年1月からジェイ・ホワイト、マイケル・エルガン、ジュース・ロビンソン、天山広吉、小島聡、永田裕志と、試練の7番勝負の6戦までを消化していたが、最終戦が組まれた3.6大田区総合体育館大会の直前に脳震盪を起こし欠場。以降、練習中の怪我も重なり、復帰への道が遠のいていった。海外武者修行もヤングライオン杯で勝っている川人や岡にも先を越されてしまった。 とてもファンに愛された選手だっただけに、北村の退団を惜しむ声は多い。「次のステージ」での飛躍を期待したい。取材・文・写真 / どら増田記事内の引用について北村克哉の公式ツイッター https://twitter.com/KitamuraKatsuya
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スポーツ 2019年02月05日 22時10分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「田上明」自然体が持ち味のダイナミックT
全日本プロレスが誇った四天王の一角、田上明も引退から5年がすぎた。昨春には胃がんにより胃の全摘手術を受けたが、経過はおおむね良好の様子。現在は茨城県つくば市で経営する『ステーキ居酒屋チャンプ』で、松永光弘直伝のステーキを焼いているという。※ ※ ※ 四天王プロレスというときに、三冠王座を頂点とした個々の対戦を思い浮かべるファンは多いだろうが、一方でタッグマッチこそがその究極とする声もある。「とにかく大技を連発する内容なだけに、どうしてもシングル戦だと試合中に間が空いてしまう。なんなら30分近い試合時間のうち、10分ぐらいはどちらかの選手がリング上で倒れ込んでいると感じるほどで、タッグマッチなら片方の選手が大技を食らって“休憩”している間も、もう一方が戦いを続けることになる。そうやって休みなく戦いが続くという点から、タッグの方をより面白く感じるファンはいたでしょう」(プロレスライター) 三沢光晴&小橋建太組と川田利明&田上明組の頂上対決は、対戦回数がそこそこ多いため“この一戦”を選ぶのは難しいが、テレビ解説のジャイアント馬場が「言葉もありません」と絶句したほど、そのタッグ戦においてひときわ力を発揮したのが田上であった。「田上は1996年に三冠王座獲得、チャンピオン・カーニバル優勝と個人でも結果を残した上、世界タッグ王座獲得、世界最強タッグ決定リーグ戦優勝というグランドスラムを達成したにもかかわらず、プロレス大賞MVPに選ばれなかった(MVPは小橋)。190センチ超の巨躯ゆえに四天王の中ではスピード感に劣り、人気面においても一歩引けを取っていたことは紛れもない事実です」(同) シングルプレーヤーとしてはかように印象度で劣ったものの、タッグではそうしたマイナス部分がカバーされると同時に、“田上火山”とも称された爆発力が一層際立つことにもなった。 川田の激しい攻めと田上のダイナミックな力業という異なる個性のマッチングもよく、三沢や小橋がそれぞれパートナーを秋山準やジョニー・エースへと代えていったのに対して、川田&田上組は’93年の結成から’00年に田上がノアへ移籍するまで続くことになる。 川田&田上組による世界タッグ王座の戴冠6回は歴代最多、世界最強タッグ決定リーグ戦でも同コンビで2度の優勝を果たしている(’99年は川田の負傷欠場により、田上はスタン・ハンセンとのコンビで出場して準優勝)。「とはいえ田上が特別に努力したわけではなく、たまたま持ち味がフィットしただけというのが面白いところ。仮にタッグのエキスパートを目指していたなら、ノアでも誰か別のコンビで成功したでしょうが、そういうこともなかったですからね」(同)大相撲時代から有名な練習嫌い 田上のプロレス人生には、とかく偶然が付きまとう。大相撲廃業後、当初は長州力率いるジャパンプロレスへの入門となったが、長州の新日本プロレス復帰に伴い分裂。田上は全日に引き取られる格好となった。 そこで馬場に目をかけられ、抜擢を受けながらもしばらくパッとしない時期が続いたが、SWS移籍による大量離脱が発生。このとき谷津嘉章を失ったジャンボ鶴田から、タッグパートナーに指名される。 しかし、なおもふがいない試合が続いたため、試合後に鶴田からビンタをかまされたこともあった。「それでも中堅以下に落とされることがなかったのは、選手の頭数が不足していたこともあるし、同時に超世代軍の三沢らがまだ力量不足であったことから、強すぎる鶴田の“ハンデ”として田上が起用されていたことは否めません」(同) その後、肝炎発症により鶴田が戦線離脱すると、思わぬかたちで田上が正規軍のトップに立つ。そこに“三沢超え”を宣言して超世代軍を離れた川田が加わり、正規軍ならぬ“聖鬼軍”なるユニット名が冠せられた。 ファンからは明らかに三沢&小橋らが支持されており、田上&川田を正規軍と称することには、ファンのみならず団体関係者やマスコミにも違和感があったのだろう。「そもそも田上自身、上昇志向が希薄で大相撲時代から有名な練習嫌い。それでいながらなぜトップの座を維持できたのか。体格に恵まれていたとはいうものの、田上とほぼ同サイズで同期入団、大相撲でも同じく十両だった高木功と、これほどの差がついたのはやはり巡り合わせとしか言いようがありません」(同) 欲望丸出しのギラついた選手が多い中、田上のような自然体のレスラーは、逆に貴重な存在であったと言えようか。田上明***************************************PROFILE●1961年5月8日生まれ、埼玉県秩父市出身。身長192㎝、体重120㎏。得意技/のど輪落とし、オレが田上。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年02月04日 06時00分
ジャイアント馬場追善興行、メインは棚橋弘至が宮原健斗&関本大介とドリームマッチ!
『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』(2月19日、両国国技館)の第8弾参加選手と最後の決定カード、アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニーの追加ゲストがそれぞれ発表された。 メインイベントには新日本プロレスからIWGPヘビー級王者、棚橋弘至が登場。最近は全日本プロレスを主戦場にしているヨシタツと久々にタッグを結成する。全日本の三冠ヘビー級王者の宮原健斗、大日本プロレスのBJW世界ストロングヘビー級&ゼロワンの世界ヘビー級、全日本の世界タッグ王者、関本大介とドリームマッチを行う。宮原と関本はかねてから棚橋戦をアピールしていただけに、念願かなった形だ。 棚橋は11日にジェイ・ホワイトと、宮原は24日に諏訪魔との防衛戦を控えるが、チャンピオン対決で、馬場さんの追善興行を締めるためにも棚橋はジェイに勝って防衛しなければならない。新日本は来年の1月4、5日に東京ドーム2連戦を開催することが決定しているだけに、棚橋と宮原、関本の対決が一夜限りに終わるのか、それともその後に関係がつながっていくのかも注目される。ただ今大会には“オールタイム全日本プロレス”という裏テーマがあり、全日本所属の宮原が鍵を握るのは間違いない。棚橋も全日本ではチャンピオンカーニバル準優勝の実績があるだけに、王道マットへの対応は問題ない。どんな試合が繰り広げられるのだろうか。 また追加カードとして、新日本を主戦場にしている本間朋晃が、大日本の遠い後輩にあたる岡林裕二、全日本の野村直矢、新日本の成田蓮とチームを結成。全日本時代に本間とタッグを組んでいた超硬派武闘集団和志組の宮本和志、プロレスリングA-TEAMの橋本友彦、大日本プロレスの橋本大地、野村卓矢と対戦することも決定した。成田と大日本勢の絡みも期待出来るカードとなっている。これで全8試合が決定。また全日本プロレスOBで故・三沢光晴さんとともに四天王プロレスというブランドを築き上げた川田利明、田上明氏、小橋建太氏が来場し、大会を盛り上げるという。 さらに、アブドーラ・ザ・ブッチャーの引退セレモニーには、既に発表されているスタン・ハンセンの他、全日本の社長を務めた武藤敬司、新日本時代に接点があった初代タイガーマスク、そして“過激な仕掛人”新間寿氏がゲストとして来場することが発表された。全日本色の強い大会に新間氏が登場するのは歴史を知るファンにとっては興味深い。 今後は平成最後のオールスター戦に向けて、出場選手の発言・発信に注目が集まるところだ。取材・文・写真 / どら増田
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