新日本
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スポーツ 2019年04月25日 16時00分
「テメエ、俺と戦え」新日本ライガー引退ロードに鈴木みのるが名乗り
来年1月の新日本プロレス東京ドーム大会をもって引退すると表明している“世界の獣神”獣神サンダー・ライガーに、“プロレスの王様”鈴木みのるが待ったをかけた。 20日の愛知・愛知県体育館大会の第2試合、両者は10人タッグマッチで激突したが、みのるがライガーを挑発。試合後には2002年11月30日にパンクラス横浜文化体育館大会で、パンクラスルールでシングル対決した時のことを引き合いに出し「あの日のことを忘れたのか?あの時、お前はこう言った。『2年ぐらい時間よこせ』と。何を思い出に浸ってやめていこうとしてるんだ。俺はいつでもOK。何のルールだって構わない。テメエ、俺と戦え。やめるかどうかはその後に決めろ」と挑発。一方のライガーは試合後、興奮冷めやらぬ様子で「ケンカ売るなら買うぞ!このガキ!」と受けて立つ姿勢を示した。 今シリーズ、開幕戦からタッグマッチで対戦してきた両者だが、24日の後楽園ホール大会ではライガー&タイガーマスク&田口隆祐対みのる&金丸義信&エル・デスペラードというカードが組まれた。この日は1989(平成元)年にライガーが東京ドーム大会でデビューをした記念日で、ライガーのデビュー30周年を記念した試合だった。 記念試合でみのるはライガーとリングで対峙すると、改めてライガーを挑発。そして「30周年のプレゼントだ」と、パンクラスで対戦した時に使用していたオープン・フィンガー・グローブをライガーの足元に投げつけて試合開始。金丸がタイガーを丸め込み、鈴木軍が勝利したが、みのるのライガーへの挑発は止まらず、場内は大ライガーコールに包まれた。 みのるはオープン・フィンガー・グローブを口にくわえながら花道を退場。怒りが収まらないライガーは「ケンカしてやろうじぇねぇか」とマイクでアピールすると、みのるも引き返し、再び一触即発の状態に。ライガーは「お前のケンカなんて誰も見たくねぇわ。新日本、出ていけコラッ!」と吐き捨て、両者は控え室に戻っていった。 みのるがライガー戦にこだわるのには理由がある。みのるは、パンクラスから主戦場をプロレスのリングに移すきっかけになった試合が、2002年のパンクラス・ライガー戦だったとたびたび口にしている。この試合、当初は違う相手と戦う予定だった。新人時代に「東京ドームのメインで戦おう」と誓い合った佐々木健介氏が相手のはずだったが、当時の複雑な事情により、このカードが中止に。急遽、ライガーがパンクラスルールでみのると試合を行うことになったのだ。 準備期間が少ないライガーに勝ち目はなかったが、それでも明らかに準備をしてきたライガーの肉体を見たみのるには、感じるものがあったという。この試合を最後にみのるは総合格戦技の試合はしていない。ライガーの「2年ぐらい時間よこせ」という言葉が関連しているのかは定かでないが、ライガーが引退する前に決着をつけておくべき相手であることは間違いない。 一度口にしたら実現するまで追い続けるのがみのるのスタイル。2人のシングル対決はいつになるのか注目である。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月24日 22時30分
20人目の「X」は誰だ? 新日本プロレスBOSJの参加選手決定、鷹木信悟が初出場
新日本プロレスは23日の東京・後楽園ホール大会で、ジュニアヘビー級最強戦士決定リーグ戦の出場者を発表した。次期シリーズ『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.26』(BOSJ)で開催される。今年は20選手が参加、A、Bの2ブロックに分かれて総当たりリーグ戦を行い各ブロックの最高得点獲得者が優勝決定戦を闘う。 シリーズは5月13日宮城・仙台サンプラザホール大会で開幕。優勝決定戦は6月5日に東京・両国国技館で行われる。BOSJを両国で開催するのは今回が初めて。ただし獣神サンダー・ライガーがジュニアの顔となった前身の『トップ・オブ・ザ・スーパーJr.』では、1991、92年と2回使用しており、実に27年ぶりの開催となる(日本武道館では1997、99年に開催)。 なお、今シリーズ終盤の『レスリングどんたく2019』福岡国際センター大会(5月3日)のメインイベントで、石森太二がドラゴン・リーのIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦する。この試合の結末や試合後の展開によって、今年のBOSJに向けた選手間の関係は変わっていくだろう。 BOSJを「両国に連れて行く」と口にしていたKUSHIDAがWWEへ移籍したが、ジュニアの層は年々厚みを増している。昨年のBOSJは地方会場でも好勝負となり、全国のファンを熱狂させた。昨年覇者の高橋ヒロムはけがで長期欠場中だが、ヒロムの欠場で他のジュニア選手たちに「ヒロムが帰ってくるまでジュニアを盛り上げ続ける」という気持ちが芽生えたのは間違い。それは外国人選手にも波及している。 強豪ぞろいの今年のBOSJだが、注目は初出場の鷹木信悟だろう。鷹木はジュニア離れしたパワーの持ち主。BUSHIとのタッグでIWGPジュニアタッグ王座を獲得するなど、昨年10月の登場以降、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーとして、存在感を示してきた。本来はシングルプレーヤーなだけに、新日本ジュニアの強豪とシングルでどういう結果を残すのか注目したい。 鷹木が将来的にヘビー級への転向を視野に入れているとすれば、飯伏幸太、ケニー・オメガのようにIWGPジュニア王座の獲得は必須。BOSJで優勝すれば当然挑戦権が舞い込んでくるだけに、このチャンスは1回でつかんでおきたいところだろう。今年もBOSJは見逃せない闘いが全国で繰り広げられそうだ。出場選手は次の通り。田口隆祐(14年連続16回目、2012年優勝)タイガーマスク(18年連続18回目、2004年、2005年優勝)ロッキー・ロメロ(3年ぶり7回目)SHO(2年連続2回目)YOH(2年連続2回目)ウィル・オスプレイ(4年連続4回目、2016年優勝)石森太二(2年連続3回目、2018年準優勝)エル・デスペラード(3年連続4回目)TAKAみちのく(2年ぶり7回目)金丸義信(3年連続3回目)BUSHI(4年連続7回目)フリップ・ゴードン(2年連続2回目)ティタン(6年ぶり2回目)マーティー・スカル(3年連続3回目)ドラゴン・リー(3年連続3回目、現IWGPジュニアヘビー級王者)ロビー・イーグルス(初)ジョナサン・グレシャム(初)バンディード(初)鷹木信悟(初)X(20人目の出場者)※ブロック分け、対戦カードは後日発表される。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月23日 22時30分
長州力ファイナルマッチのカード決定!チケット完売につき全国ライブビューイング開催
『POWER HALL 2019』後楽園ホール大会(6月26日)で現役最後の戦いに挑むプロレスラー“革命戦士”長州力の対戦カードが決定した。 長州は最後の相手として、永遠のライバル藤波辰爾を指名していた。藤波に加え、古巣・新日本プロレスから真壁刀義と石井智宏が参戦。ここに国内復帰戦となる武藤敬司と、平成維震軍の越中詩郎も加わる。最後を飾るにふさわしいカードが実現した。 長州は越中、石井と、藤波は武藤、真壁とそれぞれトリオを結成、6人タッグマッチを戦う。長州の維新軍をモチーフに、越中が平成維震軍を結成するなど、越中は当時長州に抵抗する立場にいたが、平成維震軍解散後は長州の側近に。長州が新日本を退団しWJを結成すると越中も追随している。石井は天龍源一郎氏主宰のWARでデビューしているが、WARの解散に伴い、フリーとしてインディー団体を渡り歩いていたときに、長州がWJを設立すると弟子入りを志願。長州とともに新日本にも参戦し、現在に至っている。 武藤と長州は近年、バラエティー番組で共演し、武藤がプロデュースしているプロレスリング・マスターズに参戦するなど交流を深めている。新日本時代、武藤、蝶野正洋、故橋本真也さんの闘魂三銃士にとって長州と藤波の壁は高かった。武藤がシングルで長州に初めて勝ったのはグレート・ムタとしてだ。武藤はムタとしてIWGPヘビー級王座を奪取している。真壁は若手時代に長州の付き人を務め、タッグを組みIWGPタッグ王座に挑戦したこともあった。 長州と藤波のシングルを期待する声も多いようだ。ただ、21日のドラディション大阪大会では、2人が対峙しただけで「涙モノ」の空気感が会場に満ちあふれたそう。この2人が向き合いさえすれば、それだけで2人にしか作れない空気感を後楽園ホールでも感じることができるのは間違いない。今大会はカード発表前からチケットが完売してしまったが、「見たい」というファンからのリクエストに応える形で、全国の映画館を使いライブビューイングを開催することが急遽決定した。こちらもプラチナチケットになるのは確実だ。 5月19日には宮古島で試合を行う長州。怪我なく、万全な体調でファイナルマッチに臨んでほしい。なおファイナルマッチのレフェリーは長州と行動をともにし続けたタイガー服部が務める。取材・文 / どら増田写真 / ©️リデットエンターテイメント
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スポーツ 2019年04月23日 20時00分
飯伏幸太「棚橋さんが言ってた覚悟がわかった」新日本プロレスに“生涯”入団発表!
新日本プロレスは22日、東京・後楽園ホールで緊急記者会見を開き、飯伏幸太が新日本プロレスと20日付で契約を交わし、所属選手になったと発表した。 菅林直樹会長が同席した。飯伏は20日の愛知・愛知県体育館大会で、ザック・セイバーJr.を相手にIWGPインターコンチネンタル王座を防衛。その際、新日本の所属選手になったと“フライング”発表しており、それを受けての会見となった。飯伏は2013年から2016年にかけて、DDTプロレスと新日本の2団体に所属していた時期があったが、当時はスケジュールの兼ね合いもあり、新日本にはスポット参戦にとどまっている。 「3年前はダブル所属だったけど、今回は新日本専属。フル参戦を希望します。出られるところは出られるだけ出たい」 フリーになってからの3年間はインディー団体を渡り歩いてきたが「夢だった新日本プロレス所属」を諦めなかったという。フリーとして新日本に参戦した際、棚橋弘至から「プロレス界を背負っていく覚悟はあるのか?」と投げられたこともあった。 「棚橋さんが言っていた覚悟がやっと分かった。(団体に所属することで)責任感が生まれる。去年の段階で(再入団する)気持ちは決まってたけど、言えるタイミングが2月(の大阪大会)だった」 飯伏は棚橋から突きつけられた「覚悟」の意味を理解した上で、新日本に再入団する決意をし、2月の大阪大会では復帰のあいさつで「僕はどこにも行かない」と発言している。「自分のピークはココかなと。プロレスをどんどん広めていきたいので、新日本が広まればプロレスも広まるのかなと。今はインターコンチのベルトを防衛し続けることで精一杯」という飯伏は、会見の最後に「ここが最後。死ぬまで契約してください」と菅林会長に終身雇用を直訴した。 気になるユニットに関しては「どこでやってもできる自信はあるけど、本隊だと思います」と、再入団を後押しした棚橋とともに新日本本隊を盛り上げていく意向を示した。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月18日 22時00分
新日本プロレスが名古屋でビッグマッチ開催! メインは飯伏幸太の初防衛戦
新日本プロレスが久々に名古屋で春のビッグマッチ『SENGOKU LORD in NAGOYA』(20日、愛知県体育館=ドルフィンズアリーナ)を開催する。 新日本は過去に同体育館をはじめ、日本ガイシホール(名古屋レインボーホール)、ナゴヤドームでもビッグマッチを開催。近年は1年に3回前後、愛知県体育館大会をシリーズに組み込んできた。今回は高い動員力を維持してビッグマッチ開催につなげた形だ。 メインイベントでは、日本時間7日のマディソン・スクエア・ガーデン(MSG、米ニューヨーク)大会で内藤哲也を破り、IWGPインターコンチネンタル王座を獲得した飯伏幸太が登場。MSGのバックステージで逆指名したザック・セイバーJr.と初防衛戦を行う。 ザックはMSGで飯伏が「神」とあがめる棚橋弘至を破っているが、左肘を痛めた棚橋はそのまま無期限の欠場をしいられ、飯伏自身も2年連続で『ニュージャパンカップ』でザックにギブアップ負けを喫している。今回の一戦は「神の仇打ち」と自身の「リベンジ」という2つのテーマを掲げた闘いとなる。連日行われている前哨戦ではザックが優位に立つ。飯伏が「邪魔でしかない」と話していたザックのマネージャー、TAKAみちのくの策士ぶりにも磨きがかかっているだけに、まさかの3連敗をしてしまう可能性も決して低くはない。棚橋同様、飯伏にとっては「苦手」なタイプなのは間違いないだろう。飯伏は久々となる名古屋のビッグマッチをハッピーエンドで終わらせることができるのか?関節技対策に注目したい。 セミファイナルでは、IWGP USヘビー級選手権試合、チャンピオンのジュース・ロビンソンに、バレットクラブのバッドラック・ファレが挑戦する。 この2人はお互いに新日本の留学生だった共通点がある。時期は違うが、ファレは新日本の先輩だ。新日本で育った外国人対決はジェイ・ホワイトや、デビッド・フィンレーの間でも行われているが、後輩のチャンピオンに挑戦するファレの気持ちは複雑だろう。ましてやバレットクラブでも後輩のジェイがリーダー格を務めている。ファレとしてはシングルプレイヤーとして結果を出しておきたいところだ。 ノンタイトルマッチではオカダ・カズチカや棚橋弘至から何度も勝利を収めているファレだが、シングルのタイトルには不思議と縁がない。平成最後のタイトル挑戦で、シングル初戴冠となるのか?それともまだまだ成長が止まらないジュースが防衛するのか?大和魂を持った外国人対決に期待が高まる。 来年1月の東京ドーム大会での引退を表明している獣神サンダー・ライガーは第2試合に出場。愛知県体育館でライガーがあと何回見られるか分からない。名古屋のファンは見逃してはならないだろう。今年の春は名古屋がアツイ!取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月18日 21時30分
KUSHIDAのNXTデビューが5.2に決定! カイリ・セインはNXTラストマッチに敗れる
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間18日、ファームブランドNXTを世界配信した。 先日、公式サイトWWE.comで公開契約を行ったKUSHIDAのNXTデビュー戦が、同5月2日にWWEネットワークを通じて世界配信されることが明らかになった。 WWEは同5日、今年1月限りで新日本プロレスを退団したKUSHIDAのWWE入りを発表。同日のNXT年間最大のビッグマッチ『NXTテイクオーバー:ニューヨーク』ではKUSHIDAをWWEユニバース(ファン)に紹介。COOのトリプルHは「彼がNXTに所属することにとても興奮している。世界的スターの一人だ」とKUSHIDAを称賛。新日本時代の先輩にあたる日本人スーパースター中邑真輔も「みんな、KUSHIDAがNXTにやってきた。ようこそクッシー!」と歓迎した。 KUSHIDAは「ライフ、国、トレーニング、すべてを変えていい状況だ。“KUSHIDAができる”ということをWWEユニバースに証明したい」とコメントしている。WWEのプロモーション写真を見ると新日本時代と変わらないキャラクターになりそう。デビュー戦に注目だ。 スマックダウンへの昇格が決まった“海賊姫”カイリ・セインは、シェイナ・ベイズラーのNXT女子王座に挑戦した。 試合はカイリのフライング・カブキ・エルボーが場外バリケードに誤爆してしまい右腕を負傷すると、シェイナがその右腕を関節技で集中攻撃。これを見かねたレフェリーが試合を止めてドクターチェックすると、心配した盟友の紫雷イオもリングサイドに駆けつけた。 シェイナはお構いなしにカイリを強引に捕まえ試合を強制続行させると、たまらずイオがシェイナを突き飛ばして試合はカイリの反則負けとなった。シェイナをにらみつけて対峙するイオだったが、セコンドのマリナ・シェファーとジェサミン・デュークに捕まると、シェイナは倒れ込んだカイリの右腕を踏みつけた。シェイナは痛すぎる“餞別”を与え、バックステージへ引き揚げた。 この非道な行為にイオは「ふざけるな!絶対に許さないぞ」と仇打ちを宣言。アスカもカイリもNXT女子王座を戴冠してスマックダウンへ昇格しているだけに、イオにとっても同王座の獲得は必須。NXTでイオの実力が発揮されるのか期待したい。文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2019年04月17日 17時30分
WWEカイリ・セインがスマックダウンへ昇格! アスカとジャパニーズタッグ結成!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間17日、カナダ・ケベック州モントリオールで主力ブランドのスマックダウンを開催し、所属選手を発表する「スーパースター・シェイクアップ」が開かれた。ペイジ率いるタッグチームとしてアスカ&カイリ・セインのタッグ結成が発表された。 ロウとスマックダウンの2冠王者ベッキー・リンチがリングに登場すると、王者を挑発するかのように次々と女子スーパースターが現れる。所属が決まったエンバー・ムーンとベイリーがサプライズ登場。WWE女子タッグ王者アイコニックスやマンディ・ローズ&ソーニャ・デビルも姿を現した。 そして、新タッグチームを送り込むと予告していたペイジが登場すると“革命的な新チーム”としてなんと“明日の女帝”アスカと“海賊姫”カイリ・セインの2人を紹介。晴れてファームブランドNXTからスマックダウンに昇格となったカイリは、アスカとともにベイリー&エンバーと組み8人タッグマッチに挑んだ。 8人が白熱の攻防を展開する中、アスカ&カイリのジャパニーズタッグは躍動。アスカがバックフィストからリバースDDTでペイトン・ロイスを沈めると、最後はカイリがインセイン・エルボーを炸裂させて3カウント。カイリはアスカとのタッグで初戦を飾り、その実力をファンに見せつけた。 試合後のインタビューでカイリは「尊敬するアスカさんとタッグを組んで出場できて本当にうれしいです。ベルト取りましょう!」と意気込めば、アスカも「いろいろ教えつつ、刺激も受けつつタイトル行きましょう」とタイトル奪取を宣言。『レッスルマニア35』直前にスマックダウン女子王座から陥落したアスカだが、今後はカイリとのタッグで、タッグ王座を狙うことになりそうだ。 この日はローマン・レインズのスマックダウン電撃移籍も発表された。エンディングに登場したビンス・マクマホン会長は歴史的な“獲得”を発表すると会場を煽ったが、登場したのはアライアス。「黙れ」とファンを挑発してアライアスがギターを弾き始めると、今度はそこにローマン・レインズがサプライズ登場。スマックダウンへの移籍が決まったレインズはアライアスとビンス会長をスーパーマンパンチで蹴散らすと、「今からスマックダウンは俺の庭だ」と言い放ちその存在をアピールした。 その他にもフィン・ベイラー、アライアス、ベイリー、エンバー・ムーン、カイリ・セイン、ラーズ・サリバン、バディ・マーフィー、リブ・モーガン、チャド・ゲイブル、アポロ・クルーズ、ミッキー・ジェームス、ヘビー・マシナリーのスマックダウン所属が発表された。フィン・ベイラーの来日は微妙な情勢。しかしスマックダウンには元新日本の中邑真輔ら、ベイラーとゆかりのあるにメンバーがいる。今後の展開に期待したい。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年04月16日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「藤波辰爾」“こんにゃく”の本性は強靱な意志を持つ頑固者
世の多くの会社員が定年を迎える65歳をすぎてもなお、主宰するドラディションや他団体へのゲスト参戦などでファイトを続ける藤波辰爾。来る4月26日、東京・後楽園ホール大会では懐かしのドラゴンボンバーズが再結成されるという。※ ※ ※ プロレスがテレビのゴールデンタイムで放送されていた時期とそれ以降の選手では、一般からの知名度に格段の違いがあるという。 「闘魂三銃士や四天王あたりの選手に聞いてみても、アントニオ猪木やジャイアント馬場はもちろんのこと、ジャンボ鶴田や長州力らの世代と比べても『天と地ほどの差がある』と言います。そうした選手は街を歩いていても名前で呼ばれるけれど、それより下の世代では、よくて“この人見たことある”レベルだそうです」(スポーツ紙記者) それほどまでにテレビ視聴率20%超の力は絶大で、佐山聡(初代タイガーマスク)のリアルジャパンプロレスや藤波辰爾のドラディションが息長く続いているのも、こうした影響があってのことに違いない。 そんなレジェンドレスラーの1人である藤波が、一昨年の秋に放送された『プロレス総選挙』(テレビ朝日系)でベスト20から漏れたことは、長年のファンをザワつかせることとなった。ネット上ではこれに異議が噴出し、不正選挙との声まで上がった。 「オカダ・カズチカや棚橋弘至、真壁刀義らがランクインしたあたり、主に今の新日本プロレスをテレビや会場で見ているファンが中心となったアンケート結果なのでしょうが、かつてドラゴンブームで一世を風靡した頃の藤波を知っているファンには、納得できない結果でした」(同) 藤波本人は、このことについて聞かれたスポーツ紙ネット版のインタビューにおいて、「僕自身は印象的なことを起こしていないからね。いてくれて当たり前で、印象が薄いのかもしれない」と答えている。 しかし、続けて「かえって外された方がよかった。中途半端に19位とか20位とかになるよりはね」と話したところをみると、やはり“自分は上位にランクされてしかるべき”との高い意識を持っていることがうかがえよう。 藤波にまつわる過去の出来事は、長州との「名勝負数え唄」にしても、藤原喜明との「雪の札幌テロリスト事件」にしても、本人が言うように藤波自身ではなく、他の選手の行動に巻き込まれた印象は強い。 「猪木に向かって自分の前髪を切り落としながら、ビッグバン・ベイダーとの対戦を直訴した『飛龍革命』にしても、その主題は“全盛期をすぎた猪木の去就”にありました。そのため“ベイダー越えよりも先に成すべきは猪木越えだろう”との空気が強かった。その上、藤波の言葉が不明瞭なこともあって、決意のほどとは裏腹に間の抜けた感じになってしまいました」(同) 柔和な笑顔を絶やさない好人物であり、振る舞いも紳士的。そのため、癖の強い面々に翻弄される善玉として、藤波を見てきたファンは多いだろう。しかし、それは表層的な見方にすぎず、実は相当な頑固者だと評する声もある。★馬場が画策した藤波の全日移籍 「ベイダー初登場となった1987年12月の両国国技館大会で、藤波は最初に対戦相手とされながら、これを断固拒絶。新顔であるベイダー&たけしプロレス軍団の踏み台にされることは、到底受け入れられないというわけです」(プロレスライター) それで猪木が折れて「俺がやりゃあいいんだろう」となったというから、実は両国暴動事件の黒幕は藤波であったとも言えようか。 そうした強い意志を持ちながら人当たりは極めて良好なため、相手側が勘違いすることも多いという。 「新日と全日の引き抜き合戦の際、長州維新軍に続いて馬場は藤波の移籍も画策していました。何度か話し合いが持たれた中、その様子を見た馬場は移籍を確信していたのですが、藤波自身は新日残留の意思を曲げていませんでした」(同) 全日側は移籍を見越して、発表会見の準備までしていたというから、交渉上手の馬場としては珍しく、まんまと一杯食わされる格好になったわけである。 また、新日の社長に就任してからの藤波は、朝令暮改の言動から“こんにゃく社長”と呼ばれたりもした。「集客のため、社長自身の引退カウントダウンを売り物にしたいと周囲に言われ、藤波自身が明解な答えを出さないうちにその方向で話が進んでいく。しかし、最後の最後になって“引退しない”ことを決断する。これが何度も引退発表が繰り返された真相です」(同) 藤波を“頑固者”と定義し直してプロレス史を眺めると、また新たな側面が見えてくる。藤波辰爾***************************************PROFILE●1953年12月28日、大分県出身。身長185㎝、体重108㎏。得意技/ドラゴン・スープレックス、ドラゴン・ロケット、ドラゴン・スリーパー。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年04月16日 22時30分
WWEリコシェがロウに昇格! AJスタイルズらスマックダウンからロウへ大量移籍!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間16日、カナダ・ケベック州モントリオールで主力ブランドのロウを開催した。 毎年恒例のスーパースター・シェイクアップが開催された。オープニングではスマックダウン所属だったザ・ミズがシェイン・マクマホンを襲撃して会場を沸かせると、リコシェ&アリスター・ブラック、バイキング・エクスペリエンス(ウォー・レイダース)、アンドラデとゼリーナ・ベガ、レイ・ミステリオ、ラーズ・サリバン、ジ・ウーソズ、ナオミ、EC3、レイシー・エバンス、AJスタイルズがロウにサプライズ出場し、ロウに所属することを発表した。さらに、セドリック・アレクサンダー、エリック・ヤングの所属も追加発表された。 日本のファンにとって気になるのは、ドラゴンゲート、新日本プロレスで活躍し、人気が高かったリコシェがファームブランドNXTから正式にロウへ昇格したことだろう。『レッスルマニア35』前後にはスマックダウンで中邑真輔&ルセフを撃破。ロウでもフィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)とのタッグでアピールに成功しており、主力ブランドへの昇格は時間の問題とされていた。新日本時代のライバルKUSHIDAは先日WWEと契約し、NXTに所属することが発表されたばかり。両者の再会はNXTではなく、KUSHIDAが主力ブランドに昇格してからになりそうだ。 この日のメインにはいきなりAJスタイルズが登場。6人タッグマッチに出場した。AJスタイルズはローマン・レインズ&セス・ロリンズとタッグを組んでドリュー・マッキンタイア&バロン・コービン&ボビー・ラシュリーと対戦。AJはロウのリングでも躍動した。さらにロリンズとレインズが連続攻撃でマッキンタイアを沈めると、ラシュリーのフォールを、ロリンズがカーブ・ストンプでカット。続けてレインズのスピアーから最後はAJがラシュリーにフェノメナル・フォアアームを叩き込んで3カウント。最強トリオを結成したAJが、ロウ移籍発表と同時に自らの手で初勝利をつかんだ。 今回の移籍により、ロウのメンバーが主体となる6.28、29両国国技館公演の来日メンバーが変更、追加される可能性が出てきた。リコシェの凱旋にも期待したい。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月16日 17時30分
新日本プロレスのアメリカ侵攻は止まらない!MSGの次はダラス!第1弾選手発表
日本時間7日にアメリカのニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)に16,534人(札止め)の観衆を集めた新日本プロレス。アメリカROHとの合同興行ではあっあったが、アメリカでの“ニュージャパン”人気を世界にアピールすることに成功した。今回は新日本の闘いをパッケージで“輸入”。試合のクオリティも高く、アメリカのファンに支持されていた。 今年のアメリカ大会第2弾は日本時間7月7日に開催される『G1クライマックス29』開幕戦だ。G1が国外で開催されるのは史上初。その場所はテキサス州・ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターに決定した。 プロレス界とダラスといえば、かつて日本マットでも活躍した“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリックのテリトリー。1980年代はフリッツの息子たちを中心に活躍してきたことで知られており、今年WWEの殿堂入りを果たした“超獣”ブルーザー・ブロディも定期参戦していた。 WWEの全米侵略で、世界最高峰のプロレスアライアンスNWAが事実上崩壊してからはWCWAという団体で老舗団体AWAと提携。ブロディの仲介で新日本にもエリック兄弟など選手を派遣した。しかし、エース格だった四男のケリーがWWEに移籍、その後、兄弟の不慮の死が続くなど“呪われたエリック一家”というレッテルを貼られてしまいダラスのエリック王国は崩壊。現在、存命しているフリッツの息子は6兄弟のうち、次男のケビンのみ。3人は自ら命を絶っている。 エリック王国崩壊後、WWEやインディー団体がプロレスの明かりを消さないように盛り上げてきたダラス地区に新日本が進出する。だが、今回はMSGとは違って新日本単独の興行。しかもG1の公式戦が開催されるとあって、MSG大会とはまた違った意味合いの期待が高まっている。 ダラス大会の第1弾出場選手として、オカダ・カズチカ、飯伏幸太、内藤哲也、ジェイ・ホワイトの4選手の参戦が決定した。この4人はG1への出場も決定したと言ってもいいだろう。今年のG1の大会数を見るとダラス大会で公式戦が5試合組まれるのは間違いない。AブロックまたはBブロックどちらかの公式戦5試合に、アンダーカードが組まれるのだろう。 G1は毎年、開幕戦にドラマが起きるだけに、どんなカードが組まれるのか注目したい。文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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「ビバ!メヒコ メキシコ通信局」裕次郎&内藤がトップルードとして大活躍中
2009年10月15日 15時00分
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新日本プロレス 中邑 あくまで狙うは猪木の首
2009年10月14日 15時00分
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レスラー小錦 新日1・4東京ドーム試合出場へ
2009年10月13日 15時00分
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新日本プロレス 中邑IWGP死守 次は猪木だ!!
2009年10月13日 15時00分
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新日本プロレス 蝶野 喧嘩キックで締めた
2009年10月13日 15時00分
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新日本プロレス 朝青龍ボイコット!?
2009年10月13日 15時00分
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新日本プロレス 中邑 11日は“不良の祭典”を視察
2009年10月13日 15時00分
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全日本 武藤 月面水爆予告
2009年10月10日 15時00分
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格闘技界斜め斬り・三者三様 蝶野正洋25周年記念大会
2009年10月10日 15時00分
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長州35周年パーティー
2009年10月10日 15時00分
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スポーツ
★リアスポ ウィークリー バトルナビ★
2009年10月10日 15時00分
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スポーツ
ライセンス委員会 始動は来年から
2009年10月09日 15時00分
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虎が吠える 佐山サトル見参!!(6) プロレスはファンに緊張感を与えるもの
2009年10月09日 15時00分
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新日本プロレス 中邑11・3出場を拒否
2009年10月08日 15時00分
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新日本 “夢のカード”乱発にチョット待った〜
2009年10月07日 15時00分
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ドラディション 藤波があの百田氏に触手
2009年10月05日 15時00分
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西口プロレス・アントニオ小猪木 涙と笑いの格闘人生
2009年10月05日 15時00分
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蝶野 GHC王者・潮崎に黒い助言
2009年10月03日 15時00分
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ドラディション 藤波 ホーガンと合体へ
2009年10月02日 15時00分