ロウとスマックダウンの2冠王者ベッキー・リンチがリングに登場すると、王者を挑発するかのように次々と女子スーパースターが現れる。所属が決まったエンバー・ムーンとベイリーがサプライズ登場。WWE女子タッグ王者アイコニックスやマンディ・ローズ&ソーニャ・デビルも姿を現した。
そして、新タッグチームを送り込むと予告していたペイジが登場すると“革命的な新チーム”としてなんと“明日の女帝”アスカと“海賊姫”カイリ・セインの2人を紹介。晴れてファームブランドNXTからスマックダウンに昇格となったカイリは、アスカとともにベイリー&エンバーと組み8人タッグマッチに挑んだ。
8人が白熱の攻防を展開する中、アスカ&カイリのジャパニーズタッグは躍動。アスカがバックフィストからリバースDDTでペイトン・ロイスを沈めると、最後はカイリがインセイン・エルボーを炸裂させて3カウント。カイリはアスカとのタッグで初戦を飾り、その実力をファンに見せつけた。
試合後のインタビューでカイリは「尊敬するアスカさんとタッグを組んで出場できて本当にうれしいです。ベルト取りましょう!」と意気込めば、アスカも「いろいろ教えつつ、刺激も受けつつタイトル行きましょう」とタイトル奪取を宣言。『レッスルマニア35』直前にスマックダウン女子王座から陥落したアスカだが、今後はカイリとのタッグで、タッグ王座を狙うことになりそうだ。
この日はローマン・レインズのスマックダウン電撃移籍も発表された。エンディングに登場したビンス・マクマホン会長は歴史的な“獲得”を発表すると会場を煽ったが、登場したのはアライアス。「黙れ」とファンを挑発してアライアスがギターを弾き始めると、今度はそこにローマン・レインズがサプライズ登場。スマックダウンへの移籍が決まったレインズはアライアスとビンス会長をスーパーマンパンチで蹴散らすと、「今からスマックダウンは俺の庭だ」と言い放ちその存在をアピールした。
その他にもフィン・ベイラー、アライアス、ベイリー、エンバー・ムーン、カイリ・セイン、ラーズ・サリバン、バディ・マーフィー、リブ・モーガン、チャド・ゲイブル、アポロ・クルーズ、ミッキー・ジェームス、ヘビー・マシナリーのスマックダウン所属が発表された。フィン・ベイラーの来日は微妙な情勢。しかしスマックダウンには元新日本の中邑真輔ら、ベイラーとゆかりのあるにメンバーがいる。今後の展開に期待したい。
文 / どら増田
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