“デッドマン”ジ・アンダーテイカーがロウに降臨した。ロウ中盤、アライアスが登場し、前日の『レッスルマニア35』で自身のコーナーを妨害したジョン・シナを批判。さらに「次はデッドマンが妨害に来る」と予言した。すると突然、鐘の音が鳴り響いてアンダーテイカーが姿を現した。
その威圧感に一度はリングを降りようとしたアライアスだったが、意を決してアンダーテイカーと対峙したものの、ビックブーツからチョークスラムを食らって撃沈。さらに首切りのポーズをしたアンダーテイカーは、ダメ押しのツームストーン・パイルドライバーを決めてアライアスを葬った。近年は神出鬼没とも言えるアンダーテイカーだが、今回の登場がどんな意味を持つのかは謎だ。いずれにせよ、ロウに足を運んだファンは思わぬサプライズに大いに喜んだ。
スマックダウンでは、『レッスルマニア35』でWWE世界タッグ王座奪還に失敗した中邑真輔&ルセフが、アンドラデとタッグを組んでリコシェ&アリスター・ブラック&アリと6人タッグで激突した。
中邑たちはチームワークを発揮し、中邑が必殺のキンシャサでリコシェを粉砕。しかし、その直後にブラックが中邑にブラック・マスを決めてKO。最後はアリが必殺の450°スプラッシュでアンドラデから3カウントを奪った。
試合後には突如ランディ・オートンが現れてアンドラデにRKO、さらにケビン・オーエンズもスタナーでルセフを沈めるなど、中邑組にとってはアンラッキーな1日となった。中邑とルセフとのタッグ路線は、いつまで続くのか不透明。WWEは女子に続いて男子の王座もロウとスマックダウン両ブランドを統一する動きがあるだけに、中邑にもその波に乗ってもらいたい。
文 / どら増田
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