この日、ヒカキンは「閉店します」と題した動画を投稿。実店舗の前で「2026年2月23日をもって、みそきん実店舗が閉店します」と報告し、「閉店理由といたしましては、当初から決まっていた出店期間の延長ができませんでした」と説明した。
つづけて、「もともと出店期間が限られている中での出店ではありました。それでも憧れでもあるこの場所で挑戦させていただけるなら自分にとって間違いなく大きな経験になると思い、当時、出店を決断しました」と回顧。予想以上の反響に、「なんとか期間を延長できないか、ずっと交渉はしていたのですが、それはかないませんでした」と打つ手がなかったと明かし、次の店舗については「この店舗が閉店する前に次の店舗をオープンするというのは厳しそうです」と語った。
また、閉店とあわせて冷凍ラーメンの「冷凍みそきん」の発売が発表され、7日の予約開始後2時間で完売したことが報告された。
「『みそきん』は、ヒカキンが立ち上げたブランド『HIKAKIN PREMIUM』の第1弾商品として2023年5月に発売されたカップラーメンです。ヒカキンの“ラーメンをつくりたい”という夢をかなえるべく、日清食品の協力を得て実現しました。発売後、数日で売り切れが続出するほどの大ヒット商品となり、累計販売数2000万食を突破(今年8月時点)。この『みそきん』を本格的な味噌ラーメンへと発展させた一杯を提供するために、実店舗『みそきん』が東京駅構内『東京ラーメンストリート』の新店舗として、今年8月7日に開店しました。故郷・新潟での思い出を原点に全国各地の味噌ラーメンを食べ歩き、ヒカキン自らが研究を重ねて完成させたこだわりの一杯で、看板メニューは1380円(税込)の『味玉みそきん』のようです」(「HikakinTV」チャンネル登録者)
開店後、「みそきん」は完全予約制で営業をスタート。1日あたり700枚の入店チケットが用意されたが、3万~4万枚の購入希望があったという。ラーメンの提供総数は約8万杯にのぼり、一般的なラーメン店の5倍の提供数を記録したという。
なお、閉店までの期間も相当な来店希望者が予想されるが、同店舗は早めに長期間の予約を確保できるよう「12月15日から来年1月4日分」を今月8日に、「来年1月5日から18日分」を15日に発売する。
同店舗の閉店にネット上では、「予約がなかなか取れないだけに食べてみておいしかった!また行きたいと思ってもそう簡単に食べられないところにプレミア感があった」「予約限定なのに毎日ものすごい行列に引かれて、1回だけ食べることができました。カップ麺とはまた違ったおいしさに感動した記憶がよみがえります」「最初から期間を告知していたけど、実際に閉店ともなると恋しい。新店舗に早くも期待!」といった失意の声が寄せられている。
今年9月、千葉・船橋で開催されたアサヒビール「未来のレモンサワー」の全国発売記念イベントに登壇したヒカキンは、「みそきん」の実店舗を「47都道府県に出店してみたい」と「みそきん全国制覇」を意気込んだ。はたしてその夢は今後、かなうのだろうか。

