○ ドジャース 3-1 ブリュワーズ ●
<現地時間10月16日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースがミルウォーキー・ブリュワーズとの優勝決定シリーズを3連勝。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場し、2試合連続安打をマーク。5番手としてリリーフ登板した佐々木朗希投手(23)はポストシーズン3セーブ目を挙げた。
ブリュワーズは第1戦に続いて左腕アシュビーをオープナー起用。3試合連続のマッチアップとなった大谷は初回の第1打席、外角低めのスライダーに体勢を崩されながらも、右手一本で拾って右翼線へ。快足を飛ばして一気に三塁に到達し、続く2番ムーキー・ベッツの適時二塁打で先制のホームを踏んだ。
しかし直後の2回表、先発右腕タイラー・グラスノーが同点に追い付かれると、打線は2番手右腕ミジオロウスキーの前に沈黙。3回以降は両右腕ともに無安打と投手戦を演じ、1対1のまま試合を折り返した。
それでもドジャースは6回裏、ウィル・スミスが安打を放つなど右腕ミジオロウスキーから一死一、二塁と好機を作り、トミー・エドマンの中前適時打で再び勝ち越し。さらに、二死一、三塁から3番手右腕ウリーベの牽制悪送球により貴重な3点目を奪った。
アレックス・ベシア、ブレーク・トライネン、アンソニー・バンダの3投手でブリュワーズ打線の反撃を防ぎ、佐々木が9回表のマウンドへ。5番ボーンには三遊間深くへゴロを打たれるも、遊撃手ベッツが華麗なジャンピングスローを見せて先頭打者を斬った。続く6番フレリックを遊飛に打ち取り、最後は7番ダービンをスプリットで空振り三振。シリーズ成績を3勝0敗とし、2年連続のワールドシリーズ進出に王手をかけた。