>>全ての画像を見る<<
日本橋西川はワールドカップの際、コンディショニング・マットレス「エアー」をカタールの宿舎へ導入し、大会中の選手たちの睡眠環境づくりをサポートした。その縁から、この日、権田がゲストとして招かれ、ファンを前にコンディショニングを保つ秘訣や、眠り・寝具へのこだわり、サッカーの思い出などを語るトークショーを行った。
権田はカタールで開催されたW杯のドイツ戦でスーパーセーブを連発。「権田の18秒」として日本中を沸かせた。帰国した際に反響の大きさに驚いたと言い、「帰ってきていろんな人に感動したとか言ってもらえて、もっと上に行きたいという気持ちはあったんですけど、みんなに楽しんで貰えて嬉しいです」と話す。
ドイツ戦での大金星についても、「日本で見られていた皆さんは絶対勝てるとは思っていなかったと思うんですけど、僕ら選手やスタッフは『絶対、ドイツに勝つ』という気持ちで戦ったんです。スペイン戦も『ここで勝ってトーナメントに行くんだ』っていう強い気持ちで戦っていました。緊張している選手もいるし、細かな精神状況をみんなで話し合いながら頑張りました」と振り返る。
また、「権田の18秒」についても「必死でした」と回顧。「日本の代表として戦っているので勝利というのは皆さんが求めているもの。僕らも日本のサッカーが上に行くために戦って行くしかなかった」とコメント。W杯期間中のカタールでの生活についても「ゴールデンタイムでずっとサッカーを観れる環境。練習以外はサッカーを観て楽しんでいました」と振り返った。
睡眠については「行く前は緊張して寝れないんじゃないかと思っていたんですけど、なんか知らないけど現地に着くとぐっすりと眠れました。カタールに限らず、枕とマットレスは絶対、移動や遠征先に持っていくのがルーティンになっているんです。それも影響したかもしれません。荷物は大きくなるけど、どこで寝るにも、快適に休めるようにっていつも気を遣っているんです」と話す。
また、権田は健康面に関して「よく寝てよく食べる」ことを意識していると紹介。「海外では時差があるので睡眠時間は短くなってしまうんです。昼寝と夜寝が逆転したりするので、寝れないとなった時にどうして寝るかは大切です。子どもの時は毎日9時に寝ていました。睡眠を取るのはすごく大事」と熱弁。食事に関しても「食事は基本、妻が作ってくれますし、1日の中で魚や肉をバランスよく食べ、いろんなアミノ酸を取るように工夫しています」と紹介。
食べないようにしているのは「揚げ物」だと言い、「食べた後も胃にずっと残ってしまう感覚があるので、昼ごはんで食べると夜ご飯を食べれなくなる。次の栄養を取りやすいようにできるだけ油を抑えて、時間の感覚を大事に食事をするようにしています」と持論を述べていた。
(取材・文:名鹿祥史)