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新日本プロレス 蝶野 喧嘩キックで締めた

 まさにドリームマッチだ。蝶野正洋25周年記念大会のトリを飾る6人タッグ戦にメジャー3団体のトップが集結。蝶野正洋&武藤敬司&小橋建太VS中西学&小島聡&秋山準という豪華さ。

 6選手がリングに顔を揃えると、超満員の観衆の期待値は一気に高まり、会場は異様な高揚感に包まれる。蝶野をして「興奮した」という特別な空間は、武藤と小橋の闘志を駆り立てる。
 いつもにも増してアグレッシブな攻めを見せた2人は「試合をしていて楽しかった」とコメント。そこまで熱くなれたのは中西&小島&秋山の考えが「お祭りで終わらせない」という点で一致していたことだ。戦いの構図は三銃士&四天王VS第3世代となり、世代闘争ととらえる中西組は結果だけでなく、存在感でも蝶野組を凌駕する気構えだった。

 試合はどの顔合わせも激しいものとなった。特に初遭遇した小橋と中西の激突は重厚で、チョップの打ち合いは迫力満点。中西は入れ込みすぎるあまり、コーナーに控える小橋に再三攻撃を加えるなど、その暴走ぶりは良くも悪くもインパクト絶大で、小橋に「野人といわれるだけのことはある」といわしめた。
 試合は蝶野組が第3世代の分断に成功。蝶野が孤立した中西をシャイニング・ケンカキックで仕留め、25周年記念大会を自身の手で締めくくってみせた。ただし、第3世代は敗れたとはいえ、存在感では決して負けてはいなかった。
 蝶野はイベントが大盛況に終わったことを受けて「三沢さんの追悼興行も武藤さんの記念興行も超満員で、プロレスに風が吹いている。いや、吹かせている。これを来年、さ来年にどうつなげていくか。俺は戦うところは、K-1や総合だと思っている。プロレスの魅力はそういうところに負けないものだという自信がある」とコメント。その言葉通り、ドリームマッチは、プロレスの魅力が存分に詰まった一戦であった。

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