この日のヤクルトは先発・ロドリゲスが2回裏に1点を先制されると、6回裏には無死満塁のピンチを招いて降板。後を受けた大西広樹も4点を奪われるなど巨人打線の勢いを止められなかった。打線は8回表に1点、9回表に2点を返すも反撃及ばず、同一カード3連敗を喫した。
試合後、高津監督は「チーム全体として、あまりにも怪我人が多すぎて難しい」とコメント。24日終了時点でセ・リーグ5位のヤクルトは主力に怪我人が相次いでおり、同日も前日中堅スタメンだった山崎晃大朗が上半身コンディション不良により登録を抹消されているが、高津監督も戦力のやりくりに苦心しているようだ。
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高津監督のコメントを受け、ネット上には同情の声が上がったが、中には「怪我人が多いって一体どの口が言ってんだ」、「他球団の選手何人も怪我させといてそれはダメだろ」、「梅野と石川潰しておいてよく言うわ、被害者面するな」、「少なくとも阪神、中日、巨人のファンを敵に回したな」といった批判も見られた。
「今季のヤクルトは24日終了時点で与死球数がリーグワーストの55個となっており、8月には阪神・梅野隆太郎(13日、左尺骨の骨折)、中日・石川昂弥(19日、脳振盪特例措置)がそれぞれ故障離脱に追い込まれる危険な死球が頻発しています。また、23日の試合では巨人・坂本勇人が頭部へ向かってきた球を避けようとするも右手指に球を受けたプレーに対し、高津監督はバットに当たったのではとリクエストを要求(判定は死球で変わらず)。坂本は一塁上で『はぁ?』と口を動かすなど不満をにじませていました。こうした経緯があることから、怪我人の多さを嘆きたいのは対戦チームの方だと不満を抱いたファンも少なくなかったようです」(野球ライター)
24日の敗戦により、借金が今季ワーストタイの16となったヤクルト。CS圏内の3位・巨人とは9ゲーム差と厳しい状況になっているが、高津監督は残り31試合をどう戦っていくのだろうか。
文 / 柴田雅人