同戦の中日は2回表に村松開人のタイムリーで先制すると、4回表には木下拓哉に3号ソロが飛び出しリードを2点に広げる。ところが、直後の4回裏に1点、続く5回裏に2点を奪われ逆転を許すと、その後もじわじわと点差を広げられ敗戦。球団ワースト記録を64年ぶりに更新するビジター14連敗を記録した。
試合後、取材に応じた立浪監督は「毎日、当たり前のように消化しているようではプロの集団として情けない。そのへんはしっかり受け止めてやってもらいたい」とコメント。歴史的な連敗を喫している現状を重く受け止めて試合に臨むべきと選手らに苦言を呈したという。
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立浪監督のコメントを受け、ネット上には同調の声以上に「いや、情けないのは選手だけじゃなく監督もでは?」、「今の体たらくぶりが一体誰のせいだと思ってんだよ」、「当事者意識ゼロで腹が立つ」、「なぜこの監督の言うことはいちいち他人事なのか」といった批判が寄せられた。
「昨季から中日を指揮する立浪監督は勝負どころで低打率の選手を代打起用する、勝ちパターンの投手を負けゲームでも投入するといった采配に加え、以前から他人事のような試合後コメントが少なくないとして問題視されています。今季も6月4日・オリックス戦後に、同戦でリリーフ・祖父江大輔がリーグトップの24登板目を記録したことについて『2試合に1回登板している計算になる。ちょっと多すぎますよね』と語ったり、ビジター13連敗を喫した8月22日・阪神戦後に『ビジターでホームより点を取られ、打つ方が点が取れない。昨年よりひどい状態』と口にしたりして物議を醸しています。」(野球ライター)
ファンからひんしゅくを買っている立浪監督だが、中には「選手にいいプレーしてほしいなら米食わせろよ」、「飯に制限かけるからこんなことになるんだ」といった意見も。8月23日に夕刊紙『夕刊フジ』(産経新聞社)が報じたところによると、立浪監督は不調だった主砲・細川成也にご飯の量を減らさせたところ復調したことを理由に、同日3日から球場食堂での白米提供を禁止。これに守護神・マルティネスが異議を唱えたことから投手陣への提供は1日で復活したというが、野手陣は今も禁止が続いており苛立ちを募らせているという。立浪監督の米禁止令を“令和の米騒動”と揶揄する選手もいるというが、これも不振の一因になっているのではと見ているファンも多いようだ。
23日の敗戦ではビジター14連敗に加え、借金も28年ぶりとなる26まで膨らんでいる中日。苦境はどこまで続いていくのだろうか。
文 / 柴田雅人