海外から来た親子連れが来ていたところを見ると海外でも注目されているのだろうか。ジャングリアのある今帰仁村呉我山は、那覇空港から約2時間と遠く、道路は片側1車線。車が押しかけた場合は大渋滞が発生し、地元民の移動などに重大な影響が出るのではないかと懸念されてきた。交通渋滞対策として、駐車場の受け入れ可能台数を考慮してチケットの販売数量を設定するようだ。

那覇空港、提携ホテル、海洋博公園などの拠点から事前予約で受け付けた有料のバスを運行。テーマパーク内駐車場(1100台)は予約制にして進入する車両を制限する。これらの対策で交通混雑を回避できると考えているようだ。
プレオープンに行った人の意見をネットで調べると評価する一方、酷評も見られる。交通渋滞に加えて、ジャングリアのアトラクションが満足の行くものか、しばらく様子を見ないと成功か失敗かの結論は出せない。とは言え、初の大規模テーマパークは沖縄北部振興の切り札として期待感は高まるばかりだ。初日には入場システムに一部トラブルが生じたようだ。
久米島オーシャンジェット社の下地幹郎会長は、11月には同社のジェットフォイルを那覇から本部町エキスポ港まで運行を予定し、年間17万人を送客する計画だ。地元の不動産業者に聞くとジャングリア効果で地価が高騰、アパートの需要が高まり、家賃が爆上がりしているそうだ。地元民にも歓迎されるテーマパークとなるか、時間がかかりそうだ。
取材・文/照屋健吉 リアルライブ編集部