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沖縄の子ども貧困率、日本一 子ども食堂クラファン開始 食の場に加え、学びの場も提供

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那覇市こども食堂スマイルの入口

沖縄といえば、ゆったりしていて住む人々もおおらか、収入が低くてもなんとか生きていける、そんなイメージがある。しかし、それはあくまで大人だけであって、大人の保護下にある子どもはそうとも言えないようだ。

2022年の厚生労働省の調査によると日本全体で9人に1人の子どもが貧困と発表されている。中でも沖縄はワースト1位だ。世代を越えての貧困が続いているため、抜本的な改革が必要となっている。同県も2016年から「沖縄県子どもの貧困対策計画」を打ち出して対応をしている。

沖縄県の貧困を取り巻く中、「那覇市こども食堂スマイル」は7月からクラウドファンディングを始めた。同施設は2024年11月からスタート。毎月第2、第4土曜日に無料こども食堂を実施。さらに、月水金にはパンとおにぎりを配っている。
今回のクラウドファンディングでは、食の場に加え、学びの場を提供するためとしている。具体的には講師を招いて、学習支援をしていく。クラウドファンディング担当者は「現在、学校に行けていない児童が多い。学校に行かないと、仕事が選べなくなる。自分の未来を切り開くため『学ぶ力』も必要です」と話してくれた。

クラウドファンディングを始めた経緯については「沖縄に毎月来ているうちに、『スマイル』の運営者と知り合い、子どもたちの現状知りました。何か力になろうと思い、インターネット通販の仕事をしているため、クラウドファンディングで手伝えるのではないかと思いました」と話す。

沖縄は貧富の差も年々激しくなっている。貧困が進むと、治安も徐々に悪くなっていく。そういった負の連鎖を断ち切るべく、学ぶ場と学ぶ力を育てていくのがクラファンの目的だ。

内閣府や沖縄県も貧困について取り組みを出している。国を挙げた取り組みが少しでも早く、実を結べばいいのだが。

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