有吉が紅白で司会を務めるのは、2023年、24年と3年連続となる。NHKでは19年から「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」のMCを務めている。一方、綾瀬が司会を務めるのは、13年、15年、19年に続き、今年で4回目となる。これまで大河ドラマ「八重の桜」や、「精霊の守り人」シリーズで主演を務めたほか、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、紀行番組「ハルカカナタ」などに出演している。
紅白への出演条件として、歌手に限らず「NHKへの貢献度」が不文律のひとつとされている。綾瀬は今年、終活をテーマにした「ひとりでしにたい」で主演、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で語りを務めており、過去の出演も含めて貢献度は十分と言ってよいだろう。
今回の司会者で容易に予想できたのが「朝ドラ」枠だ。今田は今年前期放送の連続テレビ小説「あんぱん」で主人公のぶを演じた。「虎に翼」(24年前期)の伊藤沙莉、「おむすび」(24年後期)の橋本環奈と、朝ドラの主演がその年の司会を務めるのが恒例となっていて、もはや朝ドラの主演と紅白の司会は、セットとして捉える方が自然だ。
NHKの司会者発表を受けX(旧Twitter)では、「有吉さん! 今年も!! すげぇ!!!」と歓迎するコメントの一方、「有吉さんNHKからの信頼厚いなあ。三年連続? そろそろ違う方も見てみたい気もするけど」「今回も有吉が司会かいな。男性は有吉以外にもおるやんか」「綾瀬はるかは何年か前にも司会をしてたっけ? 何年ぶりになるのかな?」など、有吉と綾瀬の紅白司会の既視感を指摘する意見もあった。
毎年、視聴率の低迷が話題となる紅白だがそろそろマンネリの打破が必要なのかもしれない。