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万博は無事に終了も2年後の「花博」に関する懸念……交通機関不足はどう解消するか

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終了した大阪万博の公式Xより

10月13日、半年間に渡って開催された「関西・大阪万博」が閉幕した。当初は「赤字になる」という予想もあったが、最終的には一般来場者数2500万を突破、運営収支は最大280億円の黒字とされ経済的にも大成功となった。

万国博覧会は、5年後の2030年に開催される「リヤド国際博覧会」が決まっているが、日本国内のいわゆる「万博ファン」の間では2年後の2027年に開催予定の「国際園芸博覧会(通称:Green EXPO)」に注目が集まっているようだ。

国際園芸博覧会は、国際園芸家協会が認定した博覧会である。万国博覧会のような「パビリオン」は設置されないが、世界の園芸や食農文化を発信する庭園が設置される予定であり、関西・大阪万博を盛り上げていた世界の料理を食べられるレストランや文化・歴史などを学べる施設などが設置されると思われる。

だが、その一方で不安視されているのが、Green EXPO会場への「アクセスの悪さ」である。花博は神奈川県横浜市の旧上瀬谷通信施設という場所で行われるのだが、この施設の最寄り駅は相鉄線の瀬谷駅という横浜市の中心地からは20キロほど離れた場所にある。しかも瀬谷駅からは徒歩で移動することは難しい距離になり公共交通機関を利用するならばシャトルバスなどの利用が必至になると思われる。

また、瀬谷駅以外の公共交通機関では、三ツ境駅(相鉄線)、十日市場駅(JR横浜線)、南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)の4駅が設定されているが、どの駅からも距離が離れているのが懸念点である。「関西・大阪万博」の場合、東口ゲートへは最寄りの夢洲駅(大阪メトロ中央線)からは直接歩いて移動できたが、Green EXPOは駅からの移動は難しいため、運べる人数に限りのあるシャトルバスの運用はかなり緻密になるのではないかと思われる。

現在の「万博ブーム」が継続すれば、再来年のGreen EXPOも連日数万人を超す利用客が殺到しそうであるが、果たして……。

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