くら寿司は、今回の迷惑行為に対して「当該店舗の商品につきましては、すぐにすべてを入れ替えるとともに、備品につきましても、これまで通り、お客さまが入れ替わるたびに交換し、消毒を行っています」とコメント。さらに、「実行者についてはすでに特定しており、地元警察に相談しながら対応を進めてまいります」と、発表している。
この騒動に対して、多くのユーザーがX(旧Twitter)やTikTokなどのSNSで実行者とされる女性に関する個人情報を次々と拡散。現在では、2人の女性の氏名や顔写真だけでなく、高校の名前まで晒される事態となっている。
中には、実行者の実家だという施設を書き込むユーザーもいて、Googleマップの口コミでいたずらを誘発することに。今回の騒動とは関係のないところで、施設へ迷惑行為をする二次被害が発生しているのだ。こういった私刑とも取れるさらし行為は、摘発される可能性が高いとテレビ関係者が明かす。
「今回は、実行者の実家だとされる施設が被害を受けました。この場合、この施設から訴訟を起こされる可能性は十分にあります。また、SNSに実名が書き込まれた女性が実行者だとしても、訴えられれば名誉毀損で負けます。特に写真をさらしているユーザーは、関係のない人まで写った画像をアップしているケースもあります。複数の人から訴えられることになります」
大騒動を巻き起こすことになった今回の迷惑行為だが、実行者の女性たちはどうなるのだろうか。
「2023年にスシローで、しょうゆ差しをなめた少年の動画が拡散され大炎上しました。スシローは、この少年に約6700万円の損害賠償を求めて訴訟を起こしています。今回のケースもほぼ同じ行為なので、くら寿司も女性を訴える事になりそうです。スシローが対応したのに、くら寿司だけお咎め無しでは株主に説明が立たないですからね」(民放関係者)
放っておいても実行者には制裁があるようなので、下手な正義感でさらし行為をするのは止めたほうが良さそうだ。