暑さで疲れていて、早く冷たいものを飲みたいと思ったとき、ディスプレーされたものがでてくると思って買ってしまうだろう。コンビニであれば、こういう事態は避けられるが、自動販売機の場合は見えているものを信じてしまう。思っていたサイズより小さいものがでてきたとき、軽く絶望を感じたはずだ。
投稿者のリプ欄には「缶コーヒーもありましたねー。110円!って安いと買ったら、さらにショート缶だったことも」「隣の650ミリは大きく宣伝してるのに、この440ミリはすごく小さく左下に」「詐欺スレスレ」「誤解されるような売り方してることがおかしいって思う」といった声が上がっている。
一方で「日本人便利に慣れすぎ。文句言いすぎ。ある程度は許容しないと」「紅茶花伝自体、確か500ミリは存在してないんやで」「500ミリも440ミリも大して変わらんだろ」「普通に440ミリって表記されてるから自業自得じゃね」とコーラサイドを擁護する声も上がっている。
話題に対して、コカ・コーラからは特に謝罪や訂正案の発表はない。一部、取材したメディアに対しても、変更予定はないと回答しているようだ。
いい商売というのは、売り手が笑顔になり、買い手も笑顔になる。どちらかだけが笑う商売というのはいびつだ。同社は大企業だ。だからといって、殿様商売では、客足は遠のくだろう。もちろん、企業体力があるので、これくらいのことではビクともしないかもしれないが、消費者はずっと覚えている。すぐに影響はでなくても、いずれ大きなしっぺ返しがくるかもしれない。