Suicaのペンギンは01年に導入された交通系ICサービスSuicaイメージキャラクターとして25年にわたり採用されたキャラクターで、その愛きょうのある姿から、これまで数々のグッズが販売された。また、16年には新宿駅新南改札前にペンギンのブロンズ像が建立されるなど人気が高かった。
SNSでは「ショックすぎる」という声が相次ぐなか、JR東日本の公式発表を受けてネットでは意外なある事実に気がついた人も多かったという。それはあのペンギンには特定の「名前がない」ことである。
現にJR東日本はプレスでも終始「Suicaのペンギン」としか呼ばれていないため、SNSでも「あのペンギンって名前ないのか」「そういえばペンギンとしか呼んでなかった」「20数年ぶりに気がついた衝撃の事実」といった声が相次いでいた。
なお一部では、あのペンギンは「スイッピ」とも呼ばれているが、これはペンギンをデザインした絵本作家・坂崎千春氏の絵本「ペンギンシリーズ」に登場するペンギンのみ使用される名称だ。Suicaのペンギンに関しては、ICカードの分身との設定で、あえて「名前が存在しない」というのが正式見解になっている。
とはいえ、Suicaのペンギンは25年にわたりSuicaを盛り上げたキャラクター。卒業を前に「名前を募集してほしい」「名前を決めて送り出したい」というファンも存在するようだ。
坂崎氏は「25年という長い時間、Suicaのペンギンとして歩むことができて幸せでした」とのコメントを寄せている。


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