インタビュー中、経済対策について高市氏が話している途中で、「閣僚でも起用するというお考えはあると」と話を遮り、質問をぶつけた。
さらに「高市さんが総理大臣になれば、ですけども、今月の末にはASEANから始まって、トランプさんが来られるわ、APECはある、外交デビューが待ってるわけですね、新総理には。……高市さんかどうかは分かりませんけども」と二度も「総理に決まったわけではない」と繰り返し強調。「的を絞って短くお答えいただけますか」と詰めることもあった。
大越キャスターの会話を遮ったり、失礼な態度を取ったりしたのは今回が初ではない。総裁選前の討論会でも高市氏が話している最中でも、遮ることは何度もあった。
ネット上では「大越キャスターの目が、終始嫌っている対象を見る目をしていたのが不快」「長年キャスターをやってると勘違いし始める」「見下しているだろう神戸大卒のしかも女性総裁」「こいつ、何言ってんの?と感じた」といった批判が上がっている。
相手を怒らせて、話を引き出すというインタビューのテクニックはある。しかし、それは信頼関係があって成立するものだ。信頼関係がない相手にするとただの非礼な態度となってしまう。番組を見て、視聴者は「失礼・非礼」と感じたようだ。相手に忖度(そんたく)する必要はないが、最低限の礼儀はわきまえてほしいものだ。