日本共産党議長の志位和夫氏はX(旧Twitter)で4日、「『全員に馬車馬のように働いてもらう』にものけぞった。人間は馬ではない。公党の党首が使ってよい言葉とは思えない」と批判。また、過労死弁護団全国連絡会議は6日、「政府が進めてきた健康的な職場づくりを否定する」と抗議し、発言の撤回を求める声明を公表した。
国内の企業や政府内でも働き方改革が進む中、時代に逆行した発言が問題となり、総裁就任早々大炎上してしまった高市氏だが、一方で高市氏を擁護する「馬車馬派」もいるようだ。
格闘技イベント「BreakingDown」のCOOで実業家の溝口勇児氏は4日のXで、「国のトップが『ワークライフバランスなんて無視して働く』と宣言している今、政治も経済も現場も、全員が同じ覚悟で挑むべきだと思う」と賛同した。
また、衣料通販サイト「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作氏は5日のXで「働け働け働けって言われても、働く気がいまいち起きないのは希望がないから」と労働者の将来について言及。「目先の賃金アップももちろん大事だけど、みんなが求めているのはワクワクするようなこの国の未来の希望なんじゃないかと思う」と指摘。高市氏の施策に期待しているとしている。
働いてもらわなければ組織の発展がないのは政界、企業とも同じだろう。仕事量の塩梅が難しいところだ。