自民党総裁選で高市早苗氏が勝利したことを受け、積極的な財政政策を取るとの思惑から円相場は1ドル=150円台まで円安が進行し、円建ての金価格が上昇した。また、アメリカの政府機関が閉鎖された影響もあるとみられる。
国内のみならず金価格は国際的にも高水準にある。世界各地の紛争や、関税や制裁による先行き不透明な国際経済などを背景に、比較的安全な資産としての価値が高まっているのだ。
このニュースが広がると、SNSには「円がゴミになってるだけなんじゃ…」「現金がもう信用されてないな」「半年位前は1万5000円とかじゃなかったか」「国が滅びても価値が残るのってゴールドくらいやしね」と金の価格上昇に驚きを隠せない感想が目立った。
急激な価格上昇を見せる金だが、「国内三大地金商、田中貴金属、石福金属、徳力本店は現物売り切れ。円からの逃避がすごい」などの書き込みがあるように、すでに販売店では入手困難な状況にあるようだ。
ほかにも「2000年頃にじいちゃんにもらった金100グラム今が200万超え。当時は10万くらいだったが売らなくてよかった」といった“勝ち組”のケースもあった。
昔から安全な資産とされていた金だが、ここまで価値が上がるとは誰が予想しただろうか。