○ エンゼルス 6-5 ドジャース ●
<現地時間8月13日 エンゼル・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが敵地での『フリーウェイ・シリーズ』にスイープ負け。大谷翔平投手(31)は「1番・投手兼指名打者」で先発出場し、打者として12試合連続安打をマーク。先発投手としては5回4失点という投球だった。
二刀流として初めての古巣戦を迎えた大谷は初回、ベテラン右腕ヘンドリックスに対する第1打席で右翼線への三塁打を放ち、2番ムーキー・ベッツの左前適時打で先制のホームイン。さらに、女房役の4番ウィル・スミスが15号2ランを放ち、初回から3点をリードした。
2023年8月23日以来、約2年ぶりの古巣マウンドに上がった投手・大谷は、1番ネトを空振り三振、2番シャヌエルを二ゴロに打ち取ると、3番トラウトと2023年のWBC決勝以来となる対戦。フォーシーム5連投でフルカウントとしてからの6球目、内角低めに曲がり込むスイーパーで見逃し三振に仕留め、三者凡退の立ち上がりを切った。
しかし2回裏、先頭の4番ウォードに29号ソロを被弾。続く5番モンカダにも二塁打を浴び、犠飛で2点目を失った。それでも3回裏は得意のスイーパーで2三振を奪って三者凡退。直後の4回表、一死一、二塁での第3打席はフルカウントから四球を選んで満塁とし、2番ベッツの右前適時打、4番スミスの押し出し四球を演出した。
再び3点リードの4回裏、3番トラウトとの2度目の対戦では、カウント2-2から外角低めいっぱいにこの試合最速となる100.7マイル(約162.1キロ)のフォーシームを投げ込み、2打席連続の見逃し三振。前の打席で本塁打の4番ウォードは三ゴロに打ち取った。二死から振り逃げと暴投で得点圏に走者を背負いながらも、6番アデルを遊ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
そして、今季初めて5イニング目に続投するも、一死から連打でピンチを招き、1番ネトに2点適時二塁打を浴びた。復帰後初白星の権利まで残り二死としながらも、1点差に迫られたところで投手交代。今季最長の4回1/3、同最多の80球を投げて5被安打、無四球、7奪三振、4失点という投球だった。
その後、ドジャースは7回表、6番アンディ・パヘスのあわや2ラン本塁打という大飛球が中堅手テオドシオのホームランキャッチに阻まれ、追加点を挙げることができず。8回裏、4番手右腕エドガルド・ヘンリケスが二死満塁から8番オハピーに逆転の2点適時打を許し、試合をひっくり返された。
ドジャースはエンゼルスに対し、ホーム、アウェイ合わせた今季6試合に全敗。4連敗で同地区パドレスに1ゲーム差の2位に転落した。