新日本
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スポーツ 2019年05月16日 22時30分
「お前の所属場所はここじゃない」罵声を浴びたKUSHIDA NXTで新日本から移籍デビュー2連勝!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間16日、ファームブランドNXTを世界配信。新日本プロレスから移籍した日本人スーパースター、KUSHIDAがコナ・リーブスを相手にデビュー2戦目に臨んだ。 グラウンドの攻防からKUSHIDAは得意の関節技で攻め込んだが、突如ドリュー・グラックがステージに現れて試合を観戦。これにKUSHIDAはリズムを崩され劣勢に陥ったが、ブレーンチョップからのハンドスプリング・エルボーを放ち形勢を逆転させると、コーナーからトペ・コンヒーロを炸裂させた。 最後は必殺のホバーボードロックでリーブスを仕留め、タップ勝ち。NXT2連勝を飾ったKUSHIDAはステージのグラックを指差しにらみつけ、けん制した。公開で契約する高待遇でWWE入りしたKUSHIDAに対する包囲網が既にできつつある。 KUSHIDAは日本時間2日配信のNXTでデビュー。KUSHIDAの初陣はカシアス・オーノとだった。体格差に苦しみながらもドロップキックやスタンディングムーンサルトで攻め込むと、オーノも顔面へのビックブーツ2発で応戦。 さらにKUSHIDAは「お前の所属場所はここじゃない」とオーノの罵声を浴びながら強烈なフェイスバスターやカウンターパンチを食らうなど苦戦したが、マサヒロ・タナカ(ピッチングフォームからのパンチ)を披露すると、最後はホバーボードロックを決めてオーノにタップ勝ちしていた。新日本の壮行試合で、WWEで闘いを想定しながら棚橋弘至とシングルマッチを行ったことがさっそく生かされた形となった。 KUSHIDAは「初めてのNXTの試合が終わりました。甘く見てたわけではないけど、この結果。ちょっと甘く見てたかもしれない。けれども、俺は培ってきた、日本で培ってきた日本のプロレス。それを武器にしてここで腹を据えて闘っていきますのでみなさん、ぜひ」と応援を呼びかけた。 続けて「距離的には遠く離れているかもしれませんけど、間近にいるような活躍を海の向こうに届けますのでしっかりとチェックしてください。死ぬ気でがんばります。OK!See you later!Bye!」と意気込みを口にした。 日本ではKUSHIDAのシリーズだった『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』が開幕したばかり。日米で負けられない闘いが続く。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年05月14日 22時30分
「100年に一人の逸材感が…」棚橋弘至、プロ野球・楽天戦の始球式でストライク投球
新日本プロレスの棚橋弘至が14日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天対北海道日本ハム戦で始球式を行った。 野球少年だったことで知られる棚橋だが、先シリーズは左肘の怪我で欠場。6月5日、両国国技館でジェイ・ホワイトを相手に復帰することが決まったばかり。今回は5月13日に開幕した新シリーズ『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』(仙台サンプラザ)のプロモーションの一環として登場したが、元気あふれる姿を披露した。 この日は平日であるにもかかわらずデーゲームだった。棚橋は昼前、球場エリアで流されるラジオ番組に出演すると、楽天のキャップとユニフォームを着用、「イメージトレーニング」とグラウンドへ。楽天の平石洋介監督と記念撮影するなど、天然芝と土の香りが漂う楽天生命パーク宮城のグラウンドを堪能し、マウンドへ向かった。 楽天ファン、日本ハムファンの歓声に包まれながらマウンドに上がった棚橋は、球場内がどよめくほどのストライクピッチングを披露。大役を果たした。 登板後、棚橋は「室内練習場で練習したときは全然ストライクが入らなかったのですが、本番でしっかりと決められるあたり、100年に一人の逸材感が出ましたね!しっかりと腕を振ったつもりですが、筋肉がつきすぎて回転が悪くなってしまいました」と振り返った。 続けて「怪我で欠場中だったので、久しぶりにたくさんのお客様の前でパフォーマンスができて本当にうれしいです。ぜひ、大きな声援で楽天イーグルスも新日本プロレスも応援していただけるとうれしいです!」とコメント。これまでも始球式の経験がある棚橋だが、今回は間違いなくベストピッチング。この勢いを復帰戦につなげたい。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月13日 22時30分
「“覚悟”を見せる」新日本再入団の飯伏幸太、6.9大阪城ホール大会で内藤哲也と対決
新日本プロレス初夏の大阪ビッグマッチ『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』6.9大阪城ホール大会で、IWGPインターコンチネンタル王者の飯伏幸太が、内藤哲也を相手に2度目の防衛戦を行うことが決定した。 2人は、飯伏の復帰シリーズとなった3.10尼崎大会での『ニュージャパンカップ2019』1回戦で対戦し、飯伏が勝利。そして、内藤が逆指名する形でインターコンチへの挑戦権を得た飯伏は、4.6アメリカMSG大会のタイトルマッチで大激闘の末、王座奪取に成功した。飯伏にとってインターコンチのベルトは「2人の神が巻いていた」思い入れの強いベルト。それだけに、長期政権を築くと胸に抱いている。 その後4.20愛知大会で、連敗中だったザック・セイバーJr.を相手に防衛すると、飯伏は再び新日本に入団したことをファンに報告。一方の内藤は「次の狙いを定めた」と次期挑戦者に立候補。先シリーズで対戦するたびに舌戦を繰り広げてきたが、5.4福岡大会で内藤に6.9大阪城での王座戦を要求されると、飯伏も「やりましょう」と受諾。なんと今年3度目のシングル対決が実現することになった。 オカダ・カズチカとSANADAは同い年で、ライバルストーリーを築き始めているが、飯伏と内藤も同い年。今年は史上初となるIWGPヘビーとインターコンチのダブル戴冠を宣言した内藤にとって、インターコンチという“アイテム”は欲しいところ。また昨年から、飯伏にはシングルで3連敗中。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン内でもSANADAの株が急上昇中であるだけに、内藤は『G1クライマックス』前に結果を出し存在感を示したい。 新日本に再入団後、初めての防衛戦になる飯伏にとっても、フリー時代とは違う「覚悟」を見せるためには負けられない。再入団会見では「インターコンチのベルトを防衛し続けることで精一杯」と話していた飯伏だが、闘いに幅が見られるようになってきた。闘うたびに進化し続けるこのカードは何度見ても観客を楽しませてくれるはずだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月13日 11時00分
訃報・試合中に逝去… 世界で活躍したシルバー・キングさんが51歳の若さで
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間12日午前、メキシコのレジェンドレスラーの一人であるシルバー・キングさんの訃報をSNSで発信した。キングさんはWWEマットへの参戦はなかったが、WWEが買収したWCWマットには上がっており、「元WCWのスター」として紹介し、シェイン・マクマホン、マイケル・ヘイズ、ウィリアム・リーガルら関係者が哀悼のコメントを発信している。 日本では、みちのくプロレスが「シルバーキングさんがお亡くなりになりました。11日ロンドンのフベントゥゲレーラとの試合中に心筋梗塞を起こしたとの報道。今年日本に来日して元気な姿を見せたばかり。ユニバーサルで一緒にツアーを廻れたことを誇りに思います。心よりお悔やみ申し上げます」とWWEより早くSNSで発信。ディック東郷、金本浩二、TAKAみちのく、さくらえみら多数のレスラー、関係者、ファンから追悼のコメントが発信され続けており、まだ収まる気配はない。 キングさんは、兄のドクトル・ワグナーJr.との兄弟タッグや、エル・テハノとのロス・カウボーイズとして、メキシコだけではなく、新日本プロレス、全日本プロレス、インディー団体など、日本のリングでも活躍。2001年には3代目ブラックタイガーとして新日本に来日しているが、ケンドー・カシンとのタッグは兄ワグナーJr.同様、息が合っていた。2008年には全日本に参戦し、中嶋勝彦から世界ジュニアヘビー級王座を奪取する実力派だ。 今年3月19日に東京・後楽園ホールで開催された『エストレージャ・フィエスタ』が最後の日本のリングとなってしまった。51歳という若すぎる死はとても悔やまれる。 合掌文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月10日 22時40分
新日本スーパーJr.ブロック分けが決定!後楽園3連戦&幕張は全試合が公式戦!
新日本プロレスは次期シリーズ『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.26』(BOSJ)で開催される『ジュニアヘビー級最強戦士決定リーグ戦』のブロック分けと対戦カードを発表した。 Aブロックにはタイガーマスク、SHO、ドラゴン・リー、ティタン、マーティー・スカル、ジョナサン・グレシャム、石森太二、金丸義信、TAKAみちのく、鷹木信悟が参戦する。 Bブロックには田口隆祐、ウィル・オスプレイ、ロッキー・ロメロ、バンディード、成田蓮、ロビー・イーグルス、DOUKI、BUSHI、5.4福岡大会に参戦したバレットクラブの新メンバー、エル・.ファンタズモがエントリーした。 シリーズ開幕の仙台サンプラザ2連戦では、13日のメインで因縁のリー対石森が組まれた。ほか、SHO対鷹木の初シングル、スカル対グレシャムが行われる。14日のメインは田口対YOHの地元対決に。ほか、オスプレイ対BUSHI、バンディード対ファンタズモといった好カードがいきなり実現する。 22日からの後楽園ホール3連戦と、26日の千葉・幕張メッセ国際展示場・7ホール大会はいずれも全10試合が公式戦となったことには驚いた。この4大会にはヘビー級選手や、ヤングライオンは出場せず、ジュニア戦士によるシングルマッチを10試合続けて見ることができるのだ。決勝は6月5日に東京・両国国技館で開催するとあって、ジュニアの選手にとってはヘビー級の最強戦士決定戦『G1クライマックス』に負けないシリーズをアピールする意味でもこの4大会は重要な大会となってくる。 メインは、22日がオスプレイ対ファンタズモ、23日がリー対鷹木、24日がオスプレイ対成田蓮、26日がSHO対石森となった。地方大会でも好カードが組まれている。リーグ戦のため、鈴木軍やバレットクラブといったヒールユニットによる同門対決も行われるとあって、そちらの行方にも注目していきたい。昨年大きな熱を生んだBOSJが今年さらに全国で爆発するのは必至。ジュニアが全国に夏を運んでくる。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月10日 22時30分
ヨシタツが全日本プロレス岐阜大会で、TAJIRIの王座に挑戦!元WWE対決が実現
全日本プロレスは『ヨシタツ祭り〜ヨシタツ、じゅうろくプラザでデビュー16年記念大会〜』(27日、岐阜じゅうろくプラザ)の全対戦カードを発表した。 フリーのヨシタツは、新日本プロレス、WWEを経て全日本を主戦場にしている。同大会は地元・岐阜で行うデビュー16周年記念大会だ。ヨシタツは、TAJIRIが持つGAORA TVチャンピオンシップに挑戦表明。王者のTAJIRIがこれを快諾したため、管理委員会はメインイベントで「GAORA TVチャンピオンシップ」を行うことを正式に決定した。PWFルールで行われる。 ヨシタツは、「フリーの身でありながら、このような『ヨシタツ』が冠の大会を開催してくれる全日本の秋山社長に感謝いたします。『ヨシタツ祭り』はヨシタツのレスラーとしての16歳の生誕祭であるとともに、ヨシタツ、いや、全日本プロレスの世界復権への第一歩になります。その今回、世界にアピールするためのうってつけの相手を見つけました。TAJIRIさんです」と強調。 「世界を知る『ヨシタツvsTAJIRI』がタイトルをかけて行われれば、世界的な注目度は俄然高まります。5月27日、岐阜、『ヨシタツ祭り』で、ヨシタツはメインイベントでTAJIRIさんの持つGAORAタイトルに挑戦表明いたします」とコメント。ワールドワイドな戦いになると予測した。 王者のTAJIRIは、「GAORA TV選手権を奪取し、間もなく1年を迎えようとしています。この1年間、TAJIRIがこのベルトを巻くことにより『人間模様タイトル』、そんなイメージのベルトとしてファンの皆さんに認識されたのではないでしょうか?」と問いかけた。 相手については「自分としては挑戦者が誰になろうといっこうにかまいません。なぜなら、どんな人間も必ずその人だけの「生き様」というものを抱えているからであり、その生き様を試合前からさらけ出し、ぶつけ合い、そしてリングでの戦いに集結させる異端のベルト、それがGAORA TV選手権であると自分なりに解釈している…否、少なくともTAJIRIが保持している間はそういうベルトなのです、GAORA TV選手権は」と語る。 さらにTAJIRIは続ける。「今回、ヨシタツ選手の挑戦を受けるにあたり王者として彼に望むことはただひとつ。タイトルマッチが決定したこの瞬間から、ヨシタツという男の生き様を全開にさらけ出し、ガンガンぶつけてほしい。そして、戦う前から見る者たちをワクワクさせ続けてほしい。それが、このベルトに挑戦してくる者の礼儀であり、唯一の挑戦資格であることを、彼ならきっと理解していると思うのです。これまでの人生で数々の修羅場をくぐり抜け、つねに『明日はないかも』という覚悟でリングに上がり続けているはずの彼になら」と挑戦者・ヨシタツの覚悟に期待した。 ヨシタツは2008年から2014年まで、TAJIRIは2001年から2005年と2017年にそれぞれ、アメリカWWEのスーパースターとして活躍しているが、WWEでの実績はいくつかのタイトルを獲得したTAJIRIの方が上。元WWEスーパースター対決を岐阜で見られるのはいかにも全日本らしい。ヨシタツは国内初のシングル王座を獲得したいところだ。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月10日 06時30分
初代タイガーがデビュー記念日に会見!6.20後楽園でストロングスタイルプロレス開催!
初代タイガーマスクが都内で『ストロングスタイルプロレスVol.2』(6月20日、後楽園ホール)に関する会見を行った。会見が行われた日は1981年、蔵前国技館でダイナマイト・キッドを相手に“デビュー”した、タイガーマスクにとっての記念日。初代タイガーが当時に触れる場面もあった。 4月23日の会見には先日WWE殿堂入りを果たした新間寿氏、初代タイガー、リアルジャパンプロレスの平井丈雅代表が出席した。 平井代表は「メインイベントを発表させていただきます。スーパー・タイガーと船木誠勝選手がタッグを組みまして、相手は藤田和之選手、ケンドー・カシン選手。このタッグマッチをメインイベントとさせていただきます。第2弾を行うにあたりまして、ストロングスタイルができるプロレスラーは誰か、と相談しました。 うちのスーパー・タイガー、船木さんに決定し、その相手として誰がストロングスタイルの相手にふさわしいかと検討し、藤田和之選手、ケンドーカシン選手、この2人と対戦することになりました。藤田和之選手はリアルジャパン初参戦となります」と6.20後楽園大会のメインカードを発表した。 これを受けて初代タイガーは「次回大会はストロングスタイルが復活ということで、この試合が組まれることになりました。いい試合に必ずなると思いますので、みなさん期待してご来場ください」と呼びかけた。藤田の印象については「タックルですね。タックルを生かしてプロレスをやっているということは大変。地味なんですけど速さにびっくりすると思います。タックルとスーパーの蹴りが当たったら、大変なことになっちゃうと思う。そこを見ていただきたい」とコメント。また「猪木イズムは分かってると思うんで、やる必要はなかった」と佐山が藤田を指導したことはなかったと明らかにしている。 さらに初代タイガーは、デビュー記念日ということもあり、タイガーマスクとしてデビューを果たした当時のエピソードもいくつか披露。初代タイガーはサミー・リーのリングネームで遠征中のイギリスから緊急帰国して、タイガーマスクとしてデビューした。「(タイガーマスクを)意識したのは3、4試合経ったころからですかね。あまりにもお客さんのフィーバーがすごいんで、『これはイギリスに帰れないんじゃないかな?』と思いました」とポツリ。 「僕は新日本プロレスに入った時も新間さんにお世話になっているんですね。新間さんに連絡して、新間さんが入れてくれたようなものなんですけど。で、今度はタイガーマスクも新間さんなんですよね。運命を感じます」とタイガーマスクへの道に導いた新間氏への感謝の気持ちを口にした。 さらに初代タイガーは「当時、僕はタイガーマスクのイメージが全く分からず、サミー・リーをやるしかなかった。新間さんの新間ワールドの中にはイメージが何かあったんでしょうね。あれを新日本でやるというのは考えられないことだと思いました」と続け、『タイガーマスク』の原作者、故・梶原一騎氏についても「梶原一騎先生は優しかったイメージしかないです。すごい優しかったです。僕にだけお小遣いをくれますしね。『タイガーよく来たな』って目を細めて言ってくれるんで、優しかったですね。いい思い出です。ファンの夢はつぶせないですね。プロレスファンは温かいです。熱いですしね。プロレスって夢がありましたよね」と当時を振り返っていた。 初代タイガーが抱くストロングスタイルの信念は、昭和から平成、平成から令和に時代が変わっても全く変わらないのだ。文 / どら増田写真 / ©︎リアルジャパンプロレス
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スポーツ 2019年05月08日 22時30分
棚橋弘至が6.5両国大会でジェイ・ホワイトを相手に復帰戦!ジュースを狙う男は誰だ?
新日本プロレスのアメリカMSG大会(現地時間4月6日)以降、欠場を続けていた棚橋弘至が6.5両国国技館大会で復帰し、ジェイ・ホワイトと対戦することが決定した。 棚橋はMSG大会でザック・セイバーJr.のブリティッシュヘビー級王座に挑戦したがザックの関節技地獄の前にタップアウト。憧れの舞台だったMSGで勝利を飾ることはできなかった。帰国後、左ヒジの負傷で『レスリングどんたく』シリーズの欠場を発表。棚橋のSNSには治療に励む姿がアップされていたが、5月4日の福岡に来場するとリング上から「左のヒジを手術しました。先日ギブスも取れて、抜糸もしました」とファンに報告。さらに「6月5日、両国で復帰します!IWGPのベルトを狙います!」と復帰を明言した。 すると、ジェイ・ホワイトが外道とともにリングに上がり、棚橋に「ベルトは持っていないが、俺こそがチャンピオンなんだ!オマエは挑戦者の列の後ろに並んでおけ!」と怒鳴り散らして暴行。棚橋の左ヒジへのイス攻撃はヤングライオンたちに阻止され未遂に終わったが、「タナハシ、次は俺だ!」と棚橋との対戦をアピールした。 ジェイは今年の2.11大阪大会で棚橋をブレードランナーで沈め、IWGPヘビー級王座を初戴冠。その後、4.6MSG大会でオカダ・カズチカに同王座を奪われ“二カ月天下”に終わったジェイだが、棚橋を相手に連勝してオカダと再び戦おうと主張したいのではないだろうか。対する棚橋は2.11大阪のリベンジを果たし、9度目の王座獲りに向けて再スタートを切りたいところ。その直後には6.9大阪城ホール大会という上半期最大のビッグマッチも控えているだけに、このカードが両国で組まれたというのは興味深い。 「TIME’S UP おまえは終わりだ」 「2019年6月5日」 そんな謎のメッセージが場内ビジョンに映されたのは、5.3福岡大会の第5試合の終了直後。IWGP USヘビー級王者のジュース・ロビンソンが、6人タッグでチェーズ・オーエンズを仕留め、場内の歓声に応えていると突然場内が暗転。そして、ビジョンに映像が流れ始めたのだ。 バーで革ジャンを着た男が、店内のテレビに映るジュースの試合を見ながら、ナイフでカウンターに傷をつける。次の瞬間、画面には「TIME’S UP おまえは終わりだ」という文字が。男が席を立つと、最後に「2019年6月5日」という日時が出て映像は終了した。翌日の5.4福岡大会でも同じ映像が流れた。ジュースは「あのビデオはなんなんだ?6月5日とごていねいに日にちまで明かしてくれている。その日は『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』の決勝だったよな。『終わりだ』と言われて、俺が『その通りだ』と答えるとでも思ってるのか?」と怒りをあらわに。 さらに「この赤い革のセクシーな“パーツ”(IWGP USヘビーベルト)は、俺の腰が一番似合ってるんだ。ナゴヤ(4.20名古屋大会)でファレを相手に防衛した後、俺は『(防衛戦の)4番手は誰だ?』と言った。相手が誰であってもケツに蹴りをブチ込んで、世界で最高のIWGP USヘビー級チャンピオンになってみせる!」と迎撃すると宣言している。6.5両国大会では、思わぬ選手がジュースを狙ってくるかもしれない。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月07日 16時00分
ライバル相手にIWGP初防衛のオカダ・カズチカ、次なる相手はクリス・ジェリコ!
「ライバル」 新日本プロレスの“レインメーカー”オカダ・カズチカは、棚橋弘至、中邑真輔、内藤哲也、AJスタイルズ、ケニー・オメガら好敵手に恵まれてきた。しかしライバルとなると「?」マークが付いてしまう。オカダにとっては自身よりも上の世代か、EVILら下の世代との闘いが多く、同世代のライバルとめぐり会えていなかったからである。 しかし、IWGPタイトルマッチの調印式で、挑戦者で同い年のSANADAがオカダを「ライバル」と呼んだことがうれしくて仕方なかったという。SANADAは新日本参戦以降、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員として、クールなキャラクターを貫いてきた。しかし『ニュージャパンカップ2019』の決勝戦の直後、オカダが「アメリカから戻ったらSANADAさんと最初にやると約束する。そのとき持ってくるもの(ベルト)は持ってくるから」と約束。これを守ってくれたオカダに対して思うことがあったのだろう。試合では前髪を下ろし、ヒゲを整え、コスチュームをブルーに新調。これはSANADAが、新日本参戦前に真田聖也として活動していたときのスタイルだ。 過去の戦績はオカダの5戦5勝だが、博多っ子はSANADAを推していた。しかし4日のタイトルマッチ(福岡国際センター大会)38分の激闘の末、またもやSANADAはレインメーカーを食らい3カウント。タイトル獲得はならなかった。試合後、オカダが手を差し伸べると「もう一回」と人差し指を立て、握手、グータッチで拳を合わせてから、SANADAはリングを後にした。マイクをつかんだオカダはSANADAをライバルだと認め、「これがライバルストーリーの始まり。6勝0敗じゃなくて、1勝0敗でもいい」とSANADAとのストーリーを大切にする意向を示している オカダが大会を締めようとしたそのとき、場内が暗転し、クリス・ジェリコからのビデオメッセージが流れた。彼は6月9日に大阪城ホールで開催される『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』で挑戦すると表明。アメリカの新興団体AEWと契約しているジェリコだが、新日本には参戦可能な契約を交わしているとされる。ジェリコにとっては日本で活動していたときから長年の夢であったIWGPヘビー級王座にようやくたどり着いたのだ。オカダに断る理由はなく「上等じゃねぇか!」とあっさり受諾。初夏のなにわの街で、ドリームマッチが実現することになりそうだ。 オカダは再びライバルと対峙するまで、ベルトを死守することができるか?ジェリコという世界の壁が立ちはだかる。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月06日 20時00分
「令和」の新日本プロレス“エース候補”は成田蓮!
新日本プロレスは今年3月、旗揚げ47周年を迎えた。 昭和はアントニオ猪木という絶対エースのもと、坂口征二、藤波辰巳(辰爾)、長州力、初代タイガーマスク、キラー・カーン、前田明(日明)、タイガー・ジェット・シン、アンドレ・ザ・ジャイアント、スタン・ハンセン、ダイナマイト・キッド、ハルク・ホーガンといったスター選手を輩出してきた。 そして平成は、ビッグバン・ベイダー、スコット・ノートン、プリンス・デヴィットなど外国人選手も台頭。猪木、藤波、長州の時代を超えるべく、武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋の闘魂三銃士、馳浩、佐々木健介、天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学、大谷晋二郎、藤田和之、真壁刀義、棚橋弘至、柴田勝頼、中邑真輔、内藤哲也、オカダ・カズチカら、日本人選手が飛躍した時代だったと言えるのではないだろうか。 平成の新日本はIWGPヘビー級王者のオカダをトップに、棚橋、飯伏幸太、内藤、そして前王者のジェイ・ホワイトの5選手がトップに君臨している。これはポスターを見れば一目瞭然だ。飯伏が抜けていたが、今後レギュラー参戦が予想されるだけに、5強の中に入ってくるのは間違いない。 ヤングライオン(新日本の若手選手)をジェイ、ジュース・ロビンソン、デビッド・フィンレーら外国人が多数を占めた時代に比べると、現在の新日本は海外武者修行組も含めて、将来有望な日本人選手が多い。特に期待されている海野翔太は『ワールドタッグリーグ2018』『ニュージャパンカップ2019』でトップ選手と対戦し存在感を残している。今年の『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』のエントリーをアピールする選手もいるなど、令和のスター候補生は潤沢だと言っても過言ではない。 筆者は令和の“エース候補”として成田蓮を推したい。成田は1997年11月生まれの21歳。183cm、83kg、甘く端正な顔立ちで女性ファンも多いヘビー級の“エース候補”だ。成田は2016年4月、レスリングや野球などをバックボーンに新日本に入団。2017年7月に同期で同い年の海野翔太を相手にデビューした。海野とは背格好も近い。生涯のライバルとして競い合っていくと期待されている。 海野同様、海外武者修行も時間の問題と思われ、海外から帰国した後どんな化け方をするのか注目したい選手である。成田がどんなレスラー像を築いていくのか大いに期待したい。文・写真 / どら増田
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