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「“覚悟”を見せる」新日本再入団の飯伏幸太、6.9大阪城ホール大会で内藤哲也と対決

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飯伏幸太

 新日本プロレス初夏の大阪ビッグマッチ『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』6.9大阪城ホール大会で、IWGPインターコンチネンタル王者の飯伏幸太が、内藤哲也を相手に2度目の防衛戦を行うことが決定した。

 2人は、飯伏の復帰シリーズとなった3.10尼崎大会での『ニュージャパンカップ2019』1回戦で対戦し、飯伏が勝利。そして、内藤が逆指名する形でインターコンチへの挑戦権を得た飯伏は、4.6アメリカMSG大会のタイトルマッチで大激闘の末、王座奪取に成功した。飯伏にとってインターコンチのベルトは「2人の神が巻いていた」思い入れの強いベルト。それだけに、長期政権を築くと胸に抱いている。

 その後4.20愛知大会で、連敗中だったザック・セイバーJr.を相手に防衛すると、飯伏は再び新日本に入団したことをファンに報告。一方の内藤は「次の狙いを定めた」と次期挑戦者に立候補。先シリーズで対戦するたびに舌戦を繰り広げてきたが、5.4福岡大会で内藤に6.9大阪城での王座戦を要求されると、飯伏も「やりましょう」と受諾。なんと今年3度目のシングル対決が実現することになった。

 オカダ・カズチカとSANADAは同い年で、ライバルストーリーを築き始めているが、飯伏と内藤も同い年。今年は史上初となるIWGPヘビーとインターコンチのダブル戴冠を宣言した内藤にとって、インターコンチという“アイテム”は欲しいところ。また昨年から、飯伏にはシングルで3連敗中。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン内でもSANADAの株が急上昇中であるだけに、内藤は『G1クライマックス』前に結果を出し存在感を示したい。

 新日本に再入団後、初めての防衛戦になる飯伏にとっても、フリー時代とは違う「覚悟」を見せるためには負けられない。再入団会見では「インターコンチのベルトを防衛し続けることで精一杯」と話していた飯伏だが、闘いに幅が見られるようになってきた。闘うたびに進化し続けるこのカードは何度見ても観客を楽しませてくれるはずだ。

取材・文・写真 / どら増田

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