● パドレス 2-8 ドジャース 〇
<現地時間8月24日 ペトコ・パーク>
ロサンゼルス・ドジャースが首位攻防3連戦のスイープ負けを阻止。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場し、45号本塁打をマーク。先発登板した山本由伸投手(27)が今季11勝目を挙げた。
連敗中のドジャースは初回、先頭打者の大谷が四球を選ぶと、ムーキー・ベッツが中前安打、フレディ・フリーマンも四球で無死満塁とチャンスメイク。テオスカー・ヘルナンデスはあわやグランドスラムという大飛球を放ったが、中堅手ロレアノが右中間フェンス際で好捕。それでもこの一打が先制犠飛となり、大谷がホームに生還した。
1点リードを持ってマウンドに上がった山本は3回裏、一死から8番クロネンワースにこの試合の初安打を許すと、9番ディアスに高めに浮いたシンカーを振り抜かれ、6号逆転2ランを被弾。打たれた瞬間にマウンド上で叫び声をあげ、悔しさを露わにした。
それでも4回裏には立ち直りを見せ、3番マチャドからのクリーンアップを三者凡退。5回裏には一死一、二塁とピンチを招いたが、逆転弾の9番ディアスを右飛、1番タティスJr.を三ゴロに打ち取り、追加点は与えなかった。
1点を追う打線は6回表、フリーマンが17号同点ソロを放って試合を振り出しに。その裏を山本が無失点に抑えると、直後の7回表に女房役のダルトン・ラッシングが3号勝ち越し3ランを叩き込んだ。さらに、フリーマンに2打席連発の18号2ランが飛び出し、これまで苦戦を強いられたパドレス投手陣から一挙5得点。山本に勝利投手の権利をもたらした。
9回表には大谷が松井裕樹との日本人対決で45号ソロを放ち、ダメ押しの追加点を奪った。復帰後初登板の右腕カービー・イェーツが9回裏を締め、パドレスと並ぶ同率首位に浮上。同地区ライバルとの今季対戦を9勝5敗の勝ち越しで終え、地区優勝マジック「31」を点灯させた。