対 千葉ロッテ
千葉・ZOZOマリンスタジアム
5月7日
●オリックス(山岡)5-7(石川)千葉ロッテ○
8日
○オリックス(田嶋)5-2(美馬)千葉ロッテ●
9日
●オリックス(増井)4-7(小島)千葉ロッテ○
※(カッコ)内は先発投手。
※38試合14勝17敗7分。5位。首位の東北楽天と3.5ゲーム差。
初戦はかなり大粒の雨の中、試合は決行されたが、先発の山岡泰輔が5回、8安打、5失点とらしくないピッチングでKO。「今日は何もコメントできることはありません」とノーコメントで球場を引き揚げた。試合は太田椋の2号3ラン、杉本裕太郎の5号、6号ソロで追い上げるも最後は逃げ切られてしまう。
第2戦は、先発の田嶋大樹が6回を6奪三振、2失点でまとめ、本人も「今日は立ち上がりからテンポよく投げることができたと思います。ランナーを許してから、少し慎重になり過ぎたところは反省しなければいけませんが、しっかりとゲームを作ることが出来たところは良かったと思います」と課題を挙げながらも、手ごたえのあるピッチングを披露。同級生の宗佑磨が6回に追加点となる4号ソロを放ったのが効いて、オリックスが勝利。田嶋が2勝目をマークしている。
第3戦は、先発の増井浩俊がとにかく悪かった。オリックスは初回に杉本の7号2ランなどで3点を先制したが、その裏に2点返されると、2回に同点に追いつかれ、3回に逆転を許し、4回には追加点…。増井は3回2/3でKO。「自分の力不足ですし、早いイニングでマウンドを降りることになってしまい申し訳ないです」と悔しさを滲ませていたが、今週から日程が変則になることもあり、10日に登録を抹消されている。試合は敗れてしまったが、T-岡田に待望の1号ソロが出たり、吉田正尚が4打数4安打をマークするなど、野手の方では収穫があった試合だったと言えるだろう。
吉田正は打率.348でリーグトップを独走中。ホームラン7本はリーグ2位、出塁率も.438とリーグ3位の成績だ。そして注目なのは、まもなく規定打席に乗る吉田正の青山学院大時代からの先輩であるラオウこと、杉本だろう。プロ6年目、今年30歳になった杉本は打率.333、ホームランは吉田正と並ぶ7本、出塁率は.404と絶好調なのだ。吉田正、杉本と続く打線は相手チームにとって厄介な存在になろうとしている。外国人選手がモヤ以外、まだ期待に応えられる活躍が出来てないので、和製大砲コンビに繋ぐ野球を期待したい。
(どら増田 / 写真・ふり〜だむ)