● ドジャース 5-6 フィリーズ ○
<現地時間9月15日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが東地区首位フィリーズとの本拠地カード初戦に。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場し、3試合連続安打を含む3出塁を記録した。
フィリーズ先発は今季12勝を挙げている左腕スアレス。本塁打タイトルを争うシュワーバーの53号ソロにより先制を許して迎えた1回裏の第1打席は、フルカウントから低めのフォーシームで見逃し三振に倒れた。
1点を追う3回裏、一死三塁での第2打席はフルカウントから四球を選び、今季最長の20試合連続出塁をマーク。2番ムーキー・ベッツの同点犠飛を演出した。
7番マックス・マンシーの18号ソロで勝ち越しに成功した5回裏、一死一塁での第3打席はカウント0-1から外角のカーブを引っ張り、右翼線への二塁打でチャンスメイク。2番ベッツが2打席連続の中犠飛を放ち、リードを2点に広げた。
スコア3対4と逆転を許した直後の7回裏、2番手右腕カーカリングに対する第4打席はフルカウントから内角低めいっぱいのフォーシームに手が出ず見逃し三振。それでも、続く2番ベッツが19号同点ソロを左中間スタンドに運び、試合を振り出しに戻した。
再び勝ち越しを許して1点ビハインドで9回裏に入るも、フィリーズの守護神デュランから8番アンディ・パヘスが起死回生の25号同点ソロ。その後、二死走者無しで第5打席に立った大谷はデュランの160キロ超えの速球を冷静に見送り続け、四球で出塁した。直後に今季19個目となる盗塁を決めてサヨナラのチャンスを作ったが、2番ベッツが中飛に倒れて得点ならず。試合は延長タイブレークに突入した。
ドジャースは延長10回表、6番手右腕ブレーク・トライネンが犠飛を許して1失点。10回裏には一死満塁の絶好機を作るも決定打が出ず、連勝が「2」でストップした。
この試合の大谷は3打数1安打、2四球、2三振、1盗塁という内容で、今季成績は打率.281、49本塁打、OPS1.003。3試合連続本塁打を記録したシュワーバーとの差が4本に広がっている。