日本郵便によると、26年の年賀はがきは7億5000万枚で前年の3割ほど少ない発行枚数になっているという。年賀はがきは近年、電子メールやSNSの普及、はがき代の高騰などの影響があり17年連続で減少傾向にある。
27年にはさらに減少傾向になる事が予想されており「年賀状は将来なくなってしまうのではないか」と考える人も少なくない。
その一方で、需要が上がっているのが「年賀状じまいシール」だという。
年賀状じまいシールとは、年賀状のやり取りを終了したい時に使われるシールで、多くは「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします」と書かれたシールを貼り付けて、“年賀状終了”を相手に伝える。
年賀状じまいという文化はこれまでも、年賀状送付が負担になってきた高齢者などで行われていたが、「文字を書くのが面倒」「切り出し方が難しい」と感じる人も多く、はがきに貼り付けるだけで完成するシールタイプに需要が高まっているようだ。
また年賀状じまいシールは現在100円ショップなどでも購入する事が可能で、シールには可愛い動物やキャラクターがプリントされたものもあり、安価で手軽、深刻にならない点なども魅力であるという。ほかにも、年賀状じまいのはがき、スタンプなども販売されている。
これらのグッズの需要が高まっているということは、それだけ世間での「年賀状離れ」が進んでいるということだろう。今後数年は年賀状じまいに関する商品は売り上げを伸ばしそうだ。

 
																																				 
																																					 
																																	 
								

 














 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				