武井は、世界マスターズ陸上競技選手権大会で金メダル2回、銅メダル1回獲得している。いわゆるトップの陸上選手だ。日本フェンシング協会の会長を務めたこともある。
陸上競技についてはプレイヤーの目線や知識を持っているので、コメンテーターやアンバサダーが務まりそうだ。しかし、実際には選ばれていない。
武井は自身のXで「あー、世界陸上語りたいけど番組には呼ばれねーし毎回ストレス笑笑面白そうなとこ山ほどあんのに!」と嘆いている。
ネット上では「見たい」という声も上がる一方で、「過去の発言を見ていたら呼ばれないよ」「ごめんなさい、武井壮さんでは数字取れないと思います」「解説者がうるさいと競技に集中できない」「この人語り出すと自分が主役になりたがるから」「専門性は良いと思うんだけれど、言葉尻や言葉使い、表現の仕方がちょっとね」といった声が上がっている。
武井の実績は申し分ないものだろう。しかし、いいプレイヤーが必ずしもいいコメンテーターやアンバサダーになれるわけではない。幸い現在は自分の意見が発信できるSNSがいくつもある。テレビ以外で発言すればいいのだ。SNSではダメだというのであれば、テレビ出演にしがみついているだけということなのだが、実際はどうなのだろうか。