杉浦は、先シリーズ最終戦で試合後に潮崎を奇襲。まんまと12・6武道館大会でタイトル挑戦権を手に入れることに成功した。
すべてはヘビー級戦線活性化のため。杉浦は「誰も挑戦者として名乗りをあげていなかったし。潮崎が6月にベルトを巻いた時からずっと後輩に先を越されたと思っていた。おじさんのジェラシーをみせてあげますよ」と不敵な笑み。
昨年6月以来、約1年半ぶりのシングル王座挑戦となるが「今年に入って、シングルマッチをたくさん経験しているんでね。新日本とやったり、タイトル(IWGPヘビー級王座)挑戦したり、G1に出たり。ノアでは高山(善廣)さんとやったり。勢いは全然あるんじゃないですかね」と手応えをつかんでいる。
すでにタイトルマッチに向けて仕上がりは万全。「チャンピオンだからお付き合いも大変だろうけど、体調を崩さないようにしてほしい」とおたふく風邪にかかっていた王者を皮肉る余裕も見せた。
さらに杉浦は自身の好調ぶりを示すバロメーターとしてある現象が起こっていることを明かした。
「最近オナラが本当に良く出るんですよ。一日20回ぐらいじゃないですかね。体調がいい証拠ですよ。チャンピオンの顔面にくらわせてやりますよ」と言い放った。
なんと、潮崎にオナラ攻撃をぶっ放すというのだ。お下劣極まりない行為だが、試合に負けた上に放屁なんてされた日には、王者のプライドはズタズタになることは間違いない。
すべてを語り終えた挑戦者は「ブー」と本紙記者の顔面に毒ガスを噴射すると、きょうの「セム」ディファ有明大会での前哨戦に備えて事務所を後にした。