search
とじる
トップ > スポーツ > 新日本 棚橋 復活へノロシ

新日本 棚橋 復活へノロシ

 新日本プロレスIWGPヘビー級王座奪還に失敗した棚橋弘至が心機一転リスタートを切る。現王者でライバル中邑真輔に苦杯をなめた無念の敗戦から3日。もうひとりのエースが、ライバルへの思いのたけ、再起に向けて逆襲のビジョンを明かした。

 8日の両国大会で前王者としてライバル中邑に敗れてタイトルを奪還できなかった棚橋。さらにはストーカーのTAJIRIから毒霧で襲われる散々な結末に、試合後は「なんもねぇよ」と珍しく語気を荒らげて会場を後にした。
 それだけ悔しい一敗だった。ストロングスタイルの復興を掲げてアントニオ猪木にケンカを吹っかける中邑に対し、待ったをかけながら止めることができずじまい。感情を爆発させたのも無理ないが、悪夢の敗戦からこの日はようやく重い口を開いた。
 「なんか嫌な予感がしたんすよね。実はタイトルマッチの直前にメンタルトレーニングを兼ねてひとりでキャバクラに行ったんですけど、全然女の子を落とせなかった。60分フルタイムドローですよ。しかもその“負けいくさ”を会社の人にも見られちゃうし。そりゃ中邑にも勝てませんよね」

 あたかもタイトル奪還できなかったのは精神的な理由だったいわんばかりだが「負けたのは紛れもなく俺。試合後に中邑は『なりたい自分になる』みたいなこと言ってたけど、それを全うすればいいと思う。ただ『なりたい自分になる』って言葉は、俺が22歳くらいのときから使ってた言葉だけどね」
 中邑に敗れたことなどすっかり忘れてしまったかのような棚橋には、すでに再起に向けたビジョンがある。「2009年についた汚れは今年中に落とすということで、とりあえずTAJIRI問題は年内に解決する。そうしたら選手の中でドームに向けた姿勢、アティテュードを一番に打ち出したい。エースとしてこの前の両国の集客には満足してないですから」
 主役の座は譲らない。棚橋はドームでもリングのど真ん中で「愛してマース」と叫ぶつもりでいる。

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ