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長州力ファイナルマッチのカード決定!チケット完売につき全国ライブビューイング開催

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長州力ファイナルマッチカード

 『POWER HALL 2019』後楽園ホール大会(6月26日)で現役最後の戦いに挑むプロレスラー“革命戦士”長州力の対戦カードが決定した。

 長州は最後の相手として、永遠のライバル藤波辰爾を指名していた。藤波に加え、古巣・新日本プロレスから真壁刀義と石井智宏が参戦。ここに国内復帰戦となる武藤敬司と、平成維震軍の越中詩郎も加わる。最後を飾るにふさわしいカードが実現した。

 長州は越中、石井と、藤波は武藤、真壁とそれぞれトリオを結成、6人タッグマッチを戦う。長州の維新軍をモチーフに、越中が平成維震軍を結成するなど、越中は当時長州に抵抗する立場にいたが、平成維震軍解散後は長州の側近に。長州が新日本を退団しWJを結成すると越中も追随している。石井は天龍源一郎氏主宰のWARでデビューしているが、WARの解散に伴い、フリーとしてインディー団体を渡り歩いていたときに、長州がWJを設立すると弟子入りを志願。長州とともに新日本にも参戦し、現在に至っている。

 武藤と長州は近年、バラエティー番組で共演し、武藤がプロデュースしているプロレスリング・マスターズに参戦するなど交流を深めている。新日本時代、武藤、蝶野正洋、故橋本真也さんの闘魂三銃士にとって長州と藤波の壁は高かった。武藤がシングルで長州に初めて勝ったのはグレート・ムタとしてだ。武藤はムタとしてIWGPヘビー級王座を奪取している。真壁は若手時代に長州の付き人を務め、タッグを組みIWGPタッグ王座に挑戦したこともあった。

 長州と藤波のシングルを期待する声も多いようだ。ただ、21日のドラディション大阪大会では、2人が対峙しただけで「涙モノ」の空気感が会場に満ちあふれたそう。この2人が向き合いさえすれば、それだけで2人にしか作れない空気感を後楽園ホールでも感じることができるのは間違いない。今大会はカード発表前からチケットが完売してしまったが、「見たい」というファンからのリクエストに応える形で、全国の映画館を使いライブビューイングを開催することが急遽決定した。こちらもプラチナチケットになるのは確実だ。

 5月19日には宮古島で試合を行う長州。怪我なく、万全な体調でファイナルマッチに臨んでほしい。なおファイナルマッチのレフェリーは長州と行動をともにし続けたタイガー服部が務める。

取材・文 / どら増田
写真 / ©️リデットエンターテイメント

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