新日本
-
スポーツ 2019年02月05日 22時10分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「田上明」自然体が持ち味のダイナミックT
全日本プロレスが誇った四天王の一角、田上明も引退から5年がすぎた。昨春には胃がんにより胃の全摘手術を受けたが、経過はおおむね良好の様子。現在は茨城県つくば市で経営する『ステーキ居酒屋チャンプ』で、松永光弘直伝のステーキを焼いているという。※ ※ ※ 四天王プロレスというときに、三冠王座を頂点とした個々の対戦を思い浮かべるファンは多いだろうが、一方でタッグマッチこそがその究極とする声もある。「とにかく大技を連発する内容なだけに、どうしてもシングル戦だと試合中に間が空いてしまう。なんなら30分近い試合時間のうち、10分ぐらいはどちらかの選手がリング上で倒れ込んでいると感じるほどで、タッグマッチなら片方の選手が大技を食らって“休憩”している間も、もう一方が戦いを続けることになる。そうやって休みなく戦いが続くという点から、タッグの方をより面白く感じるファンはいたでしょう」(プロレスライター) 三沢光晴&小橋建太組と川田利明&田上明組の頂上対決は、対戦回数がそこそこ多いため“この一戦”を選ぶのは難しいが、テレビ解説のジャイアント馬場が「言葉もありません」と絶句したほど、そのタッグ戦においてひときわ力を発揮したのが田上であった。「田上は1996年に三冠王座獲得、チャンピオン・カーニバル優勝と個人でも結果を残した上、世界タッグ王座獲得、世界最強タッグ決定リーグ戦優勝というグランドスラムを達成したにもかかわらず、プロレス大賞MVPに選ばれなかった(MVPは小橋)。190センチ超の巨躯ゆえに四天王の中ではスピード感に劣り、人気面においても一歩引けを取っていたことは紛れもない事実です」(同) シングルプレーヤーとしてはかように印象度で劣ったものの、タッグではそうしたマイナス部分がカバーされると同時に、“田上火山”とも称された爆発力が一層際立つことにもなった。 川田の激しい攻めと田上のダイナミックな力業という異なる個性のマッチングもよく、三沢や小橋がそれぞれパートナーを秋山準やジョニー・エースへと代えていったのに対して、川田&田上組は’93年の結成から’00年に田上がノアへ移籍するまで続くことになる。 川田&田上組による世界タッグ王座の戴冠6回は歴代最多、世界最強タッグ決定リーグ戦でも同コンビで2度の優勝を果たしている(’99年は川田の負傷欠場により、田上はスタン・ハンセンとのコンビで出場して準優勝)。「とはいえ田上が特別に努力したわけではなく、たまたま持ち味がフィットしただけというのが面白いところ。仮にタッグのエキスパートを目指していたなら、ノアでも誰か別のコンビで成功したでしょうが、そういうこともなかったですからね」(同)大相撲時代から有名な練習嫌い 田上のプロレス人生には、とかく偶然が付きまとう。大相撲廃業後、当初は長州力率いるジャパンプロレスへの入門となったが、長州の新日本プロレス復帰に伴い分裂。田上は全日に引き取られる格好となった。 そこで馬場に目をかけられ、抜擢を受けながらもしばらくパッとしない時期が続いたが、SWS移籍による大量離脱が発生。このとき谷津嘉章を失ったジャンボ鶴田から、タッグパートナーに指名される。 しかし、なおもふがいない試合が続いたため、試合後に鶴田からビンタをかまされたこともあった。「それでも中堅以下に落とされることがなかったのは、選手の頭数が不足していたこともあるし、同時に超世代軍の三沢らがまだ力量不足であったことから、強すぎる鶴田の“ハンデ”として田上が起用されていたことは否めません」(同) その後、肝炎発症により鶴田が戦線離脱すると、思わぬかたちで田上が正規軍のトップに立つ。そこに“三沢超え”を宣言して超世代軍を離れた川田が加わり、正規軍ならぬ“聖鬼軍”なるユニット名が冠せられた。 ファンからは明らかに三沢&小橋らが支持されており、田上&川田を正規軍と称することには、ファンのみならず団体関係者やマスコミにも違和感があったのだろう。「そもそも田上自身、上昇志向が希薄で大相撲時代から有名な練習嫌い。それでいながらなぜトップの座を維持できたのか。体格に恵まれていたとはいうものの、田上とほぼ同サイズで同期入団、大相撲でも同じく十両だった高木功と、これほどの差がついたのはやはり巡り合わせとしか言いようがありません」(同) 欲望丸出しのギラついた選手が多い中、田上のような自然体のレスラーは、逆に貴重な存在であったと言えようか。田上明***************************************PROFILE●1961年5月8日生まれ、埼玉県秩父市出身。身長192㎝、体重120㎏。得意技/のど輪落とし、オレが田上。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
-
スポーツ 2019年02月04日 06時00分
ジャイアント馬場追善興行、メインは棚橋弘至が宮原健斗&関本大介とドリームマッチ!
『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』(2月19日、両国国技館)の第8弾参加選手と最後の決定カード、アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニーの追加ゲストがそれぞれ発表された。 メインイベントには新日本プロレスからIWGPヘビー級王者、棚橋弘至が登場。最近は全日本プロレスを主戦場にしているヨシタツと久々にタッグを結成する。全日本の三冠ヘビー級王者の宮原健斗、大日本プロレスのBJW世界ストロングヘビー級&ゼロワンの世界ヘビー級、全日本の世界タッグ王者、関本大介とドリームマッチを行う。宮原と関本はかねてから棚橋戦をアピールしていただけに、念願かなった形だ。 棚橋は11日にジェイ・ホワイトと、宮原は24日に諏訪魔との防衛戦を控えるが、チャンピオン対決で、馬場さんの追善興行を締めるためにも棚橋はジェイに勝って防衛しなければならない。新日本は来年の1月4、5日に東京ドーム2連戦を開催することが決定しているだけに、棚橋と宮原、関本の対決が一夜限りに終わるのか、それともその後に関係がつながっていくのかも注目される。ただ今大会には“オールタイム全日本プロレス”という裏テーマがあり、全日本所属の宮原が鍵を握るのは間違いない。棚橋も全日本ではチャンピオンカーニバル準優勝の実績があるだけに、王道マットへの対応は問題ない。どんな試合が繰り広げられるのだろうか。 また追加カードとして、新日本を主戦場にしている本間朋晃が、大日本の遠い後輩にあたる岡林裕二、全日本の野村直矢、新日本の成田蓮とチームを結成。全日本時代に本間とタッグを組んでいた超硬派武闘集団和志組の宮本和志、プロレスリングA-TEAMの橋本友彦、大日本プロレスの橋本大地、野村卓矢と対戦することも決定した。成田と大日本勢の絡みも期待出来るカードとなっている。これで全8試合が決定。また全日本プロレスOBで故・三沢光晴さんとともに四天王プロレスというブランドを築き上げた川田利明、田上明氏、小橋建太氏が来場し、大会を盛り上げるという。 さらに、アブドーラ・ザ・ブッチャーの引退セレモニーには、既に発表されているスタン・ハンセンの他、全日本の社長を務めた武藤敬司、新日本時代に接点があった初代タイガーマスク、そして“過激な仕掛人”新間寿氏がゲストとして来場することが発表された。全日本色の強い大会に新間氏が登場するのは歴史を知るファンにとっては興味深い。 今後は平成最後のオールスター戦に向けて、出場選手の発言・発信に注目が集まるところだ。取材・文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年02月03日 15時00分
ジャイアント馬場最後の弟子、丸藤正道のカードが決定!ドラゴンゲート勢と対戦!
2月19日に両国国技館で開催される『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』の第7弾の参加選手と決定カードが発表された。 今回発表されたのは、既に参戦が決定していたプロレスリング・ノア丸藤正道のカード。丸藤は馬場さんとも対戦経験がある、新崎人生(みちのくプロレス)とタッグを結成し、望月成晃、シュン・スカイウォーカーのドラゴンゲート勢と対戦することが決定した。望月も全日本のジュニア戦線に参戦した経験があるが、この組み合わせは新鮮。オールスター戦ならではのカードと言ってもいいだろう。 丸藤のキャリアスタートは馬場さんが社長時代の全日本プロレス。馬場さんが存命中、最後にデビューを果たした選手ということもあり、「ジャイアント馬場最後の弟子」と呼ばれている。実際には、故・三沢光晴さんに師事し、全日本時代は付き人を務め、三沢さんが全日本を退団し、ノアを設立した際には行動をともにしているが、ノア移籍後も全日本マットにはたびたび上がっていた。所属時代には手が届かなかった世界ジュニアヘビー級王座も獲得しており、ノアのGHC、新日本プロレスのIWGPとともにメジャー団体のジュニア王座を完全制覇する偉業を成し遂げている。 人生は、1997年に全日本マットに突如現れ、馬場さんに合掌すると継続参戦。馬場さんの付き人だった大仁田厚とのホットラインから、全日本参戦が実現した“盟友”大仁田の弟子である故・ハヤブサさんとタッグを組んだ。2人はアジアタッグ王座を獲得するなど活躍。東京ドームで馬場さんと対戦した際には、馬場さん相手にロープの拝み渡りを成功させ、その後、馬場さんとタッグを結成するなど、高く評価されていた。 また、ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤルに、故・馬場元子さんが社長の時代、全日本マットに上がっていたヤス・ウラノの参戦が決定。また追突事故の被害に遭った折原昌夫は全治2ヶ月と診断されたため、正式に欠場が決定した。実行委員会は「現在は意識もはっきりしており、自宅療養中ですが、担当医師から全治2ヶ月との診断をされたことから、本大会を欠場となります。折原選手の試合を楽しみにされていたファンの方々にはお詫び申し上げるとともに、ご理解のほどよろしくお願い致します」と述べている。 これで7試合が決定。アブドーラ・ザ・ブッチャーの引退セレモニーも開催されるだけに、残り試合は1〜2試合とみられる。メインを務めるのは棚橋弘至か?宮原健斗か?どちらも防衛戦を控えているだけに、その結果を待って、カードが発表される可能性が高い。まだまだ楽しみは残されているようだ。取材・文・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2019年02月01日 21時30分
新日本、2日から札幌2連戦で棚橋&オカダが本格始動!ロスインゴと鈴木軍が決着戦!
新日本プロレスは2月2、3の2日間、札幌の北海きたえーるで『THE NEW BEGINNING in SAPPORO 〜雪の札幌2連戦〜』を開催する。雪の札幌は昭和のころから恒例の大会で、2017年に復活。昨年から2連戦に拡大した。 今年は初日の目玉が、昨年末から対バレットクラブで越境合体した棚橋弘至とオカダ・カズチカの初タッグだ。棚橋、オカダはこれまで6人タッグや8人タッグで同じコーナーに立っているが、2人だけで組むのは初めて。1.30仙台サンプラザ大会では、オカダのツームストンパイルドライバーから、そのまま棚橋が“受け取る”形でスタイルズクラッシュを決める強烈な連携を見せ、2人が同じコーナーに立ってから初勝利を挙げている。 オカダは「もう変な距離感もない。棚橋さん、やってやりましょう!」と棚橋とガッチリ握手。2日の対戦相手はエディオンアリーナ大阪大会(11日)でそれぞれがシングルで対戦するジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ。バレットクラブ最強コンビで難しい対戦になりそうだが、棚橋&オカダは爆発的な強さでバレットクラブを圧倒するつもりだ。 また2日間、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと、鈴木軍の果てしなく続く全面抗争の決着戦が組まれている。 初日ではEVILとザック・セイバーJr.、SANADAと鈴木みのるがシングルで対決。EVIL、ザック戦は昨年10月の両国国技館大会で実現しているが、試合前にクリス・ジェリコがEVILを襲撃し、不完全燃焼な試合となっている。今回は純粋なシングルが楽しめるのではないだろうか。SANADAとみのるはシリーズを通して大乱闘を演じており、こちらにも期待したい。 そして2日目にはEVIL&SANADAのIWGPタッグ王座にみのる&ザックが、BUSHI&鷹木信悟のIWGPジュニアタッグ王座の2人に金丸義信&エル・デスペラードが挑む。また内藤哲也のIWGPインターコンチネンタル王座にはタイチが挑戦する。 注目はやはりタイチ。昨年の『G1クライマックス』、今年の1.4東京ドーム大会に出場できず、ハロルド・メイ社長が就任してから“冷遇”されていると思い込んでいる“フシ”がある彼のうっ憤が、内藤戦で爆発するのだろうか。内藤は既に「史上初のIWGPヘビー級とインターコンチネンタル王座の二冠獲り」を目標として明言するなど、この試合の先を見据えているが、最近負けが込んでいる鈴木軍にとっては、ここで巻き返しておきたいところ。 今年も雪の札幌で何かが起こる予感は大。最後まで気が抜けない大会になりそうだ。取材・文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年02月01日 06時00分
藤波、長州、武藤、ケンコバが祝福!越中詩郎が40周年興行で平成世代相手に大暴れ!
越中詩郎デビュー40周年記念大会『侍祭り 〜平成最後の平成維震軍〜』▽30日 東京・後楽園ホール 観衆 1.200人 越中詩郎が30日、後楽園ホールでデビュー40周年記念大会を開催した。 越中は全日本プロレスでデビューしながらも、メキシコ遠征を経て新日本プロレスに移籍。新日本で初代IWGPジュニアヘビー級王者に輝くなど、初代タイガーマスク、ザ・コブラと続いたジュニア=マスクマンのイメージを壊して、ジュニアとして一時代を築くと、反選手会同盟から平成維震軍に改名して、総大将として新日本のヘビー級戦線でも活躍した。 今大会で越中は、平成維震軍を率いて、橋本大地&遠藤哲哉&芦野祥太郎&最上九&清宮海斗の団体の枠を超えたHEISEI GENERATIONSと対戦。また平成維震軍の新メンバーXとして、平成生まれの新メンバーをお披露目した。越中のテーマ曲『SAMURAI』に合わせて、雷神矢口が生ギターで演奏する中、『覇』の大フラッグを振って出てきた新メンバーは、真霜拳號。HEISEI GENERATIONSが真霜を挑発する中、セコンドについたザ・グレート・カブキがヌンチャクと毒霧を披露。会場は大歓声に包まれた。 試合は越中と、ノアの若きGHCヘビー級王者の清宮が対峙。清宮は越中の一番近い後輩だった故・三沢光晴さんに憧れてプロレスラーになっただけに、越中との対決に燃えていたが、越中は清宮相手に一歩も引かない。また橋本大地は青柳と蹴り合う場面も。橋本さんと対戦経験がある青柳は、試合後、「(息子の)大地と蹴り合うなんて思わなかった」と感慨深げな表情を浮かべていたが、HEISEI GENERATIONSとの顔合わせは、どの組み合わせも新鮮で面白かった。 試合は越中が最上に侍パワーボムを決めてバンザイポーズも披露。勝負あったかに思われたが、3カウントは入らず。カブキの毒霧から、平成維震軍の大技連打を食らった最上を最後は新メンバーの真霜が仕留め、平成維震軍が勝利を収めた。 試合後、記念セレモニーが行われ、『アメトーーク!」で越中をネタにしてブレイクしたケンドーコバヤシがビデオメッセージで登場。ケンドーのコメントは以下の通りだった。 「越中さん、40周年おめでとうございます。きょうはですね、そちらの方へ行きたかったんですが、どうしてもですね、仕事のほうが入りまして。ちなみに『ケンコバのバコバコテレビ』という番組の収録がありまして、そちらの方へおうかがいできませんでした。越中さん。本当におめでとうございます。僕は本当に越中さんあってのこのケンドーコバヤシということを常々思っております。越中さんに教えていただいた、侍魂。それをもとに、きょうも頑張っております。会場でご覧の皆さんも越中さんのことは大好きだと思いますんで、皆さんこれからも50周年を目指して、越中さん頑張っていきたいと思います。いや、60周年!70周年!70周年までお願いします。それでは最後に、越中さん一発いかせていただきます。『やってやるって!』」 これに対して越中は「ケンドーの野郎、ちょっと偉くなったからって全然話もしてくれなくなったからなあ。人間あんなふうになっちゃダメだな」とインタビューブースで冗談混じりに話していた。 続いて、武藤敬司、長州力、天龍源一郎といった越中と縁のある大物がテーマ曲に合わせて入場。武藤は「越中さん、40周年おめでとうございます。本当にもう数少ない貴重な現役の先輩ですから。絶対にやめるなんて絶対言わないで、80歳位までプロレスやりましょう!」と語ると、長州は笑顔で「詩郎、おめでとう。以上!」と場内を和ませる。 最後に登場した天龍は「越中選手、40周年おめでとうございます。これだけの人が越さんのヒップアタック喜んでましたけど、俺たち3人、裏の寒い階段で25分待たされたよ(笑)」と全日本時代からの先輩ならではのコメントで越中の節目を祝った。またセミファイナルに出場した藤波辰爾も「彼も40年なんだね。まあでもこれからです。最後、皆で応援してください」とエール。エンディングにはリングにも上がっていた。 越中は「たくさんのファンの皆さん、応援していただきまして、背中を押していただきました。今後とも1試合1試合頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!」と感謝し、40周年記念大会は終了。音響を務めた木原文彦リングアナウンサーのマニアックな選曲も会場の盛り上げに一役買っていたことも付け加えておきたい。 試合後、インタビューブースで越中は「真霜が心強いんで、任せてください。もう直感で(選びました)。勘で『こいつ!』って思いました。言葉はいらないと思うし、コイツも『行くぞ!』っつったら『はい!』って言ってくれたんで、もうそれだけだったですけど。はい。まあこれから、今日の暴れ方も楽しみだし、心強かったし、これからますます楽しみだし。維震軍自体のまた新しい風になると思います」と新メンバーの真霜を紹介。平成が終わっても平成維震軍は進化をし続けると強調している。 敗れたHEISEI GENERATIONSも豪華なメンバーだっただけに、このままでは引き下がれないだろう。特に清宮にとっては先日の長州との初遭遇もあり、かなり刺激になった様子。越中のコンディションが良いだけに、シングルでの再戦も期待したい。取材・文・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2019年01月31日 21時10分
WWE中邑真輔がまさかの王座陥落後、意味深ツイート!ヒデオ・イタミは退団か?
日本時間28日にUS王座を奪還したばかりの中邑真輔が、わずか2日で王者から陥落した。 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間30日、アリゾナ州フェニックスのトーキング・スティック・リゾート・アリーナで主力ブランドのスマックダウンを開催。『ロイヤルランブル』でUS王座を奪還したばかりの日本人スーパースター中邑真輔は、Rトゥルースとの初防衛戦を行った。 中邑はライダーキックから、リバースパワースラムで先制すると、キンサシャを狙って序盤からRトゥルースに猛攻。完全に自身のペースに持ち込んだ中邑だったが、ファイヤーマンズキャリーの体勢でRトゥルースを持ち上げた際、隙を突いたRトゥルースに丸め込まれてまさかの3カウント。中邑はカウント2だと抗議したが、時すでに遅し。Rトゥルース相手に不覚を取りUS王座から陥落。第2次中邑US政権はわずか“2日天下”に終わった。 その後、Rトゥルースは難癖をつける前王者のルセフとそのまま初防衛戦を強行。するとルセフからも3カウントを奪って勝利。納得のいかない中邑とルセフは腹いせにRトゥルースを滅多打ちにすると、ブーイングの中でマチカキックとキンシャサを叩き込んだ。 さらにバックステージでは、これまでいがみ合っていた中邑とルセフがタッグを組んでルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンの挑戦を受けると表明。中邑とバレットクラブオリジナルメンバーによる、新日本プロレス以来の抗争が始まる兆しを見せた。中邑は『レッスルマニア』に王者としての出場が期待されていた。ここからどこまで巻き返せるのか注目される。 また試合後、中邑は「WCW」とかつてWWEのライバル団体で、後にWWEに買収されたアメリカのメジャー団体名を意味深にツイート。Cody、ヤングバックスらが参加する新団体AEWへの合流も噂されているだけに、WWEとの契約の行方も見逃せない。 また『ロイヤルランブル』までWWEに参戦し、軽量級ブランド205 Liveの主力選手だった日本人スーパースター、ヒデオ・イタミが、ツイッターの名前を日本のプロレスリング・ノア時代のリングネームKENTAに戻し「THANK YOU.」とツイートした。 これに対して同じくWWEで活躍中の日本人スーパースター、アスカがヒデオとのツーショット写真を掲載しながら「Thank you」と反応しており、WWEからの退団が濃厚となった。今後、KENTAが選ぶリングは、ノアか?新日本か?AEWか?それとも?こちらも注目していきたい。文・どら増田写真・垪和さえ
-
スポーツ 2019年01月30日 21時30分
「史上初のIWGP二冠狙う」内藤哲也、新日本制圧へタイチ戦防衛後のプランを明言!
新日本プロレス『Road to THE NEW BEGINNING』▽28日 東京・後楽園ホール 観衆 1,601人▽29日 東京・後楽園ホール 観衆 1,732人(札止め) 2月3日の新日本プロレス札幌・北海きたえーる大会で、鈴木軍のタイチを相手にIWGPインターコンチネンタル王座の防衛戦を控えるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也。1月28日の後楽園大会ではイリミネーションマッチで、29日の後楽園大会では10人タッグマッチで、それぞれ鈴木軍とユニット全面対決に臨んだ。 28日の試合はタイチが絶好調。このシリーズでは、ボスである鈴木みのるよりも後にタイチがコールされていた。最後は内藤とタイチの一騎討ちとなったが、タイチがジャンピングキック2連発で、内藤を場外に落とし、鈴木軍が勝利。内藤にとってはフォールを奪われた5日の後楽園大会に続く屈辱を味わうことになった。 しかし、一夜明けた29日は、内藤はいつものようにゆっくりとリングインし、コールされると、タイチの襲撃を読み切って先制に成功。場外戦では鈴木軍が優勢だったが、鷹木信悟の活躍もあり、最後はEVILが金丸義信をEVILで仕留めてロスインゴがリベンジを果たした。 試合後、みのるはセコンドについていた吉田綾人らヤングライオンに暴行をはたらき、ゴミ箱や椅子を投げつけるなど大暴れ。試合終盤、内藤の急所蹴りからのデスティーノが効いたタイチが場外でうずくまっていると、内藤がヤングライオンに“扮して”タイチにアイシングをしながら肩を貸して一緒に帰るフリをするも、すぐに追撃。タイチのマイクスタンドを掲げて殴打しようとするが「やらない」と余裕のアピールをしてリングを後にした。 前日と違ってご機嫌の様子の内藤は舌も滑らか。ベルトを床に放ってからコメントを出した。「札幌大会にて行われるIWGPインターコンチネンタル選手権まで、あと5日。タイチ選手、そしてタイチ選手を応援しているみなさまには申し訳ありませんが、みなさまの予想通りの結果、そしてIWGPインターコンチネンタル王座を僕は防衛することになりますよ」とまずは札幌での防衛を宣言。 「内藤哲也はIWGPインターコンチネンタル王座を保持しながらいったい何を見据えているのか?みなさま、去年10月の両国大会を思い出してみてくださいよ」と続ける。「当時のIWGPヘビー級チャンピオン、ケニー・オメガに飯伏幸太、そして当時のUSヘビー級王者のCodyが挑戦したわけですよ。つ・ま・り…他の王座を保持しながらIWGPヘビー級王座に挑戦することは可能ってことでしょ?じゃあ俺はそこを狙っていこうかな。IWGPインターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に保持すること。俺はその史上初の偉業を目指していきますよ」と宣言。これまで誰もなし得なかったIWGP二大王座の同時戴冠が初防衛後のプランだと明かした。 「きょうはKUSHIDAのラストマッチ?どうでもいいよ。いなくなるならさっさといなくなれ。そして二度とこのリングに帰ってくんな!カブローン!」 最後は退団するKUSHIDAに対して、内藤流のメッセージを送ることも忘れなかった。現王者の棚橋弘至とは因縁が深く、次期挑戦者のジェイ・ホワイトとの遭遇は、ジェイの覚醒後、実現していないだけに新鮮味がある。内藤がIWGP二冠を狙うとなれば大きな話題になるだろう。常に新日本の話題の中心にいたい内藤にとっては、どちらがチャンピオンでもオイシイ環境となるのは間違いない。まずはタイチ戦との防衛戦はしっかりとクリアしなければいけない。取材・文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年01月30日 21時10分
「棚橋さんは強かった」新日本ラストマッチのKUSHIDA、世界進出へ手応えある敗戦!
新日本プロレス『Road to THE NEW BEGINNING』▽29日 東京・後楽園ホール 観衆 1,732人(札止め)▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)○棚橋弘至(24分34秒 テキサスクローバーホールド)KUSHIDA● 今月末で新日本プロレスと契約満了し、円満退団するKUSHIDAが29日、後楽園ホールで新日本ラストマッチを行った。対戦相手はIWGPヘビー級王者の棚橋弘至。棚橋はKUSHIDAがSMASHに所属していた時、新日本に師匠のTAJIRIとともに参戦した際に共闘、所属になってからは巡業バスが隣だった。両者はこれが初対決となる。 大KUSHIDAコールの中、試合開始のゴングが鳴る。ビッグマッチ仕様の髪型で現れた棚橋は、新日本での8年間を受け止めるべく、ジュニアヘビー級のKUSHIDAに対して、ヘビー級選手相手と変わらぬ厳しい攻撃を繰り出した。観客からは思わずブーイング。KUSHIDAは棚橋のウィークポイントの一つである腕に狙いを定め、蹴りや関節技で棚橋を苦しめ何とか試合の主導権を握ろうとするが、最後は棚橋が渾身のテキサスクローバーホールドを決めて、KUSHIDAはたまらずギブアップ。パワーでねじ伏せた棚橋だったが、IWGPヘビー級王者を相手に24分34秒まで追い詰めたKUSHIDAにとっては自信が持てる試合になったことだろう。 ダメージの回復を待って、棚橋と少しだけ会話を交わすとリングに上がり、マイクを持ったKUSHIDAは「棚橋さん、最後の最後までプロレスラーとして最高にかっこいい姿、勉強させてもらいました」と切り出すと、「この8年間の出来事、新日本のレスラーとの闘い、巡業バスのこと、いろんな風景、そして今日のお客さん、未来永劫絶対に忘れません。この最高のお守りとして旅してきます。今まで本当にありがとうございました。行ってきます」とファンに挨拶。大きな歓声と拍手が送られる中、観客とタッチしながら場内を一周。その中にはKUSHIDAに新日本のジュニアを託した実況席の獣神サンダー・ライガー(テレビ解説)の姿もあった。 インタビューブースでKUSHIDAは「棚橋弘至から、IWGPヘビー級チャンピオンから、3カウント、ギブアップを奪って、追ってくる大人たちを振り切って、全速力で海外に逃げようと思っていましたんですけど、棚橋さんは強かったです。今まで戦ったレスラーの中で一番強かったです。何も通用しなかったっす。空っぽです」と棚橋の強さに脱帽。 ボードを掲げて自身を送り出してくれたファンについては「最初に入団するときに『お客さんとも勝負していきたい』と言いました。そういうレスラーでありたいと最初に言った。今日の光景を見て、8年間、大変なこともうれしいことも、なんか全てチャラになった」と改めて感謝の気持ちを述べ、続けて選手、スタッフ、社員、木谷高明オーナーに対して感謝の言葉を口にした。 数々の激闘を繰り広げた後楽園ホールについては「始まりと終わりが後楽園ホールっていうのは、きっと何かあるんでしょうね。それはやっぱりプロレスの聖地だからだと思います」と感慨深げ。最後は集まった報道陣に感謝の意を伝えると、報道陣から拍手が送られ控室へ入っていった。 KUSHIDAの今後については、噂されている世界最大のプロレス団体WWEとの契約が決定的。早ければ2月にも渡米するものと思われる。ファームブランドNXTからのスタートが濃厚だが、軽量級ブランド205 Liveなどでの活躍が期待される。新日本時代の同僚、戦友が多々いるだけに、世界のスーパースターとして新日本ジュニアの思いを背負って飛躍してもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
-
スポーツ 2019年01月28日 06時00分
ジャイアント馬場追善興行、大仁田厚はグレート小鹿とデスマッチ!マイティ井上も参加
2月19日に東京・両国国技館で開催する『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜』第6弾参加選手として、全日本プロレスの石川修司、パンクラスミッションの佐藤光留、全日本に参戦経験のある長井満也、鈴木秀樹、保坂秀樹の参戦が決定したと実行委員会が発表した。 また既に参戦が発表されている大仁田厚が発案した『ストリートファイト・トルネードバンクハウス8人タッグデスマッチ 〜1度は見たい!グレート小鹿さんのドロップキック!炸裂なるか!?返礼品は机パイルドライバーでお願いします〜』のカードも決定。はぐれ邪道軍の大仁田厚&ケンドー・カシン&鈴木秀樹&保坂秀樹が、グレート小鹿&長井満也&石川修司&佐藤光留と対戦する。 邪道軍の大仁田&保坂と、はぐれIGF軍のカシン&鈴木が電撃合体する。レジェンドで大仁田の先輩に当たる小鹿、現在全日本でエボリューションとして活動している石川と光留、そしてかつて垣原賢人とのタッグで全日本マットで活躍し、現在はドラディションの長井の混成チームと、大仁田の希望通りデスマッチで対戦する。タイトルには小鹿のドロップキックと、大仁田の机パイルドライバーが煽り文句として使われている。8人が同時に入り乱れるルールで、荒れた展開が予想される。 また『ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル』のレフェリーを国際プロレス出身で、全日本ジュニアヘビー級戦線の主力選手として活躍していたマイティ井上が務めることも決定した。井上は馬場さん、ラッシャー木村さんとともにファミリー軍団の一員としてもファンから愛されている存在だ。 平成最後のオールスター戦として注目されている同大会だが、馬場さん夫妻、全日本とゆかりのある選手たちが続々と参戦を決めているだけに、全日本ひと筋のファンにはたまらない大会になるのは必至。まだメインカードは発表されていないが、チケットの売れ行きも順調とのこと。両国国技館は新日本プロレスのイメージが強いが、蔵前から両国に移転後、初進出をしたのは全日本だった。全日本プロレスの歴史を1日で振り返られるような大会になりそうだ。取材・文・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2019年01月26日 06時00分
アントニオ猪木の引退試合を務め、高山善廣と激闘を繰り広げたドン・フライが参戦!
武藤敬司プロデュースのプロレスリング・マスターズは、2.15後楽園ホール大会のメインイベントで、武藤率いるBATTと、蝶野正洋率いるTEAM2000が争う8人タッグマッチに出場するBATTメンバーを発表した。 昨年8月にBATTを再結成した際に元気な姿を見せて「また来年も集まろう」と呼びかけていたオリジナルメンバーの馳浩(衆議院議員)は、国会の会期と重なり出場できない。そのため、今回のメンバー構成が注目されていた。結果、前回も出場した太陽ケア、新咲人生、大谷晋二郎に加えて、今回はドン・フライがマスターズ初参戦する。フライは約10年ぶりの来日となる。BATTには2001年、今回対戦するTEAM2000を脱退した後に合流しており、フライにとっては因縁の相手である。 フライと言えばUFCなどで活躍する総合格闘技のトップファイターとして、小川直也のライバルとして新日本プロレスに来日。小川を破り、アントニオ猪木の引退試合の相手を務め知名度を上げた。新日本マット離脱後は、再び総合格闘家としてPRIDEに参戦。現在闘病中の高山善廣と2002年に繰り広げた激しい殴り合いは「PRIDE史上ベストバウト」として現在も語り継がれている。同じ年にはUFC時代から犬猿の仲として知られるケン・シャムロックと対戦し判定勝ち。試合後に握手したが、打ち上げの場では一切会話を交わさなかったという。かねてから持っていたタレント性が買われ、俳優としてもデビュー。複数の映画にも出演を果たした。 プロレスリング・マスターズ2.15後楽園ホール大会は、これで全カードが決定。メインはBATTのフライ、ケア、人生、大谷with武藤が、TEAM2000の天山広吉、小島聡、ヒロ斎藤、スーパーJ with蝶野正洋と対戦。セミファイナルでは藤波辰爾、長州力、獣神サンダー・ライガーが、藤原喜明、長井満也、冨宅飛駈と対戦し、藤原組のセコンドにはあの前田日明がつく。6月にファイナルマッチを控える長州にとって、最高のファイナルロードが用意されている。 その他、平成維震軍や、グレート小鹿、タイガー戸口、将軍KYワカマツらレジェンドがズラリ。80年代後半から2000年代前半のプロレスファンにはたまらない大会になるのは必至だ。フライは武藤とも因縁があるだけに、武藤の復帰後は両者の対決にも期待したい。取材・文 / どら増田写真 / ©︎プロレスリング・マスターズ
-
スポーツ
きょう自由民主党合同部会で緊急提案を行う馳衆議院議員を独占直撃
2009年06月18日 15時00分
-
スポーツ
リアルジャパン 三沢光晴さんとテッド・タナベさんに追悼の10カウント
2009年06月18日 15時00分
-
スポーツ
ライガー&サスケが伝説の祭典再現へ
2009年06月18日 15時00分
-
スポーツ
新日・菅林社長が献花
2009年06月17日 15時00分
-
スポーツ
リアルジャパン 今夜後楽園ホールで何かが起こる
2009年06月17日 15時00分
-
スポーツ
“流星仮面”16年ぶり来日
2009年06月17日 15時00分
-
スポーツ
藤波&三沢 天界タッグ結成へ!
2009年06月16日 15時00分
-
スポーツ
全日本 武藤が三沢へ悲壮な誓い
2009年06月16日 15時00分
-
スポーツ
ノアの暴れん坊・杉浦『新日の秘宝』狙う!
2009年06月16日 15時00分
-
スポーツ
ノア キング三沢急死の波紋
2009年06月15日 15時00分
-
スポーツ
新日本 永田「正面から受け止めてくれた大きな人」
2009年06月15日 15時00分
-
スポーツ
全日本スーパージュニア戦 金本7年ぶりVで狙うはIWGP
2009年06月15日 15時00分
-
スポーツ
全日本プロレス 埋めろ21年の空白 武藤 船木にマル秘指令
2009年06月13日 15時00分
-
スポーツ
全日本プロレス 船木10年ぶりプロレス電撃復帰
2009年06月11日 15時00分
-
スポーツ
ザ・グレート・サスケが本紙へ緊急提言!
2009年06月08日 15時00分
-
スポーツ
ユニオンプロレス ライガー参戦
2009年06月06日 15時00分
-
スポーツ
新日本プロレス 中西が絞殺デモ
2009年06月04日 15時00分
-
スポーツ
新日本プロレス デヴィット3度目の正直
2009年06月04日 15時00分
-
スポーツ
キン肉マニア2009 永田・キン肉マン・中西・美濃輪 入り乱れて“大渋滞戦”
2009年05月30日 15時00分
特集
-

あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-

TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-

元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-

岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-

misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
