AブロックではIWGPジュニアヘビー級王者タイガーマスクが、Bブロックでも田口隆祐がそれぞれ開幕2連勝。無傷の勝ち点4で首位に立っているが、そんな中、台風の目となっているのがダークホースのプリンス・デヴィットだ。
初出場の2007年は大会途中にヒザの蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症して欠場。昨年は優勝候補に挙げられながらも、試合中に左足を骨折して無念のレフェリーストップ。過去2年連続で大会途中での負傷欠場を余儀なくされ、スーパージュニアには縁がないが、今年は違う。
現在Aブロックでタイガーマスクと勝ち点4で首位タイ。この日もノアのホープ青木篤史を必殺プリンスズ・スロウンで破り「これでようやく去年までの屈辱を晴らすことができた。あとは優勝まで勝ち進むだけ」と、確かな手ごたえをつかんでいる。
今年はジュニア王者のタイガーにノアの青木やDDTの飯伏幸太が注目されているが、2年連続リタイアの悪夢を払拭したデヴィットは、不気味な存在となりそうだ。