「プロレスオールスター戦」を目標に掲げるリアルジャパンでは、これまでもファンが熱望する顔合わせが次々と実現。昨年12月には初代タイガーと元2代目タイガーマスクこと故・三沢光晴さんによる時空を超えた虎対決が行われている。
新世代の旗手からレジェンドまで豪華な顔ぶれがそろった今回のメーンでも、初対決や初タッグ結成が続出。中でも注目は80年代前半に新日本プロレスマットで虎旋風を巻き起こした初代タイガーと、90年代後半にnWo JAPANを立ち上げ、社会現象となった蝶野正洋の初顔合わせだ。
共に若手時代にヨーロッパ遠征を経験しているという共通点はあるものの、ファイトスタイルはいわば真逆。“新・虎ハンター”と化した蝶野のヒールファイトやケンカキックが炸裂すれば、初代タイガーも黙って引き下がるわけにはいかない。
また、そのド真ん中にいるのが長州力だ。初代タイガーとの連係はすでに経験済みで不安はないだろう。
さらに、蝶野のパートナーのザ・グレート・サスケや関本大介も、自らが「鉄砲玉」となってレジェンド狩りに特攻することを予告しており、単なるお祭りでは終わらない、とんでもない事が起こる気配が充満した危険な一戦となりそうだ。