20日の大阪大会で前王者の棚橋弘至とタイトルマッチに挑む中西。最後の前哨戦となった6・14後楽園ホール大会では数十発のチョップ、ビンタ合戦を展開し、試合後も場外乱闘を繰り広げるなど、激しく火花を散らした。
タイトルマッチを2日後に控えた野人は現在、最終調整中。V1戦に向けて「もう一度チャンピオンシップに挑む気持ちで」と気持ちも新たに原点回帰を誓った。
アマチュアレスリング時代に使用していた技に磨きをかけているようで「ひとつは地獄固め。グラウンドの展開にもっていって、それでフォールを獲れるって形の技」と明かした。
だが、中西が用意していたのはそれだけではなかった。「もうひとつは名前はいえないですけど。(試合時間が)50分過ぎるって場合なんかもあるかもしれないし、いろんな状況を想定しての秘密兵器ですよ」と不敵な笑みを浮かべた。
これまでの怪力に加え、知性も備わった野人。「もう戦いは始まっている」とタイトルマッチに向けて早くもアクセル全開だ。