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新日本プロレス 棚橋が“女乱防衛”宣言

 新日本プロレス7・20札幌大会でプロレスリング・ノア杉浦貴を迎え撃つIWGPヘビー級王者の棚橋弘至が前代未聞の“女乱防衛”をブチ上げた。30日には都内の道場で練習を行った後に「俺の試合を見てススキノの女性が思わず乱れてしまうほどの完全勝利を目指す」と初防衛を誓約。女性の酸いも甘いもかみ分けた稀代の伊達男は、“ミスターススキノ”杉浦撃破を出汁に甘い汁を吸おうと目論んでいる。

 「ススキノは大変なことになりますよ。だって、試合が終わった後、夜もチャンピオンでいるのは俺だから…」。マット界きってのナルシストが呆れた防衛計画を企てている。
 6・20大阪大会で中西学から王座奪還を果たした棚橋は7・20(北海道・月寒アルファコートドーム)で後藤洋央紀を破ってIWGP挑戦をアピールしてきたノア杉浦との対戦する。この日は外敵退治に向け「それにいまは悪いところもないしパーフェクトボディー。絶対に防衛する」と必勝を誓った。
 杉浦退治に絶対の自信をみせるフェロモンボディーだが、ひとつ気がかりなのは、対戦相手のミスターススキノこと杉浦が札幌での勝率がすこぶる良いこと。そんな相手の良きジンクスも棚橋には全く関係ないようで「俺もススキノではブイブイ言わせてきたクチ。向こうがミスターならなおさら負けられない」と跳ね除ける。

 それどころか「この闘いはススキノの乱。女性が思わず乱れるほどの完全勝利を目指す」と誓約。女性ファンを狂喜乱舞させるほどの勝ちっぷりを目論んでいる。
 棚橋が“ススキノ決戦”に異様な闘志を燃やすのは、単に「ススキノが好き」「札幌の女の子はサーモンのようにピンク色だから…」などという不可解な理由だけではない。棚橋にとって年に1度の札幌大会は、なにより自らのレスラー人生を変えた大切な場所だから。
 2006年7月にブロック・レスナーがIWGP戦をドタキャンしたことを受けて開催された王者決定トーナメントを制し、初めてIWGPヘビー級王者になった思い出の地。それだけに「この札幌大会は俺がチャンピオンになって初めて『愛してマ〜ス』(決めゼリフ)を言った場所でもある。いわば俺の愛が生まれた場所で負けるわけにはいかない」と力が入っているワケだ。
 いつになく鼻息が荒くなるのも当然。杉浦といえば同じ東海出身レスラーで、常日頃「俺は東海のスター」「俺は東海の星」などと口にしている棚橋からしてみれば、煙たい存在。だからこそ「東海にスターはひとりでいい。そこら辺もきっちりさせる」と杉浦に完勝するつもり。
 「今回の俺のテーマはカムバックサーモン。3年前に北海道でチャンピオンになった俺が全国をまわって大きくなり、サーモンが川を登るように、俺も今回日本列島を北上し、北海道に戻って防衛する」とは棚橋。果たして“チャラ男”の考えた実に胆略的な妄想は現実のものとなるのか、今後の動向に注目だ。

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