山口敏太郎
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社会 2018年10月20日 22時30分
【放送事故伝説】選挙速報で痛恨のテロップミス! 局のトップが謝罪する事態に
連日、日本のどこかで行われている市長選挙。選挙は「筋書きのないドラマ」だけに当然、テレビでもその速報性および正確性が求められるのだが、時にはとんだ失敗もある……。 1987年11月15日、山形県鶴岡市で当時の市長、斎藤第六氏(故人・2000年逝去)の任期満了に伴い、鶴岡市の市長選が行われることになった。斎藤氏は70歳という高齢ながら3選目の出馬を表明。一方、対立候補は当時40歳の菅原丈男氏で、鶴岡市の将来がかかった一戦だった。 しかし、選挙を3日前に控えた11月12日、山形テレビ(テレビ朝日系列)で放送中のお昼のホームドラマ(「いまどきの姑」)にて、なんと現職の斎藤第六氏が「当選」というテロップが数秒間流れたのだ。 この市長選はもちろん八百長ではないし、そもそも投票日は3日後である。いったい何故、このようなハプニングが発生したのか。 山形テレビの説明によると、今回の選挙から導入した速報用のコンピュータを使いデータ送信のテストを行っていた所、誤作動が発生し放送中のテレビ画面に「斎藤第六氏当選」のテロップが流れてしまった、というわけだ。 選挙権を持っている世代が多く見ている時間帯での事故だったため、このテロップはすぐに立候補者の耳に入った。特に菅原氏側および菅原氏を公認している日本共産党山形県委員会はカンカンに怒り、「電波で誤った情報が流れるとイメージ回復は不可能」、また、公職選挙法にも抵触する恐れがあるとして「法的手続きを取る」とも山形テレビに警告し、テレビ局のトップが選挙管理委員会へ謝罪するまでの騒動となった。 山形テレビはこの日の夕方までに5回に渡り、お詫びテロップを放送したという。 なお、選挙は3日後の選挙は現職である斎藤第六氏が当選。皮肉にも誤報テロップと同じ結果となっている。 今のテレビ界でもときどき発生するテロップミス。笑って済むケースも少なくないが、市の将来を左右する選挙速報では決してあってはならない放送事故であった。参照:読売新聞(1987年11月14日号)文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年10月14日 23時00分
女性を狙って憑依するヤバイ霊「ヤマノケ」
以前、ネットで話題になった「憑(つ)き物」がいた。「ヤマノケ」という魔物だ。 「山の気」「山の化」とも呼ばれ、”山のモノノケ”を省略した呼称ではないかとも言われている。 この魔物は、人間に憑依して”性的な快楽”をむさぼると言われている。一般的に性的な快感は男性よりも女性の方が強いことから、女性に憑依すると言われている。人体に入り込む憑き物ではあるが、憑依した姿を目撃したという事例もあるようだ。 その姿は全身が異様に白く、意味不明な言葉を繰り返しつぶやきながら、一本足で跳ね回りながら憑依するターゲットを探すという。胸部に顔を埋め込んだような異形であるとも、頭部がない首なし人間とも言われている。 一説によると「ヤマノケ」は昔、飢饉に見舞われ、両親に食われた女の子が魔物と化したものだという。「ヤマノケ」が片足であるのは、その時に足を食われたからだそうだ。親に食われて絶命した娘の霊は、その怨念から「ヤマノケ」となり、幸せに生きている現代の女性に憑依してしまうというのだ。 「ヤマノケ」に憑依された娘は、ひたすら自慰を繰り返す。その女性の肉体が死ぬまでずっと永遠に自慰を続けるという。「ヤマノケ」は快感が好きな一方で、肉体に及ばされる苦痛には弱く、手の爪をはがされると憑依した状態から抜ける場合もある。中にはそれでも抜けない「ヤマノケ」もおり、最終的には妊娠させ出産させないと憑依状態から脱することはできないとも言われている。 ヤマノケの話はネットを中心に広まったもので、伝統的な妖怪伝説にはない特徴が話の要所要所に散りばめられている。伝統的な妖怪伝説をもとに作られた「都市伝説の妖怪」と考えるのがいいだろう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年10月13日 23時00分
地下下水道にゾンビが生息している? イギリスの作業員たちが目撃した人型の生命体
ゾンビと言えば、ハイチで死者が蘇生した伝説が有名だ。ゾンビパウダーを浴びた死者が動き回るという話は、多くの怪奇映画で使用されている。銃で撃っても倒れず、次々と襲いかかってくるゾンビ映画にぞっとした経験は誰にでもあるだろう。 実際は、ハイチの土着宗教であるブードゥー教の儀式から影響を受けた伝説だ。仮死状態で記憶がもうろうとした人物を「ゾンビ」と呼び、農作業で酷使したのが真相であると言われている。 ところが、「ゾンビに遭遇した」という話もある。 イギリスのイースト・サセックス州イーストボーンの「サザン・ウォーターズ・トリートメント・プラント」と呼ばれる下水処理場の作業員らが奇妙な体験を口にしている。下水道で作業していたところ、人間の形をしたゾンビのような怪物に追われ、人が潜んでいるような気配を感じ、壁の中から人の会話が聞こえてくるなど、怪奇現象に見舞われているというのだ。下水道という暗闇の空間でゾンビに遭遇しているとするなら、怖いだろう。 下水道の作業員、マーク・ウェイ氏は、上司から指示を受け、この異常事態を沈静化すべく、超心理学者のマイケル・キングスコート氏に調査を依頼。現場に踏み込んだものの今のところ何も発見されていない。 やはり、作業員の疲労や睡魔から生まれる幻覚なのだろうか。だが、作業員は「ゾンビは実在する」と強く主張している。 ある作業員は、こうコメントする。 「私は幽霊を信じている。私は何かがそこにいるのを確信している。私は夜のシフトには入りたくない」 「曲がり角、曲がり角のたびに『ゾンビがいるかもしれない』と恐れながら仕事することは不愉快なことである」 なるほど、確かに「曲がり角のゾンビ」は「労災」以外の何者でもない。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2018年10月13日 21時30分
【放送事故伝説】20世紀最後の流血事故? 『ムツゴロウ王国』ライオン事件
10月11日、ムツゴロウさんの愛称で知られる作家の畑正憲さんがフジテレビで放送された『直撃!シンソウ坂上』に出演した。80年代〜90年代にかけて『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』をはじめ、数々のテレビ番組に出演してきたムツゴロウさんだが、最近はその姿をテレビでほとんど見る機会はなかった。実はムツゴロウさんは昨年末に心筋梗塞で入院し、生死をさまよったことが明かされ、現在は動物関係の仕事よりも、本業である作家業に闘志を燃やしているという。 さて、そんなムツゴロウさんだが、2000年5月、『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』の収録中に、滞在先だったサンパウロの民間動物飼育施設でライオンに指を噛みちぎられるという事故があった。当時の新聞記事によると、ムツゴロウさんはライオンとの接触を図るため檻の金網に指をかけていたところ、突然ライオンが噛み付き、右手中指の第一関節を切られてしまった。 ムツゴロウさんが指を噛みちぎられたニュースは『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』の放送前に各新聞社が報道しており、当時多くのムツゴロウファンは事故の影響により、この回が「お蔵入り」になる事も覚悟もしていたという。 しかしながら、ムツゴロウさんとライオンの交流は、同年7月に『ムツゴロウとゆかいな仲間たち ライオンなんて怖くない!動物王国の少女』の題で予定通り放送されることとなったほか、カットされると思われたムツゴロウさんの指がライオンに噛まれ血まみれになるシーンもモザイクなしで放送されることとなった。 放送が行われた2000年当時は、今より規制がやや緩かったという事情もあるが、出血シーンがそのままテレビで放送される事はかなり稀だったため、当時大きな話題となった。 なお、『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』は、この事故が発生した翌年の2001年3月に放送を終了しているが、この事故と関係があったかどうかは明らかにされていない。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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芸能ネタ 2018年10月08日 22時00分
【放送事故伝説】自分の「死期」が分かっていた? 往年のスターがラジオのまとめ撮り
タレントや芸能人も「人間」だ。不慮の事故や病気で出演が不可能になると代役が立てられたり、番組が打ち切られたりすることもある。 今回は1961年に発生した放送トラブルをご紹介したい。 昭和30年代、日本映画界では赤木圭一郎という若手スターが活躍していた。1958(昭和33)年に日活に入社。今までの俳優にはなかった西洋的な風貌からまたたく間に若手スターとなり、「タフガイ=石原裕次郎」「マイトガイ=小林旭」に続く「第三の男」と呼ばれるほどの人気を誇った。 ところが、その役者人生は長く続かなかった。デビューからわずか3年後の1961年2月14日。赤木は主演映画の撮影の休憩中、セットの中にあったゴーカートで遊んでいた際、ブレーキとアクセルとを踏み間違え、時速60キロ以上のスピードで大道具倉庫の鉄扉に激突。病院へ緊急搬送され一時は意識が戻ったものの、6日後の2月20日に再び意識を失った。翌21日に前頭骨亀裂骨折に伴う硬膜下出血のため、21歳の若さで死去したのだ。 わずか3年の間に残された映画は撮影中だったものも含めて約30本、レコーディングした歌は25曲あったとされている。 そんな赤木だが、短いキャリアの中で1本だけパーソナリティを務めたラジオ番組が存在した。それが文化放送の『赤木圭一郎のおしゃべりサロン』だ。最初は『赤木圭一郎のミュージックボックス』という音楽中心の番組だったのだが、赤木の飾らない語りがリスナーに好評で、トーク中心の番組に変更されたという。 しかし、当時の赤木は映画に歌にと多忙を極めており収録は毎週ギリギリ。ストックを作らない「撮って出し」スタイルで放送を続けていたのだが、赤木がゴーカート事故を起こす4日前の2月10日に「今日は3本分撮ってしまおうよ」と赤木側から提案があり、番組初の3本撮りを行っていたのだ。 番組は赤木が亡くなった後の2月25日まで放送は続き、番組に穴を空けることなく次番組へバトンタッチできたという。 突然の3本撮りの提案に対し、当時の担当ディレクターは「こう言うとアレだけど、赤木さんはまるで自分の死を分かっていたようだ」と語っていたという。 不慮の事故とはいえ、お世話になった人には極力迷惑をかけない……赤木圭一郎の生き方はまさにプロフェッショナルだったという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年10月07日 23時00分
ハイブリット生物、ライオンを喰う類人猿「ライオン・イーター」
アフリカのザイールにある森・ビリホーストに謎の大型類人猿が生息しているという。今までに知られている猿とは違い、生物学者で類人猿に詳しいシェリー・ウイリアムズ女史により写真、ビデオ撮影が行われている。彼女がサンプルとして採取した類人猿の糞はアメリカ・ネブラスカ州にあるオハマ動物園の遺伝子研究所で分析された。その結果によると、このザイールで目撃されている類人猿は、全くの新種の猿だという。しいて言えばミトコンドリアのDNAに近いと言われている。 この謎の生物は、ゴリラとチンパンジーの混血によって生まれた生物と言われている。この手の混血生物と言えば、阪神パークで人気を博したヒョウとライオンの混血動物「レオポン」が連想される。ただ、本来あまり生殖能力はなく、繁殖することはあり得ない。だが、野生状態でチンパンジーとゴリラが性交したライオンイーターは、既に群れをなすほど繁殖しているのである。 数年前にこの怪生物の初の目撃者となった動物カメラマン、カール・アンマン氏は、この類人猿の足は、平均的なゴリラの足よりも約2センチ大きく、ゴリラの作らない平地に地上に大きな巣を作り、夜中に咆哮(ほうこう)することがあると報告している。夜中の咆哮は、チンパンジーにしてはあり得ない行動であるという。 地元の住民たちが「ライオン・イーター」と呼び恐れるこの類人猿は、チンパンジーの頭脳を持ち、ゴリラのパワーを持つハイブリッド生物。罠をかけ、集団で狩りをし、あの百獣の王・ライオンさえも捕獲し食べてしまうという。それゆえ「ライオン・イーター」という名前で恐れられているのだ。このライオン・イーターは肉食なのだ。あまりにも危険である。 果たしてこの謎の類人猿「ライオン・イーター」が新種の生物か、ゴリラやチンパンジーの亜種なのか、まだまだ詳細は不明だが、今後もアフリカから目が離せない。なお付近ではツリーピーターという道具を使う謎の類人猿の存在もうわさされており、アフリカの奥の深さを感じる。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2018年10月07日 18時00分
【放送事故伝説】やりすぎパロディで差し替え?『妖怪ウォッチ』放送中止事件
2013年より展開がはじまり、世の子供達に絶大な人気を誇っている『妖怪ウォッチ』。 一時はポスト『ポケモン』とまで言われていた『妖怪ウォッチ』だが、実はテレビアニメに関しては様々な問題があり、再放送およびソフト化の際に内容の修正が必要となったエピドードが存在する。 それが2014年10月10日に放送された第39話「妖怪USO/給食のグルメ/妖怪ネタバレリーナ」である。 本エピソードは10月10日のテレビ東京系の本放送には何ら問題なく、放送がなされたのだが、翌週に予定されていた衛星テレビのAT-Xおよび動画配信サービスのニコニコ動画、バンダイチャンネル、Huluでは直前になって、配信の中止が決定。理由は現在まで明らかにされておらず、当時様々な憶測を呼んでいた。 なお、このエピソードにはUFOの形をした「USO」が人間にとり憑くと、その相手はウソつきになってしまうという恐怖の妖怪が登場する。妖怪モノなのにUFOの形とは奇妙な話だが、内容を見ればわかるとおり、特に差別的な内容があるわけではない。 しかし、後に販売されたDVD版(および配信版)と見比べると、一部演出が差し替えられたことは一目瞭然であった。 本放送版では「USO」がとり憑くと、登場人物達がピンクレディーの「UFO」によく似た曲でダンスを踊っているのだが、DVD版および後日配信された動画版では、「UFO」の振り付けおよび、よく似た楽曲は使われず、番組オリジナルのBGMにまるまる差し変わっていたのである。 テレビ東京およびアニメ製作会社からの公式の説明は何もないため、これは憶測ではあるが、本放送版の時に使用していた既存曲である「UFO」の楽曲および振り付けが権利者およびJASRACからクレームが付いた可能性が高いとされている。以来、「妖怪ウォッチ39話」の本放送バージョンは視聴が困難な作品となっており「封印作品」のひとつに数えられている。 行き過ぎた「パロディ」も時には問題になる、ということか……。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年10月06日 23時00分
実は怨霊スポットだった淀橋?「中野長者伝説」
東京新宿に「ヨドバシカメラ」などで親しまれる「淀橋」があるが、かつてここは呪われた場所として人々に恐れられていた。 今から600年ぐらい前、和歌山で熊野の乱に破れた武士・鈴木九郎は、現在の中野あたりに潜伏。馬を売りながら、貧困生活を送っていた。ある日、浅草の観音様に「馬が高値で売れるように、代金に含まれる大観通宝は、全て観音様にお賽銭としてさし上げます」と願かけした。 幸い馬は高値で売れたが、支払いは全て大観通宝であった。この正直さが幸いし、九郎は中野から新宿までの広大な土地を切り開き、大金持ちになった。 だが、次第に九郎は強欲になった。自分の財産を隠した後、埋めた場所がばれることを恐れ、人夫たちを殺害した。いつも、帰りに人夫の姿がないことから、九郎がよく使った橋をと「おもかげ橋」「姿見ずの橋」と呼ぶようになった。これが現代の淀橋であった。 しかし、九郎の強欲さが娘に不運をもたらしたのであろうか。当時18歳の娘・小笹が、婚礼の晩、蛇に変身し死んでしまった。改心した九郎は「正蓮」と名前を変えて出家、「成願寺」を建立し仏に祈る日々を送ったという。そのため、花嫁行列は中野長者の祟り(あるいは殺された人夫たちの祟りか?)を恐れて、淀橋を渡らなかった。 1913年(大正2)年に、浅田政吉氏が供養してから、たたりはなくなったとされている。 実はこの淀橋の伝説にまつわる不気味な都市伝説がある。「84年デビュー組の呪い」という逸話がそれである。84年デビュー組のアイドルが連続して不幸に見舞われているのだ。実例を挙げると、86年に自殺した岡田有希子さん、99年に病死した菊地陽子さん、05年に病死した本田美奈子.さん、2010年に自殺した松本友里さんと、84年組は立て続けに若くして亡くなっているのだ。しかも、この4人は通学で淀橋を利用していたという。まだ中野長者の呪いは解けていないのだろうか……とも噂されている。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2018年10月06日 21時30分
【放送事故伝説】テレビ局が放送前にテープを紛失?撮り直しが決定
9月26日深夜にCBCテレビで放送されたバラエティ番組『本能Z』で前代未聞のトラブルが発生したと話題になっている。 この番組では現在、若手お笑いコンビ・トラッシュスターの中山真希が、司会の東野幸治が食べて感激したという「激ウマすっぽんスープカレー」を徒歩だけで探し求める旅企画を放送している。このロケの最中にスタッフのカメラにトラブルが発生した。 なんと、ロケの一番大切なシーンとも言える、すっぽんスープカレーを入手するパートのデータがすべて消失したというのだ。カレーを入手するまでの努力が全て無に帰したのだ。スタッフもデータの復旧を試みたが不可能だったという。 結果、番組は中山の代役を立てて「すっぽんスープカレー」を入手したくだりを完全再現することになったのだが、番組スタッフの不手際でシーンがまるごと放送されないというトラブルは業界でもかなり珍しいよう。スタジオの東野幸治、今田耕司、雨上がり決死隊、フットボールアワーたちも驚きを隠せなかった。 さて、OA前にデータ(フィルム)が消失する緊急事態は珍しいとはいえ類例はゼロではない。 2012年にTBS系で放送された香取慎吾&山下智久のW主演ドラマ『MONSTERS』第1話の収録テープのうち、一部が紛失していたことが判明したのだ。 当時の報道によると、テープの紛失は第1話の編集作業の段階になって判明し局内は大パニックに陥ったという。しかも紛失したのは替えの効かないマスターテープ。テープが発見されない限りは編集することができない。結果、どこを探してもテープが出てこなかったことから、スタッフたちは香取ら出演者に事情を説明し、撮り直しの承諾を得てなんとか放送することができたという。 通常、これらの不祥事は局の信用に関わることから内密にするのが常。ただ、紛失したシーンはエキストラなどを入れた大掛かりなシーンだったという話もあり、いつかは判明すると踏んでTBSみずからミスを公表する形になったという。 放送局も運営しているのは人間。時にはこういう事故もあるということだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年09月30日 23時00分
アメリカの女流予言者、ジーン・ディクソンの栄光と挫折
アメリカで最も「的中率の高い予言者」と言われた女性がいる。それがジーン・ディクソンだ。 彼女が的中させた事例を紹介しよう。第二次世界大戦の末期には、ルーズベルトの余命を予言し的中させている。戦争が終わりに差しかかったとき、余命を気にするルーズベルトに対し、「来年の夏まではもたないでしょう」と予言した。彼女が言う通り、ルーズベルトは戦争の終結を待たずして亡くなっている。 また、彼女を最も有名にした事例は、ケネディ暗殺を予言したという伝説である。彼女は雑誌「パレイド(1956年5月13日号)」誌上に「1960年に選出される予定の青い目の民主党出身の大統領は、暗殺されてしまうだろう」と予言したとされる。暗殺日の直前、ディクソン女史は暗殺犯(オズワルド=Oswald)の名前について「5字か6字で構成される名前で、2番目のアルファベットはSのようだ」と述べて、的中させているのだ。また、インドのガンジー暗殺も予言。さらに1984年に来日した際は、日本の経済規模がアメリカを追い抜き世界一になると予言し、その後にやってくるバブル崩壊にまで言及したという。 もちろん、2012年を含む“終末”に関しても予言していた。1962年生まれの“偽の指導者”が出現し、大きな力を振るうと述べたのだ。この偽の指導者は、全人類を残すべき人間と、抹殺すべき人間に振り分ける使命を持ち、その混乱と争いによるハルマゲドンは、1990年代から2030年代まで続くと予言している。 このハルマゲドンのピークは2015年であるという。しかし、神は決して人類を見捨てることなく、2030年以降は平和に満ちた楽園が構築されるというのだ。まさに聖書の「千年王国」そのままの予言ではないだろうか。 ただし、ジーン・ディクソンの伝説は、過剰なマスコミ報道によって作り上げられたものという説もあるのだ。事実、彼女の場合は、外れた予言も多いことでも知られる。ある意味“下手な鉄砲、数打ちゃ当たる”とも言えるだろう。ちなみに彼女の外れた予言のうち有名なのは、宇宙開発競争でソ連がアメリカに勝ち、先に月面に着くというものだ。 早稲田大学の大槻義彦教授がよく口にするが、外れた事例は忘れられてしまう一方で、当たった予言は印象に残るものだ。数を打てば、まるで的中率が高いように思い込まれることもある。皮肉なことにこのことを世間は"ジーン・ディクソン効果"と呼んでいる。(山口敏太郎)
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