山口敏太郎
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芸能ネタ 2018年08月18日 20時00分
【放送事故伝説】放送1回で突然の放送中止! ガチ過ぎた「浮気尾行番組」
テレビ番組の改編期や夏休みシーズンになると必ずといっていいほど放送される『警察24時』などの特別番組。これら警察をテーマにした特番が、お茶の間にいつ定着したのかには諸説あるが、おおよそ90年代に入ってからとされており、それ以前には当時のコンプライアンス問題などもあり、テレビで放送されることは今より少なかったようだ。 昭和時代のコンプライアンス事情を証明する出来事として、1969年には「あなたの夫の浮気を調査します」という趣旨の尾行番組が突然放送中止となる騒動があった。 この番組を企画したのは、当時の日本テレビの人気ワイドショー番組『2時ですこんにちは』で、毎週水曜日に「夫の浮気を調査する」という名目で仕事帰りの夫を番組カメラがひたすら追うもので、第1回は放送されたものの第2回目以降はスタッフの判断により突然放送中止。そのままコーナーごと打ち切りとなることが発表された。 原因としては「プライバシー保護の点に問題があった」とのことで、日本テレビの番組担当者は当時の読売新聞の取材に対し、「『夫の浮気調査』というコーナーは番組スタッフが勝手にはじめたこと。依頼者を募集して何か問題が発生しても局として責任がとれない」「夫の隠れ家を見つけ刃物でも持って押しかけられたら局でも対処ができない」と説明している。 上記の理由から『2時ですこんにちは』の尾行調査は恐らく、夫の浮気が真実で核心を突いてしまったシーンがあった可能性が高く、そのことがお蔵入りの原因だったのではないかと思われる。 しかし、裏を返せば日本テレビは、このコーナーを「完全ヤラセなし」でカメラを回してしたということであり、一般人を尾行する番組の危険性やリスクを十分に理解していたとも考えられる(なお、同時期に類似の尾行企画を放送していたフジテレビ系『小川宏ショー』は引き続き、尾行関係の企画を続けており、局によって見解は異なるようだ)。 「ヤラセ」が通用するほど器用ではなかった、当時のテレビ草創期ならではの放送中止事件と言えるだろう。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年08月12日 23時00分
【山口敏太郎の“妖怪ファイル”】「油すまし」は、行方不明になった老人だった?
大映の映画「妖怪大戦争」、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られるメジャーな妖怪「油すまし」。油すましの「地元」と言われる熊本県栖本町に、油すましの墓と言われる石像が現存するのが確認され、2010年10月1日に町文化財に指定された。地元では、その石像を「油すましどん」と呼んでいるという。 この「油すましどん」は、首のない石の仏像が両手を合わせている。この石像は、栖本町河内地区の山中にあったのだが、40年ほど前の町道拡張工事の際、私有地に移転されたという。 山口敏太郎事務所も2回熊本県栖本町に足を運び、町役場関係者の案内のもと現場で「油すましどん」を撮影し、東京スポーツに掲載した。なお「油ずまし」が正しい発音とする見解もあるが、伝承者を含め同地では「あぶらすまし」と発音されている。 この「油すましどん」が柳田国男が「妖怪名彙」で報告した妖怪「アブラスマシ」と同一かどうか完全には確定することはできない。ただ、場所と名称は一致しており、関連のある妖怪であることは間違いないだろう。 郷土史家の浜田隆一氏の著書『天草島民俗誌』には、峠道で老婆と孫が歩いている時、老婆が油すましのことを思い出し、「ここには、昔、油瓶を下げた妖怪が出たそうだ」と言うと、「今も出るぞ」と言って油すましが出てきた、という言い伝えがあるという。 また、『天草島民俗誌』にある「うそ越」という場所の話によると、2人の旅人が夜遅くに同所を通りかかり 「昔はここに、血のついた人間の手が落ちてきおったそうだ」 と言って、お互いにぞっとして顔を見合わせた瞬間に 「今も――」 と声がして、血のしたたる手が坂を転び落ちてきたという。二人は驚いて思わず早足になり、少し先に行ってから、また 「ここには生首が落ちて来おったそうだ」 と口にすると、すぐにまた上の方から 「今ああ……も」 と声がして、生首が目の前にころころと転げ落ちてきたという。2人はもう、たまらず一生懸命に駆けだしたそうだ。 出現場所は違うのだが、油すましの言い伝えと酷似した言い伝えだ。こちらのほうがやや残虐な話ではある。この話は「イマモ(イマモー)」という妖怪の仕業とされているが、この話を基にして「油すましどん=イマモ」と考える人々もいるよう。ただ、イマモの出現場所は熊本県天草諸島下島。油すましの出現場所とは異なっており、その真偽は不明のままだ。 なお、この「油すまし」とは、地元の方言で「油を絞る」という意味らしい。もともとは”すべりみち”という子供の遊び場付近で菜種を採集しにいった老人が行方不明になったことが、伝説が生まれたきっかけという。 老人を供養するために地蔵が建てられ、その後、言うことを聞かない子供をしつけするために「油すましが出るよ」と諭されるようになり、その話が発展して妖怪「油すまし」という伝説が成立したようだ。(山口敏太郎)妖怪「油すまし」の墓?:天草宝島観光協会https://www.t-island.jp/p/spot/detail/367
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社会 2018年08月12日 22時00分
【放送事故都市伝説】娘を“釜茹で”にした鬼ママがテレビ出演「娘を探して欲しい!」
近年あまり放送される機会がなくなった「人探し番組」。昭和の時代は特別番組以外にも、ワイドショーなどでも頻繁に人探しを行うコーナーを放送していたが、この事件以上にショックな結末はそうそうないだろう。 1976年10月21日、宮崎県のネクタイ販売員Tさんの妻・Sが殺人の容疑で逮捕された。Sは自身の義理の娘である5歳の絹代ちゃんを沸騰した風呂に入れて殺害したのだが、実はこの継母は娘を殺したことを隠し、「娘が遊びに出たまま帰ってこない」と全国放送のテレビに出演していたとんでもない「鬼ママ」だったのだ。 Sの逮捕を報じる当時の新聞によると、彼女は10月1日夜、絹代ちゃんと長男(4歳)を風呂に入れようとした際、喧嘩をはじめてしまい、まずはお姉ちゃんの絹代ちゃんを懲らしめようと、熱くなった風呂に絹代ちゃんを沈めた。「熱い」と泣き叫ぶ絹代ちゃんだが、Sはその声を無視し数十分、風呂を熱し続けた。泣き声がしなくなったので、慌ててSが様子を見に行くと、絹代ちゃんは全身が真っ赤でヤケドをしており、数時間後に死亡した。 当時、Sの夫のTは短期間の出張に出ており、処理に困ったSは押し入れの床下に絹代ちゃんの死体を隠すことにした。数日後、Tが帰ってくるとSは「絹代が家から出て帰ってこない」と嘘をつき、警察に捜査願いを提出。当然、大騒ぎとなり、Sは絹代ちゃんのカラー写真を貼り付けたチラシ10万枚を宮崎市内に配るなどした。その活動は東京のフジテレビの耳にも入り、10月19日にはフジテレビの人気ワイドショー番組『3時のあなた』にも家族総出で出演。絹代ちゃんの捜索を訴えていた。 しかし、宮崎県警は継母であるSの証言に矛盾があることを突き、21日の朝に再度Sを取り調べたところ犯行を自供。押し入れの床下から絹代ちゃんの死体が出てきたため、Sを殺人および死体遺棄の容疑で逮捕した。 逮捕を伝える当時の新聞には、『3時のあなた』に出演するSの姿が掲載されている。 涙ながらに娘の行方を探していた「鬼ママ」は果たしてどのような胸中でテレビに出演していたのだろうか…?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年08月11日 23時00分
【山口敏太郎が語る“オカルト秘話”】心霊写真がかなりの確率で撮影できる?!華厳の滝
日光名物と言えば華厳の滝だ。この「華厳」は仏教の経典のひとつ、華厳経から名づけられたと言われる。 華厳の滝で写真を撮影すると、高い確率で心霊写真が撮れるという噂が数多く存在している。 ある程度以上の年齢の方なら、故・中岡俊哉氏がブームを巻き起こした心霊写真本を覚えているだろう。学級文庫には必ず何冊か、心霊写真本があったものだ。その本の中で、華厳の滝の心霊写真を見た思い出もあるだろう。 また、華厳の滝と言えば自殺の名所というイメージがある。このイメージはそもそもどこから来たものだろうか。 自殺のイメージを強くしたのではないかと思われる事件として、夏目漱石(当時は夏目金之助)の教え子であった藤村操の自殺騒動がある。藤村は東大教養学部、千葉大医学部・薬学部の前身に当たる旧制第一高等学校の生徒。ある意味エリート学生だった藤村操の死は、世の中の若者に厭世(えんせい)観を植え付け、彼の後を追うかのように滝から身を投げる者が相次いだという。 その人数は藤村の自殺から4年間で185人にも上っている。この事件のせいで夏目漱石は神経衰弱の症状を悪化させたのではないかという説もあるぐらい、当時は衝撃的な事件であった。 現在では滝の周囲にフェンスが張られるようになり、ここ20〜30年では自殺者もいなくなったと言われているのだが、2009年には妻子殺害の容疑者として殺人容疑で指名手配された夫がこの華厳の滝でその足跡を絶っている。報道によると、滝の上流の地面に容疑者が着ていたとみられる上着が残されており、そこには現金とカードが入ったままの財布もあったという。 さらに警視庁は、上流ダムの水門を閉じ、滝の水を止めてまで捜査を続けたという。その結果、滝つぼから容疑者のものと思われるシャツを発見したのだが、肝心の容疑者の姿は見つからなかったという。偽装自殺とも疑われているのだが、いずれにせよ容疑者の行方は分からない。 華厳の滝の怨霊たちは、今も自殺願望を持った人間や、罪を犯して逃走している人間の心の奥底にアプローチしてくるのだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年08月05日 23時58分
【山口敏太郎が語る“オカルト秘話”】東尋坊と雄島、反時計廻りは死の世界への入口
福井県坂井市にある崖「東尋坊」は景勝地であるとともに、自殺の多い箇所として知られている。この東尋坊で自殺した遺体は潮流の関係なのか、北に約1.5キロメートルほどの距離にある雄島によく流れ着くと言われている。 この雄島へ入るには、朱色に塗られた長い雄島橋を渡る必要がある。この島には、大湊神社、雄島灯台、昔は北朝鮮からの不審船を監視していたであろう雄島監視所が存在している。 遺体が流れ着くだけでも不気味な気になるものだが、さらにこの雄島には「島を反時計回りに回るとたたられる」「反時計回りに回ると死の世界に入ってしまう」などと言った不気味な言い伝えがある。もちろん近年、話が作られ、Webで拡散されたアーバン・フォークロア、すなわち都市伝説にすぎないという説も強い。 雄島にある大湊神社に参拝するのであれば、本土側から橋を渡った場合左側に行くことになる。すなわち自然と時計回りの動きになるのだ。そして言い伝えの通りに「雄島で反時計回りをしてはいけない」となると、神社にお参りした後にそのまま引き返すわけにはいかない。島の遊歩道をぐるりと一周させられることになるのだ。 余裕のある観光客ならまだしも、参拝目的の人々にこのような手間のかかることを強要させてしまう噂があるのはいったい、なぜだろうか。 神道に関する儀式には、神に玉串を捧げる「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」というものがある。この作法の中で、神社による差異はあれども玉串を扱う際には時計回りに回転させることが多い。このような動作や作法からインスパイアを受け、反時計回りは正しくないものであり、すなわち神にたたられる、という発想をした人物がいたのかもしれない。 もちろん、この雄島を反時計回りに周っても何も起きないかもしれない。ただ、そのような噂を聞くと気になってしまうものだ。ちなみに山口敏太郎事務所には地元出身の者がいるが、地元住民でさえも夜間は恐ろしくて近づけないという。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2018年08月05日 20時00分
【放送事故伝説】トップアイドルが暴行される一部始終を、カメラが押さえていた
今回の事件は、厳密に言うと「放送事故」ではないが、テレビ局のカメラが混乱の現場を一部始終押さえていた意味で、放送事故として扱いたい。 1983年、当時大人気だったアイドル歌手・松田聖子がコンサート最中に鉄の棒を持ったファンに殴りかかられ、その様子を日本テレビのカメラがバッチリ押さえていた、という事件があった。 1983年3月28日18時30分、この日、松田聖子は沖縄県で「松田聖子スプリングコンサート」と題したイベントを行っていた。このコンサートは地元テレビ局も協力しており、20時からは日本テレビ系の音楽番組『ザ・トップテン』で全国中継される予定だった。 しかし、コンサートも佳境となった19時40分頃、松田聖子が自身のヒット曲『渚のバルコニー』を歌っている最中、ステージにスチール製の棒(金属バットという話もあるがスチール製の棒が正しい)を持った男が乱入。松田聖子の頭を殴ったのだ。 暴漢がステージに乱入した時、客席からは小さな悲鳴があがり、その声はいつもの歓声とは違うため、松田聖子はちらっと悲鳴のする先に目を向けた。その際に、松田聖子は恐ろしい形相をした男の存在に気づいたのか、「あっ!」という声を出した。松田聖子はその場から逃げようとしたが、男は彼女の腕を掴み、握っていた棒を頭に振りかざし3発、4発と殴りかかった。 現場にいたスタッフは、全員で暴漢を静止しようと大勢ステージに上がり、客席は騒然。「ギャー!!」という黄色い悲鳴に包まれた。 男はすぐに取り押さえられたが、当日会場に入っていた6千人の観客が騒ぎ出し、大パニックになって収まらなかったためコンサートは中止された。 松田聖子は頭などに軽い怪我を負ったが、かすり傷程度で命に別状はなかった。犯人の男は松田聖子の熱狂的ファンの19歳で、松田聖子を襲った理由について、「彼女を殴って自分も有名になりたかった」と語っていた。 この松田聖子を襲った瞬間の映像は、『ザ・トップテン』の中継のために訪れていた日本テレビのカメラに一部始終収録されており、翌日の新聞には松田聖子が男に殴られる瞬間の衝撃的なスチール写真が掲載されたほか、日本テレビ系のワイドショーで放送され、殴られるシーンのほか、コンサートの責任者が、警備員に対し「警備員なにしてんだオラ!」と檄を飛ばす声のほか、混乱する観客に「みんな座んなさい!」と指示する声が全国で放送されている。 現在、この映像は日本テレビ内には存在するものの、内容が内容だけに、松田聖子が振り返ることも再放送される機会はなく、知る人ぞ知る貴重映像となっている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年08月04日 23時00分
【山口敏太郎が語る“オカルト秘話”】癒しの滝に心を洗え!「吹割の滝」夜間は魔性のモノが…
いよいよ夏休み本番。暑い日々が続いており、熱中症にも気をつけたいところだが、やはり夏と言えば海や山のレジャーだろう。今回紹介するのは群馬県の『吹割の滝』だ。 『吹割の滝』は、高さ7メートル、幅30メートルの滝。落下する水が凝灰岩や花崗岩で構成された川床を割り、派手に水しぶきが上がる様子から、『吹割の滝』という名前が付いた。 沼田市利根町にある滝は観光名所となっており、シーズンを通して多くの観光客が押し寄せている。昭和11(1936)年12月16日に天然記念物に指定され、古くから人々に愛されてきた。筆者もこの夏、猛暑を避けるために家族と訪問したのだが、岩盤の中をぬうように清水が流れ、漂う清らかな空気と圧倒的な景観の良さにほれぼれした。何時間でも見ていたい絶景とはまさにこのことである。 映像にしても”絵になる名勝”であり、先日、テレビ朝日系の『報道ステーション』で生中継され、日本中に清涼感を振りまいた。2000年のNHK大河ドラマ『葵 徳川三代』のオープニング映像にも採用された、日本でも有数の滝である。三方から豪快な水が流れ落ちるさまから『東洋のナイアガラ』とも呼ばれている。 この滝には、竜宮の椀(わん)貸し伝説が残っている。村で冠婚葬祭があった時、村人がお椀を貸してほしい旨と、必要な数を記した手紙を滝に投げ込むと、当日の朝には滝に必要な数のお椀が浮いていたという。だが、ある人物がお椀の数を勘違いし、返し忘れた。その後はいくら頼んでも、二度と貸してくれなくなったという。 これはあくまで筆者の推論にすぎないが、滝や川の淵に残る”貸し椀伝説”は山の民と関連があるのではないだろうか。どちらにしても、『吹割の滝』の流れが滞留する深い淵をのぞいていると、まるで竜宮につながっているような錯覚に陥ってしまいそうだ。 なお、夜間は近づかないほうがいい。なぜならば、同所も深夜になると『鱒飛の滝(ますとびのたき)』と同様に、心霊スポットのような不気味な場所になるからだ。 昼間に関して言えば、都会で疲れた心を洗うことができる素敵な場所だ。仕事や学業などで抱え込んだストレスや悲しみは、この滝に流してもらおう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年07月29日 23時00分
【オカルト界の権威・山口敏太郎の“実話”怪談】神奈川名物?小坪トンネル 空中に浮かぶ死者
神奈川県民なら誰もが知っている心霊スポットに小坪トンネルがある。新、旧あるこのトンネルは「両方やばい」という説があるのだが、特に霊感の強い人は、旧トンネルにはなるべく近寄らない方がいいと言われている。この小坪トンネルには数々の幽霊伝説が残されている。 トンネルの出入り口を「さっ」と影のようなものが横切るとか、キャシー中島の体験に代表されるように、車のフロントガラスにびっしり霊の手形がつく事態も発生しているという。 筆者も以前、雑誌「ベッピン」の取材でスピリチュアルアイドルの疋田紗也ちゃんと同所を訪問したことがあるが、なんともいえない不思議な空気を感じた。 また、興味本位でこの小坪トンネルに向かった若者たちが死傷事故に遭う痛ましい事故も発生している。 2008年11月26日午前1時ごろ、神奈川県藤沢市内の県道を走り、心霊スポット「小坪トンネル」に向かっていた乗用車が道路左側の電柱に激突。乗車していた5人のうち運転者以外の4人が死傷する事故が発生した。 運転していた19歳の少年は無傷であったが、後部座席にシートベルト未着用のまま乗り込んでいた17歳の少年が頭部を強打し死亡した。残る男女3人も、骨折や打撲などの重軽傷を負う惨事となった。 このトンネルにおいて、筆者の友人で、徳島県で家庭教師をしているTくんが不思議な体験をしているのだ。当時、Tくんは友人の女性を車で自宅に送った帰り、この小坪トンネルに差しかかった。 「なんだぁ、あれは」 Tくんは思わずつぶやいてしまった。半透明の人間が横向きに寝たまま空中に浮かんでいるのだ。しかも、着ている寝巻きの柄さえも鮮明に見える。 (俺はおかしくなってしまったのであろうか) Tくんはそう思いながら、当時住んでいた世田谷の自宅に帰宅し、翌日さっそく筆者に電話をよこしたのだ。このTくんは高校時代からの親友なのだが、昔から霊の存在などは一切信じない合理主義者であった。Tくんは開口一番こう言い放ったのだ。 「やっぱり、幽霊っているんだね」(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2018年07月29日 21時30分
【放送事故伝説】とんねるずの番組で中森明菜が、連続殺人事件の犯人逮捕を予告?
芸能界の有名な都市伝説に「ねるとんの中森明菜事件」という話がある。 これは1988年から89年にかけて発生した連続殺人事件「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」にまつわる都市伝説である。この殺人事件があった89年に放送された、とんねるずMCのフジテレビ系バラエティ番組『ねるとん紅鯨団』にて画像が乱れる放送事故が発生。番組は途切れ途切れになり、まともに見れた状態ではなかったのだが、乱れていた映像が元に戻った際、司会を行っていた石橋貴明がこの日のゲストの中森明菜にこんな質問をぶつけた。石橋「明菜さん、理想のタイプは?」中森「はい。ミヤザキツトムさんです」石橋「???(俳優の)山崎努の間違いじゃないの?」中森「あっ!なんでだろ。ミヤザキツトムって」石橋「違う名前が頭に浮かんだの?」 というやりとりが放送された。後日、フジテレビは放送事故を謝罪したのだが、その数日後、緊急ニュース速報で世間を騒がしていた女児連続殺害事件の犯人が逮捕され、日本全国を震撼させた。その犯人の名は「宮崎勤」。中森明菜が言い間違えた「ミヤザキツトム」と同じ読みの人物だったのだ……という都市伝説である。 これは「放送事故が犯人逮捕を予告した」とたびたび語られる都市伝説であるが、放送事故が発生していたのは事実で、1989年6月18日には読売新聞ほかいくつかの新聞で報道もある。当時の新聞によると、『ねるとん紅鯨団』の放送中に約10分ほど映像と音声が乱れる事故が発生。原因は電波を送り出している関西テレビの自動プログラム制御装置が故障したのが原因だったという。 なお、『ねるとん紅鯨団』は当時の大人気番組で、関東では20.6%の高視聴率(平均視聴率、ビデオリサーチ調べ、関東地区)を稼いでおり、視聴していた人も多かった。現に当時、フジテレビには一時間あまりで700本近い視聴者からの問い合わせ電話があり、同じく視聴者の多かった系列局の東海テレビには約400本の問い合わせがあったという。 つまり、真相はともかく、放送事故および中森明菜が「ミヤザキツトム」と発言したのは事実で、原因は不明だが奇妙なシンクロニシティと都市伝説ファンの間で囁かれている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2018年07月28日 23時00分
【山口敏太郎が語る“都市伝説”】天狗やUFOが飛び交う!?パワースポットでもある「高尾山」
いよいよ夏休み本番。暑い日々が続いており、熱中症にも気をつけたいところだが、やはり夏と言えば海や山のレジャーだろう。今回紹介するのは、パワースポットと評判の高尾山だ。 高尾山は日本百景の一つであり、2007年からは連続してミシュランガイドで最高ランクの「三星観光地」に選ばれている。今では、全国から若い女性が押し寄せる人気スポットになっている。 この修験道には、昔から天狗が住んでいると言われている。高尾山が開山された頃は現在のように山道が整備されておらず、足腰の弱い者は山頂付近にある薬王院まで行くことが困難だった。 高尾山に住む天狗は人間たちの苦心を見て、山を登りやすいように道普請(道の整備)を行うことに決めた。天狗たちは神通力を用いて道を作っていったため、みるみるうちに参道が整備されていったという。 だが、薬王院直前にさしかかったとき、大きな杉の木が道を遮断していることに気付いた。思案した結果、天狗たちは大杉を切ろうと計画したのだが、それを聞いた杉は大慌てで身をすぼめ、参道整備の邪魔にならないように根をどけた。身をすぼめた杉の姿はタコに似ており、「たこ杉」と呼ばれるようになった。 ちなみにこの杉は”道を開いた”ことから、「将来の道が開く」、すなわち「開運のご利益がある」と伝えられている。 他にも高尾四滝伝説が残されており、スピリチュアルなパワーにあふれた山である。休日は高尾山を散策し、フラボノと霊的なパワーを充填してみてはどうだろうか。 また、最近でUFOが頻繁に飛行するポイントとして有名になりつつある。都内では明治神宮上空と同様、高尾山はかなりの確率でUFO撮影ができるスポットだと噂されている。女性週刊誌の企画で2012年の秋に、弊社事務所の霊感アイドル・真田愛華(当時・正木愛香)と、撮影現場でいつも心霊写真が写ってしまう心霊写真アイドルのみちりが、記者たちと一緒に高尾山でUFOを呼んだところ、見事にUFOが出現。カメラマンが撮影した過去もある。 気になる方は一度足を運んでみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)
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