画面中央にご注目いただきたい。なんと木の枝がまるで龍の形をしている? のだ。
この写真の撮影者によると、「ツノやヒゲまでバッチリ見えてとても美しかった」という。この龍の形をした木があるのは、宮崎県都城市にある古刹「東霧島神社」。東霧島神社は鬼が九百九十九個の石で一晩で作った石段が残るという有名なパワースポットで、境内には男性的なエネルギーに満ちていると言われている。男性エネルギーが充満(?)するこの神社で龍が現れたというのは非常に興味深い事実だろう。
さて、このように龍の姿や人の顔が無機物や動物に宿る現象はオカルト界ではよく目撃・報告されている。有名なところでは平成初期に大流行した「人面犬」や「人面魚」が挙げられる。中年男性の顔をした犬が「勝手だろ」「ほっといてくれ」とぶっきらぼうに答えるユニークな現代を生きる妖怪だ。
山口敏太郎はかつて人面犬の登場は「リストラされて自殺した中年男性の怨念が犬に憑依したもの」と推測しており、人の怨念は人知を超えた力で乗り移り、現代をさまよい続けるのだという。
人面犬はじめ、このように不思議な動物が目撃されたり、想像の動物が現世に登場する背景には「日本の危機」を知らせる意味合いも含まれているという。古くから日本に伝わる妖怪である「件(くだん)」は顔が人間、体が牛という半人半牛の怪物は誕生すれば大凶事の前触れとして日本人には恐れられていた。(実際、第二次世界大戦中には件が生まれ日本の敗戦を予言していたという)
また、最近では東京スポーツ紙でも紹介されたNASAが撮影したという「うねうねと動く『龍』」の姿が紹介され「何かの前触れではないか」と目されている。隕石、小惑星落下の可能性、巨大地震発生など自然災害の可能性が噂された今だからこそ、龍は我々の前に現れ日本を救おうとしているのだろうか?
(山口敏太郎事務所)