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“金の切れ目は縁の切れ目” SIAM SHADE、訴訟三昧でボーカル・栄喜の傷害疑惑もカミングアウト

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SIAM SHADEの公式Xより

1990年代に活躍した、人気ビジュアル系ロックバンド・SIAM SHADEのギタリスト・DAITAが、残りのメンバー4名をし、計38曲の楽曲の演奏と、「SIAM SHADE」名での活動の差し止めを求め、今年8月に提訴していたことをニュースサイト「デイリー新潮」(新潮社)に告白。10月1日にはDAITAのオフィシャルサイトが更新され、訴訟に至った経緯を説明した。

DAITAは「はじめにこの度、私 DAITAは、今村栄喜 中川泰 遠藤一馬 佐久間淳二に対し、私が作曲した38曲の楽曲使用差止等請求(以下、「本訴訟」という)を提訴いたしました」と報告。その理由について、過去に自身が4人からライブやグッズの売上金や、東日本大震災の復興支援金を巡る訴訟を起こされたことに加え、「今村栄喜は『SIAM SHADE』の商標権の私物化、及び独占を企てたものと推測しますが、当然ながらその申請は2025年7月完全に特許庁により『拒絶』されました」と説明。これにDAITAは、「こうした行為は、SIAM SHADEの存在、メンバーを冒涜する象徴的な行為だと感じました」とし、「私は『本訴訟』を提訴する覚悟を決めました」と明かした。

SIAM SHADEは1993年に結成されたビジュアル系ロックバンド。1997年、フジテレビ系アニメ「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」のエンディングテーマに起用された6枚目のシングル「1/3の純情な感情」が大ヒットを放ち、一躍人気バンドとなった。2002年3月、「5人それぞれが自分の道を歩いていくことが最善」などの理由から解散に至ったが、2007年から2016年の間に4度にわたって期間限定で復活し、ツアーなどを開催。なお、解散後のメンバーはソロで音楽活動を続けている。

「SIAM SHADEの内紛は今に始まったことではありません。トラブルの発端は2018年にグッズ販売や限定復活した際に出た収益金の使途を巡って、4人のメンバーは寄付金が復興支援とは関係ない事業に流用されているのではないか、と不審がったのです。解散後、SIAM SHADEのライブやグッズ販売などの収益の管理業務と各メンバーへの分配は、DAITAの個人会社が実務を請け負っており、次第に4名のメンバーは、DAITAの会社が収益を“中抜き”しているのではないか、と疑い2021年、支援団体とDAITAに対して損害賠償請求訴訟を提起し、すでに法廷で火花を散らしていたのです。結果的に原告側の訴えは通らず、2024年10月にようやく和解が成立したところでした」(音楽関係者)

トラブルは“金”だけではない。DAITEは「デイリー新潮」の取材に、今年8月に提出した訴状の中で、「解散理由は、2001年11月、被告今村(=メンバー・栄喜のこと)がマネージャーに暴行を働き、レーベルの代表者が、事態を重く見て『解散をするように』と勧告したためである」と激白したのだ。

DAITAによれば、デビューから1~2年後あたりからグループに亀裂が走り始め、栄喜による“暴力行為”が目立つようになってきたという。その理由について「プレッシャーがかかるに連れ、メンバーや、マネージャー、スタッフに対して切れ、時には手を出すようになっていったのです。それを咎めるとまた小競り合いが起きる。メンバーの雰囲気はよくなかった」と回顧。その一方で、「1/3の純情な感情」で日の目を見るも「今度は売れたことで勘違いしてしまったように見える言動も出てきて、メンバー間の溝は埋まらなかった」と語った。

「1999年の全国ツアー中では、ライブの最中に楽屋で争いが起き、栄喜がメンバーやスタッフに暴行を働いたといいます。しかも、殴られたメンバーの1人が入院する騒ぎとなり、翌日に予定されていた熊本でのライブが開催不可能となってしまったことも。さすがの栄喜もメンバーに謝罪して騒動は一旦収まったものの、その後も、栄喜を絡んだメンバー同士のもめ事は後を絶たなかったようです。そして2001年の武道館ライブの前月の11月に打ち上げの席で栄喜がチーフマネージャーをボコボコにしてしまい眼底骨折の重傷を負わせたといいます。そして、解散に至ったとのことです」(前出・同)

“金の切れ目は縁の切れ目”というが、50歳を過ぎた今、一世を風靡した伝説のバンドだけに残念な話である。

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