市長はこれまでに記者会見を行い、ホテルで複数回会ったことは認めたが、男女関係は否定している。市議会の各会派から質問状が提出されるなど、未だ疑念が収まる気配はない。
番組が会ったのは、前橋市長選のときから支持してきた支援団体の幹部の女性。
「気丈で明るい。私の娘だったら良かったなあと思うような子。一番初めにニュースを聞いたときは、晶ちゃんがと思った。で、すぐに会えたので聞いてみると『男女関係じゃない』って言われたから、そうなんだと(思った)」と市長の言葉を信じ、続投を助言したという。
ただ、先週金曜日の会見のとき、報道陣から質問が投げかけられた際、市長が何も答えずに去ったことに対しては「公人ですから、あれはエチケットに反している」と批判した。
市長が弁護士時代に勤めていた事務所の代表、釘島伸博弁護士は約19年来の付き合いだといい、次のように話す。
「仕事熱心で、とくに貧しい人とか弱い人とか困った人、女性の権利の復権とか、そちらに強い興味を持っていた方」
今回の件で市長から直接相談を受けたといい、「週刊誌報道が出る前に来て、『ご迷惑かけることになるかも…』というお詫びと、今後どうするかという話をした」と話す。釘島氏も男女関係について聞いたそうで、市長は「それはありません」と答えたという。そのうえで釘島氏はこう付け加えた。
「そっち方面は、私の知る限り、まったく奥手と言っていい人。『ラブホテルを決めたのはあなた?』と聞いたら、『違います、相手の男が決めた』と言っていた。非常に誤解を招く行動だったよねということは言った」
釘島氏は弁護士の立場としては、「軽率だし脇が甘かった。我々弁護士としては、考えられない」と厳しく指摘した。市長は一昨日も事務所を訪れたそうで、とても反省した様子だったという。釘島氏は「公務について何ら失敗がない。辞める理由がない」と市長の続投を明言した。
釘島氏は市長に対して、記者の質問をスルーしたのはまずかったと言ったところ、市長は「逃げたのではなく、止められていた」と説明したそうだ。
危機管理を専門とする東北大の増沢隆太特任教授は「もう最悪ですよ。最悪の選択したなと思いました。これによって、マスコミも敵に回すし、それを見ている一般の方々へも非常に敵対心をあおったと思います」と問題視した。
男女関係の有無もそうだが、打ち合わせ場所にラブホテルを選んだのは市長なのか相手の男性なのか謎である。