スポーツ
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スポーツ 2014年02月07日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第8R その死が日本プロレス界を激変させた〈ジャイアント馬場〉
ジャイアント馬場が亡くなったのは、1999年1月31日のこと。 「それ以降、元子夫人は『G馬場記念館を作りたい』と言ってきましたが、来年の17回忌には何か動きがあるかもしれません」(元・全日本プロレス関係者) 昨年8月、今の全日から三冠ベルトが馬場家へ返還されたのは、それに向けての準備だったか。その本名をとって“正平寺”なる寺院を建立するという噂もあるようだが、いずれにせよ昭和のプロレスファンにとって、その象徴である馬場を追悼する施設ができるとすれば喜ばしいことだ。 「馬場が生きていれば日本のプロレス界がこれほど様変わりすることはなかった」というのは、多くの関係者の口にするところだ。 「まず馬場さんが存命なら、三沢光晴たちが独立してノアを立ち上げることはなかったでしょう。義理人情の男・三沢が恩義ある馬場さんの下を離れることはあり得ませんから」(同・関係者) そうであったなら、三沢も一選手としてリングに集中できて、不幸な禍を避けられたかもしれない。 「ノア独立後、『馬場家がケチだから選手たちが大量離脱した』なんて言われましたが、それは誤解。馬場さんは、ただ本場アメリカと同じように団体運営をしただけです。“選手を保険に入れてなかった”と言うけれど、そもそも手本にしたアメリカという国自体に国民皆保険制度がありません。『選手個人のキャラクターグッズのインセンティブを渡さなかった』というのも、昔はそんな概念自体がなかったわけです」(同) それらは“知らないことはやらない”という慎重居士だった馬場の性格の表れであろう。所属選手の故障欠場時にも、きちんとファイトマネーを払い続けたり、近い関係者にはポケットマネーから高級料理をふるまったり、マスコミ操作のため週刊プロレス編集長だったころのターザン山本氏に裏金を渡したりといったエピソードからしても、決してケチだったわけではない。 「馬場の死で一番影響を受けたのは、むしろ猪木と新日本プロレスではないか」(元・新日本プロレス関係者)との声もある。 「猪木のプロレス人生は“打倒馬場”とイコールであり、常に猪木の先を行っていた馬場の全日が順調なままであったなら、新日がそれに遅れを取ることなどは猪木にとって耐え難い。そのため新日に専念し、PRIDEなど格闘技の世界に向かうこともなかっただろう」(同・関係者) そうであれば、新日の選手が格闘技のリングで惨敗を繰り返すこともなかったわけで、やはり馬場の死が日本のプロレス界に及ぼした影響はとてつもなく大きいといえる。 経営者として、人格者として高い評価をされてきた馬場だが、レスラー・馬場に対するファンの見方は決してそうではなかった。猪木からの対戦要求にも「馬場が避けている」という見方が主流を占めていた。「ガチンコで馬場が猪木に勝てるわけがない」と。 さらに亡き後は、物まねなどでスローモーな形態模写をされるなど“イロモノ扱い”の風潮すらある。 しかし馬場の全盛期は全くそんなものではなく、その動きはむしろ躍動的ですらあった。 「ハーリー・レイスから3度目のNWA王座を獲得したのは1980年、馬場42歳のとき。すでに選手としては下り坂でしたが、あらためて映像を見ると、ジャンプしながらの脳天唐竹割りを連発したり、代名詞である十六文キックにしても、ただ足を上げて相手を待っているのではなく、しっかり踏み込んで放っている。コーナーポストに素早く駆け上がる姿など、とても2メートル越えの巨人の動きとは思えません」(プロレス記者) 何といっても馬場は、投手としてプロ野球のマウンドまで踏んだスポーツエリート。その後の衰えは、年齢を考えれば仕方あるまい。 1982年、スタン・ハンセンとのPWF戦のころは、糖尿病の影響なのかほとんど汗もかかなくなり、全盛時と見比べれば極端にパフォーマンスを落としていることがわかる。しかし、それでもその年のプロレス大賞ベストバウトを受賞しているのだから、やはり馬場は選手としても最上級だったのだ。〈ジャイアント馬場〉 1938年、新潟県出身。プロ野球選手を経て、'60年に日本プロレス入団。力道山の死後はエースとして活躍。'72年、全日本プロレスを旗揚げし、王道プロレスを展開する。'99年、肝不全により死去。享年61。
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スポーツ 2014年02月07日 12時00分
都知事選よりドロドロ 北の湖VS九重「理事長選」骨肉バトル土俵裏
「第一人者のオレがならずしてどうする」。目の前にぶら下がる理事長職のポストを垂涎の思いで見つめる九重親方(元横綱千代の富士)。対し、パチンコ裏金疑惑に関して沈黙を続ける北の湖理事長−−。1月31日に投開票される理事選の裏では、大相撲トップとナンバー2の骨肉バトルが繰り広げられていた。 「かつての“栃若”は現役時代よきライバルで、親方になってからも栃錦の春日野理事長が若乃花の二子山に理事長職を譲り、自分は相撲博物館の館長に就任した。しかし、ぎすぎすした今の時代、自分さえ良ければいいと考える人が多い。とてもそんな美談は望めません」(ベテラン相撲記者) そもそも北の湖理事長は、野球賭博問題などで角界が揺れる中、就任した放駒前理事長からの、「相撲を未来永劫、残すことが大切」との言葉を引き継ぎ、'12年に理事長に復帰した。 「今回の争点は、相撲人気の回復。どうやって人気を盛り立てられるかです。北の湖理事長は十分やりましたが、彼は得体の知れない人物を協会に入れて保身を図っている。この際、身を引いて後進に道を譲るべきだと思います。では、九重さんがやればいいかというと、彼自身も順番からいくと、“次はオレか”ということでやる気マンマンですが、これといって人気回復に策があるわけではない。言ってみれば、どっちもどっちなんですよ」(相撲ジャーナリスト・中澤潔氏) ことに九重親方の場合、現在相撲解説者の北の富士から部屋を継承する際、それまでいた部屋付の親方全員が他の部屋に移籍してしまったほどの“嫌われ者”とされる。 「協会内には、九重親方が理事長になったら協会はどうなってしまうのか? と心配する人が多い。実際、去年の役員選挙も最下位当選でしたしね」(前出・ベテラン相撲記者) こうした不評を本人も気づいてか、最近は弟子の指導でこれまでとは違った面を打ちだしているとか。 「稽古を見に行くと、熱心に弟子の指導をして、懇々と教え諭す。本場所の土俵でそれができると、わざわざスマホでメールして褒めちぎるんです。少しでも若者の心をつかんで評判の底上げをしようと必死です」(元力士) 一方の北の湖理事長はどうか。やはり気になるのは、“得体の知れない人物”についてだ。 相撲関係者が言う。 「『週刊ポスト』が報じた、協会が某パチンコメーカーとライセンス契約を結んだ際に“裏金”が手渡されたとされるX氏。彼は北の湖理事長の側近であり、協会の危機管理政策顧問でもある。経営コンサルタントの会社を設立した人物で、スポーツ界のみならず、政界にも人脈があるようです。真偽は定かではないが、松井秀喜のマネジメントをやったことがあると、協会ではいわれている。とにかく弁舌さわやかで行動力があり、10年ほど前に北の湖理事長が女性スキャンダルを起こしたときも鮮やかに収めた。それで北の湖理事長の信頼を得て、今では国技館に一室を与えられているほどです」 ヤリ手であることから、協会はこの人物を“影の理事長”とまで呼んでいるという。 「去年の秋場所のことでした。国技館内で見慣れない業者がタコ焼きのワゴンサービスをやっていたんです。国技館で商売するには『国技館サービス』という茶屋が出資する会社を通さなければならないのですが、X氏が窓口になっているというので問題になったことがありました」(前出・相撲関係者) これが事実であれば、何者かが窓口を通してカネを受け取っているということ。つまり、これまたパチンコのライセンス契約問題同様、大問題なのだ。 「ベテラン親方は、『お前、何の権限があってそんなことやっているんだ!』と国技館の中で大声で怒鳴っていることもあった。でもね、X氏という男も大したヤツで、屁とも思っていないんですよ」(前出・元力士) だからこそ北の湖理事長に見込まれ顧問にも抜擢されたというわけか。 では果たして、今の相撲協会に理事長にふさわしい人物はいるのか。 再び中澤氏が続ける。 「一連の不祥事の際、協会を救ったのは放駒親方という一般常識に一番近い人でした。今の協会を見ると、それに当たるのが九重親方の弟弟子だった八角親方(元横綱北勝海)です。彼は広報部長として、アメリカのプロスポーツ興行はどんな工夫をしているのか、現地に視察に出掛けた。それが一般社会では普通なのですが、協会でそれができるということが、今の相撲界では大切ですよ」 とはいえ、兄弟子を差し置いて理事長に立候補することなど、到底無理な話なのかもしれない。 「北の湖理事長の再選はほぼ間違いない情勢だが、健康不安は否めない。一方、九重親方は理事にすらなれるのか微妙です。いずれにせよ、協会はX氏の存在を無視はできない。結局、どう転がっても北の湖理事長の影響力が絶たれることはないでしょう」(前出・相撲関係者) 大横綱が名理事長になるとは限らない。
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スポーツ 2014年02月06日 17時10分
亀田ジムに厳罰! 陣営は反発必至
ボクシングの亀田ジムに、厳罰が下ることになった。 昨年12月3日、大阪・ボディーメーカーコロシアムで行われた亀田大毅(IBF王者=25=亀田)vsリボリオ・ソリス(WBA王者=31=ベネズエラ)のIBF&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦において、大毅が敗れながらも王座を保持し、混乱を招いた問題で、JBC(日本ボクシングコミッション)は、亀田ジムの吉井慎次会長と嶋聡マネージャーのライセンス更新を認めないことを決めた。事実上の資格はく奪で、2月7日に処分が発表される。 同統一戦は、前日計量でソリスが計量に失敗し、体重超過でWBA王座のはく奪が決定。その後のルールミーティングで、試合はそのまま統一戦として行われ、「大毅が勝てば王座統一、負ければ両王座は空位。引き分けの場合は大毅がIBF王座防衛で、WBA王座は空位」となることが確認されていた。 試合は判定の末、2-1でソリスが勝利し、大毅は王座から陥落するはずだったが、試合後に会見を開いたIBF立会人のリンゼイ・タッカー氏が、「IBFのルールにより、IBFの挑戦者のソリス選手が体重超過だったため、亀田選手は王者のままです。負けという記録は残るが、防衛は認めます」と翻した。後日、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」となることを、試合前日中にIBFに確認を取っていた事実が明らかになった。 JBCでは、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」を知っていながら、JBCや報道への報告を怠った点を重く見て、今回の処分に至った。 これで、亀田ジムは活動停止となり、所属する長男・亀田興毅(27)、次男・大毅、三男・和毅(22)の3兄弟が国内で試合をするためには、新たな会長、マネージャーを置く必要があるが、JBCは新会長の審査を厳格に行う方針。あるいは、興毅らが、他のジムへ移籍すれば、国内での試合も可能になる。 さしあたって、WBO世界バンタム級王者の和毅が、同級1位のプンルアン・ソー・シンユー(25=タイ)とV2戦を行うことが5日に発表されたが、開催地は未定のまま。 この処分をすんなり、亀田陣営が受け入れるとは思えず、最悪、法廷闘争に持ち込まれる可能性もありそうだ。 今回の問題で、最も批判されるべきは亀田ジムより、むしろIBFで、選手側に非があるとはいいがたく、3選手が国内での活動の場を失うことには、気の毒な面もある。泥仕合は避けて、早期の解決を望みたいものだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年02月04日 18時00分
ヤンキースと超大型契約の田中マー君 1年目に何勝できる?
メジャー複数球団での競合の末、7年総額1億5500万ドル(約156億7500万円=現在の為替レート)という破格の超大型契約で、ヤンキースに入団した前楽天のマー君こと田中将大投手(25)。 入団時の契約としては、松坂大輔投手(33=当時レッドソックス)の6年5200万ドル(約52億4500万円=現在の為替レート換算)、ダルビッシュ有投手(27=レンジャーズ)の6年6000万ドル(約60億5200万円=現在の為替レート換算)を、はるかに超えた。メジャーでも、エース級投手クラスの契約内容で、田中に課されたノルマも高いものとなりそうだ。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「田中将大投手はヤンキースで1年目に何勝できる?」との意識調査を、1月23日〜2月2日に実施。11万6638票(男性=87.1%、女性=12.9%)の回答があった。 最も多くの票を集めたのは、「13〜15勝」で3万6690票(31.5%)を得た。次いで、「10〜12勝」の3万3183票(28.4%)で、「10〜15勝」を予想した人が約6割に及んだ。 3番目は「16〜18勝」で1万7193票(14.7%)。4番目からは大きく票が減り、以下、「7〜9勝」=1万1670票(10.0%)、「4〜6勝」=5099票(4.4%)、「19〜21勝」=3971票(3.4%)、「22勝以上」=3289票(2.8%)、「1〜3勝」=2561票(2.2%)、「分からない」=1409票(1.3%)、「0勝」=1573票(1.3%)の順となり、「10勝以上」を予想した人の割合は80.8%。 松坂は1年目に15勝、ダルビッシュは16勝を挙げている。高額な年俸を考えると、15勝はしないと、厳しいニューヨークのファンからは、バッシングを浴びることになるかもしれない。田中には、メジャーの舞台で、その実力を大いに発揮してほしいものだ。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年02月03日 15時30分
前代未聞! 協会ナンバー2の九重親方が理事候補選で落選 ドロドロの内部の派閥争い
1月30日に公益財団法人に移行した日本相撲協会は同31日、東京・両国国技館で新法人の理事候補(定数10)を決める選挙を行い、協会ナンバー2で事業部長の九重親方(58=元横綱・千代の富士)が落選する前代未聞の事態となった。 2年に1回改選される同理事(候補)選には、10の定員に対して11人が立候補。全親方97人による投票を実施した。 当初から、九重親方の形勢不利はウワサされていた。12年1月の理事選では、九重親方がギリギリ10位(7票)で辛うじて当選したが、次点の友綱親方(61=元関脇・魁輝)との票差はわずかに1票だった。 今回も「10番目の枠」を巡って、九重親方と復帰を目指す友綱親方との争いになるとの予想がなされていた。 現役時代、北の湖理事長(60=元横綱)の24回をはるかに超え、“昭和の大横綱”大鵬の32回に次ぐ、31回の幕内優勝回数を誇る九重親方。ところが、某スポーツ紙の相撲記者によると、「親方衆の間では、なにごとにも独断的で、周囲に配慮を欠く言動が多い九重親方には人望がない」というのだ。 また、選挙前には「九重親方が次期理事長の座を狙っている」との話が、まことしやかに流れた。これに、危機感を抱いたのが北の湖理事長だ。北の湖一派は、九重親方の再選を防ぐために、「10番目の枠」を争うと見られた友綱親方の支持に回った。その結果、友綱親方が7票を得て、10番目で当選。九重親方には5票しか集まらず、落選するハメとなった。 厄介払いに成功した北の湖理事長は、3月24日に開かれる理事会で、理事長職に再任されることが確実となった。 協会ナンバー2ながら、理事候補選で落選した九重親方は「不徳の致すところです。しょうがない」とコメントするのが精いっぱい。 北の湖理事長は“次期理事長候補”として、貴乃花親方(41=元横綱)に英才教育を施すと見られ、九重親方の再浮上は難しい情勢となった。 なお、今回当選した10人は、3月24日に開かれる評議員会の選任議決を経て、新法人の理事に就任する。(落合一郎)<日本相撲協会理事候補選投票結果>北の湖=10票、千賀ノ浦(62=元関脇・舛田山)=10票、出来山(62=新=元関脇・出羽の花)=10票、鏡山(55=元関脇・多賀竜)=10票、松ケ根(57=新=元大関・若嶋津)=10票、貴乃花=9票、八角(50=元横綱・北勝海)=9票、伊勢ケ浜(53=元横綱・旭富士)=9票、尾車(56=元大関・琴風)=8票、友綱(復帰)=7票。落選=九重=5票
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スポーツ 2014年01月31日 11時45分
巨人軍のガムや、新人の喫煙などの禁止令は妥当か?
創立80周年を迎えたプロ野球読売巨人ジャイアンツが今季、試合中にガムを噛むことを禁止するという。同時に、新人選手に対しては、喫煙、facebook、ツイッターの禁止が通達されている。 「巨人軍は常に紳士たれ」というのが、チームのモットーだ。ガムには噛むことで集中力を高めたり、リラックス効果をもたらす作用があるとされている。だが、文化が違うアメリカならともかく、日本で試合中にプロ野球選手がクチャクチャとガムを噛む姿は、あまり印象がいいものではない。テレビ画面を通じ、子どもたちに与える影響も少なくないだろう。 昨年、既婚者の杉内俊哉投手が、WBC合宿期間中に宿舎で女性とキスしている写真が報じられたり、チームの中心である阿部慎之助捕手の不倫疑惑報道があるなど、最近では巨人ナインのたがも緩みがち。 そこで、1月6日の仕事始めに、桃井恒和社長は「チームに対しても、この伝統を傷つけることがないように規律を求めていきます」と気を引き締めた。 巨人では、打席でガムを噛んでいた小笠原道大内野手が中日に移籍したことも、ガム禁止令のいい機会と判断したのかもしれない。 一般社会に照らし合わせてみると、仕事中にガムを噛んでOKなんて会社は少ないのではなかろうか…。そんなことをしていたら、上司にお目玉を食らうケースも多いだろう。 そこで、一連の巨人の選手への禁止令について、「Yahoo!ニュース」では、「巨人の選手への禁止令は妥当?」との意識調査を1月20日〜30日に実施。2万5269票(男性=83.1%、女性=16.9%)の回答があった。 アンケートの結果は、「禁止令はともに妥当」との回答が最も多く、1万998票(43.5%)。「ともに妥当ではない」の回答も多く、6060票(24.0%)を集めた。 以下、「ガム禁止令は妥当」=4556票(18.0%)、「新人禁止令は妥当」=2779票(11.0%)の順で、「分からない」にも876票(3.5%)入った。 セ・リーグ3連覇、2年ぶりの日本一奪還を目指す巨人。ガムなどの禁止令がプレーに、どう影響するだろうか?(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年01月30日 15時30分
全く気運盛り上がらない大関・鶴竜の綱獲り ホンネは昇進させたくない!? 協会の裏事情
大相撲初場所(1月12日〜26日=両国国技館)は、横綱・白鵬(28=宮城野)が14勝1敗で並んだ大関・鶴竜(28=井筒)を優勝決定戦で制し、2場所ぶり28度目の優勝を果たした。 優勝に準ずる成績を挙げた鶴竜について、北の湖理事長(元横綱)、横綱審議委員会ともに、来場所(春場所=3月9日初日=大阪)、「13勝以上の優勝」を条件に、綱獲り場所となることを明言した。 ところが、日本相撲協会内部でも横審でも、鶴竜の綱獲りに関しては、全く気運が盛り上がっていないのだ。 それは、なぜか? 鶴竜は12年夏場所(5月=両国)で大関に昇進したが、昨年九州場所(11月=福岡)までの在位10場所で、大関の責任といえる2ケタ勝利をマークしたのは、わずか3場所。8勝7敗と、辛うじて勝ち越した場所が3回もある。全然大関の責任を果たせない鶴竜は、「大関に上げるべきではなかった」と批判される始末だった。これまで、成績を残せず、信頼がまるでない鶴竜を、1場所好成績を挙げただけで、綱獲りに向かわせるのは、協会、横審の本意ではないのだ。 しかし、どうしても日本人横綱がほしい協会は、昨年夏場所(5月=両国)、昨年九州場所で13勝した稀勢の里(27=田子ノ浦)を、優勝していないにもかかわらず、「優勝に準ずる成績」と認定して、綱獲りチャンスを与えてしまった。稀勢の里はいずれもズッコケたが、さすがに、「鶴竜にはチャンスを与えない」というわけにもいかなくなったのだ。 横綱昇進への内規は、「2場所連続優勝、もしくはそれに準ずる成績」と定義されており、平成以降、「2場所連続優勝」以外で昇進させた例はない。だが、なんとか稀勢の里を横綱に上げたいばかりに、昇進へのハードルを下げてしまったため、鶴竜にチャンスが転がり込んできた。 来場所、鶴竜が13勝以上の優勝を果たして、横綱に昇進させたら、モンゴル人横綱3人という、協会にとっては望ましくない状況になってしまう。3横綱が存在すると、安易に4人目の横綱をつくる必要はなくなる。そうなると、稀勢の里が3度目の綱獲りを目指す上で、そのハードルが高くなる可能性がある。 稀勢の里を横綱に上げたい協会にとって、鶴竜の降ってわいた綱獲りは、「失敗してほしい」というのがホンネかも。(落合一郎)
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スポーツ 2014年01月30日 11時00分
田中将大にヤンキース入りを決断させた松井秀喜の“生電話”5年後に巨人への中身
ヤンキース入りを田中将大投手(25)に決断させたのは、次期巨人監督が約束されている松井秀喜氏(39)からの“生電話”だった。そこには、「“松井巨人”の発足に合わせて日本球界復帰」という密約があった−−。 それは田中がロサンゼルス入りした1月8日、ビバリーヒルズの豪邸にヤンキースの一行が現れ、入団交渉が行われた席でのことだった。 「3時間ほどの交渉の途中で松井からの電話はあったようです。松井はメジャーリーグ経験者の立場から田中にアドバイスを送ったのでしょうが、日本球界の情勢も含まれていた。というのも、ルール的にも道義的にも、巨人がこの交渉にちょっかいを出すのはおかしな話。そこで、ヤンキースOBでもある松井が、あくまで個人的な分析として、日本(巨人)の情勢を伝えたのでしょう」(ロス在住のスポーツライター) 本誌が入手した情報によれば、電話の内容は次のようなものだったという。1:巨人はいつでも迎え入れる用意がある。2:業務提携の関係にあるヤンキースがベスト。3:長期契約を結んだ上で、4年目終了時にオプトアウト(契約破棄)条項を設ける。 この大筋のラインに沿って田中サイドは要望を出し、ヤンキースが受け入れた。中でも今後、奏功するのは「オプトアウト条項」だ。 7年契約を結んだ上で4年目終了時に、田中の意思で契約破棄を選択できる権利。松井氏は、これに併せてヤンキースの年俸(23億円)をある程度保障することで巨人入りの布石を打ったのだ。 「2月の宮崎キャンプで松井は巨人の臨時コーチを務めますが、来季からの巨人入りはない。これまで通りニューヨークにとどまり、ヤンキースからコーチングや球団のマネジメントを学ぶ。その間、ずっと田中を見守り続ける。そして、帰国して1シーズン原監督の下で助監督を経験し、監督に就任、すぐさま田中を三顧の礼で巨人に迎え、開幕投手に起用する−−。松井の頭の中では、こんな構想が出来上がっているはずです」(事情通) “生電話”は5年後、花開くか。
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スポーツ 2014年01月28日 11時45分
大相撲のインターネット中継が有料化 あなたなら、いくら払う?
大相撲初場所(1月12日〜26日=両国国技館)は、横綱・白鵬が優勝決定戦で、大関・鶴竜を破り、2場所ぶり28度目の優勝を果たした。 実は大相撲を観戦する上で、大きな変化が初場所から起きていた。これまで、「Ustream」で無料配信されていたインターネット中継が有料化されたのだ。 日本相撲協会によると、13年秋場所(9月)から、「Ustream」で無料配信してきたが、視聴者から、「仕事の都合や、海外の時差の都合で、(生で)視聴が出来ないため、取組終了後でも視聴できるようにして欲しい」との要望があり、それに応えるべく、初場所からライブ中継の他、全取組終了後、おおよそ1時間後には、当日の全取組の録画映像の視聴が可能になった。この措置に伴い、インターネット取組配信サービスが有料に変更されたのだ。 視聴料金は、1場所15日間視聴券が120ドル(約1万2325円)、1日視聴券が10ドル(約1027円)、千秋楽視聴券が15ドル(約1541円)。 この料金設定に対して、ネットユーザーの間では、「高過ぎるのではないか?」と話題になっているという。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「大相撲のネット配信、1日分のチケット、いくらなら払う?」との意識調査を、1月17日〜27日に実施。1万4396票(男性=82.3%、女性=17.7%)の回答があった。 最も多くの票を集めたのは、「払いたくない」で1万1257票(78.4%)と、約8割を占めた。2番目は「1ドル」で1574票(10.9%)と、この2つの回答だけで、約9割。 以下、「3ドル」=549票(3.8%)、「5ドル」=409票(2.8%)、「2ドル」=335票(2.3%)と続き、規定料金の「10ドル」はわずか158票(1.1%)。 以下は極めて少数で、「8ドル」「4ドル」=28票(0.2%)、「6ドル」「9ドル」=20票(0.1%)、「7ドル」=18票(0.1%)の順となった。 大相撲中継は国内であれば、NHK総合で幕内、十両の取組を見ることができる。外出していれば、録画すればいい。出先でも、携帯のワンセグで視聴可能だ。ネット中継のメリットは、幕下以下の取組も見られる点、海外でも視聴できる点だが、国内ではNHKの中継がある限り、1日10ドルの視聴料金を払ってまで、ネット中継を見たいという人は少ないようだ。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年01月27日 15時30分
綱獲り場所の稀勢の里 一転、大関陥落危機のトホホ
大相撲初場所(1月12日〜26日=両国国技館)は千秋楽で、1敗の大関・鶴竜(28=井筒)が本割で、全勝の横綱・白鵬(28=宮城野)を寄り倒しで破って、14勝1敗の同点に持ち込んだ。優勝決定戦の末、白鵬が鶴竜を寄り切りで下して、2場所ぶり28度目の優勝を飾った。 先場所優勝の横綱・日馬富士(29=伊勢ケ浜)が、左足関節じん帯損傷のため休場するドッチラケの場所となったが、最大の注目は大関・稀勢の里(27=田子ノ浦)の2度目の綱獲りだった。 北の湖理事長(元横綱)、横綱審議委員会から示された昇進条件は「13勝以上の優勝」であったが、稀勢の里はプレッシャーのあまりか、初日から、いきなり平幕・豊ノ島に敗れ、不安なスタートを切った。 さらに、5日目にも平幕・碧山に、8日目に小結・栃煌山に敗退し、3敗目を喫して、早くも綱獲りは消滅。持ち前の「ここ一番の勝負弱さ」を発揮してしまった。 そして、12日目の琴欧洲戦で右足親指を痛め、14日目の鶴竜戦で悪化。この時点で、星は7勝7敗。千秋楽に勝ち越しが懸かることとなったが、「右母趾(ぼし)MP関節じん帯損傷で約3週間の安静加療」との診断で休場。琴奨菊戦は不戦敗となり、負け越しが決まった。 本人は強行出場を希望したが、師匠の田子ノ浦親方(元前頭・隆の鶴)が「無理をすれば(治るのに)長くかかる」として、止めた。 頑丈な稀勢の里は初土俵以来、1度も休場がなく、現役2位の通算連続出場を続けていたが、それも953回で途切れてしまった上、小結時代の10年秋場所(9月=両国)以来、3年4カ月ぶりの屈辱の負け越しとなった。 来たる春場所(3月9日初日=大阪)では、初のカド番となる稀勢の里。故障は3週間で癒えても、来場所は稽古不足で臨むことが濃厚。そうなると、2場所連続負け越しの可能性も現実味を帯びてくる。稀勢の里は綱獲りから一転、大関陥落の大ピンチを迎えるハメになってしまった。(落合一郎)
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GPWAであのタッグチームが復活?
2007年03月08日 15時00分
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三沢に負のスパイラル
2007年03月07日 15時00分
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新日本プチシルマ争奪戦勃発
2007年03月07日 15時00分
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K-1 シュルト初防衛戦に サップ浮上
2007年03月05日 15時00分
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2007年02月27日 15時00分
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棚橋時代到来
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アングル 永田 新日制圧へ IWGPヘビー級タッグ王者中西、大森組への挑戦急浮上
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ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
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2007年01月24日 15時00分
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ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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2006年12月14日 15時00分
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珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分