スポーツ
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スポーツ 2018年03月09日 20時40分
新日本の会場に響いたまさかの「レッツゴー!タイチ」大合唱【新日本】
ヘビー級転向を一方的に表明していた鈴木軍のタイチが、6日に開催された新日本プロレス『旗揚げ記念日』大田区総合体育館大会で、新日本で今最も人気があるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也とシングルで対戦した。 両者は1月23日後楽園ホールの『タカタイチマニア』でもシングル対決し、内藤が勝利している。タイチはこの試合を機にヘビー級転向を口に出すようになり、今回の一戦がヘビー級選手タイチとしての初陣となった。 ヘビー級に転向してもタイチはタイチ。いつものようにディーバのあべみほを引き連れて登場し、いつものように入場テーマ曲を“口パク”で歌い、精神的ヒールの極みを披露する。しかしその後、内藤が入場すると、タイチがスタンドマイク攻撃で急襲。そのまま場外戦へ突入し、タイチがパワーボムの体勢に入る。これを内藤が抵抗するも、タイチが顔面にステップキックを浴びせて、赤コーナーの特設花道で投げっぱなしのパワーボムを炸裂。これが花道(セットとして組まれている)の角の辺りにドスンと突き刺さり、タイチの思わぬパワー殺法にさすがの内藤も苦悶の表情を浮かべていた。 この攻撃からタイチの“覚悟”が会場のファンに伝わったのか、場内からは「レッツゴー!タイチ」の大合唱。序盤はそれに対抗した内藤ファンが内藤コールを送っていたが、試合が進み内藤ペースになると、内藤コールが消されてしまうぐらい「レッツゴー!タイチ」のチャントが会場に響き渡った。鈴木軍に入ってからはずっと「タイチは帰れ!」と連呼されていたことを考えると、まさかの光景である。 しかし終盤、タイチはマイクをリング内に持ち込み、内藤を狙うがこれをかわされ延髄斬りを喰らってしまう。内藤はマイクを持つと、注意した浅見レフェリーを突き飛ばして、介入してきた鈴木軍のTAKAみちのくと激突させ、レフェリーはダウン。その直後、タイチがジャンピングハイキックで反撃に出るが、内藤はすぐさま急所攻撃。そして、マイクでタイチの頭を殴ると、さらに、マイクスタンドをへし折り、最後はデスティーノでとどめを刺した。 フィニッシュまでの流れが強烈だったため、最後は内藤に大歓声が送られたが、タイチにとっては何かを掴んだような意義ある試合だったように思う。 試合後に内藤は「覚悟というか『何か変わるチャンスなんだ』と、『変わらなくちゃいけないんだ』って気持ちはね、チラッとは感じましたよ。会場のお客様も感じたんじゃないですか、でも、ただ単に体重を増やせばいいとか、そういう問題じゃないんだよ。そういうのを俺は見たかったんじゃないんだ。お客様もそうでしょう?そういうタイチを見たいがために、今日、大田区総合体育館に来たわけじゃないんだよ。何かちょっと勘違いしてるのかな。せっかくのチャンスなのにねぇ。このままじゃ『ニュージャパンカップ』、復帰明けの棚橋選手に負けて、そのまま存在感なくなって、今まで通りの生活を歩むことになるんじゃないんですか。せっかくのチャンスなんだ、何かもっと思い切ったことを、彼にはしてほしかったっすね。まぁ、最初にも言ったけど、心意気は伝わってきたよ。ダメージもありますよ。でも、その程度じゃ、今の俺には勝てないぜ。そして、今の新日本プロレスには、何のインパクトも残らないぜ。『ニュージャパンカップ』開幕まで、まだちょっと時間があるからね。復帰明けの棚橋ですから、相手は。こんな相手にコロッと負けるようじゃ、もうタイチは注目度、一気に下がるんじゃないんですか? そのへん、大丈夫? 覚悟はできてる? そのへん、俺は、愛知県体育館で、控室のモニターで、しっかり見ときますよ」と、タイチの覚悟は認めながらも、苦言を呈することも忘れなかった。しかし、かつて一緒にメキシコ遠征をしたこともあるタイチへのエールと受け取れる言葉も忘れなかった。 一方でタイチは「内藤、テメェに負けたんじゃねぇ!テメェが持ってきた、あの鋼鉄のマイクにやられただけだ!強烈だなぁ、我がの武器ながら。テメェに負けたんじゃねぇよ、内藤、我がの武器に負けただけだよ」と強がっていたが、「だがよ、内藤、これで分かったよ、これで分かった。響いたよ。闘い、教えてくれてありがとうよ」と内藤へ感謝の気持ちを述べると高笑いしながら、痛めた頭を抱えて、あべみほとバックステージに消えていった。 内藤も話しているように、9日から開幕する春の最強決定トーナメント「ニュージャパンカップ」では1回戦で、復帰戦となる棚橋弘至と対戦(10日 愛知県体育館)する。棚橋は「俺は内藤ほど優しくないんで、けっこうバッサリ行くかもしれない。付き合うつもりはない」と復帰会見で厳しい口調で話しているだけに、タイチにとっては試練の2連戦になるだろう。しかし、ファンがタイチを後押しする流れになってきたことで、結果がついてくればヘビー級のトップ戦線に食い込める可能性は十分にある。内藤はタイチよりも酷い環境から、闘いや言動を通じて今やカリスマ的な存在にまで上り詰めたのだ。 全日本プロレスに入団し、川田利明の付き人を務め、デビューしてから今年で16年。新日本に所属してからは9年目を迎える。鈴木みのるの子分から、“プレイヤー”タイチとして再び始動するキッカケとなった内藤戦。今はまだ高い壁かもしれないが、時代の流れは早い。タイチが内藤に勝った時、新日本の勢力図は大きく変わるだろう。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月09日 14時00分
中日 松坂大輔がソフトバンクでの悪癖を繰り返す「自己流調整」
いつの時代も、年長者や先輩の言うことは聞くべきか? 今季、中日ドラゴンズにテスト入団した松坂大輔(37)のことである。 松坂が“久々に”ブルペン入りしたのは、2月16日だった。5日ぶりのブルペン投球ということで報道陣も1球を投じる度にシャッターを切っていたが、この日の練習には裏があった。 「久しぶり? そんなわけないでしょう。皆さん(報道陣)の眼を盗んで、昨日もしっかり投げ込んでいましたよ」(チーム関係者) 2月15日、韓国・起亜タイガースとの練習試合が行われた。松坂は報道陣の眼が試合に向けられてる隙に、こっそりブルペン入りしたのだ。しかも、けっこうな球数を放っていたという。 隠れてブルペン投球を行ったのにはワケがあった。 「キャンプ序盤、国際渉外担当となった“デニー”こと友利結氏が松坂の様子を見に来ました。同氏は西武時代の先輩で、中日入りをサポートしています。その松坂のブルペン投球を見守っていましたが」(担当記者) 友利氏はムッとした表情で出てきて、報道陣に囲まれるなり言い放った言葉は「飛ばしすぎだよ!」。さらにこうまくし立てたのだ。 「俺たちが考えるスケジュールでやってくれないんだもん」 松坂は、投げたがるタイプだ。ブルペン投球を重ねているということは右肩の故障も癒えたのだろうが、友利氏を始めとする中日首脳陣は楽観視していない。ソフトバンクでの3年間のほとんどをリハビリに費やしたわけで、「痛くないから」「投げたいから」で好き勝手に練習していたら、必ずボロが出ると見ている。 「去年の今頃もそうでしたよね。ブルペンで200球以上を投げ、ソフトバンク退団につながった右肩痛を招きました」(同) 今季、38歳を迎える年齢的な不安もあるのだろう。 また、松坂にはメジャーリーガー時代の調整法もまだ染みついていて完全に抜け切れていない。メジャーでは投げ込み練習(=ブルペン投球)は、必要最低限に留める。友利氏らは「故障は癒えても、肩周辺の筋力はまだ戻っていない」と見ており、年齢と今の筋力に適した練習をすべきだと心配していたのだ。 「昨秋、松坂のリハビリを手伝ったトレーナーというのも、友利氏の紹介でした。その段階では周囲の言うことを聞いていたそうです。森繁和監督は『松坂のやりたいようにやらせてやる』という姿勢です。プロ入りした時の最初の投手コーチであり、愛情もあるのでしょうが、見方によっては、“松坂が投げられたら儲け物”、つまり戦力として計算はしていないのでは」(前出・チーム関係者) パ・リーグのスコアラーによれば、ソフトバンク時代よりも右腕が高く上がっており、復活しつつあることを口にしていた。だが、球速に関しては「年齢のわりには速いね」と、含みのある言い方だった。 他球団は松坂を恐れていない。親身になってくれた先輩の苦言が“予言”に変わるかもしれない。
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スポーツ 2018年03月09日 06時28分
サッカーJ2 甲府、新潟が立ち向かうビッグチャレンジ
J1・J2リーグ開幕に続き、3月はルヴァンカップの戦いも幕を開けた。3月7日の第1節ではFC東京の16歳・久保建英がトップカテゴリーの公式戦で初の先発フル出場を果たした。神戸のポドルスキ―が2得点を上げるなど、各地で激しい戦いが繰り広げられた。そんな中、今年のルヴァンカップではJ2からも2チームが出場している。 今季からJ2で戦うヴァンフォーレ甲府とアルビレックス新潟だ。両チームともJ2の試合の合間をぬっての参戦となるが、カップ戦はチームにどのような影響を及ぼすのだろうか。■甲府、新潟の今季注目の理由とは 年間42試合を戦い中断期間のないJ2。もともと厳しい日程をこなす上に、カップ戦も抱える甲府、新潟両クラブの今シーズンはより過酷なものとなる。 昨年J1から降格した中で上位2チームに当たる甲府と新潟。もちろん、今季の目標は両チームとも自動昇格圏内の2位以内を勝ち取り、1年でJ1に復帰することだ。他のJ2勢と比較しても戦力的に充実していることは明らかで、昨年降格したもう一つのクラブ、大宮アルディージャとともに昇格争いを繰り広げる可能性は極めて高い。 反面、この3チームは「昇格候補」と他チームから警戒される。「何がなんでも勝ち点を与えまい」と、露骨な守備固めなど、他の18クラブがなりふり構わぬ戦術を敷くことも容易に想像がつく。戦力的に優位に立とうとも、簡単には勝ち抜けないのがJ2リーグ、そしてサッカーというスポーツである。 そして甲府、新潟のもう一つの焦点がルヴァンカップへの出場だ。11月まで行われるレギュラーシーズンに加え、甲府と新潟にはカップ戦も組み込んでいる。カップ戦ではグループリーグだけでも6試合を戦う。グループリーグは全て水曜に開催する。週末のJ2リーグと合わせれば中2、3日の短期間で試合をこなすことになり、3月から5月までの3か月間、両チームは毎月7試合を消化することになる。 特にJ2は代表戦があっても長期の中断期間が設定されない。トップカテゴリーのクラブを含めても、この2つのクラブ以上に過酷な日程をこなすクラブはないだろう。■リーグ、カップにおいて目指すべき戦い方は 3月7日に行われたカップ第1節で、甲府はコンサドーレ札幌を相手にホームで3−0と快勝。期待の若手、森晃太の活躍もあり今季の公式戦3試合目にしてうれしい初勝利を挙げた。また、第1節でアウェーに乗り込みベガルタ仙台と対戦したアルビレックス新潟は、0−1のまま迎えた後半ロスタイム、途中出場のベテラン田中達也がゴールを決めてドローに持ち込んだ。 ともに格上のチームに対して、若手を中心とした控えメンバーで挑んだ試合だったが、得られたものは多かったと言えるだろう。そして、今後もこの試合のようにいわゆる「ターンオーバー」で戦うことだろう。 グループリーグは5月中旬まで続き、スタートダッシュが肝心と言われるJ2において春先のカップ戦の戦い方は重要な意味を持つ。さらに勝ち進めば上位ステージ進出となり、さらに試合数が増えていく。最大の目標であり至上命題のJ1昇格へ向け、リーグでの取りこぼしが許されない中でカップ戦の位置付けをどう見出すか。 勝利を求め、多くの選手がフィールドに立ち、コンディションを維持する。今シーズン、あらゆる厳しいシチュエーションに置かれるであろう両クラブには、だからこそ注目したい。レギュラーシーズンを争いながら、史上初めてとなるJ2から二チームのみ参戦のリーグカップ、その戦いに挑むヴァンフォーレ甲府、そしてアルビレックス新潟。「プロフェッショナル集団」の両クラブの雄姿からは限りない期待を抱き、観ているものを奮い立たせる勇気が伝わってくる。ビッグチャレンジは始まったばかりだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2018年03月08日 21時35分
WWE王者AJスタイルズ「オレは中邑真輔と闘いたい」ヒデオ&戸澤のタッグが始動!【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは、米国現地時間3月6日ウィスコンシン州グリーンベイで開催された主力ブランド、スマックダウンにてWWE王者のAJスタイルズがドルフ・ジグラーとのシングル戦に挑み、『レッスルマニア34』(日本時間4月9日ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で同王座への挑戦が決まっている日本人スーパースター中邑真輔は、日本時間3月12日にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催される次回PPV『ファストレーン』でルセフとの対戦が決定した。 バックステージで中邑がインタビューを受けていると、そこに突如先週対戦したエイデン・イングリッシュとルセフが現れた。 「お前何したかわかってるのか?喉へのヒザ攻撃でもうイングリッシュがルセフデイを歌えないかもしれない」と中邑の攻撃で声が出なくなったイングリッシュの代わりに、ルセフが息巻いた。さらに、ルセフが「ファストレーンで俺と対戦しろ。お前をイングリッシュのようにしてやる」と対戦要求すると、中邑はこれを承諾。「ファストレーンは“ナカムラデイ〜”になるだろう」と中邑は“ルセフデイ”をもじってイングリッシュのような美声を披露し、ルセフを挑発した。『レッスルマニア』でのタイトル挑戦が決まっているとはいえ、ルセフに負けることは許されない。中邑はしっかりとした形で白星をあげたいところだ。 次回PPV『ファストレーン』で6選手が参加するシックスパック・チャレンジ王座防衛戦を闘う、WWE王者AJスタイルズがリングに登場すると、「俺はレッスルマニアのメイン戦でベストな相手、中邑真輔と対戦したい」と王者であるAJ自身も、2016年1月4日に新日本プロレスの東京ドーム大会で対戦しファンを熱狂させた中邑とのシングル戦を熱望した。 その後、ドルフ・ジグラーと対戦したAJだったが、試合途中に突然ケビン・オーエンズ&サミ・ゼインが乱入。試合がノーコンテストになると、コミッショナーのシェイン・マクマホン(ビンス・マクマホン代表の息子)が現れて、『ファストレーン』の前哨戦としてバロン・コービンも入れたフェイタル5ウェイ戦をその場で行うと決定した。 しかし、この試合で“ベストフレンド”オーエンズ&ゼインの関係に波乱が起きる。試合前のバックステージではオーエンズを王者にするため、ゼインは自ら犠牲になりオーエンズのフォールを受けると言っていたが、なんと、試合終盤にゼインがオーエンズの隙を突いてへルヴァキックを叩き込んでしまう。ゼインはこの裏切り攻撃でオーエンズからカウントを奪って勝利すると、「俺がWWEでベストだ。俺はもっとも過小評価されている」と不満をぶつけて会場を後にした。 中邑との2年ぶりのシングルマッチを、プロレス界世界最高の舞台『レッスルマニア』で、WWE王座を賭けて闘いたいAJにとって、『ファストレーン』で行われる過酷な防衛戦は、最後の壁と言ってもいいだろう。内容よりも結果が問われる試合になりそうだ。 また、WWEの軽量級ブランド205 Liveでは、日本人スーパースター、ヒデオ・イタミと戸澤陽がタッグを組んで、ネメス・アレクサンダー&スコット・ジェームス組と対戦した。 ドレイク・マーベリックGMは「2人は205 Liveでベストなスーパースターだ。ヒデオは世界のレジェンドで、戸澤は前クルーザー王者」とこのタッグチームを絶賛。2人は格下の対戦相手を終始圧倒し、ヒデオがダイビングクローズライン、さらに、2人で連携した串刺しドロップキックをジェームスに炸裂させると、最後は戸澤がトップロープからダイビングセントーンを決めて3カウント。ヒデオ&戸澤がタッグを勝利で飾り、GMの目に狂いがないことを証明した。 マーベリックGMのプッシュに2人が応え続けていけば、チャンスが巡って来るのは間違いないだけに、クルーザー級のタッグ戦線にオリエンタル旋風を巻き起こしてもらいたい。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月08日 19時50分
KNOCK OUT初の大阪大会に、高橋兄弟とタネ・ヨシホの地元キックボクサー参戦【KNOCK OUT】
キッキボクシングイベントKNOCK OUT(ノックアウト)は、5月3日にエディオンアリーナ大阪 第2競技場(大阪府立体育会館 第2競技場)で開催する初の大阪大会『5.3 KNOCK OUT 2018 OSAKA 1st』の一部対戦カードと、参戦選手を発表した。◎決定カード▼3分5R 55.5kg契約宮元啓介 対 高橋亮 昨年12月に両国国技館で開催された『KING OF KNOCK OUT』でスーパーバンタム級最強の1人と呼び声高い“双璧のジーニアス”江幡塁と激戦を繰り広げた宮元啓介。そして、同じく打倒那須川天心の最右翼と呼ばれていた小笠原瑛作からダウンを奪いドローまで持ち込んだ高橋亮(写真)の対戦が大阪大会第1弾カードとして決定した。 2016年12月のKNOCK OUT旗揚げ戦で小笠原瑛作に敗れ、ROAD TO KNOCK OUTから這い上がって来た宮元と、一気にスーパーバンタム級トップ戦線に名乗りを上げた高橋3兄弟の次男、亮の注目の一戦が実現する。KNOCK OUTでは昨年ライト級、今年はスーパーライト級、フライ級の初代王座決定トーナメントを開催しているが、那須川天心、小笠原瑛作、宮元啓介、高橋亮、江幡塁と、天心が頭ひとつ抜けている感はあるものの、スーパーバンタム級の強い選手が揃って来ている。スーパーバンタム級のトーナメント開催実現のためにも、天心以外の選手が知名度も含めて上げて行く必要があるだけに、宮元と亮の試合に期待したい、 「大阪や関西にはいい選手がたくさんいるので、地元の選手は出場してもらいたいと思ってます」 大阪大会を発表した際、花澤勇佑代表はこのように話していたが、KNOCK OUTでも激闘を披露した大阪のキックボクサー、タネ・ヨシホと、高橋3兄弟の長男、高橋一眞の参戦が決定した。 タネは、昨年10月の後楽園大会にて“ライジングドラゴン”能登龍也と激闘を繰り広げ、引き分けに終わったものの、フライ級トップ戦線に食い込んだ。さらに、今年2月に行われたNJKFで能登とWBCムエタイ日本統一王座をかけてリマッチに勝利。見事日本王者に輝いている。今年はKING OF KNOCK OUTフライ級トーナメントも開催される為、地元大阪では負けるわけにはいかない。ここで勝利しトーナメント優勝候補に躍り出ることが出来るのか注目される。またタネの活躍に触発されて、キックボクサーの活動を休止し、タネのマネージャー役を務めていた実兄の多根嘉輝も25日に復帰戦を行うことが決まっており、嘉輝も「KNOCK OUT参戦を目指す」と意気込んでいるのでこちらも注目だ。 2月12日に行われた「KNOCK OUT FIRST IMPACT」で居合いパンチャー・町田光からダウンを奪い、第1試合から会場を沸かせた高橋3兄弟の長男、高橋一眞。大阪大会については、大会後の一夜明け会見で、「ホームで試合が出来るのは心強い。めっちゃ盛り上げておもろい試合をします。」と宣言している。“狂犬”の異名を持つ一眞が地元大阪でどんな闘いを見せるのか楽しみである。 花澤代表は「大阪大会は通常のKNOCK OUTの大会として開催しますので、出場選手、対戦カード、演出などに対する姿勢は、東京大会と変わりません」と話していることから、宮元のように関東のレギュラー選手はもちろん、地元大阪にはレギュラーの山口兄弟もいるだけに、全国の強豪選手が大阪に集結するだろう。また「2020年会場問題」も踏まえて、今後は大阪(9月も開催決定)だけではなく、名古屋などでも開催することが予想される。 KNOCK OUTにはエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)での地方初のビッグマッチ開催を目指して、人材豊富な関西のキック熱が爆発するような大会をしてもらいたい。取材・文 / どら増田カメラマン / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年03月08日 14時00分
芸能界&広告界が躍起になる羽生結弦獲得の仁義なき銭バトル
平昌冬季五輪で、羽生結弦(23)がフィギュアスケート男子シングルで連覇を達成した。66年ぶりの快挙に日本中が沸き立つ中、羽生の帰国を指折り数えて待ち構えているのが芸能界だ。 「当然ですよ。今の彼ならかなり高額なギャラを言い値で手にすることができる。たとえばテレビのバラエティー番組。ゲスト出演した場合でも、最低出演料はゴールデン&プライム帯の2時間番組で1本当たり150万円〜。スポーツ特番などで演技を披露するとなれば最低でも500万円〜は堅い」(芸能プロ幹部) さらにドラマや映画など、俳優としての出演料も高騰を続けている。実は、一昨年に公開された映画『殿、利息でござる!』に出演し、抜群の存在感で評判になっていたからだ。 「黙っているだけでも画になるんです。彼の演技力が注目を浴びるのは、彼の表現力が優れているからで、芸能界が色めき立っているのも理解できる。ドラマに出演しても1日拘束で最低でも200万円〜の交渉になるでしょう。映画なら拘束時間にもよるが、最低500万円〜は確実ですよ」(映画製作会社キャスティングプロデューサー) こうした証言を裏付けるかのように、バラエティーやスポーツ番組を中心に出演オファーが殺到中。中には、映画やドラマのオファーも舞い込んでいるという。さらに、大手芸能プロらがマネジメント契約を交わそうと、あの手この手で接触を図っているのだ。 「誰もが知っている芸能プロのHやW、関西のYなども真剣ですよ。契約金は3億円という額も飛び交っているんです」(芸能関係者) また、芸能界同様、羽生選手に熱い視線を送っているのが広告業界だ。 「ダルビッシュ有や本田圭佑の全盛期を凌駕するはず。推定ですが、ギャラは1本当たり3億円オーバーになるのではないでしょうか」(大手広告代理店幹部) 羽生旋風に盛り上がる芸能界&広告界。羽生選手自身も、今後はガッポリと稼ぎまくるのかと思いきや、意外な素顔が浮き彫りになってきた。 「タレント活動に対する興味はゼロなんです。映画出演は地元宮城の復興に繋がればという思いから出演しただけで、ノーギャラだったと聞いている。当然だが、相次ぐ出演オファーはすべて断り続けているんです。並行して芸能プロのスカウトもですよ。今後、いくつかのCMに出演する予定ですが、かなり絞っていると言われています。すべては本人の強い意志。目先のお金よりもフィギュアに軸足を置き、結果を出したいと考えているからです」(民放スポーツ番組関係者) どこぞの選手に、羽生選手の爪の垢でも煎じて飲ませるべきかもしれない。
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スポーツ 2018年03月08日 06時28分
高橋監督が新ルールをテスト「ペナントレース大混乱なら、野球くじはどうなる?」
2018年のプロ野球キャンプは、監督、コーチが審判団と話し合うシーンが目に付いた。今シーズンから、ルール変更がされる。投手にはいわゆる二段モーションが認められ、敬遠に関しても申告すれば、一球も投じずに打者を一塁に歩かせることができるようなった。敬遠の申告制に関しては、ファンは批判的だ。また、本塁クロスプレーと、本塁打か否かを映像で確かめる「リプレー検証」が“拡大”されることになった。「リクエスト制度」の名称で、「アウトかセーフか?」も映像検証できるように変更された。「3月6日のオープン戦で、巨人の高橋(由伸=42)監督がリクエスト制度を初めて試しました。9回には申告制の敬遠も指示しています」(スポーツ紙記者) 試合後、高橋監督は「いいタイミングだったので」と話しており、新ルールを試してみるのが目的だったようだ。オープン戦だったからか、判定が覆っても大きな騒ぎにはならなかった。しかし、ペナントレース本番ではそうはいかないだろう。 「それ以上に心配なのが、野球くじです。テスト的に使ったとはいえ、高橋監督の申し出たリクエスト制度で判定が全て覆っていたら、試合展開も大きく変わっていました。アウトの判定がセーフとなり、そのあとに得点が入るような場面も見られるでしょう。野球くじが導入されたら、くじ購入は感情的になってしまいます」 野球くじの導入に批判的なプロ野球解説者が、そう懸念していた。「野球くじ」の導入だが、当初の予定通り、2019年となった場合、リクエスト制度は導入2年目。まだ成熟していないと思われるだけに、やはり混乱は生じてしまうかもしれない。2月21日、12球団代表者がその説明を受けるために招集されたときは強い反対は出なかったという。また、3月5日の12球団実行委員会でも「野球くじ」について触れられたが、具体的な議論には至らなかった。現時点では「新たな財源として検討していく」のレベルだが、プロ野球の興行は天候による影響も受けやすい。とくにセ・リーグは4球団が“屋根ナシ球場”のため、「試合中止=払い戻し」となる場合も多い。払い戻しのために生じる経費はどれくらいになるのかも、いまだ計算されていないそうだ。 NPB関係者がこう続ける。 「勝敗を予想するのではなく、サッカーくじのBIGのようなパターンになると思われます。1種類ではなく、2、3種類のくじが導入される方向です。たとえば、12球団計6試合の勝敗予想が書き込まれたものを購入するのが1種類目だとしたら、2種類目はセ・リーグだけ、パ・リーグだけとか…」 リーグ別のくじが販売された場合、屋根ナシ球場を本拠地とする4球団のあるセ・リーグを避ける購入者も出そうだ。 「韓国のプロ野球では、2014年の後半から、映像判定が導入されています。映像判定を求める場面は毎試合起こりません。でも、映像判定により、判定が覆る割合は毎年30%を超えています」(前出・NPB関係者) 30%強も判定が覆るのなら、試合は混乱してしまう。しかも、NPBは独自に高性能カメラを球場に設置するのではなく、テレビ中継用の映像を“借用”するそうだ。これでは、野球くじの購入者は感情的になるだけだ。 「阪神の金本(知憲=49)監督がリクエスト制度について、審判団、NPBに鋭い質問をしています。リクエストは両チームとも1試合2回まで。たとえば、『6−4−3』の併殺プレーそのものに抗議したとき、一度の申請で2つの塁上を確認してくれるのかと質問したら、NPBは答えに窮し、ちょっと考えてから、一方の塁上だけだと返していました」(前出・スポーツ紙記者) 金本監督の質問したケースまでは想定していなかったのだろう。今年のプロ野球中継は、抗議で中断する場面も増えそうだ。
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スポーツ 2018年03月07日 21時45分
「オカダ・カズチカに任せなさい!」新日本旗揚げ記念日で感じたIWGP王者の品格【新日本】
『旗揚げ記念日』新日本プロレス▽6日 大田区総合体育館 観衆 3,864人(札止め)▼『旗揚げ記念日』スペシャルシングルマッチ(30分1本勝負)○オカダ・カズチカ(25分25秒 エビ固め)ウィル・オスプレイ●※レインメーカー「新日本プロレス、46周年を迎えることができました。明日から47周年目が始まる。棚橋?違うな。内藤?違うな。ケニー・オメガ?違うな。オカダ・カズチカに任せなさい!」 昨年に続いて、IWGPヘビー級王者として『旗揚げ記念日』のメインイベントで勝利を収めた“レインメーカー”オカダ・カズチカは、1.4東京ドーム大会に続いて「任せなさい」という言葉を声高らかに叫んだ。 アントニオ猪木、藤波辰爾、長州力、橋本真也、武藤敬司といった新日本プロレスの黄金期を支えて来た歴代IWGPヘビー級王者は、新日本の看板から、選手、スタッフ、そして、その家族とファンの思いを背負いながら、チャンピオンとしての任務を遂行してきた。近年では棚橋弘至がその役割を果たしていたが、今のオカダには「任せなさい」という言葉には王者の品格を感じる。 昨年の『旗揚げ記念日』はタイガーマスクWとのドリームマッチを実現させたオカダだが、今年は同じCHAOSのメンバーで、2年前にオカダがイギリスでスカウトをして連れて来たIWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイとのチャンピオン対決を提唱し、実現させた。 大田区総合体育館は、2年前の3月3日にオカダがCHAOSの新メンバーとして、場内のスクリーンを指差し、映像を使ってオスプレイを紹介した2人にとって思い入れのある会場。あれから2年が経ち、オスプレイはリコシェとの名勝負をはじめ、新日本ジュニア戦線を大いに盛り上げる存在となり、IWGPジュニア王者にまで上り詰めた。オカダの見る目は間違ってなかったのだ。この日の試合では、オスプレイの成長の全てをしっかりとかみしめるように受け止めていた。 オカダはオスプレイとの闘いを通じて、「プロレスへの愛情というのも、すごく伝わりましたし、オカダに対しての愛情も感じた」という。最後はレインメーカー1発で仕留めたが、「次の挑戦者はオスプレイでもよかったんじゃないかなと思いますしね。そのぐらい、今日のオスプレイは勢いがありました」とオスプレイの実力を改めて評価。2年前ファンに紹介した会場で対戦できたことに関しては、「連れてきた甲斐があったなという感じですね。もちろん、連れてきて『ハイ、おしまい』じゃないですし、大成功してほしいという思いもありましたんで、その中でIWGPジュニアのチャンピオンになっただけでもうれしいですし、またこういう舞台で、二度とない舞台なわけじゃないですか、46周年っていうのは。そういう大会の中で、2人で闘えたっていうのは…いい思い出ですね」とかなり感慨深いものがあったようだ。 IWGPヘビー級王者としては、順当に行けば次回の防衛戦は4.1両国国技館大会で、『ニュージャパンカップ2018』の優勝者がIWGPヘビー級王座への挑戦を選択すれば、防衛戦を行うことになるが、「余裕で待っていてやろうかなと思います。もう、待ちくたびれてるんですよね、こっちは。もう誰もこのベルトを獲ることができない状態が続いてる中で、ホントに長い間やってますんで、待ってます」と棚橋が持っている最多防衛記録11回に王手をかけているオカダは、出場選手を挑発した。 「新日本プロレスは、オスプレイ×オカダでカネの雨が降りますね。お金ですよ。オスプレイ×オカダ=お金。そのぐらいの2人が揃ってる、今の新日本プロレス、47周年も、もっともっと、先を見ていきましょうよ。ホント、新日本プロレスのレスラーでいられることを誇りに、プロレスラーだということを誇りに思えるように、新日本プロレスというか、プロレス界を、盛り上げていきたいと思います」 試合後にインタビュースペースに現れたオカダは「きょうはマスコミの皆さん多いですね」と笑顔を見せていたが、それも“オカダ新日本”に対するメディアの期待の表れ。オカダが発している「任せなさい」という言葉はファンだけではなく、我々メディアに対しても向けられたもの。レインメーカーは激闘を繰り広げながら、今後も長期的なビジョンを持って新日本プロレスやプロレス界の全てを潤してくれるはずだ。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月07日 21時30分
「必ず行くぞ!」IWGPヘビー級王座狙いの鈴木みのる、ドロップキックで真壁を粉砕【新日本】
『旗揚げ記念日』新日本プロレス▽6日 大田区総合体育館 観衆 3,864人(札止め)▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合(60分1本勝負)<王者>○鈴木みのる(19分04秒 体固め)真壁刀義●※ゴッチ式パイルドライバー※みのるが初防衛に成功 「オイ、大田区に集まったクソども。まだ、何か俺に文句あるのか? オマエらの意見など、ハナから聞いてない。さあ、いるだろ、俺の頭、踏んづけてるヤツ。テメーのところ、必ずいくぞ! 首洗って待っとけ。(ファンの「誰?」という声に)誰だろうって、お前、プロレス知らないだろ?(場内笑)。ハハハ。うるせぇよ、いちいち騒ぐんじゃねえよ。はしゃぐんじゃねぇよ!オマエたちにな、わざわざ応援してもらおうなんて、これっぽちも思ってねえよ。うるせぇよ。お前ら全員、車にでもひかれちまえ!それとも何か、全員まとめてかかってくるか?リングに上がってこい、全員!全員ぶっ殺してやる、コノヤロー。来ねえんだな?わかったわかったわかった。そう、オマエたちに教えといてやる、俺たち鈴木軍、イチバーン!」 真壁刀義の挑戦を退け、IWGPインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した“世界一性格の悪い男”鈴木みのるは、ファンに悪態をつきながら、みのるの次の試合…つまり、メインイベントに出場するIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカを意識する発言をした。みのるは昨年1月5日に新日本マットへ乱入し、復帰をした際、オカダをゴッチ式パイルドライバーでKOし、「新日本プロレスの宝のすべてを手に入れる」と挑発。その後、オカダのIWGPヘビー級王座に挑戦したが、奪還に失敗。しかし、4月に後藤洋央紀からNEVER無差別級王座を(今年の1.4東京ドーム大会で後藤に敗れ陥落)、今年の2月に棚橋弘至からIWGPインターコンチ王座をそれぞれ奪取しており、新日本シングル3大王座でまだ手に入れていないのは、IWGPヘビー級王座だけとなった。 本人は全く意識していないだろうが、みのるのプロレスキャリアは、新日本プロレスから始まっている。アントニオ猪木に可愛がられ、ヤングライオン時代にシングルマッチも行っているのだ。その後、第2次UWFに移籍し、藤原組、パンクラスと格闘色を究めていったのだが、獣神サンダーライガーとパンクラスのリングで試合をしたことが、本人の心を動かし、新日本マットへ里帰りを果たしたのを皮切りに、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTなどいろんな団体を渡り歩いた。現在は自らボスを務めているユニット鈴木軍での活動を最優先に、新日本マットの制圧に全力を注いでいるが、みのるがIWGPヘビー級王座をまだ獲得したことがないというのは、意外と思うファンも多いのではないだろうか。 この日の試合は、真壁の気合が凄まじかった。しかし、それを上回るスタミナとスピードから、みのるのコンディションの良さが伺える。特に終盤に放ったドロップキックは、的確に真壁のアゴを捕らえたため、脳しんとうのような状況になってしまったのだろう。真壁の動きが目にわかるように鈍くなった。しかし、気力でゴッチ式パイルドライバーを切り返し、橋本真也を彷彿とさせるケサ斬りチョップを連発したが、猪木を彷彿とさせる強烈な張り手の連打にグラつき、スリーパーに捕獲され万事休す。46年前に大田区体育館での『旗揚げ戦』で猪木と闘い、勝利を収めたカール・ゴッチの名前が付けられた、ゴッチ式パイルドライバーで完璧に仕留めた。 「さぁ、まだいるだろ?そう、貴様じゃなくてもいいんだ。お前じゃなくてもいいんだ。貴方様でもなくていいんだ。そう、俺の上にいるであろう、誰かであれば。そう、それはこれ(IWGPインターコンチネンタル王座のベルト)じゃない何かを持ってるヤツだ。必ず、ブチのめしてやる。(それはIWGPヘビー級王座?)すべてと言ったらすべてだ。そう、この世のすべてだ。お前らが自分のモノだと勘違いしてる富も名声も、力もすべてだ。それは未来の話なんかじゃない。もうすぐそこまで。ハハハ。このあと、楽しくお祭りでもやってろ」 優勝すれば、IWGPヘビー級王座などシングル3大王座いずれかへの挑戦権が得られる「ニュージャパンカップ2018」にIWGPインターコンチ王者のみのるはエントリーされていない。みのるがオカダ(というよりIWGPヘビー級王座)に挑戦するには、5月の福岡国際センター、6月の大阪城ホールまでに、チャンピオンに抗争を仕掛けるか、夏の『G1クライマックス』で優勝するしかない。『ニュージャパンカップ』では、鈴木軍から、ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.、ザック・セイバーJr.、タイチがエントリーしているので、彼らの試合に介入して来ることも十分に考えられる。 どの団体でも欲しいものは全てを手に入れてきただけに、日本プロレス界ナンバーワンのIWGPヘビー級王座は、何としてでも欲しいはず。あのドロップキックが打てる限り、チャンスも転がって来るのではないだろうか。ドロップキックといえばオカダやSANADAに目が行きがちだが、鈴木みのるのドロップキックは不意をつくタイミングで出すので、捕らえ方がエグい形になるのがポイント。みのるのIWGP獲りの行方とともに、ドロップキックにも注目してもらえたらと思う。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月07日 18時35分
ロンダはアングルと五輪メダリストタッグ!アスカの関西弁がレッスルマニアで炸裂?【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは、米国現地時間3月5日ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された主力ブランドのロウで、ロンダ・ラウジーの『レッスルマニア34』(日本時間4月9日ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)での対戦カードが決定、ロンダ&カート・アングルがWWEの権力者トリプルH&ステファニーと対戦する。また、アスカがナイア・ジャックスとの再戦に挑み、腕十字でナイアを返り討ちにした。 今年のレッスルマニアの目玉のひとつである、アメリカの女子柔道初のオリンピックメダリスト(北京五輪柔道70kg級銅メダル)で、世界最大の総合格闘技団体UFC初の女子選手、ロンダ・ラウジーのレッスルマニアでの対戦カードが決定した。 カート・アングルGMとステファニー・マクマホンコミッショナー(ビンス・マクマホン代表の実娘)がリングで口論をしていると、そこにロンダが登場。平手打ちされたステファニーに「私が対戦相手を決められるのよね。レッスルマニアの対戦相手はあなたよ」と、対戦相手にステファニーを指名した。すると、そこへトリプルH(ステファニーの夫で、ビンスの娘婿としてWWEの現場監督的な立場)が登場。「そんな対戦は認められない」と主張するも、今度はアングルが「トリプルHとステファニーはセカンド契約で試合ができるはずだ。トリプルHとステファニーはレッスルマニアでロンダ、そして俺と対戦する」とミックスタッグ戦を一方的に決定した。 この行為に激怒したステファニーがアングルにビンタを食らわせようとすると乱闘に発展。アングルはトリプルHにアンクルロック、ロンダはステファニーを抱え上げるとサモアンドロップを炸裂して権力者2人を蹴散らした。カート・アングルはアトランタ五輪のレスリング100kg級、金メダリスト。ロンダとの五輪メダリストタッグで、権力者夫婦の制裁に乗り出す。 レッスルマニアでのロウ女子王座挑戦が決まっている日本人スーパースター、アスカはナイア・ジャックスとの再戦に挑んだ。試合序盤、アスカは攻撃をことごとくナイアに弾き返されると強烈なサモアンドロップを決められて劣勢に立たされる。しかし、隙を突いてアスカが腕十字でナイアを捕らえると、ここからはお互いの意地を賭けた攻防を展開。ナイアはパワーでアスカを持ち上げてパワーボム、さらにはコーナーポストに打ち付けて回避を狙うも、関節技を意地でも外さないアスカ。最後はアスカが腕十字でナイアからタップを奪い返り討ちにした。 アスカに関しては、大阪生まれという特性を生かし、日本時代同様バリバリの関西弁をマイクパフォーマンスやバックステージで使っていることが、日本のファンの間で話題となっており、プロレス界では世界最大の舞台であるレッスルマニアで、王座を獲得し関西弁が世界に配信されることにも期待したい。文 / どら増田写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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