スポーツ
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スポーツ 2018年03月12日 21時45分
TAKAみちのくをマネージャーにザックが内藤を撃破!NJC2回戦は飯伏と対戦【新日本】
新日本プロレスは春の最強決定トーナメント『ニュージャパンカップ2018』(NJC)を9日、後楽園ホールで開幕した。16選手参加の今回のトーナメント。11日現在、1回戦8試合中6試合を終えたが、11日の兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)大会で、優勝候補の内藤哲也が鈴木軍のザック・セイバーJr.に敗れる大波乱が起こった。 「内藤哲也!『ニュージャパンカップ』(NJC)1回戦、内藤哲也対ザック・セイバーJr.。ひとつだけ忠告しといてやるよ。いつ何時、どんな体勢でも、関節技、サブミッションホールドが取れるザック・セイバーJr.の技に、気をつけて下さい。ユー・ジャスト・タップアウト!」 6日の『旗揚げ記念日』大田区総合体育館大会で、内藤とのシングル対決に敗れたタイチのセコンドに付いていたTAKAみちのくが、リングに上がりマイクを掴むと、内藤をこのように挑発。これに対して、内藤は「今年、新日本プロレスに1回も来てない人間が『ニュージャパンカップ』にエントリーできるの? そんなレベルの低いトーナメントなの?」とザックが今年来日していたことに気づかない様子。「今年来日してますよ」と報道陣に指摘されると、「えっ? ザック来てる? ホントに? あー、ごめんなさい。俺、知らなかったわ。これだけ新日本プロレスのモバイルサイトをチェックしてる俺でも気付かないぐらい、ザック・セイバーJr.は存在感ないんじゃないの? 大丈夫? もうみんな知らないんじゃないの? ヒマなら、今から日本に来いよ。何かリアクション起こしてみろよ。何せ相手は、今プロレス界で最も輝いてる、そして、最もオイシイ内藤哲也だぜ。何かインパクトを残してくれよ」と内藤節で間違えをごまかしつつ、ザックに注文をつけた。 9日の後楽園大会、10日の愛知県体育館大会でそれぞれ行われたタッグによる前哨戦(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン 対 鈴木軍)は1勝1敗のイーブンだったが、TAKAみちのくがザックのマネージャー役として機能しはじめており、これには内藤も「邪魔なヤツがいるなぁ。外道? ロッキー・ロメロ? そのモノマネですか? TAKAみちのく選手。でも、彼のアシストがあれば、もしかしたらザック・セイバーJr.、俺に勝てるんじゃないの?」と認めていた。しかし、その嫌な予感が翌日に的中するとは、内藤自身も想定外だったのではないだろうか。 昨年は、鈴木みのるの力を借りて柴田勝頼を破り、鈴木軍入りをすると棚橋弘至も追い詰めたザックだが、TAKAという頭脳派マネージャーを得たことで、アドバイスや存在が効いているのだろう。内藤の攻撃を読んで先を行くザックに対して、内藤から“焦り”の表情が伺えた。最後もデスティーノを読んだ上で、オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスをガッチリ極めて、TAKAの予告どおり内藤から「タップアウト(ギブアップ)」を奪って見せた。最後の流れはお見事の一言に尽きる。それぐらいのインパクトがあった。内藤も「彼のテクニックは十分に堪能した」とザックの実力を認めている。 ザックはこの日、前の試合でYOSHI-HASHIを破った飯伏幸太と15日の後楽園大会の2回戦で対戦する。TAKAと飯伏は昨年9月、TAKAのデビュー25周年記念大会でタッグを結成し、オカダ・カズチカ&外道と対戦している。飯伏を昔から知り尽くしているTAKAが、ザックにどのようなアドバイスを送りサポートするのか。ザックと飯伏は昨年夏に『G1クライマックス』で対戦しているが、TAKAがザックのマネージャーに付いたことで、飯伏にとっては内藤以上に厄介な相手と言ってもいいだろう。 負けたら終わりのトーナメントならではの波乱が起こるのが、NJCの醍醐味の一つでもあるので、誰が決勝に進出し、誰がどのベルトに挑戦するのか? 今年のNJCも最後の最後まで楽しめそうだ。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月12日 18時30分
騒動のイメージを払拭?初場所“優勝次点”高安に見え隠れする「綱」の一文字
騒動の影響が番付にも及ぶかもしれない。 今月11日に初日を迎えた大相撲春場所。前売り券は即日完売しており、今場所も多くのファンが足を運ぶことが予想されている。 気になる賜杯の行方だが、今場所は白鵬と稀勢の里の2横綱が欠場ということもあり、群雄割拠の状況。先場所平幕優勝を果たした栃ノ心、横綱陣で唯一出場を決めた鶴竜を筆頭に、ほぼ全ての力士に優勝のチャンスがあるといっても過言ではないだろう。 もちろん、どの力士が優勝しても話題性は十分。しかし、大関高安が優勝した場合に限っては、他の力士とは違った騒がれ方をするかもしれない。 先場所高安は大関昇進後初の2ケタ勝利となる12勝3敗という成績を残しているが、これは初場所においての“優勝次点”。もし、今場所初優勝ということになれば、「2場所連続優勝またはそれに準ずる成績」という横綱昇進の基準を満たすことになる。現に、高安の兄弟子である稀勢の里もこのパターンで横綱に昇進している。 とはいえ、当時の稀勢の里と今の高安では成績面や期待度が大きく異なるため、普通であれば綱取りの話題が出てくることは考えづらい。しかし、現在の大相撲を巡る状況はお世辞にも普通とは言えない。 元横綱日馬富士の暴行に端を発した一連の騒動に加え、立行司式守伊之助のセクハラや元幕内大砂嵐の無免許運転・追突事故、さらには、10代現役力士による強制わいせつなど現在の角界は不祥事のオンパレード。また、今月9日には貴乃花親方が内閣府に告発状を提出しており、更なる醜聞がもたらされる可能性もある。今後もこのような事が続くならば、相撲人気に陰りが出てくるのは時間の問題だろう。 こうした状況に頭を悩ます日本相撲協会や横綱審議委員会にとって、新たな横綱の誕生は騒動のイメージを払拭する格好の話題。そのため、高安の成績次第では急に綱取りを叫び出す可能性も否定できない。今場所の高安は黒星スタートとなっているが、今後の結果によっては再び“4横綱時代”が到来することになるかもしれない。
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スポーツ 2018年03月12日 17時40分
AJスタイルズWWE王座防衛で、レッスルマニアの中邑真輔戦が決定!【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間12日、オハイオ州コロンバスで開催された主力ブランド、スマックダウンのPPV『ファストレーン』で中邑真輔がルセフとのシングル戦に挑み、キンシャサを決めて勝利。さらにメインイベントでWWE王者のAJスタイルズはシックスパック・チャレンジで王座防衛に成功し、『レッスルマニア34』(日本時間4月9日、ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で中邑とWWE王座を懸けて戦うことが決まった。 「“ナカムラデイ”になるだろう」と予告した中邑はPPV『ファストレーン』のオープニングマッチでルセフとのシングル戦に挑んだ。「ナーカームーラー・ルーセフデイ」の大コールの中、試合は白熱の攻防が繰り広げられた。 中邑はスピンキックを決めてキンシャサを狙うと、ルセフのカウンタースーパーキックが中邑の顔面をクリーンヒット。しかし、中邑は辛うじてカウント2.5で逃れると、ここからルセフの後頭部にキンシャサを決めて形勢逆転。最後はとどめのキンシャサを豪快に決めるとルセフから3カウントを奪って勝利した。ルセフを下した中邑はレッスルマニアの王座戦に向けて弾みをつけた。 メインイベントでは、スマックダウンのシェイン・マクマホンコミッショナーが観戦。ロウにもスマックダウンにも属さないジョン・シナの割り込みなどがあり、6人のスーパースターによるシックスパック・チャレンジWWE王座戦が行われた。 最初にシェインのエントランステーマがヒットし、最後にチャンピオンのAJが登場。場内は「AJスターイルーズ」の大合唱。コミッショナーが試合を見守る中、試合が始まるとジョン・シナがいきなりアティテュード・アジャストメントの先制攻撃で幕を開ける。 “ベストフレンド”だったケビン・オーエンズとサミ・ゼインはリング上でだまし合い、さらにゼインがリングサイドのシェーンに因縁をつけると、ゼインを狙ったオーエンズのスーパーキックがシェインに誤爆。するとシェインはオーエンズとゼイン、それぞれのフォールを妨害して報復した。 その後も試合は目まぐるしく攻防が入れ替わるも、最後はオーエンズがシナにポップアップ・パワーボムを繰り出した隙に、実況席へのテーブルに落下し場外でダウンしていたはずのAJが蘇生し、オーエンズをフェノメナル・フォアアームで沈めて3カウント。AJが王座を防衛した。 シェインの思惑が定かではないところが不気味ではあるが、AJの勝利には拍手を送っており、タイタンビジョン(場内スクリーン)にも、『レッスルマニア34』AJスタイルズ対中邑真輔の文字が映し出された。新日本プロレス2016年1.4東京ドーム大会以来、2年3カ月ぶりの2人のシングル対決が、『レッスルマニア34』でWWE王座戦として行われることが最終決定した。 次なる注目点は試合順ということになってくるだろう。レッスルマニアでメインイベントに出場した日本人スーパースターはこれまで1人もいないのだ。今のナカムラ人気を考えればメインイベントも決して夢ではない。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月12日 17時30分
横浜みやげはここでGET!横浜駅西口に待望のオフィシャルグッズショップ誕生!《DeNA 》
横浜DeNAベイスターズは9日、10日にグランドオープンするオフィシャルグッズショップ『BAYSTORE』のオープニングセレモニーを行った。 参加者は岡村球団社長、相鉄ビルマネジメント千原社長、桑原将志外野手、柴田竜拓内野手にDB.スターマンとDB.キララが華を添えた。 ベイスターズは横浜の街にスポーツで賑わいを創り出すことを目的とした『横浜スポーツタウン構想』のもと、横浜駅西口ジョイナスにグッズショップ『BAYSTORE』をオープン。ロケーションは横浜駅隣接のジョイナス地下1階でアクセス抜群。 横浜駅は1日の乗降客数が約225万人の巨大ターミナル駅。球団の「新たな拠点を作ることで、より身近な存在になりたい」とのもくろみにはうってつけ。駆け付けたファンも「関内まで行かなくても買い物ができるので便利」、「家族や友人との食事のついでに行ける」と歓迎の声が上がっていた。 ベイスターズのグッズショップは、1993年に「ザ・ベイスターズ」を関内駅直結の「セルテ」2階に開店。2012年まで営業していた。DeNA買収後は横浜スタジアム内に移転。現在はスタジアムの内野エリアと外野エリアに計2店舗、ライフスタイルショップ「+B」がスタジアムにほど近い日本大通りにある。 セルテにショップがあった頃を知るファンの、試合がない日にグッズを買うのに、スタジアムまで行くのは面倒との声もあったことも事実。横浜駅にオープンとなれば関内よりも便利になり、より多くのファンのニーズに応えることになる。 また、岡村球団社長は「横浜にはいろんな方々が県内からもいらっしゃるので、お土産ものも充実させていきます。ここからベイスターズの素晴らしさというものを、横浜のみならず他県の方にも発信して行きたい」とコメント。アメリカのメジャーリーグのように、「ニューヨークみやげといえばヤンキースグッズ」にならい、「横浜みやげといえばベイスターズグッズ」となるための発信基地として期待したい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月12日 06時40分
ロウ所属のアスカが、SD王者のリック・フレアー実娘にレッスルマニアで挑戦へ【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは、主力ブランド、スマックダウンのPPV『ファストレーン』を日本時間3月12日、オハイオ州コロンバスで開催した。プロレス界世界最大のビッグイベント『レッスルマニア34』(日本時間4月9日、ニューオーリンズ メルセデス・ベンツ・スーパードーム)前最後のPPVとあって、まだカードが決まっていない主力選手の動向に注目が集まる中、女子戦線で日本人スーパースターがアクションを起こした。 PPV『ファストレーン』でスマックダウン女子王者シャーロット・フレアーが、因縁のルビー・ライオットを、実父で16回世界王者に輝いた、日本でもおなじみのリック・フレアー譲りのフィギュア・エイト(足四の字固め)でギブアップを奪い王座防衛を果たした。そこに突然アスカのエントランステーマが流れ、ロウ所属の日本人スーパースター、アスカがサプライズで登場した。 2人はリングで対峙。突然の出来事に戸惑うシャーロットだったが、アスカは獲物を狙うかのようにシャーロットをにらみつけると、無言のままレッスルマニアサインを指差した。ロイヤルランブル戦を制してレッスルマニアでの王座挑戦権を持つアスカ。ロウに所属するアスカは、ロウ女子王者アレクサ・ブリスへの挑戦が確実視されていたが、本人はどちらの王座に挑戦するのか明言せず、沈黙を守り続けていた。 しかし、今回明確に意思表示したことで、レッスルマニアの対戦相手はスマックダウン女子王者のシャーロットで決まりだろう。日本時間の13日に開催されるロウでアスカがどんな関西弁…いや言葉を発するのか注目したい。 シャーロットはサラブレッドということもあるが、WWEの女子選手の中でも屈指の実力者なだけに、アスカの連勝記録をストップさせる可能性も十分に考えられる。シャーロットの父である世界王者時代のリック・フレアーには、数多くの日本人強豪選手が挑戦してきたが、フレアーに勝って王座を奪取したのは1991年の藤波辰爾のみ。藤波はその功績が認められ2015年にWWE殿堂入りを果たしている。 この一戦は、日本人選手対フレアーファミリーの対戦、ブル中野以来日本人女子2人目のWWEシングルタイトル奪取への挑戦、アスカの連勝記録の行方など、いろんな角度から楽しめるのが面白い。すべてを制した時、アスカは歴史に名を刻むことになるだろう。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月11日 14時00分
プロ野球くじ導入&11球団試合中継全配信で変わる勢力図
昨年11月に、第14代日本野球機構(NPB)の新コミッショナーに就任した斉藤惇氏(前日本取引所グループCEO)が早速、辣腕をふるった。「大谷翔平ロス」を「プロ野球くじ」ではねのけ、返す刀で若いネット世代のファンを取り込もうとしているのだ。 球界は長年にわたり、賭けの対象になる野球くじをタブーとしてきた。1940年代に一度行われたものの、'69年に発覚した「黒い霧事件」で、野球賭博に絡む八百長に関与した選手を永久失格処分とした。この反省から、視線をそらしてきた経緯がある。 前任の熊崎勝彦コミッショナーが元東京地検特捜部長だったように、常に“法の番人”が八百長疑惑や暴力団組織との関係に目を光らせてきたのはそのためだ。しかし、今度のコミッショナーは、金融界からの抜擢。この人選の鍵を握っていたのが、プロ野球くじだった。 NPBは2月21日、沖縄県那覇市で中期経営計画小委員会を開き、「野球くじ」を来季からスタートさせる検討を始めた。NPB幹部と12球団の代表者が出席したが、反対する球団はなかったという。 2015年に超党派のスポーツ議員連盟が要望した際は、オーナー連の反対が多く断念していた。同年、複数の巨人選手が絡む野球賭博が世間を騒がせたことを受け、「慎重論」に追い打ちをかけたのだ。 流れが変わったのは、今年1月に急逝した星野仙一氏(前楽天球団取締役副会長)の遺志だ。 「プロは一銭も取らなくたっていい。それを地方自治体へまわして環境整備へ充て、もっと球界の底辺を拡大させるべきだ」 生前、星野氏は右肩下がりの球界の将来を憂いて、「toto(スポーツ振興くじ)はやるべき」と強く主張していたのだ。 「野球くじを導入した場合、NPBと12球団などが行う振興事業への助成金は30億円以上になることが予想されます。このお金を少年野球、中学・高校の部活動、各地の独立リーグの助成に充てる、というのが星野氏の主張でした。プロ野球くじに拒否反応を示してきた球界首脳たちも、“星野氏の遺志”という大義名分ができて方向転換しやすくなり、導入賛成に雪崩を打ったのです」(某球団フロント幹部) 清濁併せ呑む星野氏が、プロ野球くじ導入を急ぐ背景には、もう一つの狙いがあった。韓国、台湾などと交流戦を行うなどして海外のプロ野球ファンを獲得し、totoを海外展開する野望だ。その視線の先には、中国も見据えていた。 「国内でアマゾンに苦戦し、ヨーロッパや中国でのネット通販から撤退した楽天市場は、オンラインモールから銀行業務に主力を移しています。その楽天銀行は、totoを手掛けており、星野氏はDAZN(ダゾーン)によるプロ野球のネット中継と野球くじのセット販売で利用者増を狙っていました。中国人は、世界一博打が好きな国民性で知られています。彼らを取り込めれば、巨大な市場に発展するとみていました」(楽天OBの野球解説者) “打倒ソフトバンク!”の狙いもある。各球団の成績は、親会社の資金力が左右する。野球くじで捻出する助成金があれば、この流れを変えることも可能。つまり、球界の構造改革だ。 「四国・九州をはじめ、北越や関西には独立リーグの球団がいくつもあります。これをプロ野球の二軍に位置付けようという考えです。現状では一軍の主力選手が負傷すれば自球団の二軍から引き上げます。それを、独立リーグから補充する図式に変える。そうなれば、各球団ともに二軍を大がかりに所有する必要がなくなり、経費が削減できる。その浮いた資金でメジャーから大物選手を呼ぶなり、FA選手を獲得する。そうすれば、ソフトバンクに匹敵するチームが作れるという構図です」(同) 一方で広島カープのように高卒の好素材を獲得し、時間をかけて一流選手に育てる球団もある。しかし、二軍が有名無実になれば、今にようにはいかなくなる。 「星野氏の構想を高く評価していたのは、実は巨人です。毎年のようにFA補強し、大型新人も獲得するが、一軍で出番がなく、飼い殺しになっているケースが多い。そこで二軍を縮小し、メジャーのビッグネームを獲得する。そうすれば戦力がアップし、人気も高まる。これはナベツネさんが提唱する“オールスターチーム構想”とも重なってきます」(スポーツ紙デスク) 野球くじが始まれば、独立リーグがある松山や新潟に本拠地を移す球団も出てくると予想される。 東京オリンピック・パラリンピックで本拠地球場を失うヤクルト、朴槿恵前大統領関連の贈賄罪でソウル中央地裁から実刑判決を受けたことで、重光昭夫氏がオーナー代行を辞任したロッテ。この2球団は今後どう動くのか見物だ。
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スポーツ 2018年03月10日 14時00分
阪神 金本監督の1番糸井構想に弾き出された鳥谷がトレード要員
アニキはなぜ、ここまで“生え抜きのスター”に厳しくするのか。 金本知憲監督(49)が鳥谷敬(36)をセカンドにコンバートさせた。三塁手で始めた開幕オーダーに名を連ねた昨季、鳥谷はゴールデングラブ賞を獲得して見せた。打率もチームトップだった。今季も三塁手としてスタートするが、金本監督は突如、二塁へのコンバートを言い渡したのだ。 「好調な糸井嘉男が影響しているようです」(在阪記者) 現在の糸井は絶好調と言っていい。阪神キャンプを視察したライバル球団のスコアラーたちも警戒を強めており、金本監督は1番で固定する構想だという。 「1番糸井、4番ロサリオは決定でしょう。ロサリオの前後を福留孝介、中谷将大、そして2年目の大山悠輔らが固めることになりそうです」(同) 鳥谷と入れ代わってサードに回ったのが大山だ。昨秋キャンプから、大山はセカンドの守備練習しかやっていない。「二塁大山」は、打撃力の高い彼をスタメンで使うための「金本構想」でもあったが、ここへきて事情が変わってきたという。 「二塁はレギュラー争いの激戦区になっていました。昨季125試合に出た上本博紀、打撃が魅力の糸原健斗、そして、西岡剛が復帰しました。ショートには北條史也、新人の熊谷敬宥、4年目の植田海もいます。二遊間のレギュラーが決まっていない状態で、状況次第では糸原がショートに入るかもしれないし、高代延博作戦兼総合コーチは守備センスと走塁能力が高く、往年の赤星憲広氏を彷彿させると熊谷を評価しています」(ベテラン記者) 結果、レギュラー未定の二遊間から大山は外された。 一方、激戦区に放り込まれた鳥谷は必死。レギュラーも約束されていない。オープン戦で打ちまくらなければ、開幕戦はベンチからのスタートになるかもしれない。 「同じベテランの福留の使い方によって、鳥谷がどうなるかのヒントになりそう。金本監督は昨季、福留を休ませながら起用した。鳥谷の場合は、連続試合出場記録を更新中なので、完全休養はできないはずです」(球界関係者) 打撃面の話をすれば、鳥谷は1番か3番のタイプだ。しかし、3番は1発のある福留、大山、中谷を使うのが金本構想。1番は糸井で固まったとなれば、鳥谷は激戦区を勝ち抜いたとしても、下位打線に甘んじることになる。 「休ませながらの起用は、試合に出続けた鳥谷の調子を狂わせる。下位打線だと、モチベーションが上がらない。阪神の上層部には、将来の監督候補である鳥谷の勉強になるのなら、他球団の空気を吸わせるのもやぶさかではないという空気がある」(同) 手っ取り早く言えば、トレード要員となる。 金本監督は、1発のある選手が好みだ。鳥谷も不規則な試合出場を強いられるのなら、違う環境を求めるかもしれない。 強打の猛虎打線が、鳥谷の出番を奪ってしまう。
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スポーツ 2018年03月10日 12時00分
貴乃花親方が四面楚歌に陥った孤独な戦い
いよいよ3月11日から大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)が始まる。あれほど逆風が吹きまくったものの、今場所もまた、相撲人気は上々だ。そんな中、注目の貴乃花親方(45)だけが1人さみしく孤独を噛み締めている。 そんな貴乃花親方にとって、この大阪は、再スタートを切るには最良の場所と言えるかもしれない。そのように心境を読み解くのは、相撲のベテラン記者だ。 「春場所はこれまでも様々な思い出を作り、新たな出発を切った地。そもそも力士としてのスタートを切ったのが、今からちょうど30年前、昭和63年の春場所なのです。一緒に初土俵を踏んだ同期生は95人。後年、その中から3横綱、1大関をはじめ、11人もの関取が生まれ、“花のロクサン組”とも呼ばれました。しかし、やはり一番の目玉は人気大関貴ノ花の息子である若乃花、貴乃花(当時は若花田、貴花田)の“若貴”でした」 貴乃花親方は、まだ何をやっても初々しかった15歳。初めて土俵に上がって相撲を取った日の帰りがけ、近鉄難波駅の階段で不慣れな下駄でつまずいて転げ落ち、左の下駄の前の歯を欠いてしまった。いかにもきまり悪そうに立ち上がった貴花田は、その一本歯となった下駄を足の先にひっかけ、兄の後をおそるおそるついていった姿が今となってはなつかしく思い出される。 それから3年後の平成3年春場所では、東前頭13枚目で初日から平幕では27年ぶりとなる11連勝を飾る。 「こりゃ、18歳で初優勝するぞ」 関係者にそう思わせ、大フィーバーを巻き起こした。残念ながら、終盤で小錦や旭富士ら横綱、大関陣に潰されて賜杯は逸したものの、12勝3敗で敢闘賞、技能賞をダブル受賞。これが、人気だけでなく、実力も兼ね備えていることを日本中に示した最初の場所だった。 理事2期目に入った平成24年には、故北の湖理事長から春場所の総責任者に当たる春場所担当部長を仰せつかった。 「やるからには、15日間すべての満員御礼を目指す。無理を可能にしてみせますよ」 貴乃花親方はこの大役に気持ちを高ぶらせ、大阪に乗り込む新幹線の中から知人にこんなメールを送った。 「15の春を思い出し、新弟子修行のつもりで行ってきます」 当時の春場所は人気が低迷し、館内には閑古鳥が鳴いていた。大阪入りした貴乃花親方はさっそく吉本新喜劇の舞台に立つなど、先頭に立って人気回復に走り回り、15日間オール満員とはならなかったものの、9日間の大入りを達成。リーダーとしてのキャリアを着実に積み重ねた。 このように、貴乃花親方にとって温かく、新しい力をくれた春場所だが、今年に限っては冷ややかだ。理事選でたった2票という最下位落選の傷が治りきっていないうえに、まわりの親方たちからは総スカン状態。2月17日に両国国技館内で開かれた臨時の年寄会では、貴乃花親方が相撲協会に無断でテレビ出演したことに非難が集中した。 「協会のルールを守れないなら解雇すべきじゃないか」 そう声高に叫ぶ親方もいたという。 かつては大相撲界の救世主と思い、慕っていた親方も多かったことを思うと、手のひらを返したような空気だ。これにより貴乃花一門にも歪みが生まれている。 「これまで貴乃花一門と言えば、貴乃花親方を中心にまとまっていた。それが先の理事選で大きく壊れた。そのことは貴乃花親方も週刊誌のインタビューで次のように答えて認めている。『年明け、一門のみなさんと久しぶりに会ったら、(出馬を)降りてくれ、という話になっていたんです。(中略)すでに私抜きで話し合いも行われていたようでした。(中略)正直、戸惑ったのは事実です』。つまり、完全に分裂し、仲間外れにされていたわけだ。2年後には『再び貴乃花親方を理事候補に推す』ということになっているようだが、今の状態ではもう無理でしょう。貴乃花親方は一人ぼっち、孤立無援です」(貴乃花一門関係者) ただ、救いは9人もの弟子たちがいることだ。今場所は貴公俊(たかよしとし)が十両に昇進し、関取の数が4人になった。先代から部屋を継承して丸14年。「10年で関取を1人作れば上出来」と言われる世界で、14年で4人、それも弟子の1人、貴景勝は先場所、小結にまで昇進したことを思えば超優秀。貴乃花親方の弟子を育てる手腕は、なかなかのものと言える。 その基本は、“土俵の鬼”と言われた伯父の初代横綱若乃花の代から受け継がれてきた、妥協を許さない厳しい稽古にある。貴ノ岩が日馬富士に暴行を受けた事件で、貴乃花部屋の力士には「よその部屋の力士と、飲食をともにしてはいけない」という厳しい掟があることが明らかになったが、おそらくこれは今後も徹底されるはずだ。 貴乃花部屋の春場所の宿舎は、京都の市街地から離れた寺。そこで貴乃花親方は弟子たちと籠り、黙々と稽古に励むに違いない。 「今度の注目力士の1人が暴行事件の被害者、貴ノ岩です。すでに先場所後から体を動かし始め、失った相撲勘を取り戻すのに必死ですが、どこまで回復しているか。三役から落ちた貴景勝、新十両の貴公俊らも黙っていないはずで、貴乃花部屋の力士たちから目が離せません」(担当記者) 貴乃花親方の怨念が“土俵”で爆発する。
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スポーツ 2018年03月10日 06時35分
プロスカウトの評価基準も変わる タイブレーク導入で「監督はつらいよ」の声
プロ野球ペナントレースの開幕に先駆けて、センバツ高校野球大会が始まる(3月23日から)。優勝候補の筆頭とされる大阪桐蔭にはドラフト指名候補がおり、その人数は6人とも7人も報じられている。当然、12球団スカウトの視察は同校選手が中心となるが、今大会からルールが変更される。いまだ批判的な声の多いタイブレーク制の導入だ。 延長12回終了時に同点の場合、同13回以降は、無死一、二塁、前イニングの継続打順で攻撃をスタート――。 前イニングの攻撃が7番バッターで終了した場合、6番バッターが二塁走者、7番バッターが一塁走者、8番バッターが打席に立って試合再開となるわけだ。国体、秋の明治神宮大会ではすでにタイブレーク制(延長10回から)が導入されており、“経験済み”の強豪校も少なくない。現場で大きな混乱が生じなかったのはそのためだが、プロ野球スカウトは「評価基準が少し変わる」と話していた。 「無死一、二塁なら、作戦の選択肢はかなり多い。走者となった選手のリードの取り方、左投手が相手なら、一塁走者の走塁センスが問われます。守備に就く側にしても、重盗を仕掛けられる可能性がある。捕手の配球や内野手の機敏さ、バント処理のスピードが求められます。投手は牽制球を含めた守備センスがハッキリと分かるようになるでしょう」(在阪球団スカウト) 1点を取りに行く延長戦の重要な場面でもあるだけに、野球センスがあらわになるというわけだ。これまで、視察したくてもできなかった分野でもある。お目当ての選手の走塁センスに重点を置いてのスカウティングもできそうだが、こんな声も聞かれた。 「作戦の選択肢が多いということは、監督の手腕で勝敗が決まります。タイブレーク制の導入で監督人事が変わることにもなりかねません」(アマチュア野球の指導者) 高校野球の監督には、大きく分けて2通りある。一つは教諭監督、もう一つは学校職員の監督で、こちらは教員免許を取得していない。指導力が評価されての採用だから、「プロの高校野球監督」とも言える。こんな言い方は失礼だが、采配ミスで敗れた場合、進退問題に発展するのは、この“プロ監督”のほうだろう。 とはいえ、プロ野球の名将もタイブレーク制は苦手のようである。野球が公式種目だった最後のオリンピック、北京五輪(08年)で、星野仙一代表監督(当時)もタイブレーク制で試合を落としている。一次リーグ米国戦のことだ。延長11回、「無死一、二塁から始まる攻撃」で、日本のリリーフ陣が突然乱れ始めた。当時を知るNPB関係者がこう続ける。 「星野監督はご立腹でした。タイブレーク制に怒っていたというよりも、IBAF(国際野球連盟=当時)が五輪本番の2週間前になって、タイブレーク制にすると連絡してきたんです。代表チームは各球団のトップ選手を集めたものなので、彼らを預かった星野監督は事細かに指示するのを遠慮していました。相手チームがバントを使ってくるのか、エンドランなどの強攻策を仕掛けてくるのか…。守っている野手も作戦によって守備位置を変えなければなりません。結果的にそういう指示を全く出さなかったのが敗因でした」 タイブレーク制は、勝敗の責任が監督に及ぶというわけだ。 「この制度に批判的な高校野球ファンも少なくありません。しかし、同制度が定着している社会人野球のファンは、1球ごとに作戦を変える緊張感が面白いと話しています。北京五輪で急にルールを変えたのはテレビ中継のためです。試合時間が読めないのは、プロを含めた野球界全体の課題。試合時間が読めれば、テレビ中継もしやすくなります。高校野球の反響次第では、プロ野球も球宴、交流戦などで同制度の導入を検討することになるかも」(プロ野球解説者) 近年、NPBスタッフはオールスター戦や日本シリーズの地上波中継局を確保するのにかなり苦労しているという。采配能力があらわになるタイブレーク制の反響を気にしているのは、プロ野球12球団の監督のほうかもしれない。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2018年03月09日 21時45分
RIZIN年間日程を発表!堀口恭司、浅倉カンナら、5.6福岡大会のカードも続々決定【RIZIN】
総合格闘技イベントRIZINは、2018年の年間スケジュールと5.6マリンメッセ福岡大会の決定カードを発表した。◆RIZIN 2018 年間スケジュール5月6日(日)RIZIN.10マリンメッセ福岡7月29日(日)RIZIN.11さいたまスーパーアリーナ8月12日(日)RIZIN.12愛知県体育館9月30日(日)RIZIN.13さいたまスーパーアリーナ12月31日(月)RIZIN.14さいたまスーパーアリーナ「あまり大会を打ちすぎると、皆さんも飽きてくると思うし、僕らも常に大会に追われてしまうので」今年の初回大会が5月になった理由について、榊原信行実行委員長は、昨年大晦日の総括会見でこのように語っていたが、7月から9月までは3か月連続で大会が組まれた。今年は年末大会を29日と大晦日の2大会から、大晦日1大会に短縮したものの、年間5大会は昨年と同じ開催数となっている。また、5.6福岡大会の『RIZIN.10』より、PRIDE時代のようにタイトルがナンバリングシリーズとなった。RIZIN旗揚げとなった2015年末の2大会はエピソード.0的な意味合いからノーカウントにするとのこと。なお、福岡大会はフジテレビ系列のテレビ西日本が共催。今年もフジテレビが地上波中継などでバックアップしていく。注目の福岡大会のカードも続々と決まってきている。◎5.6福岡大会決定カード▼スペシャルワンマッチ 61.0kg RIZIN MMA 特別ルール堀口恭司 対 イアン・マッコール▼スペシャルワンマッチ 49.0kg RIZIN 女子 MMAルール(肘あり)浅倉カンナ 対 メリッサ・カラジャニス▼スペシャルワンマッチ 70.0kg RIZIN MMA 特別ルールディエゴ・ヌネス 対 矢地祐介▼スペシャルワンマッチ 59.0kg RIZIN MMA 特別ルールマネル・ケイプ 対 朝倉海▼スペシャルワンマッチ 120.0kg以下 RIZIN MMA 特別ルールアンテ・デリア 対 リカルド・プラセル▼スペシャルワンマッチ 53.0kg RIZIN MMA 特別ルールウェイリー・ジャン 対 村田夏南子▼スペシャルワンマッチ 51.5kg キックボクシングルール石井一成 対 栄井大進▼スペシャルワンマッチ 63.0kg キックボクシングルール北井智大 対 TBA 昨年末、バンタム級グランプリで圧倒的な強さを見せつけて優勝を果たした堀口恭司は、イアン・マッコールとのワンマッチをメインイベントで行う。また、同じく昨年末に、RENAを絞め落とし、女子スーパーアトム級トーナメント優勝を果たした浅倉カンナは、メリッサ・カラジャニスと肘ありルールがマッチメイクされた。昨年の大晦日に格闘技界を熱狂させた2人の闘いに期待が高まる。 福岡大会では、2月にスアキム・シットソートーテーウとの死闘を制した“神童”那須川天心の参戦も決定。キックルールでの参戦が有力視されているが、対戦相手の発表が待たれるところだ。今大会は昨年の10月に開催した福岡大会が、日帰りができないロング興行になってしまったことから、試合開始を14時30分に前倒し、終了予定時刻を20時30分に設定し、試合数も全12試合(予定)にするなど、ゴールデンウィーク期間中ということもあり、遠征したいファンへの配慮もなされている。 ゴールデンウィークは5月3日、4日と新日本プロレスが福岡国際センターで『レスリングどんたく』2DAYSを開催することも発表されているだけに、格闘技とプロレスの両方が好きな博多っ子やファンにとっては、たまらない期間になりそうだ。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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