スポーツ
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スポーツ 2018年03月22日 06時40分
「雰囲気が似ている」巨人・上原の復帰後初登板に、“男気”黒田を思い出すカープファンも?
帰って来た元エースに、スタンドから大歓声が送られた。 20日、今シーズンから古巣巨人に復帰した上原が日本ハムとのオープン戦で移籍後初登板。1回を無安打無失点に抑える上々の“デビュー”を飾った。 7回から3番手としてマウンドに上がった上原だが、本拠地東京ドームでの登板は3,426日ぶりとあって、この日集まった46,297人の観客は大歓声。その声援に押されるように、上原は先頭の中島卓也を見逃し三振。続く西川遥輝には四球を与えたものの、後続の松本剛・近藤健介を打ち取り、見事に無安打無失点で登板を終えた。 1999年の巨人入団以降、先発のエースとしてチームを牽引し、メジャーリーグへ移籍後の2013年には、ボストン・レッドソックスの一員としてワールドシリーズ優勝も経験している上原。昨シーズンもシカゴ・カブスで49試合に登板していたが、シーズンオフの11月にFAに。その後、新天地探しが難航していたことが、今回の巨人復帰につながった。 日米両国で実績を残してきた右腕の復帰登板に、ネット上では「上原が戻って来た!」、「おかえりなさい」、「久しぶりに見れてよかった」と巨人ファンから喜びの声が挙がっている。一方で、中には「黒田が復帰した時のことを思い出す」、「当時と雰囲気が似てる」、「2人の投げ合いが見たかった」と2016年を最後に現役を引退した黒田博樹を想起したと思われるカープファンの声も。 2014年12月、今回の上原のようにメジャーから古巣であるカープに復帰した黒田。海外の高額オファーを断り日本に復帰するという決断は“男気復帰”として大きな話題となった。そんな黒田が復帰後初登板を果たしたのは、2015年3月8日のヤクルトとのオープン戦。4回1/3を無安打無失点に抑えたその投球に、本拠地マツダスタジアムに詰めかけた22,942人の観衆は大いに沸いていた。 復帰登板で大歓声を浴びる上原の姿を見て、黒田が復帰した当時の様子を思い出したカープファンは多かったようだ。
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スポーツ 2018年03月22日 06時30分
10年ぶり帰還の上原浩治に巨人投手陣は「付いていけない…」声
3月20日、上原浩治(42)が3426日ぶりに東京ドームのマウンドに立った。観客動員数はオープン戦最多となる4万6297人。7回の1イニングを投げ終わり、ベンチに帰ろうとした際、物凄い音量の上原コールも沸き起こった。 人気選手ではあったが、「ここまで!?」と思ったほど…。試合後、上原はスタンドに詰めかけた巨人ファンへに感謝の言葉を述べた後、ベンチに「球、遅っ」と出迎えられたことも明かしていた。 10年前は、140キロ台後半のストレートを投げていた。その当時を知るコーチ、ベテラン選手が130キロ台前半にまで落ちたボールを冷やかしたわけだ。そういう軽口が飛び交うということは、上原はすでに古巣と打ち解けているのだろう。 「チームに帰還してまだ1カ月も経っていないベテランをオープン戦で投げさせたのは、救援投手の頭数が足りないからです。計算の立つリリーフ投手が少ない、苦しい台所事情が露呈したとも解釈できます」(プロ野球解説者) チーム関係者によると、メジャーリーグと異なる日本の小さめなボール、柔らかいマウンドに、上原はまだ違和感を持ち続けているという。本調子に戻すまでにはもうしばらく時間がかかりそうだが、130キロ台前半にまで“衰えた直球”で日本ハムの上位打線を抑え込んだのは、「貫禄」ではない。日本とは異なる「投手能力」を測るメジャーリーグ流の計算式があったそうだ。 「ひとつは、バーディカル・ムーブメントですよ」(前出・関係者) メジャーリーグでは投打の成績を示すデータを細分化し、チームで共有しているのは有名だ。 上原は球速こそ衰えたが、理論値と実際値を比較して算出された 「バーティカル・ムーブメント」なる指標を持っている。130キロ台前半でも、対戦バッターに「速いボールだ」と感じさせているわけだ。 「首脳陣の中からは上原獲得に批判的な意見も聞かれました。救援陣の頭数が足らないことや、バーティカル・ムーブメントの数値を説明して納得させました」(前出・同) また、上原は大きな故障を負ったこともない。ベテランの域に達しても存分に投げられるのは、メジャーリーグ式の調整法のおかげだという。上原に限った話ではないが、メジャーリーグの救援投手はシーズン中、ベンチ入り登録されていても「投げない日」が設けられている。 日本の場合、中継ぎとクローザーで調整方法は異なる。中継ぎは勝敗に関係なく、試合展開を見ながら肩を作る。ブルペンで肩を作って待機していても、登板のお声がかからないケースもある。しかし、9回最後の1イニングを任されるクローザーは勝ちゲームでしか肩を作らない。中継ぎ投手の方が負担が大きいのだ。 しかし、メジャーリーグは少し異なる。「この投手は3連投させない」「こちらは4連投可能」など、年齢や体力差によって線引きしていて、中継ぎ投手を順番に休ませている。そのサイクルも通達されているので、登板ナシとなった中継ぎ投手は試合前のキャッチボールもしない。 それを模倣する日本のプロ野球チームもあるが、メジャーリーグほど明確にはされていない。今後、巨人の救援陣は上原からメジャー式の調整法を学んでいくという。 「上原が40歳を過ぎても一線で活躍できたのは、メジャー式の調整が合っていたからでしょう。負担の大きい中継ぎ投手は短命な傾向があり、日本球界もさらに調整方法を研究する必要はありますが、いきなり大きく変更するのは無理がある」(前出・プロ野球解説者) 上原のすごさについては、説明しなければわからない部分もあるようだ。今後、巨人は投手の能力判断のため、バーティカル・ムーブメントの測定を定着させるそうだが、大半が入れ代わり、経験が浅い今の若い巨人投手陣が付いていけるかどうかは疑問だ。
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スポーツ 2018年03月21日 18時00分
日本ハム 清宮幸太郎「女性関係心配ゼロ」で開幕スタメン
オープン戦の成績は関係ない。日本ハムは王貞治ソフトバンク会長(77)と、「清宮の開幕スタメン」を“約束”していた。 3月11日の横浜DeNAとのオープン戦(鎌ヶ谷)、清宮幸太郎(18)は最終第4打席でも空振り三振に倒れ、この日は4三振。19打数無安打が続いていたが、栗山英樹監督(56)は前向きだった。 「いろんなことを学ばないといけない」 この試合後、清宮は「金属だったらな〜というのが、いっぱいあるので」と、こぼしていた。高卒ルーキーが金属バットと木製の違いに苦しむのは、よくある話。しかし、清宮は高校時代から試合以外は「すべて木製バット」だった。バットに関する悩みはあるようだが、他の高卒ルーキーとは悩みの次元が違う。 「10日のDeNA戦で第4打席に向かう時、バットを変えています。アディダス社など各メーカーは『自社製品』が選ばれるのを待っているところですが、清宮は同じ素材でもメーカーにより反発力が異なると感じており、前の打席とグラム数が異なるバットに持ち替えてみました。『金属バットのように飛ばない』と悩んでいるのではなく、どの木製バットが自分のスイングに適しているのかを試しています。『金属バットだったら…』発言は、重さやグリップの形態だけで選んでいた高校時代と違って、木製バットはチェックする箇所がたくさんあるという意味です」(球界関係者) 3月1日の台湾ラミゴ戦後、日本ハムは遠征でのオープン戦を続けている。だが「調整が遅れている」と判断していたら、長期遠征には連れて行かなかったはずだ。札幌か、二軍本拠地の千葉県鎌ヶ谷市で鍛え直していただろう。あえて一軍主力組に帯同させたのは、開幕から清宮を使っていく育成ビジョンは、今も変わっていない証明でもある。 こんな話も聞かれた。 「女性問題で身を滅ぼす心配がないことも分かりました。1月の入寮日には、約300人のファンが駆けつけましたが、国内での二次キャンプ、ここまでのオープン戦で清宮に熱い声援を送っているのは主に年長の野球ファン。オバチャンや高齢のコアなファンが多いんです。まあ、テレビ各局は清宮との関係構築のために、女子アナにチョッカイを出させると思いますが、斎藤佑樹や大谷翔平の時と違い、若い女性の追っかけは少なかった」(同) 一軍帯同ともなれば、遠征先で先輩選手らと外食に出掛ける機会も多くなる。もし清宮が、ジャニーズ系の甘いマスクの持ち主だったら、ホテルラウンジや飲食店で“お近づき”になろうとする若い女性も続出しただろう。 「ファンを装い、よからぬことを秘めている女性もいないとも限りません」(スポーツ紙記者) オバチャンとコアな野球オヤジが主なファン層なら、その心配はない。安心して、一軍に滞同させられるというわけだ。 「日ハムのフロントは試合中にスタンドを実際に歩いてまわり、ファンサービスやファンの動向などを調査しています。清宮に関する調査結果は、打てなくても好意的なファンが多く、将来の主砲として応援していこうとの空気を感じる、となっています」(前出・関係者) ジャニーズ系の甘いマスクではないが、「愛されるキャラ」であるようだ。 「パ・リーグだけではく、交流戦でぶつかるセ・リーグ各球団も清宮による観客増に期待しています」(前出・スポーツ紙記者) 開幕戦でぶつかる福岡ソフトバンクは、他球団以上に清宮のことを気に掛けていた。同球団には清宮が尊敬する野球人として挙げていた王貞治会長がいる。 「昨年末、王会長は今季から日ハムの野手総合コーチに就任した緒方耕一氏を誘い、食事をしています。その席上で、王会長の方から清宮の育成に関する質問が出ました」(前出・関係者) 緒方コーチは巨人出身だ。侍ジャパンでのコーチ経験もあり、王会長にも一目置かれてきた。 緒方コーチは大先輩のストレートな質問に、「(1年目は)そっとしておこうと思います」と答えた。王会長はその言葉にうなずき、「間違いなく、壁にぶつかったり苦しんだりするから」と返したという。 「王会長は、プロの一流投手との対戦に苦しんでいる時は、周りが何を言っても混乱させてしまうだけと考えています。緒方コーチの言葉を聞いて、安心したみたいでした」(同) また、栗山監督は正一塁手・中田翔を納得させた上で、清宮に一塁を守らせる機会を作っていくつもりだ。指名打者も経験させる予定。失策や三振、好機での凡打も、後の糧になればと考えているという。 「緒方コーチはそうした栗山監督の考えも王会長に伝えたようです。ソフトバンクは清宮の指名に失敗しましたが、王会長は球界の発展のため、大きく育ててほしいと影ながら見守っていくつもりです」(同) 王会長にここまで気を遣わせた以上、栗山監督の責任は重大。女性で身を滅ぼす心配もないと分かった以上、清宮の開幕スタメンは間違いなさそうだ。
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スポーツ 2018年03月21日 06時41分
WMメイン候補レスナー対レインズ抗争激化!中邑がサウジアラビア公演参戦へ!【WWE】
世界最大のプロレス団体WWEは、日本時間20日、テキサス州ダラスで主力ブランド、ロウを開催した。 オープニングでカート・アングルGMがブロック・レスナーの登場を予告すると、謹慎中のロマン・レインズが現れた。 アングルGMは「不法侵入だ。謹慎中だから会場から出ろ。レッスルマニアまでの我慢だ」と説得しようとするも、忠告をムシするレインズは「今夜レスナーと対峙するまでここを動かない」とリング中央に座り込んでしまう。そこに警備員が現れ、レインズに手錠をかけて連行しようとすると、そこへ狙っていたかのようにレスナーが登場。 手錠で身動きができないレインズをスープレックスで投げ飛ばすと、パイプ椅子を使ってめった打ち。最後にはF5でレインズを沈めると雄叫びを上げてリングを後にした。深刻なダメージを負いメディカルスタッフに担架で運ばれるレインズだったが、バックステージに帰ったはずのレスナーが再び襲撃。縛られたレインズを担架ごとなぎ倒すと、満足げにその場から立ち去った。 さらに因縁が深まったレスナーとレインズは『レッスルマニア34』(日本時間4月9日、ニューオリンズ、メルデセス・ベンツ・スーパードーム)でユニバーサル王座を懸けて戦うことが決定している。既にWWE王座戦が決定しているAJスタイルズ対中邑真輔と、どちらをメインにするのか、日本のファンの間で注目を浴びている。 またこの日、サウジアラビアで開催される『ザ・グレイテスト・ロイヤルランブル』大会(現地時間4月27日)で、7試合の王座戦が行われることが発表された。WWE、ユニバーサル、インターコンチネンタル、US、ロウタッグ、スマックダウンタッグ、そしてクルーザー級の7王座戦が、史上最大規模の50人のスーパースターによるグレイテスト・ロイヤルランブル戦に華を添える。この大会にはロイヤルランブル2018優勝者の中邑真輔も出場を予定している。この大会の詳細は後日発表されるとのこと。今後の展開に期待したい。文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年03月21日 06時36分
上原、松坂 二人の姿を追い、「あの頃」を想う
プロ野球は連日オープン戦が行われ、目前に迫った開幕に向け各球団、多くの選手たちの仕上がりが伝わってくる。そんな中、今年は二人のベテランの去就が大きな話題となり、大いに華やかさを増している。 巨人に復帰の上原浩治と中日を新天地の場とした松坂大輔だ。連日、両べテランの話題が聞こえてくる2018年の春、どこか懐かしい想いを抱いてしまうのは私だけではないはずだ。■衝撃的なデビューを飾った頃「あの頃」も今のように、上原・松坂という二人の投手の話題で持ち切りだったことが蘇ってくる。19年前の1999年。この年、二人はルーキーとしてプロのマウンドに登り続け球界の空気を変えた。 共にルーキーでありながら開幕から先発ローテーションに組み込まれ、力強い投球を披露する。その動向は春先よりプロ野球ファンの関心を集め、共にその期待に存分に応える活躍を繰り広げ、その右腕から放たれる球威は打者を圧倒し、チームを勝利に導くだけでなく、技術を超えた気迫や人間味なども感じられた。そして、シーズンが始まって間もなく、二人には共通の言葉が贈られるようになる。「エース」という言葉だった。 上原は巨人の大黒柱として球界では9年ぶりとなる20勝を挙げ、松坂は西武ライオンズ(当時)で、さらには日本代表にも送り込まれるなど獅子奮迅の働きを続け、その衝撃はもはや球界の枠におさまらず、日本のスポーツ界全体を揺るがすほどだった。■野球小僧たちの新たなシーズン 時は経ち、二人は図らずも同じセ・リーグに属し、新しいシーズンを迎える。中日ドラゴンズでここまで二度のオープン戦のマウンドに立った松坂は、長年悩まされた肩の痛みと現在も戦いながら開幕へ向け、調整を続ける。3月に入り正式に巨人復帰が決まった上原は19日、1軍に合流し内野手との連携やサインプレーの確認を行っている。 松坂は今年38歳、上原は来月には43歳を迎える。そして、二人とも年齢を重ねただけでなく、チームでの立ち位置や投球スタイル、背番号も大きく「変化」をみせている。 先発・完投する場面はおそらくは訪れることはないだろう。三振の山を積み上げる機会も少ないはずだ。それでも、あの日の、ルーキー時代の躍動する姿を思いながら、現在の一挙手一投足を見つめる、それもまたスポーツを観る楽しさではないだろうか。 上原、松坂はあの頃のまま、ファンに夢を届ける存在であり続ける。 様々な経験を重ね、プレーする場を求めてたどり着いた「野球小僧」たちのここからを追いかけていきたい。(佐藤文孝)
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スポーツ 2018年03月21日 06時17分
まさかのとばっちり?巨人・高木京介への批判が同僚・森福允彦に飛び火
野球賭博への関与によって失格処分を受け、処分解除後は育成選手となっていた巨人・高木京介。その左腕が近く支配下契約選手への復帰を果たすことが複数メディアによって報じられた。 2011年のドラフト4位で巨人に入団し、主に中継ぎとしてマウンドに立っていた高木。2015年には「一軍公式戦初登板から117登板試合連続無敗」という記録を打ち立てる(現在記録は139まで伸びている)など、“負けない投手”として巨人投手陣を支えてきた。 しかし、2016年3月に当時球界を揺るがしていた野球賭博問題への関与が発覚した高木は、1年間の失格処分を受け2016年シーズンを棒に振る。また、処分解除後の2017年3月に育成契約として巨人と再契約したが、シーズンオフには一度自由契約にもなっている。 その後、育成契約を結び直し、改めて支配下復帰への道のりを歩むことになった。迎えた2018年はここまでオープン戦4試合に登板。防御率1.80という成績を残している。このような安定した投球が続いたことが支配下復帰の一因とも言えそうだ。 ただ、紆余曲折を経て支配下へと戻ってくる高木にネット上では賛否両論。「応援したい」、「死ぬ気で頑張ってほしい」という賛成派の声と「素直に喜べない」、「応援する気なんて起きない」という反対派の声が入り混じっている。 一方で、反対派の中には「森福が働いていれば高木の支配下もなかったのに」、「何のための森福だったのか」と高木の同僚である森福允彦への批判を展開するファンも。思わぬ飛び火を食らう形となった森福だが、それもそのはず。セットアッパーとして期待された2017年シーズンは開幕から打ち込まれる場面が目立ち、8月以降は二軍暮らし。シーズン成績も「30試合登板・1勝3敗6ホールド・防御率3.05」と当初の期待度を考えると今一つだった。 こうした批判の声を封じるためには、ファンが納得する成績を残すことが必要不可欠。高木にとっても森福にとっても、今シーズンは雪辱を期すシーズンとなりそうだ。
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スポーツ 2018年03月20日 17時55分
“加害者”貴公俊に通じなかった“被害者”貴乃花親方の指導
その指導が弟子に届くことはなかったようだ。 今月18日、貴乃花部屋に所属する新十両・貴公俊が付け人に暴力行為を働いていたことが発覚。またしても起きてしまった不祥事に、角界は大きく揺らいでいる。 問題が起きたのは、現在行われている大相撲春場所の8日目。今場所を新十両として迎え、ここまで3勝4敗の成績を残していた貴公俊だが、この日は付け人のミスにより土俵下の控えに入るのが遅れてしまう。この際に境川審判部長代理から注意を受け、さらにその後の取り組みにも敗れてしまったことにより、貴公俊は付け人に激怒。その結果、支度部屋で付け人に拳を飛ばしてしまったという。 この暴力行為によって、貴公俊は9日目から休場し、せっかく掴んだ新十両の座をわずか1場所で手放すのは決定的な状況。双子の弟である十両・貴源治と共に将来を嘱望されていた20歳にとっては、悔やんでも悔やみきれない愚行となってしまった。 一方で、貴公俊の師匠である貴乃花親方にとっても、この不祥事は痛恨の極み。自らの部屋から“加害者”を出してしまったことで、それまでの立場が形無しとなってしまったからだ。 昨年起きた元横綱日馬富士による貴ノ岩への暴行問題以降、弟子に暴力を振るわれた“被害者”としての立場をとってきた貴乃花親方。これまで様々な媒体、また、自らの部屋のホームページを通じて暴力の根絶・相撲協会の改革について言及してきた。しかし、今回の問題により、自身も協会と“同じ穴のムジナ”であることが浮き彫りになってしまった以上、今後、貴乃花親方の言葉に説得力が生まれることはないだろう。 前述のホームページには「いま相撲界では、過去の反省を顧みない度重なる暴力事件や不祥事により、国民の皆様の期待を大きく裏切り、社会的な信用を損なった結果、組織としての公益性や透明性が大きく問われております」という貴乃花親方のメッセージが2月1日付で綴られている。しかし、そう語る本人も当事者となってしまった今では、その言葉は虚しく聞こえるばかりだ。
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スポーツ 2018年03月20日 06時00分
「東京ディズニーシー・ステーション」徒歩5分!夢と魔法の街でプロ野球が観れる!
☆リゾートラインってディズニーだけのモノじゃない? JR京葉線舞浜駅。利用する人の多くの人が「東京ディズニーリゾート」を楽しみにやってくる。隣接のイクスピアリもディズニー資本の商業施設。言わずと知れた「ディズニーの街」である。 卒業旅行真っ只中いま、ミッキーマウスの耳型カチューシャをした、浮かれた女子高生や、大きな声の多くのインバウンダーとともに、舞浜駅から各パークやホテルをつなぐモノレール「ディズニーリゾートライン」に乗り込む。幸か不幸か、限定運行の「ピクサー・プレイタイム・ライナー」とやらに当たってしまう。テンションの上がった乗客との温度差を感じながらも、おもわず1周回ってしまうのであった。☆浦安運動公園を知っているか? モノレールをエンジョイし、東京ディズニーシー・ステーションで降車。ほどなくすると、ディズニーと対照的な岡本太郎作の巨大モニュメントが目に入る。夢と魔法から目を覚まし、現実世界に戻るための大切なアイコンなのであろうか。これをくぐった途端、道行く人のトートバッグに付けているぬいぐるみバッチが、ミッキーやらダッフィーやらシェリーメイから、マー君やら、リーンちゃんやら、スターマンやらに代わって行くから不思議だ。 そう、ここが目的地「浦安運動公園」。この中にある野球場でプロ野球イースタンリーグ開幕戦が開催されるのであった。球場の周りには、一軍の本拠地、ZOZOマリンスタジアムのようにキッチンカーも出現。お祭り感を盛り上げていた。浦安運動公園野球場は、千葉を本拠地とする千葉ロッテマリーンズが去年こけら落としで使用。今年は6試合を予定しているとのこと。ロッテ二軍の本拠地、ロッテ浦和球場は観戦無料。しかし、スタンドはほとんど無く、見にくいので、茂原、成田、船橋、市原、袖ケ浦、柏、佐倉、習志野などでも開催している。千葉各地での開催は地域密着にも一役買っている。1000円払ってでもしっかり野球が見たいファンと、収益があげられる球団の思惑も一致し、ますます地方開催は増えそうだ。 野球場では「打線が大爆発」はよくある話。しかし、「火山が大爆発」はここでしか見れない。そう、ディズニーシーのランドマーク「プロメテウス火山」が定期的に爆発するのだ。SSコロンビア号や、ホテルハイタワーもバッチリ見える。現実と非現実の狭間での野球観戦は是非とも体験してもらいたい。なにより、帰りにディズニーパークで遊んでいくこともできちゃうんですよ。文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年03月19日 21時45分
「もう1度頂点に立ちたい」棚橋弘至、決勝の相手は“苦手”ザック・セイバーJr.【新日本】
『ニュージャパンカップ2018』新日本プロレス▽16日 後楽園ホール 観衆1,712人(札止め)▼ニュージャパンカップ2018 準決勝(時間無制限1本勝負)○棚橋弘至(29分52秒 片エビ固め)ジュース・ロビンソン●※ハイフライフロー▽18日 アクトシティ浜松 観衆2,750(満員)●SANADA(25分35秒 変型アームバー)ザック・セイバーJr.○ 21日に新潟・アオーレ長岡大会で行われる『ニュージャパンカップ2018』(NJC)決勝戦の対戦カードが、棚橋弘至 対 ザック・セイバーJr.に決定した。 右膝変形性関節症により、2月シリーズを全休し、今シリーズから復帰を果たした棚橋は、体重を3〜4kg絞り、さらなる肉体改造に着手。欠場前よりも明らかに研ぎ澄まされた肉体に変貌を遂げた。1回戦でタイチに圧勝すると、2回戦は戦績が決して良いとは言えないバッドラック・ファレにリングアウト勝ち。準決勝では普段はタッグを組むことが多く、成長著しいジュース・ロビンソンとのベストバウト級の試合を制して決勝進出を決めた。 今シリーズより、TAKAみちのくをマネージャーに付けたザックは、1回戦で内藤哲也からギブアップを奪うと、2回戦では飯伏幸太にレフェリーストップ勝ち、準決勝では目まぐるしい関節技の攻防の末、SANADAから変形アームバーでギブアップ勝ちと、3人の優勝候補を相手に3連勝して、決勝に駒を進めている。 棚橋とザックは昨年2度シングルで対戦している。▽7月17日 札幌・北海きたえーる▼G1クライマックス公式戦(30分1本勝負)●棚橋弘至(17分18秒 ジム・ブレイクス・アーム・バー)ザック・セイバーJr.○▽9月16日 広島サンプラザ▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合(60分1本勝負)<王者>○棚橋弘至(30分13秒 片エビ固め)ザック・セイバーJr.●<挑戦者>※ハイフライフロー 両者の対戦成績は1勝1敗のイーブンだが、昨年の『G1クライマックス』では、最終戦の8.13両国大会での6人タッグマッチでも棚橋はザックにギブアップ負けを喫しており、試合後に「ああいうタイプすげぇ苦手」とシリーズ中に2回もギブアップを奪われたザックについてコメントを残している。ザックには、昨年の対戦でもTAKAやエル・デスペラードなど鈴木軍のメンバーがセコンドに付き、試合に介入をしていたが、TAKAがマネージャーとなった今年のNJCでは、TAKAが言葉以外で試合に介入する場面は今のところない。内藤、飯伏、SANADAを相手に3連勝したのは、ザックの実力にTAKAの頭脳が加わったことで、“JUST TAP OUT”という結果に繋がっているのは間違いない。 「もう1度、新日本プロレスの頂点に立ちたい!いやっ。絶対に立ーつ!」 16日の後楽園大会で決勝進出を決めた棚橋は、得意のエアギターを全力で“演奏”後、ファンに再び“頂点”に立つことを約束した。ということは優勝の先に見据えるベルトはあのベルトか?その“頂点”に辿り着くには、今年のNJCで既にMVP級の飛躍を見せているザックwith TAKAを決勝でしっかりと倒さなければならない。欠場前の満身創痍な状態とは比較にならないぐらい気力もコンディションも良くなっているが、「手術しないと100%治ることはない」という両腕をはじめ、関節技を得意とするザックの技の数々は棚橋を苦しめることだろう。 「キャリア19年目にして、いちばん凄い1か月を過ごしたんで、NJCに優勝したら2018年の2月は奇跡の2月と呼びます」 今年のNJCは棚橋が10年ぶり3度目の優勝を飾り、欠場していた1か月を「奇跡の2月」と呼ぶのか?それともザックが、初出場にして初優勝を飾るのか?そして、優勝した選手が4.1両国大会でどのタイトルに挑戦するのか?新日本プロレス2018年の春男がまもなく決まる。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年03月18日 20時30分
「レッスルマニアはメインに出たい」 WWE中邑真輔、現在の心境を語り尽くす!
今週からプロレス新連載『どら増田のプロレスaID』を、通常取材しているプロレスや格闘技の記事と並行して執筆し、週末にアップしていくことになった。取材を通して感じたこと(取材秘話も含む)はもちろん、今年でプロレス観戦歴36年目に突入した私が、これまで見て感じてきたこと、そして、最新情報まで、団体や歴史の枠にとらわれることなく、プロレスの面白さを少しでも伝えることができたらと思うので、末永くご愛読いただけたら嬉しい。 第1回目は、2016年に新日本プロレスから世界最大のプロレス団体WWEに移籍し、主力ブランド、スマックダウンに所属している日本人スーパースター“ロック・スター”中邑真輔が、レッスルマニアでのAJスタイルズ戦に向けて、先日、日本のマスコミ向けに電話でロングインタビューを行った。文字起こしに苦心したこのインタビューを2週にわけてノーカットで掲載する。中邑節炸裂の読み応えがあるインタビューを堪能してもらいたい。ーーおはようございます。おはようございまーす。ゆっくりやりましょう(笑)ーーご機嫌いかがですか?ご機嫌ですか(笑)。オーランドは今、夜の8時なんですけどサマータイムに突入してて、ニューヨークの寒波の影響で、少し寒いですね。日本の方が暖かいんじゃないですか。ーーでは早速、レッスルマニアに出場する感想をお願いします。レッスルマニア初出場が、ロイヤルランブル優勝という最高の形でできてうれしいです。ーーロイヤルランブルで優勝するということは、1年に1回しかないわけですよね。WWEやユニバーサルやUSといろんなタイトルがありますけど、きっとロイヤルランブルで優勝するほうが難易度が高いと思うんですよね。ーーチャンピオンになるより難しいと?はい。日本で例えるとG1(クライマックス)で優勝するほうが難しいみたいな部分もあると思います。それを制してレッスルマニアに行けるというのは、いちばんの最高の出場の仕方かなと思いますね。ーーもうひとつ最高なのはAJスタイルズとの対戦であるということかなと思いますが?そうですね。ーーようやくAJとのカードが決定して、AJとレッスルマニアで闘うことについてはいかがですか?数少ない心から尊敬できる選手と対戦できるというのは、興奮するというのもあるし、別にお互いに口裏を合わせてるわけじゃないんですけども、何というか…やってやろうという気持ちが高まってますね。ーーもちろん魅せてやるという自信もあるわけですか?もちろんありますね。やっとロイヤルランブル優勝してから、調子がつかめてきたというのもあるので、自分の魅せ方だったりとか、相手の引き出し方だったりとか、総合的に感覚が元に戻るというよりも、地に足がついてきた感はあるので、レッスルマニアで爆発できればいいかなと思いますね。ーーアメリカでは2回ぐらい現場でレッスルマニアをご覧になってますよね?そーですね。2016年から行ってデビュー戦、オーランド、次が3回目になりますよね。ーー現場で見られたレッスルマニアへの感想は?日本のプロレスを観ている感覚から言うと、興行が長いとかあるんですけど、世界最大で、これ以上ないイベントという上では、これぐらいのボリュームは当たり前かなという気はしますね。長丁場、試合の数もある、総合的な演出も半端ないと。その中でインパクトを残すにはどうすればいいかということの方を考えますね。全体を通して観てしまうと、どうしても淡白になりがちなんですけど、あそこでどうやってエッジを効かせるかなって。ーーそれは過去2回現場で観て思ったことですか?そうですね。僕がこんなことを言っちゃいけないのかもしれないけど、ダレるのは当たり前。全体でって感があると。その中で世界中の観ている目を覚ますには、どういうものが求められてくるのかなと思いますね。ーーいつかは出られる日が来ると思ってたと思いますが、出場までのスピード感についてはいかがですか?スピード感については、早いと言われれば早いかもしれないし、僕がWWEで過ごしてきた僕だけの感覚で言うと、“やっと”というところがありますね。ーー日本でもAJとは試合をしてますが、今度AJと闘うことで、AJの印象が変わっていたりしますか?日本で試合をしていたときよりも、AJの総合的な力は感じますね。今、僕がアメリカにいるように、AJが日本にいるときは、違う文化のもとで、まったく違う環境のもとで試合をしているというところがあったと思いますけど、その中でAJはあれだけの実績を残して、それが今逆転して、僕が今、日本にいた頃のAJの立場になっているのかなと思いますね。AJに関しては水を得たというか、いかんなく力を発揮しているように感じます。ーーアメリカに行って何年か経ちますが、心境の変化はありますか?日々のことだから、変化の積み重ねなので、大きく変わったことは、そこまでは感じ取れないんですけど、WWEは選手がとても多いのと、見ている観客も違いを見てますから、他の選手との差別化を図るのか。上手いにしろ下手にしろ、どうやって他人と差別化を図るか。それは非常に意識をしてやってますね。ーーメインイベントと言われてますが?メインイベントだといいなと思いますね。ロイヤルランブルの優勝者がメインに出られることになってますけど、去年の例を見ると、優勝したランディ(オートン)はメインイベントじゃなかった。そういうイレギュラーは起こりうるというのと、そこは駆け引きなのか?運なのか?会社の意向だけなのか?自分ではわかりかねますが、それは誰にもわからないですよね。その試合順を決定する人間以外は。当日に変わったりするわけだから。ーーメインイベントに出たい気持ちはありますか?もちろんありますね。レッスルマニアに出るってこと自体がそうそう普通じゃない。そんな簡単なことじゃない。特に今年に関してはロイヤルランブルを制して、チャンピオンを指名して、かつ公式なアナウンスでもメインイベントってうたわれたり、うたわれなかったりって部分では、不安定な状態ならば、率先してメインイベントって言った方がいいなって思いますけどね。ーーWWE選手権への挑戦とAJとの試合、どちらに対する方が気持ちが大きかったですか?どちらもってところですね。それはタイミングなので。どちらかっていうのもないしね。ーーWWE王座にはこれまでにも挑戦していますが、勝てばレッスルマニアでの初戴冠になりますが?確実に爪痕が残せるかなって思いますね。結果については勝ちたい。勝とうと思っているのは、もちろんのことですが、それ以上に中邑真輔を全世界にアピールしたいですね。ロングインタビューの前半はここで終了。次週公開する後半では、中邑の現在のコンディションの話からアメリカでの生活、中邑が語るレッスルマニアの楽しみ方などなど、後半もボリューム満点なので、リアルライブでのスマックダウンの記事を読みながら楽しみにしてもらいたい。【どら増田のプロレスaID vol.1】文・どら増田写真・広瀬ゼンイチ
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