スポーツ
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スポーツ 2018年04月17日 06時20分
オリックス担当記者が分析、投手陣のキーマン!山岡泰輔の大きな今季初勝利
オリックスは、楽天3連戦と日本ハム2連戦を終えて、パ・リーグ全球団との対戦が一巡した。結果は14試合、4勝9敗1分の5位。4位の日本ハムとは2.5差、6位の楽天とは0.5差がついている。直近の楽天、日本ハムの試合では2勝2敗1分の5割の成績だったが、5カードの全てで勝ち越せなかったのは痛い。▼4月10日〜15日オリックス成績【対 東北楽天(京セラD)】4月10日●金子千尋 2-4 岸孝之○4月11日△アルバース 2-2 辛島航△4月12日○増井浩俊(先発はディクソン) 3x-2 ハーマン●(先発は藤平尚真)【対 北海道日本ハム(ほっと神戸)】4月14日●西勇輝 1-2 有原航平○4月15日○山岡泰輔 7-0 加藤貴之● オープン戦で走りまくった盗塁数が伸びないことについて、不満の声も聞こえるが、走れる選手が塁に出られてないのが現状で、それについてはベンチを非難できない。やはり、巻き返していくには、現在は打率.200と、活躍した昨年の輝きをまだ見せられずにいるロメロ、マレーロの外国人野手の2人の調子を上げて行くしかない。マレーロは西武の山川とともに本塁打5本でリーグトップに立っているものの、昨年に比べてボール球への三振が目立つ。「日本で成功したい」と口を揃える2人は休日を返上して特打を行うなど、現状を打破しようとする必死さが見られるだけに、何とか一日も早く調子を取り戻してもらいたい。昨年は彼らが引っ張っていくことで、連敗から抜け出せたり、吉田正尚やT-岡田の奮起にも繋がっていた。それだけ影響力があるのだ。 なかなか勝ち越せないこともあって、ベンチの中にも暗さが伺えたが、11日の楽天戦で9回にムードメーカーの伏見寅威が同点タイムリーを放った試合から、再び活気を取り戻し翌日のサヨナラ劇に繋げている。ベテランの小谷野栄一は「ベンチで寅威が凄く声を出して最後まで諦めないムードを作ってくれている」と話していたが、伏見がタイムリーを放ったときのベンチの盛り上がりは凄かった。これには福良淳一監督も「あそこからよく追いついたですよね」と評価している。そんな伏見に若月健矢も触発されるかのように、15日の試合では先制のタイムリーを放った。▼オリックス先発投手成績(4月15日現在)西勇輝 3試合0勝3敗 防御率3.15山岡泰輔 3試合1勝2敗 防御率3.63金子千尋 2試合0勝2敗 防御率6.17アルバース 2試合1勝0敗 防御率2.45ディクソン 2試合0勝1敗 防御率2.25田嶋大樹 2試合1勝1敗 防御率7.56 投手陣は、山岡、金子、田嶋は1イニングで大きく崩れた試合もあり、防御率が悪いように見えるが、チーム打率が.211と目を背けてしまいたいぐらいの低迷で、先発投手陣は1点もあげられないというプレッシャーと戦いながら投げているのがよくわかる。しかしながら、金子、西、ディクソンの三本柱に勝ち星がついていないのは気になるところ。やはり計算できるピッチャーに勝ち星がつかないのは、首脳陣にとって頭が痛いところ。そんな中、オープン戦で絶好調だった山岡に勝ち星がついたのは明るい材料と言ってもいい。山岡は「チームが優勝するためには、僕が10勝以上勝たなきゃいけない」と今年は勝ちにこだわる姿勢をキャンプから貫いている投手陣のキーマン。そして、一時は不安定さを感じた中継ぎ陣も、吉田一将や比嘉幹貴の加入により、安定感を取り戻しつつあるので、山岡や再びローテ入りを果たす田嶋が好投を見せることで、投手陣の起爆剤になれば三本柱にも勝ち星がついていくだろう。 17日からは千葉と仙台でそれぞれ3試合のビジター6連戦が始まる。まだまだ打線が厳しいのは確かだが、チーム状況は少しずつ上向いているので、巻き返しが手遅れにならないように、しっかり勝ち越して、借金「5」を1つでも減らしていくしかない。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年04月16日 21時50分
ミスター雁之助引退試合で、藤波辰爾が「お前、本田だろ!」ガッツワールド解散興行
ガッツワールド解散興行「ガッツワールド THE FINAL 武骨終焉」▽15日 新宿FACE 観衆 600人(超満員札止め)▼ミスター雁之助引退試合(60分1本勝負)●ミスター雁之助&影山道雄(16分41秒 飛龍裸絞め)○藤波辰爾&ヒロ斉藤 13年4ヶ月の歴史に幕を閉じるプロレス団体ガッツワールドの最後と、ミスター雁之助の引退を見届けようと、新宿FACEには定数いっぱいの600人(超満員札止め)のファンが駆けつけた。前売券は完売し、当日券もあっという間に売り切れ。マスコミも多数取材に訪れるなど、プロレス界でも注目度の高い大会となった。 セミファイナルにラインナップされた雁之助の引退試合は、雁之助にそっくりの影山道雄がパートナーに。ガッツワールド初参戦となる藤波辰爾と、2度目の参戦となるヒロ斉藤とのタッグマッチが行われた。雁之助と藤波がそれぞれトップバッターとして登場すると、会場の興奮は最高潮に達した。ターザン後藤に叩き込まれた全日本プロレスの流れをくむ雁之助と、カール・ゴッチやアントニオ猪木に叩き込まれた新日本プロレスの流れをくむ藤波、ヒロとのハイレベルなレスリングの攻防に、ファンはもちろん、花道から試合を見守った数多くのレスラーたちが酔いしれた。 試合も中盤に差し掛かったころ、雁之助と影山が場外で入れ替わり、影山に扮した?雁之助が藤波の前に立つと、藤波が「お前、本田だろ!」と雁之助の本名を暴露。雁之助はスーパー・ストロング・マシンに続いて、藤波に本名をリング上で暴露された2人目のレスラーとなった。 これにはファンも大喜び。藤波やヒロとのレスリング対決を影山はしっかりとフォローしていたが、今週末に“ニューヨークの帝王”ボブ・バックランドとタッグを結成する藤波は絶好調。最後は粘る雁之助にドラゴンスクリューを放ち、ヒロが必殺のセントーンを放つと、流れるようにドラゴンスリーパーで雁之助を捕獲。ギブアップを奪うと藤波は、引退する雁之助を介錯した。 試合後、ファンと握手しながら退場した藤波だが雁之助が「今もう1試合やってほしい」とマイクで訴えると、藤波は雁之助の前に再び登場。「次はシングルをやろう」と、この試合で引退するはずの雁之助と再戦を約束して笑顔で引き上げた。これには雁之助も「次回はないんですよ」と苦笑いを浮かべていたが、「藤波さんは優しい」と相手を務めてくれた藤波に感謝しながらリングを降りた。 全試合後に行われた引退セレモニーでは雁之助を送り出そうと唯我、ヤス・ウラノ、新納刃らが登場。アイスリボンの藤本つかさ、星ハム子、松本都、藤田あかね、内藤メアリ、新田猫子の6人もリングに上がった。真琴、日向小陽、雫有希、矢野啓太、よしえつねおにそっくりなミロ・ハダカラスも続いた。プロレスリングFREEDOMSからはGENTARO、マンモス佐々木、神威、矢口壹琅が現れた。FMWで一緒だった闘病中のチョコボール向井、後輩のgosaku、サプライズで新宿鮫も続き、最後は出場全選手を代表してガッツ石島が雁之助に花束を渡した。 最後にマイクを持った雁之助は「平成3年の2月、FMWにハヤブサと九州から上京して、寮に入り、あれから27年間。こんなに長くプロレスができるとは夢にも思っておりませんでした。この場で言うのはなんですが、プロレスから離れたくないです」と本音を漏らした。「大好きです、プロレスが。僕と一緒にプロレス界に入ったハヤブサはもういませんけど、彼がいなくなってからきょうの試合まで、リングに上がる時は彼の気持ちも背負って毎回リングに上がっていました」と2016年に亡くなった盟友・ハヤブサさんとの思い出を語った。 「彼と一緒にリングを降りられなかったのは、本当に残念ですが、僕は復帰するとき彼に『もう一回リングに上がろうと思ってる』って言った。彼は何も言わずに『おっさんの思った通りにやれ』と背中を押してくれた。『自分が歩けるようになったらリングでもう一回向き合おうね』と言われた。それは叶いませんけども、また、後々会った時にそれは実現しようと思います」と死後の「再会」を誓った。 ファンに向けては「今まで皆さん、こんな男を見て支えていただいて、本当にありがとうございました。FMW、WMF、ガッツワールドの3団体に所属して良かった。ファンの皆さんと知り合えて本当に幸せだった」と感謝。「これからもガッツワールドの選手たち、プロレスをよろしくお願いします。27年間ありがとうございました。ミスター雁之助はプロレスを愛してます。ありがとうございました」とラストメッセージを送った。 バックステージでは「ガッツワールドっていい団体だったよな。藤波さんがガッツワールドに上がるなんて考えられないことだったでしょ?」とポロリ。引退試合については「(師匠の)ターザン後藤さんも考えたけど、藤波さんと関節技とかレスリングを見せたいなと思った」と語った。「ガッツワールドは13年間ミソクソ言われた時代から考えると、それをメゲずにずっと続けて、最後これだけのお客さん呼ぶっていうのはなかなかできないこと」と感慨深げだった。 「13年も続いた団体って今そんなにないですよ。その名前を汚さないように、今後のプロレスに精進してください」とガッツワールド解散後も現役を続ける選手にエールを送った。 ガッツ石島代表は「近日中に今後について発表をする」と試合後の会見で語っている。マスクドミステリー、大谷譲二、室田渓人はガッツと行動をともにする模様だ。ドレイク森松は大阪・京橋を拠点に活動し、翔太は海外遠征後に今後の進路を明らかにする。ガッツワールドやミスター雁之助の魂は、所属選手や参戦選手、そしてファンの胸の中で生き続けることだろう。取材・文 / どら増田写真 / パーラー高野
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スポーツ 2018年04月16日 21時45分
“怪物くん”鈴木博昭の快勝に、不可思「穴が見つかった」スーパーライト級準決勝は激闘必至!
『KNOCK OUT SAKURA BURST』▽14日 カルッツかわさき▼KING OF KNOCK OUTスーパーライト級トーナメント1回戦 64.0kg契約(3分5R)○鈴木博昭 (4R 49秒 KO) 大石駿介●※鈴木が準決勝に進出●山口裕人 (2R 1分53秒 TKO) 秀樹○※秀樹が準決勝に進出 「準決勝!不可思選手と思い切りやり合おう!」 シュートボクシング界のエースで“怪物くん”の異名を持つ鈴木博昭が試合後、準決勝の相手に決まった不可思に対して、高らかにこう叫んだ。 昨年のライト級王座決定トーナメントに続いて、8選手が参加し、2月大会から闘いが始まったスーパーライト級王座決定トーナメント。初代王者を目指し、残り4選手が登場。KNOCK OUT初開催となるカルッツかわさきで1回戦2試合が行われた。 昨年10月の後楽園ホール大会で、敗れはしたものの水落洋祐との激闘が評価されて、トーナメント出場の切符を手に入れた鈴木は大石駿介と対戦した。大石は名門OISHI GYMに所属し、昨年ISKAムエタイルール世界スーパーライト級王者にもなった実力者。これがKNOCK OUT初参戦となる。 試合は、お互いアグレッシブに前に出るなど、KNOCK OUTによく合う試合となり、会場を沸かせた。4R、鈴木が大石の肘で顔面を血に染める中、左フックから右ストレートを放ち、自分の距離をキープしてから左ハイキックを見事に決めて、大石を沈めた。レフェリーは試合を止めて鈴木のKO勝ちが決まった。 鈴木は試合後、治療を施さずにインタビューブースに現れると「向こうのハイキックに“当てて”いった。ミドルからの左右は普段からやっていることなので、作戦通り。KOできて良かった」と満足気に試合を振り返った。準決勝の相手である不可思について「不可思選手はギラギラしている印象」としながら、「でも僕もギラギラしているので、面白い試合になるんじゃないですか。僕は優勝しか見えてないので、楽しみに見といてください」と呼びかけた。 小野寺力プロデューサーも「昔の輝きが見えた」と鈴木の闘いぶりを評価した。一方、この試合を最前列で観戦していた不可思は「どっちが勝つのかなと思って見てたんですけど、鈴木選手でしたね。試合を見て穴は見つかったし、次の試合のイメージはできました」とニヤリ。「鈴木選手は思いっきり殴ってくるタイプなので、試合をしたら面白いだろうなと僕も思ってましたが、KNOCK OUTは僕のホームリンク。アピールをさせずに僕が優勝まで突き進みます」と意気込んだ。 不可思は試合前、鈴木は試合後に、サインや写真撮影をファンから次々と求められ、途絶えることがなかった。キックボクサーの中でも特に華がある2人の対決は今後のスーパーライト級を占う重要な試合になるだろう。 1回戦最後の1試合は、RISEのライト級王者である不可思との対戦を希望して、KNOCK OUTに初参戦したK-1 GLOBAL世界トーナメント-65kg級優勝者の秀樹が登場。KNOCK OUT常連で「ピエロ・ブラザーズ」こと山口兄弟の兄、山口裕人と対戦した。11連勝中の秀樹は、KO決着を狙うタイプの裕人を相手に終始ペースを渡さなかった。秀樹は1Rには左ストレートで、2Rは左右のフックと左ストレートでダウンを奪いKOに「王手」。裕人も意地を見せて左フックで秀樹からダウンを奪った。しかし秀樹の中ではダウンも「想定内」だったようで、さらに前に出た裕人に左フックをかぶせてKO。秀樹が横綱相撲で準決勝へ駒を進めた。敗れた裕人はセコンドの弟・侑馬に付き添われ、悔し涙を浮かべて退場した。 試合後に秀樹は「準決勝のマサ佐藤選手は、『うまい系』の選手で、アスリートの中でもエリートタイプというイメージ。準決勝、決勝とKOにこだわって優勝したい」とKO決着を予告した。 トーナメント準決勝は6.8後楽園ホール大会で、決勝は8.19大田区総合体育館で行われる。この日は1回戦で不可思に微妙な採点の末敗れた健太が、水落を相手に快勝。「再びベルトにたどり着く」と捲土重来を誓うなど、既にトーナメント以降の闘いも始まっている。準決勝、決勝は周囲の期待を上回る激戦に期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年04月16日 21時30分
KNOCK OUTライト級王座タイへ流出!ヨードレックペットが森井洋介の鼻を破壊!
『KNOCK OUT SAKURA BURST』▽14日 カルッツかわさき▼メインイベント KING OF KNOCK OUTライト級選手権試合(61.5kg契約)●森井洋介 (2R 2分15秒 TKO) ヨードレックペット○※左肘打ちによる森井の鼻骨骨折でレフェリーストップ※ヨードレックペットが第2代王者となる 肘ありのキックボクシングイベントKNOCK OUTは14日、今年2度目の大会『KNOCK OUT SAKURA BURST』をカルッツかわさきで開催した。 昨年12月に初代王座決定トーナメントを制したKING OF KNOCK OUTライト級王者の森井洋介が初防衛戦を行った。タイのラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、ヨードレックペットを挑戦者に迎えたメインイベントだったが、KNOCK OUT初開催となるカルッツかわさきに戦慄が走る結果となった。 前日の計量から独特の雰囲気をかもし出していたヨードレックペット。チャンピオンの森井とリング上で対峙したときの緊張感は、2月に行われた那須川天心対スアキムをほうふつとさせるものがあった。1Rを優位に進めたヨードレックペットは、2Rも森井にプレッシャーを与えていく。そして2分を過ぎたまさにその時だ。 ヨードレックペットの左肘が森井の鼻にクリーンヒットした。レフェリーがドクターチェックを求めると、ドクターは瞬時に試合続行不能と判断し、試合終了のゴング。森井が初防衛に失敗したと分かると、客席は一瞬静まり返った。その後、ヨードレックペットのあまりの強さに驚きの声を上げ、拍手と声援を送った。森井は歩いて退場したが鼻が変形しており、ドクターは鼻骨骨折と診断した。 インタビューブースに現れたヨードレックペットは、「森井は今まで試合をした日本人選手の中で一番強かった。レフトフックが効いた」と試合を振り返ると「森井との再戦も受けるし、梅野源治も挑戦したいと言ってきたら挑戦を受ける。もっとトレーニングして10月に日本に帰ってくる」と宣言。10月から開催されるKNOCK OUTライト級アジアトーナメントに王者として出場する意向を明らかにした。 ノーコメントの森井に代わって取材に応じた小野寺力プロデューサーは「『ヤベェやつが来た』という感じ」とヨードレックペットに驚いた様子。敗れた森井に関しては「鼻がもげるくらい曲がっていたので、手術が必要かもしれない。今はしっかり休んでもらいたい」と気遣った。 森井の敗因については「森井選手のフェイントに(ヨードレックペットが)引っかかってくれなかった。ヨードレックペットは足が硬いので、『ドシッ』としたパンチにあのローキックはかなり痛かったと思う」と分析した。第2代王者・ヨードレックペットの挑戦者に関しては「森井選手があそこまで完敗してしまったわけですから、次は森井選手以外の選手。世界の選手も入れた形で挑戦者決定戦ができればと思ってます」と、次戦の相手は日本、海外の両方から選手を選ぶと明言した。 小野寺プロデューサーは「森井選手が負けたのは悔しいですけど」と前置きし、「10月にアジアトーナメントを控える中、昨年1年間は8人の日本人選手であのベルトを争ってきた。こういう結果(外国人選手のベルト奪取は)はあり得ること」と冷静。「とにかくきょうは『ヤベェやつが現れた』というのが全て」とアジアトーナメントに向けて日本人選手の奮起を促しつつ、ヨードレックペットを改めて評価した。アジアトーナメントを前にタイに流出したベルトを誰が取りに行くのか、今後のライト級戦線に注目が集まる。 森井はベルト戴冠以来、4ヶ月ぶりの試合で敗れてしまったが、ベルトの価値を上げるためにあえて強いヨードレックペットと対戦した勇気は大したもの。ヨードレックペットに「今までで一番強かった」と言わしめただけに、再起戦でリターンマッチの権利を得ても文句は出ないだろう。まずはケガを完治させて次なるチャンスをものにしてほしい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年04月16日 19時30分
ゴールドウェアでゴールドメダルを!女子ソフトボール、“最高メンバー”の新ユニフォーム発表
<4月16日 新宿 総合校舎モード学園 コクーンタワー コクーンホールA> 日本ソフトボール協会は8月2〜12日に行われる「第16回世界女子ソフトボール選手権大会」に向けて、新ユニフォームを発表。宇津木麗華監督や選手たちが大会への意気込みを語った。☆斬新なお披露目 「SOFT JAPAN」の新ユニフォーム、オフィシャルウェアの発表は華やかだった。カラフルなライトに照らされたランウェイを17人の代表選手が闊歩し、ポージングまで決めるド派手な演出だったのだ。普段グラウンドで見せる厳しく表情は影を潜め、選手たちは柔らかい笑顔を見せていた。 新ユニフォームは「GOLD again, and Over the GOLD」がコンセプト。「ソフトボール日本代表」ではなく、「SOFT JAPAN」として「新スタートを切る」との思いを込めた。ゴールドを基調としたカラーリングは、もちろん東京オリンピックでの金メダル獲得に向けた決意の表れだ。 新ユニフォームについて山田恵里キャプテンは「新たな気持ちになる。いろんな人に着て応援してもらいたい」「ピタッとしているのに伸縮性がある。初めてのロングパンツですが、人工芝のグラウンドでもケガの心配がないのでいい」と笑顔。レジェンド・上野由岐子投手も「軽くてとても動きやすい」「みんなの思いがゴールドに込められている。新ユニフォームで金メダルを」と意気込んだ。新ユニフォームの評判は機能性、デザインとも上々だった。☆大会に向けて 世界女子選手権は1965年から始まった歴史ある大会。日本での開催は、1970年(大阪)、1998年(富士宮)に続き、今回の千葉で3回目だ。この大会で日本代表は3度の優勝を果たしている。最近では、第13回(2012年)と第14回(2014年)で連覇を達成した。しかし第15回(2016年)はアメリカに敗れ準優勝。16ヵ国で争われる今大会もライバルはアメリカだ。同大会で15回中10回、オリンピックでも4回中3回の優勝を誇る。地元開催の今大会で、是が非でもアメリカを叩いて優勝したいところだ。 宇津木監督も「アメリカを倒して優勝するため、日本リーグ最高のメンバーを選んだ。(アメリカ対策で)左(投手)に強い外野手を入れた」と山崎早紀選手をサプライズでメンバーに抜擢した理由を説明。東京オリンピックを見据え、若い選手を登用したと明かした。若手には「生きた教科書」であるベテラン、山田・上野の姿を間近で見せて育てる意向だ。 今大会はアメリカのデータを集めつつ若手も試す大会だが、SOFT JAPANにとっては優勝が至上命題だ。ムダな試合などひとつもない。2年後、輝くゴールドユニフォームをまとい、一番輝く色のメダルを手にできるよう期待しよう。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年04月16日 17時45分
71年ぶりのリーグ最速10敗目…高橋由伸監督に厳しい声が相次ぐ
15日、巨人が東京ドームで行われた広島東洋カープに4対5で敗戦。カープ3連戦を負け越すとともに、71年ぶりのリーグ最速10敗となり、最下位を継続している。 カープ戦勝ち越しをかけた試合の先発は、西武からFA移籍した野上。一方、カープは大瀬良が先発し、初回に1点ずつを取り合う。その後は両投手が好投し、6回まで2対2。 7回表、巨人高橋由伸監督はマウンドにメジャー帰りの上原浩治を送る。先日のDeNA戦で敗戦投手になったものの、それ以外の試合は抑えており、絶大な信頼をもって送り出したものと思われる。 ところが、上原は菊池涼介に2アウトから2打席連続となる勝ち越しホームランを許すと、丸にフォアボールを与え、続く松山とエルドレッドに連続勝ち越しツーベースを浴び、あっという間に2対5に。 最終回、広島抑えの中崎に対し、巨人は坂本の2点タイムリーで1点差に迫る。なお1アウト満塁のチャンスを迎え、打席には中日から移籍した昨年のホームラン王・ゲレーロ。最低でも犠牲フライで同点が期待されたが、インコースの速球にバットをへし折られ、ピッチャーゴロ。 続くマギーはファーストライナーに倒れ、ゲームセット。上原が2敗目を喫し、巨人は71年ぶりとなるリーグ最速の10敗目。 チャンスが何度もありながら、一本が出ず敗戦した事実に、巨人ファンは激怒。ネット上では高橋監督への不満や解任論、そしてコーチ批判が噴出し、大荒れとなった。 オープン戦首位となり、上原の加入によって澤村・マシソン・上原・カミネロの強力リリーフ陣が完成し、優勝争いに絡むと思われた巨人。阪神、中日には2カード連続で勝ち越したものの、4月6日のヤクルト戦から12日のDeNA戦まで6連敗を喫する。 13日の広島戦は大勝したものの、再び連敗。いずれの試合も大量失点が目立ち、投手陣が崩壊しており、14日時点で防御率はリーグ最下位と、苦しい状況が続く。 また、昨年オープン戦首位・千葉ロッテマリーンズがシーズンでダントツの最下位に沈んだこともあり、「このままずっと最下位なのではないか」という不安の声もあがっている。 「高橋監督は感情を表に出すタイプではないので、負けが込むとやる気がないように見えてしまう。そこが、ファンの怒りに繋がってしまっているのではないかと思います。 しかし、負けている試合を見ると、監督の采配ミスというよりは、出した選手が期待したパフォーマンスを出せていないことが原因。15日の試合も、上原がきっちり抑え、チャンスで一本出ていれば勝てたはずです。 高橋監督は元々現役続行を希望していたところを、読売球団が無理矢理監督にした経緯があることは、皆さんご存知の通り。監督としては『素人』であることを承知の上で抜擢したのですから、我慢するべきですし、球団も守るべきでしょう。 そうはいっても、巨人ファンはチームに『強さ』を求める。批判が強まれば、高橋監督自身が責任をとって休養ということも考えられます。そうなると困るのは、読売球団自身だと思いますが…。 いずれにしてもまだ序盤ですので、どうにかしてチームを立て直してほしいものです」(野球ライター) 最下位に沈んだ巨人だが、原監督時代にも序盤の下位低迷から巻き返し、優勝を勝ち取ったことはある。ここからの巻き返しに期待したい。
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スポーツ 2018年04月16日 17時30分
【DeNA】誰も頼まない「ハマ弁」に強力助っ人!青星寮カレーが横浜市立中学校に登場!
横浜DeNAベイスターズは、昨年5月に横浜市立小学校給食に提供し、大好評だった「青星寮カレー」を、中学校向けの「ハマ弁」で実施することを発表した。この試みはベイスターズと横浜市が締結した『I☆YOKOHAMA協定』の一環として実施される。 「ハマ弁」とは、給食制度の無い横浜市の中学生向けの配達型弁当。女性の社会進出など、家庭のありかたの多様化にアジャストすべく2016年に導入された、林文子市長肝いりの政策。当初20%の利用率を目論んでいたが、蓋を開けてみたら僅か1.3%に留まった。ハマ弁の利用料金は、利用者と横浜市の公費でまかなわれているため、利用率が下がれば公費は上がってしまう。2016年の1食あたりの公費はなんと6000円強!この衝撃の事実を知った横浜市民からは「やめちまえ」の声も多数上がり、change.orgでのネット署名も盛り上がる始末。 実際の保護者の声は「予約が数日前とか面倒」「キャンセルも当日出来ないなんて」「クレジット決算とかコンビニ支払いとか面倒」「子どもがイヤだと言う」「給食にしろ」など。生徒は「クラスで一人くらいしか頼まないので、恥ずかしい」「職員室に取りに行くと、食べる時間がない(昼食時間が15分しかない為)」「これならコンビニで買ってくる」「おっ!ハマ弁!とからかわれる」「給食にしろ」などと、一周回って給食制度議論に戻ってしまう有り様だ。 ここに援軍として現れたのが「青星寮カレー」。ベイスターズファンはもちろん、小学生の頃に給食で提供された好評のカレーが、格安で食べられる。ハマスタで食べれば800円。ハマ弁利用でカレーのみなら汁物単品扱いなので、なんと30円!このニュースには生徒も「この日は頼む」との声が多数聞かれた。 セット価格の最大130円の値下げを敢行し、利用率3割を目指す「ハマ弁」。果たして青星寮カレー提供日の5月23日はどのくらいの利用率なのか?!その後はどうなるのか?!給食にした方がいいのか?!ちょっとだけ注目してみたい。取材・文 / 萩原孝弘写真提供 / (C)横浜DeNAベイスターズ
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スポーツ 2018年04月15日 18時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「フレッド・ブラッシー」ショック死事件を起こした“銀髪鬼”
視聴者がショック死した伝説の噛みつき攻撃、悪役に徹したマイクパフォーマンス…。フレッド・ブラッシーが残した爪痕は、今もなお色あせることはない。 企業におけるコンプライアンス(法令順守性)に厳しい目が向けられる今日この頃、これはプロレス団体も同様で、そのためにめっきり少なくなったのが“流血”だろう。 かつては試合の見せ場の一つであったが、今はあったとしても事故によるものぐらい。故意の反則による流血は「凄惨で暴力性が強く青少年に悪影響を及ぼす恐れがある」ということで、明確に禁止している団体もあるほどだ。 鮮血ほとばしることが日常茶飯事だった時代と現在を比べて、どちらがいいかは意見も分かれようが、確実に言えるのは、今節のマット界においてブラッシーは決して悪役スターになり得なかったということだろう。 第二次世界大戦にも出征したアメリカ海軍上がりで、デビュー当初は小柄なテクニシャンだったブラッシーが、本格ヒールに転向したのは1950年代半ばのこと。自ら“吸血鬼”を名乗り、噛みつきと“トラッシュトーク(汚い罵倒)”を主武器として一躍トップヒールに上り詰めた。 白黒映像でも流血が映えるようにと、赤毛の髪を明るい金髪(日本では“銀髪鬼”と呼ばれた)に染め、コスチュームも白や淡い色を選ぶという念の入れようであった。 初来日は1962年(昭和37年)に開催された第4回ワールド大リーグ戦。その最中に行われた6人タッグマッチ(ブラッシー&ルー・テーズ&マイク・シャープvs力道山&豊登&グレート東郷)はテレビで生中継されたが、試合中に日本プロレス史に残る“事件”が起きた。 ブラッシーが得意の噛みつき攻撃を執拗に繰り出すと、これを受け続けた東郷は額から大流血。その様子を見た視聴者がショック死してしまったのだ(死亡者数については2人〜6人など諸説あり)。しかし、亡くなった方々はいずれも高齢で、なおかつ既往症があり、必ずしもこれが死因とは言い切れないだろう。 とはいえ、流血場面の最中に複数人が亡くなったことに間違いはない。折しもカラー放送が始まった直後のことであり、テレビ画面いっぱいに広がった赤い鮮血が、殊更に刺激的であったことも事実だった。 そのため批判の矛先は、主催社である日本プロレスと中継した日本テレビへ向かうこととなる。 「死亡事故を起こしたとなれば、今なら放送中止はもちろんのこと、会社自体も経営責任を負わされる。ところが、このときは『当面のカラー放送を見合わせる』というだけで収まっています」(プロレスライター) 当のブラッシーは「アメリカでは60人以上死んでいる!」と平気な様子で、以後もたびたび来日していることから事実上の“無罪放免”であった。また、日本テレビ側も「高血圧の老人や特殊な病人まで配慮しきれない」と、今なら社会問題に発展しそうな“暴言”を放っており、これも時代ということか。 「問題となった試合の前週に放送された力道山とブラッシーのシングル戦が思いのほか好評で、そのため文字通りの“噛ませ犬”として東郷をあてがい、鉄人テーズを脇に置いてまでブラッシーを大々的に売り出そうとした。そんな矢先のことであり、日テレにしてみれば、むしろその出ばなをくじかれて、儲け損なったというぐらいの心情だったかもしれません」(同) しかし、10年以上にわたって来日を続けながら、ブラッシーが初来日時の“流血事件”に比肩するほどの話題を残せなかったことを見ても、団体側に多少なりとも自粛ムードがあったことがうかがえる。 ブラッシーは現役引退後の'74年から、WWWF(現WWE)で悪役レスラーのマネージャー役を務めるようになり、まったく別の形で再来日を果たす。アントニオ猪木vsモハメド・アリの異種格闘技戦において、アリ陣営のアドバイザーに加わったのだ。 「プロレスラーとの試合における対策をアリに授けるというのが建前で、猪木サイドからは“プロレスを裏切った”などと批判を受けましたが、実際のところはエンターテインメント部分での盛り上げ要員でした」(同) 暴言、放言で鳴らしたアリが、トーク術の参考としたのが誰あろうブラッシーで、プロレスラーとの試合ということで“トークの師匠”を連れてきたわけだ。 流血試合が激減した今、その噛みつき攻撃を踏襲するレスラーは見当たらない。しかし、一方で口汚い悪徳マネージャーとしてのブラッシーは、プロレス界に強い影響を与え続けている。フレッド・ブラッシー1918年2月8日〜2003年6月2日、アメリカ合衆国ミズーリ州出身。身長178㎝、体重100㎏。得意技/噛みつき攻撃、ネックブリーカー。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年04月15日 12時30分
WWEプロレス殿堂、今後の日本人受賞候補は?
世界最大のプロレス団体WWEが日本時間9日に開催した『レッスルマニア34』は78,133人(超満員札止め)もの大観衆を集めた。ツイッターでは日本をはじめ世界中でトレンドのトップを獲得。配信サイトWWEネットワークを通じてリアルタイムで世界中のファンが視聴した。中邑真輔やアスカの活躍により、過去の大会の中で最も日本人に注目されたレッスルマニアだったのではないだろうか。 レッスルマニアに先立ち現地時間6日、ルイジアナ州ニューオリンズのスムージー・キング・センターでWWEの殿堂入り記念セレモニー『ホール・オブ・フェーム』が開催された。 今年の目玉だったゴールドバーグは、ポール・ヘイメンに紹介され名物の入場シーンが流れる中、ステージに登場。ゴールドバーグはスピーチで感謝している人物としてロン・シモンズ、ビック・ショー、ジム・ロス、スティーブ・オースチンらの名前を挙げ、「ダイヤモンド・ダラス・ペイジとスティング。この2人がゴールドバーグに多大な影響を与えた」とWCW時代の盟友に対して感謝した。また2016年のWWE復帰を支えた家族、友人、にもお礼を述べた。 NFLからプロレスに転向したゴールドバーグは「NFLの殿堂入りをするのが夢だったが、WWEの殿堂入りの方が大きな名誉となった」とコメント。最後は決め台詞「Who’s Next?(次は誰だ)」と締めた。会場に集まったレスラー仲間や関係者、ファンからは盛大な拍手が送られた。 日本でも人気があり、新日本プロレスにも幾度となく参戦しIWGPタッグ王者チームとしても活躍したダッドリー・ボーイズは、WWE時代に『T(テーブル)・L(ラダー)・C(チェアー)・マッチ』を一緒に確立したライバルのハーディ・ボーイズ、エッジ&クリスチャンをステージに呼び込んだ。スタッフを相手にテーブルへパワーボムを放つ昔と変わらぬ暴挙に出て、大喝采を浴びていた。まだまだ元気そうだ。その他にも、新たに殿堂入りしたマーク・ヘンリー、アイボリー、ジェフ・ジェレット、ヒルビリー・ジムも登壇。その功績を讃えられた。 そしてレガシー部門では日本人としてヒロ・マツダが選ばれ、2010年のアントニオ猪木、2015年の藤波辰爾、2017年の力道山に続き、日本人4人目の殿堂入りを果たした。ヒロ・マツダは日本では日本プロレスから国際プロレスに移籍。国プロ創設期に活躍し、アメリカマットではダニー・ホッジを破り、日本人初のジュニアヘビー級王座(NWA世界ジュニア)を戴冠している。 新日本マットではフリーの大物として、上田馬之助、マサ斎藤、サンダー杉山とともに狼軍団を結成。猪木とも名勝負を繰り広げた。引退後はハルク・ホーガンらスーパースターを何人も育てた他、アメリカに遠征する日本人選手をサポート。武藤敬司や西村修などマツダを慕う選手は多い。近年は新日本とWCWの業務提携に尽力したことでも知られており、WCWではヒール軍団のマネージャーとしても活躍。マツダは1999年に67歳の若さで亡くなったが、過去の功績が認められ殿堂入りを果たした。 日本人は4人が殿堂入りしているが、今後の殿堂入り“候補”について触れてみたい。まずジャイアント馬場は選ばれるべき人物だろう。馬場はWWEがWWWFだった時代に参戦し、ブルーノ・サンマルチノの好敵手でもあり、1990年には『日米レスリングサミット』のホスト役としてWWE、全日本プロレス、新日本の3団体合同興行開催実現に尽力した。 また新日本と業務提携していた頃、ニューヨークのMSGで活躍した初代タイガーマスク、アンドレ・ザ・ジャイアントとの抗争でスーパースターにのし上がったキラー・カーンもいる。新日本の過激な仕掛け人として、マクマホンファミリーと親交があり、WWEの会長職にも就いていた新間寿、女子では日本人初にして唯一のシングル王者となったブル中野、タッグ王者となったJBエンジェルス(山崎五紀&立野記代)なども候補に挙げられる。 また、WWE以外で活躍した選手に範囲を広げると、ペイントレスラーのパイオニアであるザ・グレート・カブキや、カブキの息子という設定でWCWマットを席巻したザ・グレート・ムタ(武藤敬司)、元AWA世界ヘビー級王者のジャンボ鶴田、マサ・サイトー、ECWでチャンピオンになった田中将斗、そして天龍源一郎も候補になるだろう。SWS時代にWWEと提携してから、天龍はホーガンや、リック・フレアー、ランディー・サベージと日本マットで組み、闘っている。全日本時代にはザ・ロードウォリアーズとともに初代NWA世界6人タッグ王座も戴冠している。 ここに書いた以外でも佐藤昭雄(シンジャ)など、マツダのように裏方で世界のマット界を支えた日本人はたくさんいる。来年以降も誰が選出されるのか注目していきたい。(文中、敬称略)【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.5】
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スポーツ 2018年04月14日 06時38分
12球団ナンバーワンの自由キャラクター『謎の魚』未だZOZOマリンに現れず
今年は新婚旅行以来というハワイに渡航したり、先月26日には自身が競りにかけられるニュースが全国の夕方ニュースで放送されるなど、幕張沖に現れた昨年よりも自由度に磨きがかかっている、千葉ロッテマリーンズのキモカワキャラクター『謎の魚』。ZOZOマリンスタジアムのボールパークステージで行った競りには、株式会社拓匠開発、株式会社千葉ロッテマリーンズ、株式会社エイジェック、セントラル株式会社、海鮮プロレス、鴨川シーワールドの6社(団体)が参加する盛況ぶりで、最高金額で落札された株式会社拓匠開発とナント800万円でスポンサー契約締結を成立させている。これには、球団関係者も「謎の魚人気が本物であることにやっと気付きました」と嬉しい悲鳴をあげていたが、今後は、謎の魚に株式会社拓匠開発のロゴを掲出していくとのこと。謎の魚は「競りで落札された魚です。ちなみに父はディープインパクトですので、血統は最高です。デビュー戦はきっと1番人気になると思います。あ、今のはジョークです。スポンサーがついて、これで少しは生活が楽になるかもしれません。グフフフフ・・・」と語り、ディープインパクトの名が出たときは一瞬驚いたが、魚が馬の種を持って産まれるわけがなく、危うく謎の魚の嘘に騙されるところだった。 「暇なんでTwitter始めちゃいました。グフフフ。あ、きょうはチケットが売り切れなので開幕戦はいきません。先日、口撃されたイーグルスの梨田監督に挨拶をしようかと思ったのですが、それはナシダということで・・・。グフフフフ・・・」 そんなツイートをキッカケに、先月30日からツイッターアカウントを開設。この日はもうひとつ「ということで、きょうは花見を兼ねてちょっと遠出しようと思い、現在は駿河湾沖です。まもなく御前崎です。どこへ行くか?それは秘密のアッコちゃんです。グフフフフ」というツイートもしているのだが、もはや、ロッテの試合や試合結果とは関係なく放置されている感じが否めない。今月1日には「本日はエイプリルフールです。ということでウソをつこうかと思いましたが、私の存在自体がウソのようなものなので、やっぱりやめました。ちなみに現在、伊勢湾の辺りをプカプカと浮いています。鳥羽が近いです。真珠を探しています。私は海女です。それはウソです。グフフフ」とエイプリルフールツイートをすると、その後しばらく沈黙を守っていた。 「どうもご無沙汰の魚です。瀬戸内海への入り方がいまいち分からずに迷子になっていました。グフフフ。現在、小豆島付近を通過中です。瀬戸大橋のライトアップを見るのが楽しみな今日この頃です。その後は鬼ヶ島に鬼退治をしに行こうかと考えています。それでは皆様、シーユーアゲイン。グフフフ」 12日現在、ZOZOマリンスタジアムにまだ顔を出していない謎の魚だが、この日ひさびさに発信したツイートを見ると、現在は鬼ヶ島を目指して航海中のもよう。さらに、沈黙を守っていた間もツイッターはチェックしていたようで…。 「ツイッターをやってみて偽アカウントの多さにビックリ仰天の魚です。皆様、こちらが公式ですのでヨロピク」と乱発している偽アカウントに釘を刺すと、「ただいま時速20ノットモードで泳いでいます。さっき計算をしたらこのペースでは目的地に予定日につかないのでそろそろ30ノットモードに変形しようかと思います。お楽しみに。グフフフ」 と、この日発信した3回のツイートの中に、現在2位で首位の西武を猛追しているチームについては、一切触れられてなかった。そんな謎の魚の公式アカウントのフォロワーは13日現在、25,600人を突破する勢いで、ツイートするたびにフォロワー数がかなり増えている。ハワイに続いて今回の渡航も何だかの目的があると思われるが、球団関係者は「まったく把握してません。謎ですね」と競りで落としたスポンサーとの関係も危惧しながら困惑していた。 しかし、何か行動を起こすと謎のベールを自ら剥がす癖があるだけに、謎の魚の次なるアクションが気になるところだ。取材・文 / 増田晋侍写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ
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