百戦錬磨の三沢に「過去最強の挑戦者」と言わしめたバイソンがさらなる進化。鎖から解き放たれて凶暴獣と化している。
先シリーズ、実際にシングル戦で肌を合わせた前GHCヘビー級王座の丸藤は「オレとのシングルでもまだ鎖があった。それが解き放たれた時はマジでヤバイでしょ」とバイソンを分析する。
雪崩式フランケンシュタイナーを切り返され、逆に雪崩式バイソンテニエルで沈められた丸藤。「あそこまでロックされると、受け身も何もあったもんじゃない。必殺技が必殺技になってる」と恐怖の瞬間を振り返る。受け身の巧さに定評のある三沢だが、雪崩式バイソンテニエルの前では受け身は無力化する可能性は大。「ダメージは腰も首も肩も来る。足を出そうにも出せば折れるでしょ。あの体勢に入られたらどうしようもない。あのパワーだし、ヘビー級相手でも雪崩式の体勢に持っていっちゃうだろうし」と天才・丸藤をしてお手上げといった表情だ。
また、森嶋猛とのコンビで前GHCタッグ王者だったヨネにいたっては、バイソンに恐怖のトラウマを植え付けられた。
エプロンから断崖式バイソンテニエルを食らい、場外KOされたヨネは「食らった瞬間に記憶がぶっ飛んだ。恐ろしさが残った。あの後3日間はグッタリだった。首、それから腹というより、背中にまで衝撃が抜けていく感じ」と表情を引きつらせ、「三沢さんは受けの天才だけど、厳しいんじゃないか」と指摘する。
「モチベーションが上がって動きも今までとは全然違う」「もともとすごいポテンシャルだけど、今は目も違う」。実際にバイソンと肌を合わせた2人は、そろってバイソンの驚異を口にする。