大谷を病院送りにした大森のアックスボンバーは、1983年の「IWGP決勝戦」で、エプロンに立つ猪木に斧爆弾をたたき込み、舌出し失神KOに追い込んだホーガンを彷彿させるほど強烈だった。「絶対に一発で決めようと、力を込めてぶっ放した」という一撃は「今まで何百発と打ってきたが、これ以上ない衝撃。右腕にかつてないインパクトが伝わり、決まった瞬間、絶対に勝てると思った」というほど、大森にとっても会心の斧爆弾だったという。
世界のベルトも幾度となく巻いている大谷を秒殺したことで、大森はホーガンに肩を並べたといっていい。そんな大森だが、「まだまだ磨けば破壊力を増す」とホーガン超えにも意欲満々だ。