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大谷翔平と菊池雄星が来季同じチームに?「キクチは獲得しないのか」エンゼルスGMの決断に現地メディアも注目か

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菊池雄星(写真は西武時代)

 エンゼルスの大谷翔平選手を巡る野球環境が大きく変わろうとしている。

 >>エンゼルス・大谷の「勝ちたい」発言に監督が激怒? 勝利でシーズン終えるも不満顔だったワケ<<

 11日、米球界ではゼネラルマネ―ジャー(以下=GM)会議が終了した。エンゼルスのペリー・ミナシアンGMもそれに出席し、低迷したチームを再建するため、投打の補強に乗り出しているが、こんな質問を受けた。

 「キクチは獲得しないのか?」

 マリナーズとの契約延長を選択せず、フリーエージェント(以下=FA)となった菊池雄星投手のことだ。

 花巻高の先輩後輩にあたる大谷と菊池がエンゼルスで合体。こういう質問は日本メディアの方が得意なのだが…。

 「菊池は『4年契約』の“最終年”となりました。ちょっと複雑な契約をマリナーズと結んでおり、マリナーズが菊池に『残ってくれ』ともし出た場合と、菊池がマリナーズに『残りたい』と言った場合では次年度の年俸額が異なるんです。マリナーズ、菊池とも残留を口にせず、菊池は新天地を求めることとなりました」(米国人ライター)

 後輩・大谷のいるエンゼルスへの移籍を前提とした退団ではないのだ。

 それでも、米メディアが「エンゼルスの菊池獲得の可能性」を疑っているのは、2人の関係性だけが理由ではないようだ。

 「エンゼルスは大物選手との交渉で苦戦しています。まだ始まったばかりなので、どうなるか分かりませんが」(前出・同)

 今オフの米FA市場だが、投手ではア・リーグ最優秀防御率賞のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞の最終候補にも選ばれたロビー・レイ(左投手)、レッドソックスからFAとなった好左腕、エドゥアルド・ロドリゲスらが注目されている。これに対し、ミナシアンGMは「とにかくアウトを奪うことが必要だ。右投手、左投手、両方…」と答えていた。

 “本命”を明かさないためにこういう言い方をしたのかもしれないが、「交渉がうまく行っていない」と見る米メディアは少なくなかった。

 「菊池は97マイル(約156キロ)を投げられます。左投手でこれだけのスピードボールを投げられるのは、ごくわずか。成績はイマイチでも、それはマリナーズにも理由があって、環境を変えてやればもっと勝てると見る声もあります。レイ、ロドリゲスなどの大物との交渉に失敗した球団は、次に菊池獲得を狙うと予想されています」(現地関係者)

 菊池に近いNPB関係者によれば、先発ローテーションの確約が彼の移籍先に求める条件だという。

 投手のコマ不足に悩むエンゼルスなら、その条件はクリアされるが、菊地自身にも行きたい球団がほかにあるのかもしれない。

 「MLBと同選手会が新しい労使協定を結ぶ話し合いもまもなく本格化します。ナ・リーグもア・リーグに倣って、来季からDH制を導入する方向です」(前出・同)

 大谷はア・リーグDH部門でシルバースラッガー賞に選ばれている。ナ・リーグもDH制を採用するとなれば、大谷を欲しいと思う球団はさらに増える。

 ミナシアンGMの補強交渉が遅々として進まないのは、来季で満了となる大谷の去就に関する質問が殺到しているからでは? 来季は「外野手でもスタメン出場する」との情報もある。菊池が投げ、大谷が攻守でそれをサポートする――。そんな試合が見られるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)

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