日米アマレス最強タッグが初陣を飾った。
元WWEのスーパースターで現在米TNAを主戦場に暴れまわっているアングル。この日は日本のプロレス団体に初参戦を果たし、ミスターIWGPこと永田裕志とのタッグでトラヴィス・トムコ&ジャイアント・バーナード組と対戦した。
試合では永田との合体技を繰り出すなど、初のタッグとは思えないほど息の合った連携を披露。新日プロの最強外国人タッグを全く寄せ付けない戦いぶりで勝利を収めた。試合後は「永田とは良い友人だからまた共に闘いたい」と新日マット再上陸とタッグ継続を言明したアングル。永田も「パートナーとしてはもちろん、今度はシングルでやりたい」と語った。
シングルプレーヤーとしても互いを認め合った日米アマレス最強タッグ。しかし、永田が熱望した一騎打ちはまだまだ先の話のようで、サイモン猪木社長は「次回カートのシングルを考えるのであれば、永田はチャンピオンになることが必要」と条件を突きつけた。
永田の思いとは裏腹にタッグ戦線について仰天計画が浮かび上がってきた。サイモン社長は言う。「タッグチームとしてふたりを評価すれば今回の出来は予想以上。ふたりにはシングルだけじゃなく、タッグベルトに挑戦するという方向性もありますからね」
現在IWGPヘビー級タッグのベルトは中西学&大森隆男のワイルドチャイルドが巻いているが、永田&アングル組をぶつけるというのだ。王者組にとってこれ以上の脅威はない。「うちでやるとなればIWGPタッグということになるでしょう。現王者には最高の挑戦者チームになると思います。もちろんカートには棚橋が巻いているシングルも狙ってほしいですけどね」(サイモン社長)
好発進した日米アマレス最強タッグ。早くも次期IWGPヘビー級タッグ挑戦まで浮上したが、今後どんな展開が待っているのか、楽しみだ。